慶應義塾高校野球部をひっそり応援しながら冷静にブツブツつぶやくブログ

慶應義塾高校&東京・神奈川を中心とした高校野球、東京六大学の観戦記・応援ブログです。 By G&G

7月27日 北神奈川決勝 慶應義塾Vs.東海大相模 その4

2008-07-31 22:08:13 | 2008年選手権大会
激闘が終わって・・・

本当に相模は強かった。
「勝った方が強い」という人がよくいるが、正直、相模の方が上だったと感じている。特に大田クン。すごい打者だった。最後、握手忘れちゃったのかな、熱くなってしまう性格なのかもしれないが、気持ちさえしっかり持てばプロでも十分通用するよ。
監督が戦前に「10回やって1回勝てるかどうかの相手」と言っていたが、謙遜でも冗談でもないくらい強かった。優勝候補に勝った例だと、サッカー五輪でブラジルに勝ったマイアミの奇跡ほどの差はないが。
しかしながら9回に追い付いた粘り、そして毎回訪れるサヨナラ負けのピンチを耐え、最後の最後に勝利をもぎとった選手はとても軟弱な筆者の後輩とは思えない。すごい奴らだ。

試合終了後、塾歌斉唱。おもわず涙。スタンドに駆け寄ってくる選手たちに大きな拍手。福富、山崎、監督インタビュー(相変わらず監督声高いなぁ。現場にいるときは感じなかったが、TVKでインタビューを聞いていて、「あれ?1.3倍速か?」と思ってしまった)、閉会式と続き、甲子園での相手校を決める抽選へと移る。この時点で残っているのは千葉経済大附と松商学園。正直、筆者としては全国でも優勝候補に挙げられるであろう相模に勝ったんだから恐いもの無し。3日目の方がどちらかというと日程的に行きやすいが、どちらでもいいと思っていた。27番を引いた時点で長野松商学園との対戦となる。

そういえば閉会式での国旗降納のときかなぁ、応援指導部の小山クンが正面の電光掲示板に大きく映し出された。カッコよかったぞ。2~3年前までは正直早実の応援の方が凄みがあったが、筆者の目からは完全に逆転したと思っている。特に負けているとき、ピンチのときの応援は見事。ほんの少しだけど応援で勝利に貢献できたかな。小山クンのリーダーシップも素晴らしい。仲間のMさんが「今すぐにでもウチの会社に採用したい」って言っていたけど、ウチも欲しい。だけど、こんな中小企業に来るのは本人がもったいないからやめなさい。

抽選終了後、「丘の上」という優勝したときしか歌えない歌を歌うということで(完璧に歌詞は忘れているが)、外で待機(結構待たされた)。その間、泣いている小山クンを抱きしめて「まだまだ仕事あるぞ」と激励。去年の夏の涙とは全く違う涙だったね。OB連中も嬉しいが、やはり身近で苦労をしている、知っている人が一番嬉しいだろう。

丘の上は結局歌える場所がなく、甲子園に持ち越しとなったが、監督その他バトン部、吹奏楽部、応援指導部等の挨拶、胴上げ(誰が胴上げされているかはよくわからなかったが)が続きようやく解散。いつもの応援仲間は若手もいるが、一応若者に気を遣いおじさん連中だけで飲みに行こうとする。店を探してウロウロしている間に若手から「そんな冷たいこと言わないで一緒に飲みましょうよ!」と電話着信。上手いんだから~。ハイハイ、今日はいくらでもスポンサーになってあげますよ。
ビールの美味かったこと。それほど酒を飲める体質ではないし、疲れもピークに達していたのだが、ビール5杯とサワー2杯くらいを飲み、11時ころ「お先に」と帰路に着く。それでも興奮のためか電車の中で眠ることもなく、家に着いても3時頃まで眠れなかった。


さて、甲子園での初戦が松商学園と決まった。今大会最多出場回数を誇る学校対最多年ご無沙汰学校の対決。前回46年前に出場したときの相手校が北村弁護士の母校である長野高校。実は筆者の父親の母校でもある。そのときは3-0で勝っているようだが、どうも長野とは縁がありそうだ。ただ、直接聞いた話ではないが、4番の鈴木のお父さんから決勝が始まる前、「あとどこが残っているんですか?」と聞かれ、「常総学院・千葉経済大附・松商学園」と答えたら、「じゃぁ、今の塾高だったら常総か千葉がいいですね。松商はコツコツ粘り強いのでイヤなタイプかも」と言っておられたそうだ。現在、大宮西の監督をやっており、息子2人が強豪校のレギュラーになっている方の言葉だけに少し不安もある(「強豪校」って言っちゃった。叩かないでね)。

2年前息子の母校の早実が優勝したときがワセダ125周年(イヨウさん、早実の掲示板まで速報いただきありがとうございます)。奇しくも今年は慶應創立150周年。しかも、早実の地区大会の戦いは、春季大会で負けた日大鶴ヶ丘に準決勝で勝ち、決勝で大本命の横綱(日大三)と延長12回の死闘を勝ち抜いてきた。今回の塾高も準決勝で春に負けた桐光に勝ち、決勝でやはり優勝候補の相模に延長で勝利。ひょっとしたら、まさか何か大きなことをやってくれるかもしれないと期待しているのだが、センバツで「トラタヌ」をして大口を叩き、コロっと1回戦負けした実績があるので、黙って心の中にしまっておくことにする。

北神奈川大会決勝  End

7月27日 北神奈川決勝 慶應義塾Vs.東海大相模 その3

2008-07-30 21:55:38 | 2008年選手権大会
10回
この回はどちらも下位打線だから、勝負は11回だな。実際に両チームとも走者を2塁に進めるも無得点。ただ、ここからはサヨナラ負けのピンチ連続だった。

11回表
四球2つでノーアウト1、2塁。大城は疲れのためかほとんど狙ったところに行かず、すっぽ抜けばかり。11回で決着がつくだろうと思っていたので大チャンス。ここはいくら当たっている山崎でも送りバントだよな、と思っていたが、結局送れずに追い込まれピッチャーゴロ。1-6-3のダブルプレーと思ったが、相模の連携がちょっと悪く1塁だけはセーフ。一死1,3塁のチャンスが続く。ここで「裕司が左中間を抜いて、2点取って・・・」などと想像が膨らんでいるうちに第一球。
「なぁにぃ?やっちまったなぁ!」。見事に外されスクイズ失敗。ここは「男は黙って、犠牲フライ」(クール・ポコ風に)の場面だろう。しかも1塁ランナー走っていない。いくら今日当たっていないとはいえ、4番にスクイズかよ・・・。しかも今の大城は、ボールどこに行くかわからない状態なんだぜ。
正直ここで、この日初めて「今日は負けだな」と思ったばかりか、「あ~ぁ、掲示板とか炎上しそうだな」なんて余計なことまで頭をよぎった。
結局1塁ランナーも2塁に走っていないため(なぜだったんだ?)、裕司はピッチャーゴロでチェンジ。

