
いつの間にか札幌のニセアカシアが満開だ。

今年は何となく花の開花が早いように思える。

ニセアカシアは北米原産の樹木で日本には明治の初め頃に導入されたらしい。

成長が早く、花も白く結構綺麗なので公園や街路樹としてよく植えられている。

札幌の北一条通りのアカシア並木もこのニセアカシアの並木だ。

マメ科でハリエンジュという名前も付いているが、日本ではニセアカシアの名の方が親しまれていて通りも良いようだ。

裕次郎の恋の街、札幌に出てくるアカシアもこの花のことだ。

この花のハチミツは大変良質なものがとれるようだが、最近外来種の植物だからといって本州の方では伐採もしているらしい。

そんなことで養蜂業者もアカシアのハチミツがとれなくなって困っているというような話を聞いたことがある。

何事もいいんだか、悪いんだか、納得のいかないことが多い。

そんなことはさておき、ニセアカシアの花が咲くと札幌は夏の始まりだ。

夏とは言えないような気温や気候だが、これはまさしく夏の始まりを告げている花なのだろう。