団長の雑技的時折BLOG

「山と渓谷のへっぽこ雑技団」のサイドレポートです。登山関連インフォメーション、山の本・映画・・etc.

めざせ!脱出、山ダルスパイラル

2007年05月14日 | インフォメーション
随分久しぶりの更新です。いちどまぁいいか・・と思ってしまうと、際限なくまぁいいか・・スパイラルに突入してしまうわけで、あっという間に3ヶ月が過ぎ去ってしまいました。理由(わけと読んでくださいね)あって、山にも行きにくい状態が続いていて、それがいいわけになって本来のぐうたら癖を発症してしまい「山行がダルくなっていく」連鎖状態に陥ってしまっている団長です。誰が名づけたのかこれが「山ダルスパイラル」です。このままではチョッとヤバくないかと遅ればせながら気付き、一念発起、連休明けの3日間をつかって穂高方面に出かけてきた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

・・・そんなワケで、語り口も『きっこの日記』風に変貌してしまったのですが、行き先が「穂高」ではなくて「穂高方面」というところがお味噌ならハナマルキですが、すっかり鈍った体と気力のせいで目的地も涸沢定着ということになってしまいました。奧穂も北穂も何度も登っている訳だからこんな機会はめったにないだろうから、いちどやってみたかった涸沢でゴロゴロ日がな一日というか二日を過ごすのもいいんではないかいという実にいいかげんな発想です。

というものの涸沢までいけばあとはのんびりとタカをくくって、使いかけのガスボンベをやたらに詰め込んだり、酒とつまみを適当に詰め込んだザックは鈍った体にはあまりにも負担が大きく、樹林帯を抜けてからすっかりバテこくってしまい2時間もかかってしまう始末でした。ここで5月の涸沢までの様子を知っている人ははてな??と思うでしょうが、はい、そのとおりです。この冬の寡雪のせいで本谷橋から上でさえ川の一部が既に顔をのぞかせ、いつもならルートになっているところはデブリだらけの谷になっていたのです。たぶん、こんなことははじめてなのではないかと思いますが、横尾から先は100パーセント夏道通しだったというわけです。

それでもって、もっと驚いたのは写真の涸沢キャンプ場です。いつもであれば、GWの間はテントだらけはずの場所までまるで氷河の末端のようなデブリの姿が残っていたことです。行ったのがGW明けだったのですが、どうやらデブリの下にテント村ができていたようです。いささか気持が悪かったのでボクは涸沢ヒュッテよりの小高いところにテントを張りましたけどね。

まぁ、それにしても体力というのはこうも簡単に落ちちゃうモンなんですね。いろいろ反省させられた3日間でしたが、精神的には、あくまでも精神的にはですが、山ダルスパイラルからの脱却第一歩を踏み出したということにしておきます。

久しぶりの更新なのにしょうもないことしか書けませんでしたが、最後まで読んでくださってどうもありがとう。なるべく間を空けずに更新しなければとこれも反省していますので、また読んでくださいね。