11回ウラ
簡単に2アウトを取るも、3番秦の当たりが右中間へ。外野の守備がちょっと甘い(緩慢)というのもあったかもしれないが、なにしろ守備位置が深いためふつうのシングルヒットが2ベースとなってしまった。しかし、世の中何が幸いするか分からない。秦が2塁に行ったため、次打者の大田は迷わず敬遠。ここで2アウト1塁だったら勝負してサヨナラ2ランなんていう展開もありえたかもしれない。4番の角はピッチャーゴロ。ふぅ~。
9回の場面とこの場面においての大田への敬遠が話題となっているが(というよりも、掲示板であれこれ言う輩がいるが)、この敬遠を批判する奴は、本当に野球を知らないか、僻み妬みのアンチの書き込み。6回の一死2塁、7回の二死2塁は勝負したし、勝負させてもらえなかったようなイメージが強いが、大田って4打数もあるじゃん。なにしろ、1点取られたら負けなんだから、将来のメジャーリーガーと勝負しないのは、リトルリーグの子供たちでも分かること。
しかし、敬遠たったの2つでこれだけ話題になるっていうことは、本当にすごいバッターだ。将来期待してるよ。

12回表
この回から相模のピッチャーは大城から熊谷に。先頭打者が出るも、次打者の只野が送りバントができずに追い込まれる。ここで出た作戦はエンドラン。いい作戦であるが、ツキがない。ピッチャーの足元を抜けた強烈な打球は、ベースカバーに入っていたショートが2塁塁上でさばき、ベースを踏んで1塁送球ダブルプレー。
筆者はいろいろなゲームをやるため、「流れ」やツキを大切にする人間なのだが、相手の力が一枚上でしかもここまで「フヅキ」だったらもう勝ち目はないな、と11回で半分失った希望がさらにその半分になった。

12回ウラ
先頭打者原にいい当たりのライトライナーを打たれ、次打者はヒット。スタンドでも感じていたが、ビデオを見るとまだ只野の投球が高い。2塁にランナーが進むもなんとか無失点で凌ぐ。

13回表
ついに決着のとき。
実は今、この場面を思い出しながら目に涙を浮かべてキーボードを叩いている。
四球、バント、三振で2アウトランナー2塁。ここで相模は投手を熊谷からあの大田へ。投球練習を見ていたが、「はえぇ~」。大田が投げることも知っていたが、実際に見るのは初めてだし、あの恵まれた体格からのストレートは打てないなと、延長再試合もちょっとだけ覚悟(というか、延長再試合しか勝ち目ないかな、と感じた)。
しかしここで出ました、本日の神様福富様。相模のセンターがボールを追いかけている姿とボールを見ながら「行け!!行け!!」と叫びながら、ボールが落ちたときのうれしかったこと。センターオーバーのタイムリー3ベースでまず1点。若き血の狂喜熱狂冷めやらぬうちに、続くキャプテン山崎がライトオーバーの2ラン。これぞグレートキャプテン。実はビデオを見て思い出したのだが、この打席1-3から高めのクソボールがストライクと判定されて「え~?」と声を上げた。この審判のジャッジがまさかこんな結果になるとはねぇ。

13回ウラ
先頭打者のライトライナーはヒヤっとしたが、続く打者は三振。ただ、さすが相手は大横綱。ツーアウトランナー無しからが長かった。四球で二死1塁から大田ともちろん勝負。まさか敬遠しないよな、ここはHR打たれたって、まだ勝ってるもん。だけどさすが大田。やっぱり打たれちゃった。シングルヒットだけど。2死1、3塁。ファーストの裕司もランナー無視して1塁ベースにつかない。(「一塁手がベースに着いていないと走られちゃいますよ」なんていう書き込みも見たが、ここは「どうぞお走り下さい」の場面。ノムさんの「バッカじゃなかろかルンバ」だね)。もちろん、相模は盗塁などせずバッターに任せる。
4番角は平凡なライトフライで試合終了。筆者にとってはイチローのどんなスーパーキャッチより想い出に残るライトフライとなった。

性懲りもなく明日へ続く。

7月27日 北神奈川決勝 慶應義塾Vs.東海大相模 その2

2008-07-29 21:50:49 | 2008年選手権大会
6回ウラ
先頭バッター、四球。「ヤバイ、ランナー置いて大田まで回るじゃん」。送りバントして1死2塁で大田。「さぁ、どうする」。春の大会でこんなような場面で敬遠して、それがきっかけとなって大敗したよなぁ。「おっ勝負だ」。外野はメチャメチャ深い。シングルヒットで1点は仕方ないか。「打った!大きい当たり!だけど大丈夫そうだ」。センターフライで2塁ランナータッチアップで3塁くらいなら御の字。
だけどやられちゃった。4番の角に。巨人や日ハムやヤクルトにいた角 盈男の次男。3年前相模と一緒に選抜に出たときは、兄貴がキャプテンをやっていた(しかし、兄貴と顔なんかそっくりだなぁ)。まぁ、1点は仕方がない。勝因はここで敬遠をせずに1点で踏みとどまったこともひとつの勝因かもしれない。
(TVKを見ていたら、この辺から解説の渡辺監督の相模へのはっきりとした応援が目立つようになってきている。)

7回表
大城のコントロールが乱れてきた。四球2つで一死1,2塁。ここで本日神がかったバッティングを見せた福富が逆転の2ベース。福富って、筆者の中ではそれほど打つイメージがないのだが、結構この大会は5割に近い数字を残している。そして山崎もうまくライト戦へ2ベース。一気に逆転。応援席は大興奮。ここで正直涙出たね。

7回ウラ
ピッチャー只野。結果的にこの回に4点を入れられ、あとから掲示板などを見ると「田村続投でよかったのに」なんていう記載もあったが、筆者はこの継投は大賛成であった。今までこのパターンで勝ってきたのだから、それを信じて只野にチェンジ。確かに相模は左バッターが多いが、筆者はこれについて異論は全くない。去年の日本シリーズで、落合監督が「山井あと1回で完全試合」というところで岩瀬に変えたが、これはちょっと???だけどね。
この回はいつ3アウト目が取れるのかというほど只野はアップアップだったため、タイムリーヒットの打者走者大田の2塁憤死はちょっと助かった。ここは2アウト2塁でも大田と勝負は正解。
なお、この回の相模の攻撃の開始時、相手校のエールがあったが、こちらの応援もドンチャカやっていたので、筆者を含め周りの席みんなで応援を止めようとしたが、なかなかやまずイライラ。そのうち、ようやく相手のエール気付いて、こちら側も静かになった。ここだけはちょっとまずかったかな。

