オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
つまらねー事しか書かねーが、よろしくな。

斎藤洋介さん急逝体調急変、救急搬送も所属事務所「急なことで、実感わかない」

2020-09-20 16:18:41 | 映画

 急でビックリした

 斉藤 洋介さん、死んじゃったんか!

斎藤洋介さん急逝 体調急変、救急搬送も 所属事務所「急なことで、実感わかない」gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20200920-0111

 名脇役として知られた俳優の斎藤洋介(さいとう・ようすけ)さんが19日午後、死去した。69歳。愛知県名古屋市出身。斎藤さんは約2カ月前に咽頭がんが見つかり、手術を受けていた。

 所属事務所によると、19日に東京都内の自宅で夕食後に体調不良を訴え、救急搬送された。夫人が付き添ったが、搬送中に心肺停止となったという。

 スポーツニッポンの取材によると、事務所側とは18日に今後の仕事について話し合ったばかり。担当者は「亡くなったことは、ご家族から午後7時すぎに連絡をいただきました。急なことで、まだ実感がわかない」と信じられない様子だった。

 咽頭がんの手術後の経過は順調で、斎藤さんは1週間ほど前から通院。再発を防ぐため放射線治療を始めた。新型コロナウイルス禍にあって、今年いっぱいは仕事をセーブし、来年から本格的に再開しようと意欲を見せていたという。

 斎藤さんは1979年、NHK「男たちの旅路」第4部でデビュー。同作でドラマ初出演ながら車いすの青年役を好演し、古尾谷雅人さん(享年45)らとともに注目を集める。1980年、TBS「1年B組新八先生」で美術教師・田中役で初のレギュラー出演を果たした。

 この後、大河ドラマ「翔ぶが如く」「功名が辻」「龍馬伝」、連続テレビ小説「おしん」「とと姉ちゃん」、映画「ヒポクラテスたち」などに多数の作品に出演。1994年はTBS「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」、日本テレビ「家なき子」では主人公を執拗にイジメる迫真の演技が大きな話題に。1998年のTBS「聖者の行進」では、一転して優しい人物を演じ、その演技の幅を見せつけた。

 一方、フジテレビ「SMAP×SMAP」などバラエティーでも活躍。2011年からはEテレ「大天才てれびくん」にもレギュラー出演した。

 今年4月期のテレビ朝日「特捜9 season3」第3話に出演。8月21日に公開された映画「狂武蔵」では、俳優の坂口拓(45)、山崎賢人(26)らと共演していた。

 この人を始めて見たの『人間・失格~例えばぼくが死んだなら~』だけど、メチャクチャ残忍な演技ですげぇインパクト残したなぁ

 『家なき子』の映画でも堂本 光一と競演したけど、例によって残忍極まりない演技で、悪役に向いている役者だとは思っていた

 でも『聖者の行進』でまるで人間が入れ替わったかのように親切な役を演じ、『世紀末の詩』でもソフトな役をやってて、メチャマルチな役者やなぁと思った

世紀末の詩 The Last Song 第02話

 野島 伸司のドラマでしか知らないけど、お悔やみを申し上げます

 

 斉藤さんの死因はガンだけど、コロナウィルスで志村 けんさんとかが亡くなって、平成元年より有名人の死亡が続出してるんだよなぁ

 ブルース期フリートウッド・マックの主要メンバーだったピーター・グリーンも亡くなったし

Peter Green's Fleetwood Mac - Oh Well - 1969

 

 野島 伸司のドラマしか見てないけど、お悔やみを申し上げます


マクドナルドの摂りすぎに気をつけよう

2020-09-12 23:28:40 | 映画

 7月辺りから体がだるくなって、イラストも滞ってしまったが、理由が分からないまま時間だけが過ぎていき、ダラダラしながら「ゆっくり解説」の動画を見てみた

【ゆっくり解説】ビッグマックとポテトのサイズが規格外!?アメリカのマクド事情がやばすぎた件【マクドナルド】

 

 そこで「スーパーサイズ・ミー」と言う映画を知ったが、「どんな映画だろう?」と興味津々になってアクセスしてみて、ファストフードの弊害を知った

【映画】★スーパーサイズ・ミー(吹き替え)★

 

 モーガン・スパーロック氏が撮ったドキュメンタリー映画で、少女二人のマクドナルドへの訴訟を切欠に「マクドナルドの商品を30日間ぶっ通しで食べたらどうなる?」と自分の体を使って実験するというもの

 体の変化を表す為、予め健康診断に行き、脈拍や脂肪分、胃腸等データを記録し、食べ続けたらどうなるか?を表した

 実験開始3日目に体の異変を感じ、5日目でうつ状態に陥り、18日目で体の異変が明らかに現れ、20日で危険な状態にまで陥ったという結果になり、30日しないうちに危険を感じるようになったという

