オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
つまらねー事しか書かねーが、よろしくな。

追悼ジンジャー・ベイカー

2019-10-08 23:58:51 | ロック
何かと有名人の死亡が多い令和元年だが、Creamのジンジャー・ベイカーも昨日亡くなってしまいました……😭 
 
逝去したクリームのジンジャー・ベイカーをポール・マッカートニーやフリーなどが追悼
2019/10/07 17:30
 
クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーの死を受けて、ポール・マッカートニーやフリーなど、ベイカーがコラボレーションしたアーティストや彼に影響を受けたアーティストたちが続々哀悼の意を表明した。「偉大なドラマー、ワイルドで素敵な男」とマッカートニーは偲んだ。

80歳でこの世を去ったジンジャー・ベイカー。その死が公表されると、ベイカーと共演した多くのアーティストや、彼から影響を受けたアーティストが、ソーシャルメディアでクリームのドラマーを追悼した。

「ジンジャー・ベイカーは偉大なドラマー、ワイルドで素敵な男」と、日曜日にベイカーの他界が公表された直後のポール・マッカートニーのツィートは始まった。そして「私たちはアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』で、ナイジェリアのラゴスにある彼のスタジオARC Studioで一緒に仕事をした。彼の死を知って悲しいが、彼の記憶は永遠に消えない」と続いた。

Ginger Baker, great drummer, wild and lovely guy. We worked together on the Band on the Run album in his ARC Studio, Lagos, Nigeria. Sad to hear that he died but the memories never will. X Paul pic.twitter.com/Rne4tn6A2i — Paul McCartney (@PaulMcCartney) October 6, 2019

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーはInstagramで、「彼のプレイには大きすぎるほどの自由があった。本当にワイルドな男だ。俺たちが普段耳にするすべてのリズムを彼は空から引っ張り出した。安らかに眠れ、ジンジャー・ベイカー」と記した。

この投稿をInstagramで見る So much freedom in his playing. What a wildman. Rhythms weve heard all our lives he plucked them out of the sky. Rest In Peace Ginger Baker. Fleaさん(@flea333)がシェアした投稿 - 2019年10月月6日午前6時28分PDT

「時代を超えた最高のドラマーの一人。クリームの『カラフル・クリーム』ですべてが始まった」と、スティーヴン・ヴァン・ザントがツィートした。

ベイカーは現地時間10月6日朝にロンドンの病院で死去した。ロックの殿堂の2週間ほど後に、ベイカーの家族は彼が「危篤状態」だと公表していた。

ジンジャーの息子で、Music of Creamというトリビュートバンドのドラマーのコフィー・ベイカーは、2018年にローリングストーン誌で父親との壊れた親子関係について打ち明けたが、「先日、父を見舞って素晴らしい時間を過ごした。父と思い出話をしたり、音楽の話をした。父は僕が父のレガシーを絶やさないことを喜んでいる。僕たちの親子関係は修復されて、父は穏やかな心持ちだった。みんなの優しいメッセージと思い遣りに感謝する。父を愛しているし、これからもずっと父を恋しがると思う」とコメントした。


クリーム時代のバンドメイトだった故ジャック・ブルースの家族は、「ブルース家はジンジャー・ベイカーの家族、友人、ファンにお悔やみを申し上げます。愛憎が混在する友人関係でも、ジンジャーはジャックにとって兄のような存在でしたし、二人のケミストリーは見事なものでした。ジンジャー、安らかに眠ってください。あなたは時代を超越した偉大なドラマーの一人です」と、ベイカーの死を悼む声明を出した。

エドガー・ライト(Twitter)
音楽の巨人ジンジャー・ベイカー、安らかに眠れ。クリーム、ザ・グラハム・ボンド・オーガニゼーション、アレクシス・コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッドの多すぎるほどのお気に入り曲の後ろで響くビートの主よ(ドキュメンタリー映画『Beware of Mr Baker(原題)』を見てない人は今すぐチェックだ)。

ブライアン・ウィルソン
ジンジャー・ベイカーが他界したと聞いて残念だ。彼は偉大なドラマーだったし、あの頃の私たちはみんなクリームのファンだった。「Sunshine of Your Love(原題)」は最高の一曲だった。愛と慈悲を、ブライアンより」