8回
表の攻撃は簡単に三者凡退。8回ウラはまた一死1,3塁の大ピンチ。「スクイズやってくるぞ」って言った途端にやってきたが、失敗(ファウル)。なんとか凌ぐ。

9回表
試合終了後の祝勝会で、ここでは皆負けを覚悟していたようだが、筆者はここでは覚悟しなかった(センバツのときは負けを覚悟する前に負けてしまったが)。
先頭打者は代打普久原。プロ野球選手のお兄さんは、走攻守揃った選手。それに比べ公称104キロ(実際はもっと?)の彼には、シートノックのときに「よいしょ!」と掛け声がかかるほど。代打の切り札と称されているが、実際に彼のヒットを公式戦では見たことない。今回も2ストライクと簡単に追い込まれたときには豪快な空振り三振が目に浮かんだ。
しかし、レフト前に強烈なヒット。見事に予想が裏切られるのがこんなにうれしいことはない。
そして内藤も続き送りバントで2、3塁。内野安打と犠牲フライで同点!
とりあえず追いついた。

9回ウラ
1アウトから2ベース。続く秦の当たりも「やられた」と思ったが、阿加多がいいところに守っており、レフトライナー。2アウトになってバッター大田。「おい、ここは敬遠だぞ。」ってみんな思ったに違いない。「えっ?勝負かよ。信じられない」。キャッチャー立ち上がって敬遠が分かると3塁側からはブーイング(よく聞こえなかったが)。1塁側からは一斉に拍手。この拍手は「敬遠したことによる、選手の負の負担を軽くするため」という書き込みもあったが、筆者の心の中では「ここは1点取られたら終わりだから、絶対敬遠だろ。ただ、マックがちゃんとセオリーに敬遠するかなぁ。あぁ、よかった」という拍手だった。
続く4番はピッチャーゴロ(ビデオで見たら結構強烈な当たりで、あと30cmくらいずれてたら、サヨナラ負けだった)。

明日へ続く

7月27日 北神奈川決勝 慶應義塾Vs.東海大相模 その1

2008-07-28 23:12:39 | 2008年選手権大会
いやぁ、泣きそう。いや実際に涙が出てきた。

いよいよ北神奈川決勝戦。朝9:45にハマスタ到着。チケット売り場は並んでいなかったものの、開門の列が蛇状になって600人くらい並んでいた。席は7:00前に到着したというO社長にとってもらっていたため、一昨日と同じような場所を確保。
ただ、試合開始まで2時間。2年前の甲子園決勝2試合で経験はしているものの、あの夏の陽射しの下で待っているのはつらい。1時間くらいは屋根の下で過ごし体力温存。
エール交換も終わり試合が始まる頃は、外野席もいっぱい。昨日南神奈川決勝では入場制限などなかったようだが、試合開始から何分か経ってから入場札止めとなったそうだ。ちなみに、帰って「甲子園への道」を見たが大阪大会では観客席スカスカ。神奈川の高校野球人気ってすごいねぇ。

何しろ激闘の延長13回ということになったので、2~3日にかけて、ビデオを見ながらイニング毎の心境を綴ることとしたい。
NHKとTVKのビデオを撮っていたんだが、NHKは予約延長をして4時間しか撮っていなかったため12回で終了。実はデジタル録画って、中継延長などがあっても自動的に延長されるんだ・・・知らなかった・・・「くやしい」。TVKは一応5時間撮っていたからなんとか全部入った。TVKの解説は横浜の渡辺監督。さすが奥深い。

試合開始前:
30分くらい前に先攻後攻が発表されるが、慶の字がオモテの攻撃に映る。基本的にジャンケンに勝ったら後攻を取るチームであり、筆者としても大事な試合ではサヨナラ負けがないため、後攻を取ってもらった方が安心する。「あぁ、またジャンケン負けちゃったか」と思ったが、まぁ、今年他のゲームでは先攻の方が有利だったかもしれないと勝手に思い込み自身を納得させる。

1回:
エールの途中、相手応援の鳴り物が途絶えたときに、相模ベンチからの野次が聞こえる。相変わらず汚いなぁ。東海大系列って相模と高輪台しか知らないが、これがデフォルトなのだろうか。
序盤は両先発投手とも無難な立ち上がり。こちらは後半只野が待機しているという安心感があるが、相模は基本的にはエースに任せるというスタイルなので、どれだけ球数を投げさせるかというのも大きなポイント。まぁ、じっくりボール見て、じっくり攻撃していこう。

2回表:2アウトから2つの死四球で1,2塁になって大城がワイルドピッチ。このボールが3塁側ベンチに転がって2塁ランナーホームインと一瞬喜んだが、残念。2塁ランナーは3塁に戻されてしまった。これはルールだから仕方ない。

3回表:
ひとつ疑問に残ったジャッジ。1アウトランナー2塁。バッターはショートバウンドを空振り三振。バッター山崎は振り逃げを狙って1塁に走りだそうとしたが、審判に止められそのまま三振。どういう意味だ?

4回表
3回に続いてチャンス。2アウトからなんでもないゴロをセカンドが送球時にお手玉し、その後の死球で1,2塁のチャンス。ここで最も不振ともいっていい溝口がレフト前へ。だが、やはり浅めの守備位置を取っていたレフトからの送球で、「普通の」スライディングだったため楽々アウト。まぁ、2アウトだから3塁ベースコーチも妥当な判断だろう。外野からのバックホームを誉めるしかない。

4回ウラ
先頭バッターはプロ注目のスラッガー大田。初回はきわどいところをつき四球だったが、1塁側からでも打った瞬間にそれとわかるホームラン。前々から噂は聞いていたが、すごい奴だ。日ハムに行った中田も生で見ているが、彼よりも上のような気がする。こりゃぁプロも注目するわな。
そして、この後、筆者を激怒させるプレーが起こる。2アウト2塁から牽制につり出された2塁ランナーが挟殺プレーとなり、3塁へ滑り込む。3塁は余裕のタッチアウトのため、3塁手は難を逃れたが、ここでまた昨年同様、足を高く上げての滑り込み。そう、去年、桐光のキャッチャー奥野を病院送りにした各掲示板で「殺人スライディング」と名付けられたやつ。何の反省もないのか。いつもこういう練習やってんのかなぁ。
ここで、先ほどの野次も含め「こんな高校を甲子園に行かしちゃいかん」と筆者の闘志がメラメラ燃えはじめ、応援により力が入るようになった(それまで手抜きしていたわけではないが)。