 7月はマクドナルドを食べる頻度を増やしたが、それは限定メニューが出ていたからで、「3種類とも食べておこう!」と3~5日間隔で食べてたなぁ

 「目の奥がズキズキと痛むようになり、常に身体がだるく、倦怠感がますます酷くなった」と言うのがあったが、「目の奥」をのぞけば当てはまった症状が自分にも出ていて、体が動かなくなった原因はマクドナルドにあったと思った(マクドナルドが全部悪いと言うつもりはないが)

 栄養士はそうした症状が「ビタミン不足が原因」とスパーロック氏に告げたが、それを聞いたオレは半信半疑ながらもビタミン補充を行い、ウィダーinゼリーのマルチビタミンを取った

 本当はサラダを食べた方が効果的なんだが、不安なんでウィダーinゼリーを飲んでおいた。気休めにしかならないが、無いよりはマシだ。

 結果、体のだるさやうつ状態は少しばかり改善されたが、マクドナルドがどれだけ恐ろしい食べ物か、身をもって知ったよ

 マクドナルドは子供の頃から世話になったが、確かに美味い事は美味い。でも味がきつく感じるし、マクドナルドの弊害もちらほら聞いて、最近では食べる頻度を減らすようになった。

 

 30日間3食ともマクドナルドを食べ続けたスパーロック氏だが、以下の結果が出た

  • 体重は11kg増加
  • 体脂肪率は18%に上昇
  • 体格指数( BMI )は27に上昇(アメリカ基準では「標準以上」)
  • 躁うつを発症
  • 脂肪肝を発症
  • 性欲減退

(wikipediaより)

 スパーロック氏が当時付き合っていたアレクサンドラ・ジェイミーソンは菜食主義者で、しかも「有機栽培された新鮮なもの」に拘っていたので、マクドナルドのメニューに嫌悪感を覚えていたそうだが、実験終了後、有機栽培された新鮮な野菜を使った「解毒食」を作って体重を元に戻そうと試みたが(『素晴らしきアメリカ式解毒食:8週間で実現できる減量と健康』 ISBN 1-4050-7771-9 が出てるのでよろしく)、元の体重に戻るまでに1年と2ヶ月を要したそうだ

 マクドナルドが社会問題を起こしている事を良く描いた映画で、肥満の他にも、子供の教育にも影響を及ぼしているのが分かり、スパーロック氏が学校に直接出向いて、人物の写真を見せまわって(44分56秒の所)、ロナルド・マクドナルドは知っていてキリストは知らないと言う事まで明らかにされてしまった。アメリカはキリスト教に熱心で有名な国の筈なのに、いつの間にかマクドナルドに取って代わられて、キリストよりマクドナルドを重視するようになっている

 「スーパーサイズ・ミー」はファストフード生活に対して警鐘を鳴らした快作と言える作品だ。サンダンス映画祭で初上映されたが、それを見たマクドナルドは当然仰天し、オーストラリア・マクドナルド社は火消しに取り掛かった。しかし、深刻に受け止めたか、スーパーサイズはこの映画を切欠に廃止になった

 映画で槍玉に挙げられたマクドナルドだが、あくまでも、店舗が多く展開され、誰もが知っているフランチャイズ店であるが為に映画に取り上げられたのであり、名前の挙げられてないバーガーキングやケンタッキー・フライド・チキン等にも言える事だ。どっちにせよ体に悪い

 もちろんファストフードを食べるかどうかは個人の自由ですし、現れる症状には個人差があります。しかし、ファストフードに対して見直す必要があると思います。少なくとも、2週に一度に留めておいた方がいい。タイガー・ウッズや中田 英寿であれば話は別だが

 この頃のテレビ(7月18日。YouTubeの履歴に残ってたんで日にちは分かった)ではペギラウルトラマンと戦ったって話題になったが、気付いたのは昨日だし、それより食生活をどうしようかその問題で頭がいっぱいだった。イラスト活動も、暑い夏の頃にははかどらなくて、寒い冬でははかどったのだが、考えてみれば汗でビタミンが無尽蔵に流れ出てて、それでやる気が起きなかったんだ。余計ウィダーinゼリーが欠かせなくなった

 最後に、「スーパーサイズ・ミー」にゲスト出演もしていたドン・ゴースク氏のゆっくり解説動画をお送りしますが、この人ビッグマックを食べ続けた事で有名になり、テレビにも出ましたが、そのテレビ番組でスゲェ事が起こります

