慶應義塾高校野球部をひっそり応援しながら冷静にブツブツつぶやくブログ

慶應義塾高校&東京・神奈川を中心とした高校野球、東京六大学の観戦記・応援ブログです。 By G&G

21/10/31 早大Vs.慶大

2009-10-31 23:34:41 | 東京六大学野球
先週東京の準決勝・決勝の日は東京に居なかったため、ブログを書くのも12日ぶり。と思ったら・・・・・・
うわぁ。前回のブログって「つづく」で終わってる~~。
実は東京の準々決勝4試合をすべて見たので、準決勝・決勝の展望を書いてアップしたつもりでいたのだが、「非公開」にチェックして送信したようで、結局中途半端なまま終了していた。書いたら書きっぱなしで次回更新までは自分のブログを全くチェックしない筆者ならではの失敗の巻。
内容はというと、別に言い訳をする必要はないのだが、言い訳がましく次の土日は東京から離れること、ドラフト展望等いろいろ2時間くらいかけて書いたけど、今更公開してもつまらないので残念ながらお蔵入り(いや、単に削除)。ということで、13日ぶりのブログ。
一応、東海大菅生と都日野が乱打戦になったということ以外は、だいたい予想通りの結果。菅生の佐藤も15%くらいの確率で帝京を抑えられるかなとも思ったが、打たれちゃったようだ。
東京の2枠目は日大三でしょう。日野も21世紀枠候補として東京の推薦はもらえそうだが、甲子園までとなるとどうかなぁ。

さて、今日は本日開催の関東大会を見に千葉県営球場まで行くか、中林の最後の雄姿(最近の使われ方を見ると、多分最後にはならないだろうが)を見に神宮に行くか迷っていたところ、「学生席のチケットあるから神宮行かない?」とK氏から誘われ神宮へ。学生席はあまり乗り気にならなかったものの、水戸桜ノ巻のキュウリの漬物の誘惑には早慶戦が勝利。

さて、本文に入る前に一言(って、いつから本文始まるんだよぉ)。筆者は「慶早戦」に拘らない所謂非国民。日韓ワールドカップのときもJapanとKoreaをどっちを先にするかっていう議論があったと記憶しているが、正直どっちでもいいじゃん。別に慶早戦というのも否定はしないが、PCでも一発変換できるし、以下一般的に使用されている早慶戦と呼ばせてもらう(何回出てくるか、書き進めないとわからないが)。

8:30じゃ早いだろうね、ということで9:00に待ち合わせをしたものの、それでも早かった。少し上の方からの観戦の方が好きな筆者とK氏は、このままじゃ前の方に座らされてしまうということで、入場開始後入口付近で少し時間潰し。そんな苦労?もあり学生席の中では割合といい席を確保。

試合開始前、例の詩吟のようなパフォーマンス。いつものことながらこの時間は中座。終了を確認し席に戻ったが、再開されてしまう。少し我慢してそのまま席にいたら、チアが「Da Doo Ron Ron」でのパフォーマンス。ついこの間ブログでも書いたが、先般亡くなったエリー・グリニッジと夫のジェフ・バリーとの共作第一弾。まさか彼女を追悼した選曲なんていうことはないとは思うし、いつもやっていることなんだろうが、オールディーズ評論家としては、なかなか感激もの。まぁ、こんなことを考えているのは、あの場所にいた人間では筆者くらいだろうけど。

試合前の相手応援団がこちらにきての交換応援?。そういえば、早稲田の応援をするのは、今春の甲子園以来。それにしても、後ろから見てたけどテンション高すぎる人が約2名。Tさん、Sさん、きみたちだよ。

いつも必ず慶應の試合には出没するS氏とA氏。お昼近くになって現れる。千葉に行ってきたとのこと。昨年度の優勝旗返還を見に行ったらしい。うわぁ、千葉に野球見に行こうとは思ったけど、さすがにその発想はなかったわぁ。