明日へ続きます。

西東京大会決勝 早稲田実業Vs.日大鶴ヶ丘

2008-07-26 23:26:08 | 2008年選手権大会
残念・・・筆者の夢は幻に終わった・・・。
2年前の轍を踏まえ、13:00試合開始だが10:30に球場へ。カミさんと息子も今日は一緒。神宮へ向かう途中、息子の携帯に吹奏楽部の顧問の先生から電話があり、甲子園に行ったら、またOBのとりまとめをたのむと連絡があったようだった。今日は、1塁ベースとネット裏の中間点くらいで見るつもりだったが、なんとなく応援席で応援したくなり開門11:00と同時に応援席へ。2年前ほどの混雑ではなかったが、試合が始まってしばらくしてふと外野席を見ると、ほぼいっぱいに埋まっていた。
慶應の応援ブログを書いて、早実の野球の観戦記もたまに書いているPさんと、学生野球全般、早実の野球にもとても詳しいNさんの席を確保し、暑い中2時間待つ(2名とも早実とは何も関係ないはずだが、校歌も歌えるし、もちろん紺碧だって2番まで完璧)。今日は昨日のハマスタよりは少し風があり楽だった(といっても、とても暑かったが)。開始まで前の席にいた「いかにも昔の早実卒業生」という70歳くらいのおじいさんに絡まれ、野球談議に付き合った結果、なんとなくヒマはつぶせた(そのおじいさんは、試合途中ビールを飲みながら「ばっちこい」を連呼、そのうち熟睡してたけど)。

さて、筆者の西東京予想では早実が決勝で負けるという予想だったが、不幸にも予想が当たってしまい、試合は「なんだかなぁ」。結局13-5という結果だったが、点差ほどの力の開きはなかったと思う。4回にバント処理とピッチャーゴロの2塁送球での悪送球2つがすべてだったような気がする。この回の5点で、日鶴に「1点くらいはいいや」という余裕ができ、実際、早実はその後内野ゴロの間に1点ずつしか返すことができなかった(5回以降の4点中3点が内野ゴロ。あと1点は押し出し)。スーパールーキー小野田も、フィールディングという1年生らしい課題が出たね。8回の1死満塁、ピッチャーライナーダブルプレーもツキがなかったけど。
監督も最後はなんか諦めちゃったみたいな采配だったし、最後の押し出し連発は、今年の春の大会の塾高を思い出してしまった。
応援も元気なかったなぁ。校旗入場まではカッコよかったが、いつもの覇気が感じられなかった。何があったか知らないが応援委員会のメンバーがごそっと抜けたのも影響ありそう。チャンスのときはまだいいのだが、守備の時はとてもチグハグ。また、「魁」は2回やるとどうしても間が抜ける。日鶴の応援は統制がとれて、吹奏楽の音もよかった。応援で負けたなと思ったのは、初めてかもしれない。まぁ、「紺碧の空」も、内野ゴロでの得点が多く、スキっとしない紺碧だったせいもあるかも。
主力に1.2年生が多いため、今秋の大会では間違いなく優勝候補。楽しみにしている。

日鶴も甲子園で頑張ってほしいものだが、エースの連投が利かなそうなだけに、初戦の鹿児島実業は互角の勝負になるとしても、全国レベルになると勝ち抜いていくのは厳しいかもしれない。(最後の大会委員長?あいさつで、「日大鶴ヶ島おめでとう」はずっこけた。)

明日はいよいよ北神奈川決勝。監督も「10回に1回勝てるかどうか」などと言っているし、正直相手の方が強いとは思う。それでも何があるのがわからないのが高校野球。7時前には並ぶなんていう気合いの入ったメールも来ている。とにかく甲子園連れてってくれ。
明日は、勝っても負けても祝勝会か残念会になると思うので、試合の感想は明後日。

北神奈川準決勝 慶應義塾Vs.桐光学園

2008-07-25 23:17:32 | 2008年選手権大会
泣きそう。でも、泣くのはまだ早い。筆者の夢見ている甲子園での早慶戦に一番近くなった日になったのだ。今まで一番近かったのは3年前。慶應が決勝、早実は準決勝まで進んだが、同じ日に敗退。神宮と横浜スタジアムをはしごして、2試合ともうなだれて帰ったのをよく覚えている。
さて、大一番。午後から親会社で発表会があるということだったが、これはちょっと遅れることにして9:20に横浜球場に集合。まだチケット販売も開始されておらず、並ぼうとしたが、既に並んでいる若手がチケットを買ってくれるというので、ずっと電車では立ちっぱなしだった足を休めるためちょっと日陰で休憩。ちょっと風があって楽かなと思ったのだが・・・
10:00の開門と同時に1塁側スタンドに着席。たまたま、2列前にエース田村の母上、その左には4番鈴木の父上がいた。
しかし、暑かった。甲子園で炎天下の試合を何試合も経験したが、スタンドの中は灼熱地獄。最後の方は意識が朦朧として、熱中症寸前。スポーツドリンク2リットルはあっという間になくなった。顔と腕が日に焼けて痛い・・・。

宿敵桐光学園との一戦。選手や関係者はそう思っていないかもしれないが、3年前の決勝、昨年の準決勝、今春の準々決勝と、見に行った試合は立て続けに負けているので、筆者の中では苦手意識のあるところ。応援指導部も魔の7回というのは意識していたようだ。
結果は5-2。途中大リーグボール1号や1塁塁審の甘い判定もあり、ラッキーな面もあったが完勝といっていいだろうか。ただ、上位打線は当たっているものの、下位打線がねぇ(贅沢かなぁ)。
1回のウラに田村がベースカバーを怠りピンチが広がりかけたときは、思わず田村ママが前にいるのを忘れ「ちゃんとベースカバー入れよ!」と叫んだら、周りから「まぁまぁ」と窘められた(だけど、筆者は正しい)。
あと気になったのは、相手選手が怪我の治療のため、ベンチから出るのが遅れたが、そのとき応援を続けていたこと。何で出てこなかったのかは不明だが、ここは一応おとなしく待っていなきゃ。
これで苦手意識も払拭し、いよいよ明後日は東海大相模との決勝。途中、トイレに立った時、綾瀬の選手たちとすれ違ったが、身長170cmの筆者より低い選手ばかり。背が高ければいいというものではないが、本当に神奈川のベスト4まで上がってきたの?という感想。少しは相模を苦しめてくれればいいなと思ったが、5回コールド16-0じゃねぇ。

席がそばだった鈴木のお父さんと弟さんがいる早実の話しも少ししたが、最後は「明日は神宮で」とエール。ただ、時間が迫っていたため、仲間との挨拶もそこそこにあわてて仕事に出かけた。

一応、今日の代表予想の結果を。今日は4勝3敗だったようで、東北、宇都宮南、下関商とすべて準優勝。代表決定は木更津総合と済美の2校。

P.S.今甲子園の組合せ表を見たが、3日目の第4試合と6日目の第3試合が空白だね。これってひょっとして、「甲子園で早慶戦が見られたらこの世に思い残すことない」といつも言っている筆者を殺そうとしているのか?