 正直、ビッグマック食べる気無くすようなシーンです

【ゆっくり解説】48年間毎日ビッグマックを食べたリアル堺雅人について【ドン・ゴースク】


Down To Earthをレビューする

2020-09-08 20:57:31 | ロック

 サントリーのペンギンCMを久しぶりに見たが、そのおかげでお酒がらみの強いあるアルバムに強い関心を抱くようになった。

 ロックと酒の関係はまさに密接なものだが、そのアルバムは酒との関係が特に強いものです

 リッチー・ブラックモアズ・レインボーの『Down To Earth』

 ロニー・ジェイムス・ディオが脱退し、グラハム・ボネットを向かえたブラックモアズ・レインボーは、これまでのと打って変わって現代的な歌詞が前面に出て、そして最もハードでヘヴィなハードロックアルバム『ダウン・トゥ・アース』が誕生した

 

 このアルバムの凄さといえば、演奏メンバーである

 編成は

リッチー・ブラックモア(ギター)

グラハム・ボネット(ヴォーカル)

ロジャー・グローヴァー(ベース)

ドン・エイリー(キーボード)

コージー・パウエル(ドラムス)

 の5人

 代表曲は「オール・ナイト・ロング」、「ロスト・イン・ハリウッド」、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」なんですが、特に有名なのが「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」で、なんだかギャルゲーか何かにも通じるセンチメンタルなポップロックで、全英チャート6位とレインボーのシングルでは一番売れた代表曲なんですよね。この頃のレインボーはアメリカ市場を意識するようになり、前作の『バビロンの城門』で現代的なポップロックへとシフトするようになったんですが、ロニーはそうした路線に反発するようになり、結局脱退してしまう事になってしまった。ちなみにコージー・パウエルもこの曲を嫌っているらしく、リッチーと入れる入れないの揉め事に発展したそうです(リッチーは脱退後コージーを一度も褒めていないと言うのですが、この曲がきっかけだったんでしょう)

Rainbow - Since You've Been Gone

 ロニーはその後ブラック・サバスに加入して、『ヘヴン・アンド・ヘル』を制作しますが、ブラック・サバスの方がフィットしてしまっているか、脱退してDIOを組んだにせよ92年に戻ったりと、オジー・オズボーンに次いでサバスファンから親しまれているロックシンガーと成長してしまったんですよねぇ

 リッチーはその後PLAYER誌にて『バビロンの城門』に絡んだ特集としてインタビューを受けたのですが、彼は「ロニー・ディオとはもうスタジオに入ることは無い」と言い切っちゃって、ハードロックとの決別を表明してたんです。最も、リッチーは過去の成功に酔いしれると言う事にはならず、自分の信念を貫く為か、様々なヴォーカリストを雇いながら音楽的な前進を常に続けているんですよね。しかもこの発言を行った時は、ブラックモアズ・ナイトと言うアコースティック形のユニットを組んでいて、ハードロック路線から殆ど脱却してた時期です(ブラックモアズ・ナイトでもハードロックはあったのですが、一枚に付き1~2曲程程度に留めているし、歳なのかハードロックには限界を感じていたんでしょう)

 

 話をレインボーに戻すと、ロニー・ジェイムス・ディオが脱退した事でヴォーカリストは空席になり、一時はイアン・ギランを雇おうとしたが踏みとどまっており、そこで新たにグラハム・ボネットを向かえて、レインボーは活動を続けました。

 もう一曲、レインボーはシングルを発売しますが、次の「オール・ナイト・ロング」はオリジナルで(前作の「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」はラス・バラードのカヴァー)、ブラックモアとグローヴァーの、ディープ・パープルの作曲コンビが書いたこのナンバーは、低音の効いたハードエッジなギターリフと重くのしかかるドラムとベースが特徴的で、レインボーといえば必ずと言って良いほど挙げられるナンバーです。俺も『ダウン・トゥ・アース』の中でこの歌が一番好き

Rainbow - All Night Long

 

 で、ペンギンCMで何故レインボーの『ダウン・トゥ・アース』?!と思うでしょうが、実は『ダウン・トゥ・アース』のナンバーの歌詞には酒の事が書かれたものがあり、「オール・ナイト・ロング」と「ロスト・イン・ハリウッド」の歌詞に「ワイン」や「スコッチ・ウィスキー」と言った酒の名前が出ていて、かなりアルコールを好んでいたような歌詞だったんです

 「ビール」は出てなかったが、その頃のグラハムはビールが好きならしく、良く飲んでいたそうです。しかし、歌詞を覚えれない、等のトラブルが絶えず、自分もやばいと自覚したか、現在は禁酒しています。

 「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」と言う映画があって、ちょっとは見たのですが、アメリカンナイズされたストーリーに「ちょっとなぁ…」と違和感感じており、勧めていいのかどうかが微妙なんですよね

 俺がペンギンアニメの映画を作るとしたら、舞台はイギリスとかドイツ、チェコのようなヨーロッパの街が舞台で、貧しい労働者のペンギン達が一番楽しみにしている娯楽―ロックンロールに深けながら一日を過ごしていく、と言うストーリーにします

