慶應義塾高校野球部をひっそり応援しながら冷静にブツブツつぶやくブログ

慶應義塾高校&東京・神奈川を中心とした高校野球、東京六大学の観戦記・応援ブログです。 By G&G

29/4/22 慶應義塾Vs.三浦学苑、29/4/27 早稲田実業Vs.日大三

2017-04-28 21:31:44 | 2017春~秋
22日の試合終了後、本来だったらすぐにでもアップしたかったところだが、祝勝会と称し翌日午後まで引きずるような深酒をしてしまい、夜からまた飲み会があったため、27日の神宮と併せ記することにする。
ただ、塾高は観戦に行けなかった25日の準々決勝で敗れてしまったため、もうどうでもいいか。
なお、22日の飲み代払った記憶がないので、次に神宮でお会いしたときにお支払いしますので、よろしくお願いします。多分読まれてないとは思いますが・・・


4/22 慶應義塾2-1三浦学苑

朝、池袋にて所用があったため、22日の観戦は諦めていたが、第二試合となったため駆けつけることにする。なんとか12:00に到着。三浦学苑の情報など全く持っていなかったが、喫煙所でエースはドラフト候補だとか、練習試合で桐蔭に勝っているなどの情報が飛び込んでくる。
序盤はネット裏で観戦。三浦学苑エースは球速はあるものの、ストレートはすっぽ抜けるし、変化球はストライクが入らない。これだったらすぐに打てるだろうと高を括っていたら、高めのストレートは見極められず空振り、そのうち変化球も決まりだす。
三浦の野手たちもひとりひとり大きく守備位置を変えるなど、しっかり研究していたが、その研究の努力を嘲笑うようにポップフライのオンパレード。少し前までの恒例行事が久々に復活。まぁ三浦投手の石井君のボールが手元で思ったより伸びていたんでしょう。
ようやく勝ち越したのが9回表。先取点の場面も勝ち越しの場面も、三浦の外野手が捕れていたかもしれないという打球がきっかけ。敗れていてもおかしくない試合だった。
結局、次の試合で負け。打線が湿ってるなぁ。夏までになんとか・・・

4/27 早稲田実業18-17日大三(延長12回サヨナラ)

この試合は昼間に東都大学野球が行われた後、観客を入れ替え、その後ナイターで17:00にチケット販売開始という当初の予定だったが、16:00になったところで、チケット販売、入場という情報を入手。結局東都を見ていた人はそのまま居座ることができたようだ。昨秋、秋の決勝戦で六大学の新人戦が早実対三高の試合前に行われ、新人戦から居座ることできないかなと粘っていたが、結局追い出され、銀杏並木の行列に並んだことを思い出す。
双方とも関東大会出場は決まっており、夏も反対側のブロックになるということは分かっている所謂消化試合。だけど、今や東京では一番の好カードということで、異例のナイター。
仕事をササっと終わり17:00過ぎにカミさんと待ち合わせをしていたが、開門の情報があった時点で「席取りよろしく」とカミさんに電話。カミさんは焦って出発し、17:10に神宮球場到着とのメール。1塁側ネット裏の特等席を確保との連絡。すごいじゃん、褒めてつかわす。チケットは各自購入。列は銀杏並木の入口までは並んでいたものの、既に入場は行われていたため、秋のように何キロもありそうな蛇行はなくすんなり入場。1回途中で既に家を出ている早実OBの長男も合流。家族3人で野球観戦するのも久しぶり。

試合経過はマスコミでかなり取り上げられているから、皆さんご存じだと思う。
筆者の予想としては1回終わって、日大三5-2でリード。その後グタグタになり、9-8くらいの展開になるのかなと思っていた。初回はほぼピタリ。しかしまさか18-17の決着とはねぇ。
7,8,9回の3イニングで両チーム合わせて24点入ったなんて、1,000試合以上見ているが、初めての経験。
ミーハー的なことをあまり書きたくないけれど、清宮の一本目のホームランの打球はすごかった。最後ボールの行方がわからなかったので、場外かと思ったくらい。ニュースで見ると、ライト上段。金属バットとはいえ、筆者が神宮球場で見た中で一番大きかったホームランかもしれない。

三高先発は初回に怪我のため早くも降板。打撃戦というか、貧投戦というか、何しろストレート130km前半、変化球のキレも緩急の差もそれほどないという投手陣だと、この両チームの打線だったら打つわなぁ。球速だけでいえば三高の金成が150kmに近かったが、ボールは明後日どころか3日後の方向。満塁で頭部死球による臨時代走の走者が3塁にいて、ここで再度頭部死球があったら、押し出しで生還したランナーが再び臨時代走になりそうな場面があったのでネタとして期待したが、あの投球が頭めがけて飛んできたらさすがに怖いだろう。かなり使えない(つまらないダジャレですいません)。
派手な打ち合いで誰も気づかなかっただろうが、いくつかあったエラーは仕方ないとして、三高打者のライトオーバーフェンス直撃の打球を早実センターがボーっと見ていてバックアップせず3塁打にしてしまった場面と、キャッチャーがボールを捕れなかった四球のとき、打者がダッシュで一塁に向かわなかった場面は気になった。

7回くらいから、延長になったらタイブレーク?再試合やるとしたらいつどこで?なんていうことが気になり始める。翌日知ったのだが、タイブレークはなし。もし再試合だったら29日に第二球場で行う予定だったようだ。

調べてはいないのでよく分からないが、この試合で以下の3つの記録を塗り替えたのではないかと思う。
①延長突入時点の最高得点(地方大会の2回戦あたりで、23-23で延長突入なんていうことがあったかもしれないが、決勝戦でこのオチかい)
②高校野球として夜遅くまでやった試合(あるとしたら一日4試合ある甲子園での対戦が候補だが、甲子園での記録は21:27とのこと)
③閉会式なしの決勝戦(雨天のためとかいう理由でこれは前例あるかも)

高校生が夜10時過ぎまで試合していていいの?なんていう声も聞こえるが、夏の炎天下での試合よりずっと健全じゃない?こんな試合、夏だったら熱中症で救急車が慶應病院と神宮球場を何往復するか分からない。

作戦を含め、先発の起用など采配も夏だったら違うだろうから、外野があれこれ言うことではないが、三高が9回4点リードしたときに櫻井を出せば、たぶん三高が勝っていた試合。小倉監督は櫻井を最後まで出さないと決めていたようだが、2005年に塾高が中林を春大会で投げさせずに、コールド勝ちの得点差(決勝戦はコールド決着なし)であったにもかかわらず結局逆転負けを食らい、夏も決勝で別の相手ではあるが涙を飲んだということとカブってしまう。
夏の大会では結局三高も決勝までに櫻井が疲弊してしまった場合、もし両校が対決したらこんな試合になりそうだ。それ以前に、両校とも決勝まで上がって来られるかは甚だ疑問だけど・・・。菅生がどっちのヤマに入るかがカギとなりそう。

寒さ対策は行っていたものの、10時を過ぎたらもうお腹いっぱい。コストパフォーマンス満点の試合ではあった。毎度毎度こんな面白いショー見せられたら、高野連の偉いジイさん方も三高選びたくなっちゃうよなぁ。


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