7月24日 西東京準決勝

2008-07-24 23:37:46 | 2008年選手権大会
今、早実Vs.日大三のビデオを見終わったところ。正直なところ、早実は勝機もあるけど3年前のように大敗もあるかなと思っていたが、1年生ピッチャー2人、やるなぁ。
序盤から押され気味の展開で、5回についに失点。あと一本のタイムリーが出ていれば、ワンサイドという展開も考えられたが、なんとか7回まで2失点で持ちこたえ、8回9回のチャンスを生かし結果的には6-2と完勝。今日は日大三のキャッチャーがケガをしているという噂が駆け巡っていたが、早実はほとんど走るそぶりを見せなかったね。
やっぱり、早実対日大三って、地方大会レベルでの強豪対決としては一番伝統のある戦いだけに、いつもいい試合をする。3年前にワンサイドで日大三に負けた記憶がトラウマとなっているが、、その年の秋、そして早実が全国優勝したときの決勝での死闘も含め、公式戦では早実の3連勝。
本日は、11:30頃から外出をしなくてはならなかったため、速報とワンセグをにらめっこ。ただ、ワンセグが入らない場所を通っていたので、勝ち越しの瞬間はリアルタイムで見ていなかった。携帯を見るといつも冷静な速報をされているイヨウさんが、「キター」って大興奮。まぁ、日大三に勝つということは自信になるよな。早実は1、2年生が多く、来年のチームだと思ったが、甲子園まであと1勝。このままいけば、来春、来夏と全国優勝候補だね。
実は筆者の西東京の予想で早実は日大三に勝つが、決勝で負けるなんていう不吉な予想をしてしまったが、決勝相手の予想も当たらなかったことだし、このまま甲子園行ってしまおう。26日の楽しみがまたひとつ増えた。
昨日、ある掲示板に「日大だらけの西東京大会、おりも政夫」なんていうフレーズを見て、思わず吹いてしまったが(若い奴らにはわからないだろうなぁ)、相手は日大鶴ヶ丘。鶴ヶ丘も劇的な逆転サヨナラだったようだ。早実対日大鶴ヶ丘は筆者が観戦した記憶としては2勝2敗。斎藤佑樹が唯一2敗した相手が日鶴。いずれも接戦であり、明後日の決勝も死闘になりそう。ガンバレ!!
そういえば、埼玉では立教も決勝進出なんだ。甲子園で東京六大学やっちゃおうぜ。
(速報で「ピッチャー塚田君に交代」というのを見て、「また荒らしが・・・」と思ったのは筆者だけか?)

さて、本日の代表予想校の成績だが、11戦8勝。霞ヶ浦(準優勝)、北陸(準優勝)、明徳義塾(ベスト4)の3校が星を落とし、金沢、近江、智弁和歌山が代表決定。優勝は9校となった。

明日はいよいよ母校の準決勝。11:00開始だが、応援仲間のMさんから9:30に行くぞ!と気合いが入ったメールがあったので、私もいつもと同じ時間に起き、出かけることとする。

心配なことがひとつ。学生面接の日程を今日までに決めなくてはいけないため困ってしまい、結局8月8日にしたのだが大丈夫だろうか。ピンポイントで甲子園での試合があって、行けませんでしたなんていったら目も当てられない。

7月23日 神奈川準々決勝

2008-07-23 21:38:40 | 2008年選手権大会
今、TVKのビデオを見終わったところ。なんだ、あの二元中継は!
今日も現地には行けずPCに張り付いての応援。掲示板速報係は第一人者のTYさんであったが1回裏の更新が遅かったので、心の中でニンマリていた。ちょっと前に応援掲示板で「速報ありがとうございます。速報はほどほどに応援してくださいね」なんていうコメントが載っていたが、なんのなんの、速報をしているTY氏の隣で見ていると恐れ入る。速報ばかりか、率先して応援している、まさに神。
案の定1回裏からビックイニング。2回以降は一進一退が続いたものの、初回の4点が効いて7-3で終了。密かに甲子園優勝まで失点ゼロというとんでもない記録を打ち立てることを夢見てた筆者にとっては、3点も?取られたことはちょっと不満だが、相手は今まですべてコールド勝ちしてきたところだし、贅沢は言うまい。
準決勝の相手はやはり桐光。桐光って、相手を徹底的に研究し、自分の長所を出すよりも相手のイヤな所を突いてくるという、よく言えば「繊細な」、悪く言えば「エゲツナイ」野球をするところ。そして相手は「何かやってくるのではないか」という疑心暗鬼にかられ、自滅するということもよくある。しかも、3年前の決勝、去年の準決勝と、夏はなんとなく苦手意識がある(少なくとも筆者は)。どちらかというと、力で押してくる川崎北の方が相手としてはやりやすかったというのが個人的感想。また、このブログも仲間うちで閲覧する人も少し増えてきたので、あまり言いたくないのだが、守備力、投手力、打撃力は五分であっても、それ以外のことが、妙に引っかかるのだ。
右ブロックは意外なところで武相が負け。正直綾瀬というところがベスト4まで来るとは思わなかった。武相は粗いが、波に乗ると恐い打線なので相模を倒すという「ひょっとしたら」を実現してくれるかなと思ったが、ちょっと残念。
東東京のベスト4は今日だけを見れば順当のイメージ。東海大高輪台がどこまでやるかが楽しみなところである。

さて、本日の筆者の代表予想だが、15戦11勝。旭川実業、大産大附、神港学園、総合技術が姿を消し(総合技術は大逆転負けの準優勝だが)、青森山田が甲子園へ。

明日は、息子のところをワンセグMXで応援。日大三との大決戦。ガンバレよ。

7月22日、西東京準々決勝、北神奈川4回戦

2008-07-22 21:57:01 | 2008年選手権大会
!!~勝った~!!