 世界中の抱える問題を、ロックンロールの曲と共に見つめていく、と言うストーリーですが、酒のCMキャラクターの映画なんで、酒飲みロッカーの曲を重点的に選び、ジョン・レノン(ポール・マッカートニーやジョージ・ハリソンは70年代から禁酒しているそうですが、ジョンはその後も酒を飲み続けていたそうで、それは死ぬまで続いたそうです。リンゴもジョンの死後の80年代、アルコール中毒で悩まされていたそうですが)、レッド・ツェッペリン、ザ・フー(こいつ等の事だから酒場メチャクチャにして出入り禁止にされそう。事実、キース・ムーンは問題行動から殆どのパブから出入り禁止にされてました)、エアロスミス、ガンズ&ローゼズ、ザ・ドアーズ、メタリカ、と、酒を良く飲むロッカーのヒット曲を取り扱いたい。

 飲んでるかどうか分からないが、CMソングを担当した松田 聖子の「Sweet Memories」も取り込もうと思っているし、更には酒を売っているキャラクターの「ティファのテーマ」も入れたりと、ジャズやゲーム音楽も混ぜた、そういうカヴァー曲集のアルバムと映画を作りたい、そう思っています(実現は不可能ですが)

懐かしのCMサントリービールペンギン編

【WOFF】 第11幕 リディア&ティファ登場!炎の谷 【ワールド オブ ファイナルファンタジー】

 そのカヴァー曲のリストの中にはブラックモアズ・レインボーの曲も入っていますが、取り扱うのは当然グラハム・ボネット期のナンバーで、「オール・ナイト・ロング」と「ロスト・イン・ハリウッド」は先ず挙がる。そのグラハムの好きな酒にビールも上がっている、パピプペンギンズの映画を作るとしたら、先ずグラハム期のナンバーは入れます

 

 ブラックモアズ・レインボーには大まかに5つの時期に分かれていますが、ロニー・ジェイムス・ディオがヴォーカルのロニー・ディオ期と今作のグラハム期、ジョー・リン・ターナーがヴォーカルのJLT期、ドゥギー・ホワイトがヴォーカルの再結成期、そして今のロニー・ロメロのブラックモアズ・ナイト中(ドゥギー・ホワイトがまだレインボーにいた時点からブラックモアズ・ナイトは始まっていますが、アルバム『Shadow Of The Moon』が発表された直後に解雇されてしまった為、再結成期とブラックモアズ・ナイトの線は別れてします)期でしょう

 そのロニー・ディオ期の主力のコージー・パウエルと、JLT期主力のロジャー・グローヴァーが一緒にいたたった一枚のアルバムが『Down To Earth』で、コージーのパワフルなドラムとロジャーのロックベースが同時にいるというメチャクチャ豪華な編成になっています

 更にキーボードにドン・エイリーがいますが、この人は現ディープ・パープルのキーボーディストで、ロジャー・グローヴァーとはこの頃から縁があり、「Eyes Of The World」でドンのキーボードとピアノは、現在のディープ・パープルにも繋がっているといっても過言ではありません(とは言っても、『Bananas』以降のディープ・パープルは殆ど聴いていませんが)。

ディープ・パープルの今年出た新曲"Man Alive" 

この頃からロジャー・グローヴァーとドン・エイリーが絡んでいたんですが、まさかディープ・パープルで一緒になるなんて!

Rainbow - Eyes Of The World 1979

 5人の優れたプレイヤーが集結した『ダウン・トゥ・アース』は瞬く間にヒットし、レインボー最大のアルバムとすら言われる程の出来だったんですが、寄りによって一枚しかないグラハム期が一番のアルバムにされるなんて、なんだか皮肉も良い所

 

 しかし、5人のそれぞれの歴史が始まったアルバムとも言われ、グラハムとコージーは後に脱退しますが、『ダウン・トゥ・アース』に携わった各々のメンバーのキャリアの歴史に名を刻んだ名盤で、5人ともそれぞれ成功しています。

 グラハム・ボネットはその後、マイケル・シェンカー・グループ/アルカトラスを結成し、イングウェイ・マルムスティーンやスティーヴ・ヴァイと言った優秀なギタリスト輩出するまでに至りますが、そのグラハムはまさか、日本のANTHEMとも競演して、アルバムまで出すとは!

ANTHEM featuring Graham Bonnet / HEAVY METAL ANTHEM

 『ダウン・トゥ・アース』のファンにしてみれば、これは奇跡としか良いようが無い競演ですよ!メチャ出世してるぜ、ANTHEM!

