偏屈へ古稀鵺爺のたはごと

明日できることは
  今日はやらないのだ

風邪

2008年06月28日 16時33分57秒 | たはごと
5月22日頃からひきはじめた風邪が抜けず、随分な目に遭っている。

右の鼻の穴の出血はもちろん、止まらない。
右の片頭痛も治らない。
右の耳の奥がちくっ、ちくっと痛み出した。
そうこうしているうちに、右の顎全体が腫れてきた。
ものを噛んでも、噛んだような気がしない・・・
否、味がしない。美味しいウニを食べても、ぬちゃっとしたものを噛んだ感触だけする。

そうしているうちに、右の首筋・・・首の芯が痛み出した。

いやはや、大変。
特に、お酒を飲んだ後は、血行がよくなって、それらの痛む部分が脈を打って、痛む。
酒飲んで、七転八倒することになる。

で、東北新幹線のMax一階に乗り込み、途中の駅のホームを歩く女性の足元からスカートの中を覗きこもうとしたが、歩く女性全てがスラックス・・・モンペ姿の婆さんばかりで、眼が潰れてしまったので、仙台で”はやて”に乗り換えて、八戸へ・・・

”はちのへ小唄弁当”なぞ食べながら、特急で青森へ・・・

懐かしい青函連絡船、”八甲田”の見学をして、市場の食堂で、”うにいくらほたて丼”を戴いて・・・・ついにダウン。



調剤薬局の薬剤師とじっくり相談。
やくざな爺”もうとても辛抱たまりません。首から上が痛くて、思考能力零ですわ”
薬剤師  ”思考能力零は生まれつきのようですな。”
やくざな爺”ほっといてくだされ”
薬剤師  ”もう手遅れですな。風邪薬では効きません。それより体力を回復しないと、治るものも治りませんな。ほれ、この滋養強壮ドリンク一本千円と、滋養強壮粉末薬を飲むといいでっせ”
やくざな爺”あんた、青森のおひとでっしゃろ”
薬剤師  ”そうだす。でも津軽弁を話したら、あんたわからんやろ。だから、標準語をしゃべっとんですがな”
やくざな爺”さよか。で、一本千円のどりんく三本セットなぞ買えまへんがな。これから、日本を半周しなければなりませんからなぁ・・・”
薬剤師  ”よろしおま。三本セットを二本せっとにして、二千円におまけしときま。”
やくざな爺”どこが、おまけになってんでんねん・・・じゃ、それこうとこ”

てなこって、なにやら高い、しかも、悪名高い”せんとらるかんとりー”産のドリンク剤と、粉末薬を買わされた。
まっ、それ飲んだら、大分身体は楽になったから、いいようなものだが。

青森から、”日本海”というお酒・・・いや、夜行列車に乗って、一路福井に向かったな。
とはいえ、お酒を飲んでも、例によって頭はがんがんするし、歯茎はがんがん痛むし、電車は揺れるし・・・
枕担いで、横に立っている状態で、約10時間・・・
ようやく福井に近づいたところで、熟睡したな。

で、何やら、糞餓鬼と、地べたに座り込んで、
糞餓鬼”じいさん、おしっこって、こうするんだよ・・・じゅる、じゅるっ”
小便爺”なるほど、こう、竿を出して、地べたにこう向けて・・・じゅる、じゅるだね”
と、いうところで、飛び起きた。
子供時代から数えて十数年ぶりに、寝しょんべんをしたかと思ったな。
だって、”じゅる、じゅる”と確かに音がしたもんなぁ・・・
恐る恐る、股間に手をやったが、湿っておらない。
で、ベットから出て、トイレに行ったのだよ。
寝台列車専用の寝巻きから、竿を出して、じゅるじゅる・・・

福井の目的は、永平寺と東尋坊である。
が、電車を見たら、あっちとこっちで、正反対のところに位置しているし、
電車の接続はよくない。
今日の宿泊予定の金沢に入るには・・・・
まず東尋坊に行ったな。
火曜劇場で、よく殺人現場になったり、自殺の偽装現場になったりする名所である。


で、そこで時間が・・・これから永平寺に行ったりすると、金沢のホテルにたどりつけないではないかいな・・・と思っていたら、やはり捨てる紙があれば、救う神ありだな。
これで永平寺を諦めたら、これから死ぬまで”ゆく年くる年”を公営テレビで見る度に、あの時行かなかったからぁ・・・と後悔するのだ、と思っていたら、ちょうど、自殺の名所東尋坊から、分骨の名所永平寺直通のバスが来た。
ありがたい、ありがたい。

で、永平寺を参拝させて戴いた。
さすが、大本山である。こんな大きなお寺さんは見たことがない。
と感動したのでありまする。



金沢では東山の遊郭を見学したら、あの長命で有名な、”生き生き先生”に逢った。
お元気ですなぁ。百歳にしてかくしゃくとして、若い女性を従えて(百歳なら、八十の女性でも若い女性だから、これが四十くらいの女性を連れていたら、犯罪ではないかいな)遊郭見物である。
肖像権もあるだろうから、後姿で我慢してくれぇ・・・後姿でもすぐ、あの”おひと”と、判ってしまうだろう・・・ 苦情が入ったら、すぐ掲載を削除するだに・・・



と、いうことで、切符を買うときと同じように、半分意識を失いながら、本州を一万二千円で、半周してきた。正確には、寝台車の費用と宿泊費用は別途であるが。

で、かえって来て、主治医のところに行って来た。
病気の爺”先生助けてぇ・・・”
主治医 ”どうしましたぁ・・・”
病気の爺”5月22日から、咽喉が痛くて、咳が出て、鼻血が出て、頭が痛くてぇ”
主治医 ”偏屈鵺爺さん、それはいかん、そういうのは風邪というのじゃ”
病気の爺”本当ですかぁ? あたしゃ、そんな重病なんですか? では抗生物質と、痛み止めの薬、ちょ~~~だぃ”
主治医 ”そうですな。風邪薬と、抗生物質と、鎮痛解熱剤を出しましょう”
病気の爺”あぁ、素晴らしいっ、先生は名医ですぅ・・・”

ということで、抗生物質を6時間おきに飲んでおる。
大分よくなった。
まだまだ油断は出来ぬがな。。。。

でも、抗生物質は12時間おきでよかったような気がするが。。。

体内の菌をやっつけていると、思うが、偏屈鵺爺本体がバイ菌みたようなものだから、あまり飲みすぎると、本体がやられてしまいそう・・・・で、あるよ。

と、いうことで、ながながと、半月分を書いてしまった。

だらだらとした冗文であいすまんこってした。