このブログのタイトルって、「学生野球を語る・・・」なんだよなぁ。先々週くらいまでは都立高同士の試合なんか冷静に書いていたけど、ここまで来ると完全に応援モード。タイトル変えなきゃいけないかなぁ。せめてプロフィール直しておこう。

本日は商用があり、午後から外出。接戦の場面でWeb画面を見るときは手が震えるのだが、筆者の贔屓は2チームとも余裕の勝利ということで今日は落ち着いて携帯からの速報を楽しんでいた。
さて、西東京は準々決勝。大会が始まる前、左ブロックは日大三と早実が本命。右ブロックはどこがくるかわからないという下馬評だったが、本日の結果もそのとおり左ブロックの試合はワンサイド、右ブロックは大接戦という形になった。
日大三は後半圧倒的な打線爆発でコールド。早実もそつない攻撃で投手陣が完封コールド。早実はここまでは来るが、春を見たところ投手陣がイマイチだったので、日大三には敵わないだろうと思っていたが、1年生の小野田、鈴木のピッチャー2名が大活躍。明後日の日大三対早実は2年前の決勝の再現。さすがに不利とは見ているが、本日投げなかった小野田が日大三の強力打線相手にどこまで持つかということにかかっていそうだ。日大三の投手も明中八王子に7点取られたということは、「勝負」になるだろう。
右ブロックは上位シードがギリギリ勝ち上がり、日大決戦。結局日大系3校と早稲田というベスト4になった。法政も期待していたのだが、残念。堀越も結局いつもこの辺で負けちゃうんだよなぁ。
日大二は今日は澤田がお疲れのようで、終盤に7失点。日鶴が安定しているなぁ。

そして、北神奈川。母校は打線の爆発はならなかったものの、今日も只野から田村へのリレーで完封勝ち。3試合無失点という投手力がいいと本当に安心。強いて言うと、代打の切り札普久原の当たりが出ていないところか。
意外だったのは桐蔭学園。準々決勝での対戦相手になるだろうなと思っていたらまさかのコールド負け。明日の対戦相手は川崎工となった。
桐光も苦戦。横浜隼人もいいチームだし、神奈川の高校野球において、チケット販売などいつも手伝ってくれているから、応援していたが残念。正直桐光は相手の長所を消す野球をやってくるから、戦いにくい相手。明日の川崎北対桐光も面白そうだ。
右ブロックを考えている余裕はないが、東海大相模にも付け入るスキはありそうだ。武相が意外に強いのでビックリ。パンチや堤下に負けないぞ。

その他は鈴木兄弟のお父さんが監督をやっている大宮西が敗退。筆者の代表予想は7校(山形 東海大山形、西千葉 東海大浦安、東愛知 豊田大谷、新潟 中越、島根 大社、徳島 鳴門第一、福岡 九州国際大付 )が星を落とし、京都 福知山成美と熊本 城北が予想的中となった。

明日も応援に行けないが、TVKをビデオに撮ってPCの前で応援しているからね。とりあえず序盤に3点取れば一安心するので、早いところドンドン点取ってしまおう。明日は田村だろうけど、残りも田村田村かなぁ。準決勝白村で5回くらいっていうのが理想なんだけど。

7月21日 3校目の予想的中

2008-07-21 23:01:38 | 2008年選手権大会
今日は、祝日にもかかわらず一生懸命に仕事。普段は高校野球の結果をPCでチェックする余裕があるのだが、日中全くそのヒマはなく、家に帰ったのはついさきほど。
本日はどうしても気になる試合がなかったということで、筆者の代表予想を一応チェックしてみる。本日は23戦20勝。群馬:前橋工、富山:富山商、鳥取:鳥取城北が敗戦となった。鳥取城北はあと一歩だったのになぁ。一方、予想アタリが岩手:盛岡大附。ホームランという予想では6番手くらいに位置していただけに、こういうのを当てるとなんとなく嬉しい。甲子園では予想を当てた高校を優先的に応援してしまいそうだ。
昨日まで気づかなかったのだが、愛媛になんかどこかの企業のような「日本ウェルネス」という学校を発見。最近聖心ウルスラとか、そういう名前流行ってるのか?

本日、北埼玉大会を見に行かないかと誘われたのだが、その北埼玉では花咲徳栄の対抗と言われていた春日部共栄が負け。その代わりといっちゃなんだが春日部高校がベスト4。春日部高校といったら、なんといっても青島健太。確か筆者が大学1年のときに、春日部高校っていうところから青島っていうスゴイ奴がやってくると聞いた覚えがある。大学に入ってからは「スゴイ奴」ではなかったが。花咲も共栄も負けちゃったから今年はチャンスだぞ。
さーて、明日は2試合どうしても気になる。

7月20日 早実Vs.都日野

2008-07-20 21:26:11 | 2008年選手権大会
いやぁ、暑かった。
本日は、立川球場へ駆けつける。しかし、相変わらず立川球場は劣悪な環境だね。トイレは仮設だし、なんといっても、試合の見難さ。バックネットに太い繋ぎ目があり、ネット裏のホームベース1mくらいずれたところからだとキャッチャーが見えない位置がある。東京都の球場を全部知っているわけではないが、他にこんな球場見たことない(神宮の2階席で一部柱が邪魔して見えない席があるが)。
東京の高校野球って準々決勝くらいまでは、スコアボードに守備位置だけで名前は出ないし、球場の設備はどこも悪いし、MXTVでは準々決勝以降しか放映しないし、しかも700円も取る。オリンピック誘致なんかどうでもいいから、もっとこっちの方に力入れてほしい。もっとも野球嫌いの石原が知事をやっている間は無理な注文だろうけど。
試合開始45分前に行ったら1塁側はほぼ満席。外野も少し木陰があることもありかなりの観客が入っていた。バックネット裏に通路でもないのに、空席が一筋あるのを発見。そこに陣取ったところ、そう、あの繋ぎ目にハマった。強引に隣の人に少し移動してもらい観戦。途中1回だけトイレに立ったが、1塁ポール際にある仮設トイレに行って帰ってくるだけで、10分くらいかかったほど混雑していた。吹奏楽部は駒ヶ根合宿のためブラバンなしなのに、あの人の入りぶりはすごいものだ。
さて、都日野の試合を見るのは初めてだが、さすがにシード校になるだけのチーム。特に投手の小室は甲子園常連校でもエースが務まるかもしれなくらいの好投手。日程的には中一日の日野の方が有利だったが、勝負は全体の総合力で上回り、ミスが少なかった早実の勝利。しかしながら両チームの得点すべてがエラー絡みだっただけに、どう転んでも分からない試合だった。日野の応援も清々しかったし、試合終了後の選手への「よくやった」というねぎらいの拍手もとても素敵だった。
小室も早実の強力打線相手に好投したが、早実の小野田・鈴木の1年生コンビもたいしたもの。小野田の球のキレなどはあの斎藤祐樹を彷彿させる。特に1年生の時に6回になるとスタミナ切れで球が高くなるところなどはそっくり(斎藤の場合は秋からだったが)。鈴木も塾高4番の弟だけあって度胸満点。来年以降の2枚看板は実に楽しみである。
それはそうと早実とは何も関係はないのに、早実の試合も必ずといっていいほど見にくるK出身のNさん。今日は見かけなかったので、さすがに埼玉から立川までは来ないんだろうと思っていたが、夕方メールがあり、実は来ていたとのこと。まさに神出鬼没(人のこと言えないが)。