 シンガーがロニーのままだったら、とも思ったのですが、ロニーの中世の世界観とロジャーの現代的なロックベースは合わないだろうし、しかもこの時期、ロニーはブラック・サバスに加入していて、『ヘヴン・アンド・ヘル』と言うブラック・サバス第二のヒットを生み出していたのです。ロニーのレインボー脱退は残念でしたが、結果論としてはブラック・サバスも行き詰まる事無く活動を続けられ、ELFの売れなかった日々を過ごしてきたロニーのHR/HMキャリアもブラック・サバスで花開いたのですから、レインボーは一つの大きなステップといっていいでしょう。

 声は凄いがルックスは否定されがちで、特にリッチーは髪を短くするのが気に入らなかったそうです。ファンからの評判も悪かったそうですが、顔はメチャハンサムだし、髪を伸ばさないという理由だけでルックスを非難するなら、そりゃワガママもいい所。

 同時期のパンクシーンでも髪を短く切るスターも一杯いましたし、この時期のポール・マッカートニーですら髪を短くしていて、ウイングス時代はずっと耳が出るくらいの短い髪形で通していました(ちなみにグラハムもポールと同じ菜食主義者です)

 その影響か今のロック界では髪は短く切るのが主流で、現在のロニー・ロメロも髪は短いのですが、やっぱり男は髪が短いほうがいいですよ。長いと怪しい人に見えるし、良いイメージもたれない

 俺自身もパンクが好きなのか、髪は短いほうが好みですし、80年代のハードロックシーンでは髪を長く伸ばすのが主流なんですが、そういうのを見ているとバカに見えてしまうんですよねぇ

 サングラスと短い髪から「やっさん」と呼ばれてるそうですが、横山やすしに馴染みのないか、オレはデヴィッド・ボウイかThe Clashのポール・シムノンのほうに似ていると思うんだけど

 そのグラハムも、若い頃は伸ばしていたらしいですが(下の写真の右。左のほうは相方だったトレヴァー・ゴードン)、ヒッピーとかの怪しい人と一緒にされるのが嫌だったか、髪は短くするようにしたんでしょう。マンソンとかも思い切り伸ばしていたし。

 リッチーもこの髪型の頃のグラハムを見て選んで採用したけど、まさか短くしていたなんて思っても無かったでしょうねぇ

 レインボー以前のマーブルズのPVもYouTubeで見れます。ギブソンSG弾いてますけど、レインボーでギターを弾くところを見た事が無かったので、まさか弾けたとは思ってもいませんでした。てか、リズムギターとしてレインボーで使っていればよかったんですけどねぇ

The Marbles - The Walls Fell Down 1969

 『ダウン・トゥ・アース』一枚だけでグラハム期は終焉を迎えましたが、グラハム・ボネットとコージー・パウエル、ドン・エイリーの結束はこのアルバムを切欠に強くなり、後にも競演したりと3人の仲は続いたそうです(コージー・パウエルは98年に自動車事故で亡くなりましたが)。

 コージー・パウエルが脱退し、ボビー・ロンディネリを加えて『アイ・サレンダー』制作に取り掛かりますが、仲の良かったコージーがいなくなったか、グラハムはやる気を無くしてしまい、ロサンジェルスに戻ってレインボー脱退を考えるようになり、ジョー・リン・ターナーというシンガーが加わった事をきっかけに脱退してしまいます。ドン・エイリーは残りましたが、ボビーと凄く仲が悪く、ツアーが終ったら直ぐ脱退してしまいました

 『アイ・サレンダー』でJLT期が始まりますが、残ったドンは加入直後からボビーと仲が悪く、あまりにも酷い人間関係だったかドンは脱退し、デイヴ・ローゼンタールを加えて『闇からの一撃』を制作。JLT期は、『ストリート・オブ・ドリームス』で一回分裂に向かい、リッチーとロジャーは再結成ディープ・パープルで活動していきますが、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの確執は直ぐに出てしまい、『ハウス・オブ・ブルー・ライト』の直後にギラン脱退し、その後釜にジョー・リン・ターナーが加わって、再結成ディープ・パープルでJLT期が復活すると言うハプニングもありました

 『スレイヴス・アンド・マスターズ』は、イアン・ギラン在籍に無いテイストが盛り込まれていますが、同時にJLT期最後のアルバムになってしまい、ロジャー・グローヴァーとジョー・リン・ターナーの関係が決裂してしまいます。

 ディープ・パープルのマンネリ化を防ぐ為、ギランを解雇してジョーを入れたわけですが、ジョーの“オラオラ系”感からロジャーは「こんな筈じゃなかった……」とジョーの人間性の変化に動揺を隠しきれず、更にその勝気な態度がジョン・ロードやイアン・ペイスまで敵に回す結果になり、『紫の聖戦』制作中にあっけなく首にされてしまいます。ヴォーカルをギランに戻された『紫の聖戦』ではリッチーが今度孤立し、93年についに脱退し、現在ロジャー・グローヴァーと関係断絶