ジェイ・ワインバーグ(Twitter)
ジンジャー・ベイカー、ありがとう。

ホークウインド(Twitter)
このニュースは本当に、とても悲しい……ジンジャー、高く飛ぶんだ! お前は唯一無二で本物のレジェンドだ……お前と一緒に仕事できて俺たちは本当に光栄だった……安らかに眠れ。

ラッシュ(Instagram)
若い頃、自分よりも大きいと感じたドラマー、誰よりも大きな影響を受けたミュージシャンはジンジャー・ベイカーだけだった……1968年6月5日にマッセイホールで見た、故ジャック・ブルースとエリック・クラプトンと一緒のクリームのライブの素晴らしさは絶対に忘れない。彼は天才ロックドラマーの走りで、その素晴らしいレガシーは生き続ける、ジンジャー家の人々、友人、ファンに心からお悔やみを申し上げる。

クエストラヴ(Instagram)
怪物的なリズム職人よ、ゆっくり休んでくれ 
 
 エリック・クラプトンがジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズを脱退した後、ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーで結成したクリームは、ビートルズと真逆のコンセプトに演奏テク重視のスタイルを取って、ギター/ベース/ドラム共に難しいプレイをすると言うすごい有名なバンドなんだよなぁ
Cream Sunshine of your love   Royal Albert Hall Nov´68
 
2年で解散したのが惜しまれるが、演奏テク重視しすぎで楽曲の質が悪かったとか、ソロ演奏が長すぎて客に飽きられたとか、いろいろ言われたが、実は結成前からジャックとジンジャーは異様なほど仲が悪く、解散直前にもナイフでジャックを脅して追い出したと言う逸話まで聞かれる程仲が悪かったそうです。事実、ジャックは解散後クラプトンを褒めていたがジンジャーを全く褒めず、時がたってゲイリー・ムーアとバンドを組んでも人間関係ですぐ解散と言う事もあったからなぁ
 
2005年に再結成して、5月にロイヤル・アルバート・ホールでライブをやったけど、余りにも悪い仲でよく再結成できたなと思うよ
Cream - White Room (Royal Albert Hall 2005) (17 of 22)
 
無論、互いの楽器を壊したり、ナイフを突きつけたりして、目を合わせるだけでも険悪な雰囲気をかもし出していた二人なので、スタジオで新アルバムをレコーディングなんて出来るはずが無いんだよな。ジャック・ブルースは5年前の2014年に亡くなられましたが、ジンジャーからのコメントは聞かなかったなぁ
 
そんなジンジャー・ベイカーですが、実はポール・マッカートニー&ウイングスでゲスト演奏したことがあるんですよ
「Picasso's Last Words」って曲
 
Paul McCartney & Wings Picasso's Last Words (2010 Remastered)
 
こんな大人しいナンバーに、何でジンジャーが?って思ったけど、ドラムが入ってねーし、何処にジンジャーがいるのよ?と思ったけど、後のwikipediaでジンジャーがパーカッションをやっていると知って、驚いた記憶が今でも残っていますねぇ。
上げた動画の1:57から展開されるシンセみたいなパーカッションサウンドがジンジャーによるものです
 
ザ・ビートルズは今でもすげぇ話題になるけどさ、ビートルズの演奏力を低く見て演奏テク重視のスタイルで結成されたクリームは、結局演奏テクを重視する余りに人間関係まで考慮されず、長ったらしい演奏も加わってすぐに飽きられて2年で空中分解したし、ハードな曲もあるけど、ギターサウンドの迫力はビートルズのより無い上にペラッペラだし、演奏テクでロックが決まる訳じゃないという反面教師を示したわけですよね(クラプトン及びクリームのファンには申し訳ないけど)
 
何はともあれ、ジンジャーが亡くなったのは悲しいです
お悔やみを申し上げます
 
ジンジャーの集大成であるクリームの「いやな奴」で締めくくります
Cream - Toad (Farewell Concert - Extended Edition) (10 of 11)