東京では筆者が西の優勝候補に推していた東亜学園が敗退。堀越だって実力校だが、前評判からすると意外な結果だった。あと台風の目になりそうなのは法政。昨日ワセダに勝った勢いからか、今日も東海大菅生を完封。神奈川は期待に反して波乱なし。先日亡くなった石田さんの息子さんがエースの川和は残念ながら敗退。明日の新聞で大きく載るのかな。

本日は筆者の代表予想は22校が勝ち抜いたものの秋田:明桜、福島:学法石川、西東京:東亜学園、岐阜:県岐商の4校が脱落。一方、長崎の清峰が代表決定。2校当たりの18校外れ。筆者の残りは35となった。
明日は仕事があり、夜は通夜に行かねばならないため、ブログもお休みになるかもしれない。

7月19日 慶應義塾Vs.鶴見

2008-07-19 23:36:14 | 2008年選手権大会
いよいよこの夏初の母校の試合を応援。藤沢八部球場というのは初めて行く球場。「ハッペ」と読むらしい。藤沢からタクシーで行こうと思ったのだが、たまたま近場に住んでいるサッカー部の同期であり、野球のルールはあまり知らないOクンからメールがあったので、一緒に行くことにする。タクシーだと渋滞で動かないということで、鵠沼海岸という駅から徒歩で行くことにしたのだが、前日に掲示板を見ると、「球場は狭いので満員になってしまうかもしれない」という脅かしの書き込みがあったため、俣野球場のオープニングのとき、30分前に行って内野に全く入れなかった轍を踏まえ、暑い中、50分前くらいに到着。それでも結構人はいっぱいで、席を探すのが苦労するほどであった。本当に最近人気出てきたなぁ。いつも球場で一緒に応援するメンバーもほぼ全員参戦。さすが。

試合はシートノックを見て、こりゃぁ大丈夫だろうと思うほど力の差があったとはいえ、観戦した試合では久し振りの快勝。全くもって言うことなし。
先発はちょっとした高校であれば大エースの実力はあるが、一応3番手に位置する白村。相手の鶴見高校は「ちくしょう、3番手なんか出してきやがって、エースじゃないのかよ」と思ったかもしれないが、5回で13三振。鶴見の160cmくらいの1番バッターに粘られて四球を出したときは去年の桐光戦を思い出したが、全くの杞憂に終わり、前に飛んだ打球は、2塁打1本と3塁ゴロ、ショートゴロ1本ずつ。6回表はエースの田村が出てきて、やはり3つのアウトはすべて三振。結局6回で16三振という奪三振ショーということになった。6回コールドで終わったが、このまま9回まで行ったら、24個くらい取れたかもしれない。高校記録って甲子園では21らしいが、地区大会ではいくつなのだろう。
春の甲子園では零封されたチームとしては大会記録にあと1に迫る残塁数だったが、今日は10点取ったのに残塁はわずかに4(最後のコールドを決めるサヨナラヒットを打った打者走者を残塁として数えるかどうか記録的に分からないが、これは含めていない)。本当にスカっとしたタイムリーの連続だった。

本日は伯父の入院している病院に見舞いに行かなければならなかったため、本当はちょっとだけを望んだのではないが、帰り際にちょっとだけ祝杯。途中準々決勝で対戦しそうな桐蔭学園がリードされている展開を聞いたが、最後は逆転勝ち。仕方ないか。あとは、昨秋ベスト4の川崎北と横浜商大は延長の末川崎北。正直言うと筆者の期待としては、左下は横浜商大が桐光と死闘を演じ(延長再試合くらいが一番いい)、商大が勝ち上がってくるのを期待していたのだが・・・。まぁ、一戦一戦勝つしかないから、対戦相手に一喜一憂するのはよそう。

東京は、番狂わせはなかったが、意外に接戦だったのは日大鶴ヶ丘Vs.都福生。都福生は前評判が良かったものの、残念でした。第1シードの日大三Vs.昨夏代表の創価を破った八王子もさすがに好試合だったようだ。左下は都小平がベスト8。まぁ不思議じゃない。桑田Jr.の桜美林はコールド負け。日大二って投手力だけかと思ったが、結構打つなぁ。早大学院Vs.法政大高の早法戦は意外にもノーシードの法政の勝ち。ここのところ大学では法政が低迷しているけど、これがきっかけになるか?早実も昨日のコールド勝ち寸前の降雨コールド再試合で、今日は正真正銘のコールド勝ち。

筆者の代表校予想、今日の結果は19戦18勝。花咲徳栄が負けた以外は勝利。南北海道の北海が初的中となった。別にどうでもいいのだが、結構うれしいものだ。

明日は、息子の母校の応援(応援席で応援はしないが)に、立川球場へ行ってきます。

東東京大一番

2008-07-18 22:51:32 | 2008年選手権大会
本日は結構休養日という地区も多く、神奈川でも試合なし。雨も心配されたのだが・・・
朝一番から帝京Vs.関東一、成立学園Vs.東海大高輪台なんていう好カードがあり、午後からは早実Vs.都小川、早大学院Vs.法政大高。学生面接が控えているというのに仕事にならなかった。
午前中一番気になっていたのは、成立対高輪台。両方とも今年の試合を見ているだけに、いい勝負になりそうだなと思っていた。負けたはしたものの9回に5点差を追いついた成立の粘りに拍手。岩佐不調だったようだね。春に見たときは本当にいいピッチャーだったんだけどなぁ。実は筆者の甲子園出場校予想で、今日13試合をやった中で負けはこの成立だけ。やはり大穴とした宮崎の都城東の準決勝は引分となった。
しかし、東京都高野連と朝日新聞の情報の遅いこと。東京都高野連はメチャ重いし。まぁ、その学校の応援掲示板なんかがあれば、その速報が一番アテにはなるのだが、一応日中は仕事をしているわけだし、それほどいくつもの画面を開けられない。その中で今日は2ちゃんねるの実況が頼りになった。普段はガセが多くて信用していいのか分からないのだが、大東洋氏の臨場感溢れる実況は有難かった。最後、「スレの立て方知っている奴、早く立てろよな」と、初めてこんなことでイライラした。高輪台おめでとう。もし甲子園に行くときは、ブーイングなんかせずにちゃんとした応援をしようね。
帝京の敗退もちょっとだけ意外。春に帝京も関東一も見ており、乱打戦になるだろうと予想はしたものの、帝京の高島が関東一にここまで打たれるとは思わなかった。
昼過ぎから西のほうの空は真っ黒。ちゃんと会社説明会に学生来るかなぁ、試合はできるかなぁ、なんて思いながら速報を見ていたが、3試合が試合途中で降雨コールド。しかし早実対都小川で6回2アウト、6-0からの中止はないよなぁ。確かに豪雨だったが単なる通り雨じゃない。中止決定後すぐにカラっと晴れた。まぁ、打撃の練習っていうことで吉と出るか、今日を含め3試合連続となり1年生投手の酷使ということで凶と出るか。