 リッチーはその後、メンバーを一新して再結成期レインボーを結成しますが、ハードロックに嫌気が差してきたか、今の奥さんであるキャンディス・ナイトと一緒にブラックモアズ・ナイトを結成し、アコースティック中心のルネッサンス・ミュージックにシフトするようになります。その最中にジョーをゲストに迎えてレコードを作りますが、ハードロックをやりたがるジョーとハードロックはもう沢山のリッチーではレインボー再結成は望めず、元レインボーのメンバー(グレッグ・スミス(B)、ボビー・ロンディネリ(Dr)、トニー・カーレイ(Key。後にポール・モーリスと入れ替わる))とリッチーの息子のユルゲン・ブラックモアと共にOver The Rainbowを結成。

Over The Rainbow - Live in Uden 2009 FULL CONCERT

 自分の属していない時期のナンバー―「エリエール」と「ウルフ・トゥ・ザ・ムーン」まで取り上げていて、レインボー全期の歌は歌えるとアピールはしているものの、こういう風になると逆にジョーが情けなく見えてしまい、「レインボー以外に取り得ねーのか?」と思ってしまう(disってしまったが、JLT期も好きなほうで、「ミッドナイト・タネル・ヴィジョン」や「ストリート・オブ・ドリームス」はお気に入りの一つ)

 

 『ダウン・トゥ・アース』は一枚限りの最強編成アルバムですが、5人のプレイヤー達はそれぞれの道を歩み、そして成功しています。コージー・パウエルは亡くなりましたが、残りの4人は今でも健在。

 5人がそれぞれの特性をぶつけ合いながら花火のように散った、『ダウン・トゥ・アース』はそういうアルバムです

(9月27日追記)

 誤字脱字が多くてしょっちゅう修正しているオレですが、誕生日に『ダウン・トゥ・アース』のデラックスエディションを買ったので追記する

 レインボーのデラックス・エディションなら、『虹を翔る覇者』と『バビロンの城門』のも買って、ウォークマンに入れておいたのだが、サウンドが鮮明になって、迫力が増してたぜ!

 ブログに上げてから『ダウン・トゥ・アース』のデラックス・エディションも買ったが、ロニー期の2作よりサウンドがハードで、『ダウン・トゥ・アース』の方が特に力を入れてるような感じがした。

 ディープ・パープルでハードロックの礎を築いたリッチー・ブラックモアとロジャー・グローヴァーのコンビがレインボーでも復活したのはもちろんの事、コージー・パウエル/ドン・エイリー/グラハム・ボネットの好きなプレイヤー同士と演奏し合える喜びもあってか、ノリノリになってんの!

 インストゥルメンタルのバージョンも付属されっけど、これもまぁ、迫力があること!

 中古で買ったけど、限定版だったか、新品で買うと一万円とメチャ高い!『ダウン・トゥ・アース』の再販希望する!

ポリドールさぁん、お願ぁ~い!

 デラックス・エディションの魅力は、未公開音源とリマスタリングされた迫力あるトラックなんだけど、それ以外にも掲載されたツアーの写真も注目で、レインボーでも健在のリッチーの壊しっぷりがきちんと載ってやんの!

 アンプ燃やすパフォーマンスも、ディープ・パープルのカルフォルニア・ジャムばり!

 リッチー、しょっちゅうギターを壊しているんだけどさぁ、確かにギター破壊は観客にはウケるよ

 でも、壊したギターの代金も結構掛かってるだろう

 ザ・フーやジミ・ヘンドリックスもギター破壊のパフォーマンスは確かに有名だけど、ギターもアンプもタダじゃないから、収入も得られてねーだろう

 その写真のものと思われる動画がアップされていますが、燃やしたマーシャルって結構高いはずだろ。

Rainbow - Monsters Of Rock (1979) - Blackmore Guitar Crash - Kill The King

 ここでときた洸一先生の「がんばれ!ドモンくん ガンダム・パーティー」のコマを出しておくが……

 ときた洸一先生の「がんばれ!ドモンくん。ガンダムパーティー」の4コマで、他のファイターはおいしそうな食事にありつけれる一方で、ドモンだけカップヌードルの寂しい食事の4コマあったけど、これを見て思ったの、「ギター破壊のパフォーマンスをやってるギタリストも、こういう食事になってるんじゃね?」。

 ガンダムもかなり高いだろうし、酷使して壊せば、こうなるのも必然だろうが(直しているレインさんの苦労が計り知れない)、それはギター破壊パフォーマンスを行っているギタリストにも言えて、事実ザ・フーもライヴとかでギャラは得てるものの、壊した楽器の代金に消えちゃって、借金が増えたって逸話もあったらしい

 ブラックモアズ・ナイトで大人しくなったか、最近はやらなくなったそうだが(少なくとも91年のJLT期ディープ・パープルまではギター壊していたらしい。再結成期のステージでのギター破壊は確認できませんでした)、それにしても壊しっぷりが半端ねぇ!

