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団長の雑技的時折BLOG

「山と渓谷のへっぽこ雑技団」のサイドレポートです。登山関連インフォメーション、山の本・映画・・etc.

文庫のカバーに間違いが・・・・

2005年06月12日 | 山の映画
【2005.2.7】
池袋に出かけて映画『氷壁』を見てきました。

1958年の作品ですから、出演者も菅原謙二、上原謙、山本富士子、野添ひとみと懐かしい顔ぶれです。
キスリングを背負いナイロンヤッケを纏い、都会のネオンへの違和感を隠すことの出来ない当時の登山の気分をうつした秀作です。
徳沢園も外観こそ今とあまり違いませんが名前も徳沢小屋と登山者のためのものでした。

ところで、新潮社の文庫にミスを見つけてしまいました。
カバーの裏にある内容案内には「奧穂高の難所に挑んだ小坂乙彦は・・・」とありますが、前穂高の間違いです。冬の前穂東壁に挑んだ際のナイロンザイル切断事故をめぐってドラマは展開します。

映画『氷壁』が新文芸座で・・・

2005年06月12日 | 山の映画
【2005.2.4】
穂高の岩壁を舞台に壮大なロマンを描いた井上靖の長編小説『氷壁』の映画化。

1957年(大映)の作品ですが、池袋・新文芸座(オフィシャルサイトはこちらから)で上映されます。『日本映画再検証(6)鬼才 増村保造』の企画の中の一作品です。

上映日時は
   2月6日(日) 11:25/2:50/6:15
  併映作品 巨人と玩具(監督・増村保造)

作品の中に登場する「徳沢園」は今も「氷壁の宿」として今も上高地・穂高を訪れる人に親しまれています。


氷壁

新潮社

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プロジェクトX

2005年06月12日 | 山の映画
【2005.1.25】
今日のNHK、「プロジェクトX」は泣けた。剣を舞台にした富山県警山岳警備隊と芦峅寺ガイドの山の絆のドラマです。

この人たちの熱い心に今年の正月合宿で出合ったのだと考えると、中退に終わった今年の剣岳正月合宿も無駄なものでは決してなかったと・・・。

NHK番宣からのコピーです。

【プロジェクトX 挑戦者たち】
 「魔の山大遭難 決死の救出劇」
  後9・15~10・00

 昭和30年代、日本は登山ブームを迎え、山での遭難事故が増え始めた。昭和38年、後にサンパチ豪雪と呼ばれるドカ雪で、北アルプス薬師岳を登山中の愛知大学山岳部13人が全員死亡。前代未聞の大量遭難となった。この事故で、救助チームの隊長を務めたのは富山県警上市署の鑑識係、伊藤忠夫40歳。伊藤はかつて最愛の弟を山で亡くしていた。昭和40年、伊藤を指揮官とする山岳警備隊が発足。しかし県内の警察署から集められた隊員たちは、山歩きの経験が無い素人集団。伊藤は助っ人を頼もうと、北アルプス麓の集落、芦峅寺(あしくらじ)を訪ねた。黒部ダム建設の際、資材を運搬。第一次南極観測隊にも選ばれた山のエキスパートたちが住んでいた。隊員は、芦峅寺の男たちに山登りの技術を学んだ。

 昭和44年正月、剣岳を記録的なドカ雪が襲った。15パーティー81人、史上空前の大量遭難が発生。山岳警備隊は芦峅寺の男たちに応援を頼み、山頂付近にいた金沢大学山岳部17人の救助に向かった。しかし猛吹雪の中、先頭を切っていたベテランガイドが谷に転落。芦峅寺の男たちは仲間を救出、山を降りた。後には、3人の若き警備隊員が残された。「今こそ厳しい訓練の成果を見せる」遭難者が待つ山頂に、足を踏み出した。

 生死をかけ、山岳救助に挑んだ若者たちの熱きドラマを描く。

(2002年11月19日に放送したものを再構成)







写真は馬場島富山県警派出所で貸与される<ヤマタン>。発信オンリーなので、警備隊の人曰く「これを使うときはさみしい話になってしまいますけど・・・」

現場で自力で即対応には雪崩ビーコンが不可欠ということですね。

山岳映画『運命を分けたザイル』(1)

2005年06月11日 | 山の映画
【2004.12.24】
白山書房・山の地獄耳情報より転載

久々の山岳映画「運命を分けたザイル」が1月下旬からロードショー
 1985年、英国のシンプソン、イエーツのペアはアンデスに残された課題、シウラ・グランデの西壁登攀に成功した。その登頂後に起きた宙吊り遭難、生き延びるには結ばれたザイルを切断するしかない、決断の時・・・、そして劇的な生還を描いたシンプソン著『死のクレバス』は英国、米国でベストセラーになり、世界に衝撃を与えた。日本では岩波書店から発売され、岳人たちに感動を与え、深い感銘を覚える山岳書となった。
(現在、岩波文庫『死のクレバス』発売中。税込み1050円。在庫僅少)
 2005年1月下旬からロードショーされる「運命をわけたザイル」は、原作に基づいて再現されたセミドキュメンタリー映画。
本場イギリスでは2003年12月に封切られてイギリス・アカデミー賞を受賞するなど高い評価を得た。
メスナー監修の「彼方へ」以来の本格的な山岳映画である。

[問い合せ]テアトルタイムズスクエア 
      電話03-5361-1937 URL:http://www.unmei-zairu.com
      前売り特別観賞券1500円(当日窓口販売は1800円、ミニポスタ
ープレゼントあり)
      JR新宿駅南口より徒歩2分
http://www.unmei-zairu.com/

死のクレバス―アンデス氷壁の遭難

岩波書店

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注:上映スケジュールに変更があったようです。詳細は1/18のブログへ。
詳細は↓
http://heppoco.ameblo.jp/entry-e530b4811679e66f26955ab47315f5d6