21日はまた会社説明会があるため球場に行けないものの、明日は母校の応援、明後日は息子の母校の試合に行ってくることにする。甲子園まであと5つ。

7月17日各地で好カード

2008-07-17 17:38:01 | 2008年選手権大会
本日は特に大きな波乱はなかったようだ。
今日の大一番は東兵庫の報徳学園対神戸国際大付。さすが報徳の近田。ここ一番はちゃんと完封という形で勝利を呼び込んだ。
東京もいいカードが目白押し。中でも残念だったのが今年で最後となる都九段・区立九段の連合軍。修徳が弱くなったのか、九段が強かったのか分からないが、サヨナラ負けは残念だった。東東京は都立勢唯一のシード校である都葛飾野が初戦敗退。といっても、ネームバリュー的には相手の二松学舎の方がシードっぽい気がする。
西東京では創価対八王子、桜美林対都保谷、日大二対帝京八王子など面白そうなカードが多かった。そして去年の決勝戦の再現となった創価対八王子。八王子が劇的な逆転サヨナラで昨年のリベンジ。うちのカミさんの母校は、やはり都立の小平に完敗。昨年初戦で第一シードを撃破したのはやはりフロックだったか。意外だったのは西東京の日大三。最終スコアこそ3-0だが、初回に3点挙げてそれだけというのは、具体的内容は分からないものの、どうしちゃったんだろう。
それはそうと。昨日まで気づかなかったが、西東京の右下ブロックでは知らない間に、早大学院対法政大高の早法戦になっていた。先日の明々戦に次ぐ六大学対戦。早大学院も今年は台風の目になるかもしれない(一応シード校なんで失礼だが)。
千葉注目は流経大柏対市立船橋。サッカーだったら全国大会の決勝でもいいようなカード。筆者が元いた会社の同僚の息子さんが市船の野球部だったが、レギュラーを取れたのだろうか。
長野では松商学園に須坂東があわやの金星だったが、残念でした。筆者が大穴で長野の候補に挙げた野沢北も残念。本日筆者が地区大会優勝に予想した高校が21校試合を行ったが、敗戦は野沢北と大分の明豊だけ。怖いくらい当たっていた。

P.S.
ふと思ったどうでもいいこと。一昨日筆者の母校はコールド発進したが、掲示板に「相変わらず残塁が多いのは気になります」という文章が載っていた。15点も取って残塁がゼロだったら逆に気持ち悪いだろ。そりゃ、春に零封されたチームとしては大会記録にあと1と迫る残塁を記録したから分からんでもないが。

7月15日&16日、いよいよ出陣

2008-07-16 21:28:35 | 2008年選手権大会
15日
昨日は昼間から講習会があったため、せっかくの母校の出陣であったが、応援に行けずそちらを優先。夜は飲んだくれてしまい、ブログもサボタージュ。
とりあえず母校の初戦であるが、相手は掲示板によると部員数10名で、おまけにエースが麻疹で出られないということだったので、それほど心配せずにいた。13:30の時点で速報を見たら7-0で勝っていたので、安心して講習会に没頭。将棋棋士の息子である4番手のピッチャーが先発して、押さえには3番手が登板ということで、2枚看板は一応温存。試合はやはり一方的だったようで5回コールド。
正直あと2回は普通に勝ち上がると思っているが、各地で番狂わせが起きているため油断大敵。
カミさんの母校は名もない都立相手に辛勝(もっともカミさんの母校も名もない都立だが)。息子の母校と準決勝対決は難しいだろうなぁ。
南神奈川の横浜対日大藤沢はあっけなく横浜。事実上の決勝ともいえる試合だったため、保土ヶ谷は外野開放までしたらしい。しかし、横浜の対戦相手は勝ち進んでいくにつれ、だんだんとしょぼくなっていくような組み合わせである。
昨日は岡山で第一シードの岡山理大と玉野光南が敗れるという波乱があったようで、鹿児島と岡山でも筆者の優勝予想外れ。

16日
いよいよ息子の母校が登場。今日は、会社でパソコンを5分おきにクリック。2年前もそうだったが、初戦は大苦戦。チャンスにあと一本が出ず、途中同点に追い付かれる展開となったが、なんとか勝利。2年前は今日の対戦校には楽々コールドだったのに(この試合は見に行った記憶がある)。1年生のリレーだったが、2年生以上のピッチャーが人材難。来年以降に期待だな。次は都小川だが、2年前の序盤の対戦相手と非常に似ているのが面白い。
オヤジの母校はプロ注目投手を擁するシード校相手に最後は力尽きたものの敗戦。進学校ながらよくベスト8までがんばった。やはり準優勝した昨年が最大のチャンスだったようだ。
筆者の母校の最大の?ライバルである桐光学園も6回までリードされる展開だったが、結局はコールド勝ち。準決勝の相手は商大かなぁ(って、全然気は早いが)。

鹿児島は鹿児島実業が甲子園へ。筆者にとっては鹿実というと定岡よりもサッカーの城彰二のイメージの方が大きい。しかし、鹿児島工業は2年前が確変だと思っていたが、強くなったなぁ。泣き虫の中迫監督残念でした。
南北海道では駒大苫小牧が敗退。しかもコールドで。やはり香田監督の力が大きかったのか、不祥事が響いて中学生が敬遠したのか・・・。一応、筆者の優勝北海という予想は生き残っている。本日の筆者の優勝予選敗退高は東海大甲府。よくよく見たら、鳥栖商は後出しのくせにいつのまにか敗退していた。

さて、これから心配なのは18日の天気予報についている雨マーク。1日延びるようなことがあれば決勝戦を見にいけなくなってしまう可能性も出てきた。

取手二高のエースだった石田氏逝去。筆者よりずっと若いだけに、びっくりであった。ご冥福をお祈りします。