 リッチーとかイングウェイとかに憧れてギター破壊やるプレイヤーもいるけど、そういう人達に一言

 ガンダム壊しまくったドモンみてぇにカップラーメン生活になるので、ギター破壊は控えたほうがいいよ


日本を揺るがした忍者『スパイ・ゾルゲ』

2020-09-04 22:12:32 | 映画

 FF7リメイクの影響か、伊藤 歩さんの出てる映画が見たくなって、真っ先に連想した『関ヶ原』と言う映画のDVDを買ったよ

 『関ヶ原』は前から聞いた事があるんだけど、伊藤 歩さんの演じる蛇白/阿茶役がどんな人物かと気になって、ネットで調べて後で伊賀忍者のくノ一である事が分かった。

 

 硬派で大河映画の『関ヶ原』で、武士同士が戦いあう中で忍者が入ると胡散臭くなると言う声が聞かれる訳ですが、しかし、『関ヶ原』に出てくる忍者は、周りに何の違和感も無く溶け込んで、そして連想した映画が『スパイ・ゾルゲ』。

 

 史実を基にした映画なんで、バッド・エンドは必然なんですが、これはソビエト連邦のスパイであるリヒャルト・ゾルゲを主人公にした映画で、敵地日本に潜入したゾルゲが、仲間達と共に如何に相手に気付かれずに情報をソビエトにリークしたかが良く分かる作品ですね。

 敵地で重大な情報を盗み、そして如何に国を操っていくか、スパイの役割はまさに重大。

 『関ヶ原』と『スパイ・ゾルゲ』の、何か関係が?と思うでしょう。

 忍者の本来の役割は、敵側の動向をうかがうスパイであり、リヒャルト・ゾルゲのように上手く正体を隠して敵側の陣地に乗り込んで、その情報を自分の陣営に伝えるのが、忍者の主な仕事と言うわけです。

 蛇白も石田 光成側の動向を伺って、それを忍者仲間を通じて徳川 家康に報告していきますが、ゾルゲも同じで、敵地日本に自ら乗り込んで、日本やドイツの動向をソビエト連邦に報告していきました。

 

 赤耳と言うのが出てきて、「わしの耳は特別でな、一里先の声も聞こうと思えば聞ける」と言いますが、これもスパイ行為で必然的に行われる盗聴というものにも通じますね。昔、敵側の大使館とかに盗聴器を仕掛けて、動向を伺おうとするって言うのがありましたが、戦国時代にはマイクなんてものがなかったから、聴覚が優れている程遠い場所に入れて見つかりづらくなるわけですよねぇ

 そのスパイ対策として特高警察と言うのがありましたが、「影に潜む者を討ちし影の者」として設立され、自分の国の情勢を探るスパイを討伐する役割を担っていました。残酷な取調べは後に社会問題になりますが、戦国時代で言う忍者同士の戦いにも匹敵し、影の中での戦いは第二次世界大戦時も繰り広げられました(最も拷問と言っていいほどの取調べの仕方から問題になって姿を消した特高警察ですが、アメリカやソビエトもやっていたし、存在が明かされた特高は戦後名前を変えて公安調査庁として現在も存続しています)

 『関ヶ原』を見た後でゾルゲを見ると、まさに忍者と言っても過言ではないでしょう。蛇のように隙をうかがい、情報を瞬時に盗んで、それを敵国に渡す、ゾルゲはまさに蛇白だ

 『関ヶ原』の役割を、『スパイ・ゾルゲ』にキャスティングしなおすと……

蛇白/阿茶=リヒャルト・ゾルゲ

直政=宮城 与徳

松平 忠吉=尾崎 秀実

赤耳=ヤン・ベルジン

徳川 家康=ヨシフ・スターリン

初芽=吉河 光貞

石田 光成=近衛 文麿

 

 と言うことですかね?

 ただ、蛇白とゾルゲの違いは、主に恵まれたかどうかの事。

 蛇白は卓越した密偵力と美貌から徳川 家康に大きく買われ、かつて愛した女性の名前の「阿茶」の名前を授かって(ここから「阿茶」と表記)家康の政治にも加わって重宝してもらったのですが、ゾルゲは命かけて日本に乗り込んで来たと言うのに、ヨシフ・スターリンから全く相手にされず、上司のベルジンも逮捕されて、折角命がけで手に入れてきた日独の機密情報をスターリンは「チャーチルが仕掛けた罠」と片付けられて握りつぶされてしまった、と言う所です。

 ここだけ見ると、主の人間性が伺えますね。徳川 家康は部下を丁重に扱う名君なんだけど、ヨシフ・スターリンは部下を粗末に扱う暴君と、人間性がぜんぜん違う。もっともスターリンは人間不信が強いので有名で、信じれる人が殆どいなかったと言う訳ですが。

 『関ヶ原』は司馬遼太郎作の小説が原作で、徳川 家康や石田 光成などの実在する武将は出てくるものの、殆どが架空らしい。しかし、リアリティは感じられて、わざとらしかったりするのが無いんですよね

 

 まだ見てない人の為にネタバレは防いでおきますが、実際のスパイの殆どは天寿を全う出来ておらず、関ヶ原の戦国時代や第二次世界大戦時が特に死んだといいます。

 

 『スパイ・ゾルゲ』の評価は良くないそうですが、『関ヶ原』と一緒に見る事をお勧めする。4時間も重い映画を見せる事になりますが、『関ヶ原』と『スパイ・ゾルゲ』を合わせて見ると、スパイの本質が見えるはずです


すげぇ話題になったビールのCM

2020-09-03 20:32:27 | アニメ

 好きな漫画家さんのツイートで、あの懐かしいCMのYouTube動画が上がったよ

サントリービールペンギン編 唄:松田聖子

 今改めて見てもこのCM、ひねくれてるっつーか、逆張ってるっつーか、可愛らしい動物のアニメで子供の買えない酒を宣伝した、まさにディープ・インパクトCM

 子供の頃に見たんだけど、このCMペンギンが可愛かったし、アニメも好きだったんで、このCMは好きだったんだよなぁ

 けど、幼かったか、ペンギンアニメのビール宣伝CMのインパクトさに付いていけず、商品欲しいと思っても、ビールなんで買える訳がなくて、ガックリしたんだよなぁ

 商品も改めてみたけど、どう見てもジュースやん!サワー系の炭酸飲料みてぇなデザインだけどさぁ、ビールの商品名が付いてなきゃ子供間違って買っちまうぜ!?子持ちの親の購買層を狙ったのか?!

 まぁ、少なくとも可愛いデザインから女のバイヤーは得れたんですが、どう見ても子供向けの、アニメのペンギンも去ることながら、CMソングに使っている松田 聖子の歌も話題になってて、瞬く間に話題になった

 ペンギンの可愛いアニメデザインでビールを売るというインパクトは瞬く間に評判になって、グッズも出回るようになったけど、インパクトについて行けない人も当然いるわけで、PTAとかが「未成年の飲酒を幇助する」とクレーム付けて、その結果テレビで流れたのは短い期間だったそうだ

 ウィキペディアでも書いてあったが、「ビールのイメージキャラクターだったが未成年者にも人気があったため缶ビールを持ったペンギンSUNTORY CAN BEER のロゴの付いた文具(ペンケース、下敷きなど)が販売された」事もあったし、そりゃPTAや親御さんが警戒するわなぁ

 2010年に例のペンギンアニメCMが復活したが、現役だった頃のクレームにブルっちまったか、コーヒーのCMに変わっちまったんだよなぁ(年を取ったって表現もあるだろうけど)

BOSS HOT SILKY BLACK 「ペンギン回想」篇 /松田聖子 60s

 しかし、CMが話題になった事から映画まで作っちゃって、「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」って映画も公開されたけど、やっぱりギャップが凄いか、キャラクターはペンギンなのに、ストーリーは思いっきり大人のドラマ!映画までギャップ凄すぎ!

 ペンギンズ・メモリーの動画もYouTubeでアップされてますが、あれ、ソフト化されてねーし、最近著作権にうるさいから下手にあげて消されたらたまったもんじゃねーので、あげないで置く

 

 しかしバーリトゥードな80年代のCMで、ペンギンアニメのビールCM以上にインパクトのあるCMは見た事がない。暴力描写も無く、ただ大人な展開を見せるCMだが、このペンギンアニメ以上の威力のあるCMはもう出ないだろう。シンプルに強烈だ、このCMは

https://twitter.com/GAKUJIRA/status/1297312808359493632

 

 このペンギンが「パピプペンギンズ」と知ったのはつい最近(ついでに売ってあった酒もビールだった事も今知った)だが、初めて見た子供の頃は、そのギャップについていけなかったなぁ

 

 初めて見た頃とすっかり変わっちまったオレだが、あのインパクト溢れるCMは今でも忘れられないぜ

 パピプペンギンズのあの頃の感情と今の感情を出して締めくくります

 

昔のオレ

ペンギンさんかわいーなぁ!でもどうしておさけのCMなの?!ジュースがよかったぁ

今のオレ

可愛らしいペンギンのアニメで、売ってるのがビールなんて、思い切ったCMを作ったなぁペンギンのビールグラスもあるし、そいつであのビールを注いで飲むのだぁ!」