筆者の右隣は後から来るI氏のために空けておいたものの、その隣の人がまぁ可哀想なくらいの音程が取れない人(一言で表現できる単語はあるが、一応オブラートに包んでみました)。本人は別に可哀想でなくとも、周りにいる人間、特に中途半端に音楽をかじった筆者がとても可哀想。他の試合だったら、早々とその場から逃げるのだが、一応逃げられない環境。ようやく遅れてきたI氏を強引に筆者の右隣に座らせる。巨漢2名に挟まれ窮屈な思いをしたものの、声の大きいI氏のおかげで、不快な思いを長く続けずに済んだ。感謝。
一時音程を外したCMを使って、その度に筆者を不快指数100%に追い込んだ某○シンハンバーグなんて、絶対買ってやるかと思うもん。

狭いといえば、タオルを振っての応援はあれだけ狭いところでやるのは勘弁。っていうか、無料の配布物だったらともかく、有料のものを使って応援を強制するのはいかがなものか。商売上手と言えばそれまでだが、うるさいPTAかなんかだったら、クレームを唱えてくるおばさんは絶対いるはず。


さて、試合は昔よく見ていたものと全く逆の光景が展開されていた。筆者の学生時代は鍛冶舎さんに虐められ(ここでシングルヒットが出ればサイクルだ、っていう場面でホームラン打たれたこともあった)、コールド負けでいいよ~っていう感じで手も足も出なかったし。まさか2桁得点とはねぇ。
今日は振り逃げが計3つ、しかも振り逃げ2ベースなんていう高校野球でも滅多にお目にかかれない場面も。杉山もいいキャッチャーだと思うけど、今日は(も?)キャッチングがねぇ。斎藤の負けゲームを見るのも、3年半ぶりになるのかな。それにしても早稲田は重症かも。法政に連続完封食らったのをそのまま引きずって、しかもあれだけ守れないと・・・。早稲田の方が大学入学時点では個々の能力は高かった選手が多かったんだろうけど。

さて、明日は千葉に行こうと思っているので、火曜日まで試合が延びるとき以外はチームウルシを見るのも本日が最後。
4年生のみんな、ありがとうね。特に漆畑、中林、忠本、高橋玄、長谷、湯浅そして学生コーチ谷地の塾高出身の選手たち、君たちがいなかったら今絶対こんなブログ書いていないし、もう少し違う生活になっていただろう。お陰様でまた違った楽しい人生が送れている。1年に1回くらいはあの雨の関西戦とかビデオ観て都度泣いちゃうんだろうなぁ。


結局「早慶戦」って、注釈を書いてからは1回も出てこなかった・・・

21/10/18 日大三Vs.早実、都日野Vs.明大中野八王子

2009-10-18 21:59:01 | 2009年秋季大会
朝出ていくときに早実の掲示板を覗いたら、7:40時点で日本青年館まで並んでいるとの情報。
なにしろ組織的なものを除けば東京で一番であろう人気カード。
「ヤバイかも」「でもチケットあるから大丈夫だろう」という思いを交錯させながら自転車を走らせる。
駐輪場に自転車を置き、「チケット持っている人の列はどこ?」と係員に聞くと、「こちらの列です」という返事。この列も長い長い。途中横断歩道のところに切れ目がありそこに係員がいたので「ここ最後尾?」ときいても、「いや、あそこからまだ先があります」。青年館を通り越して、自転車では通ったことのあるというところまで並ぶ。
チケットを持っていない人の列はもっと後ろまでいたようだから、どのくらいまで行ったんだろう。慶應病院まで行っちゃう勢い。こうなると、「いい席で見られるか」よりも「まともに入場できるか」という思いを抱く。
ところがいざ開門すると、意外にスムーズに入場。ディズニーランドのファストパスを持っているような感じ。ラッキーなことに、ほぼネット裏正面に着席。
試合開始前は双方の関係者とも陣取り合戦がすごかった。筆者の周りは三高の方が陣取り合戦では少し勝っていたが、「これだけ確保すると顰蹙買うだろうな」という自覚があっただけOK。第三者からでもまぁ許容範囲ということにしておきましょう。早実は学園祭のためか吹奏楽OB有志10名くらい。日大三はブラスなし。ネット裏でも三高ファンと早実ファンが入り乱れて応援。

第一試合
日大三14-5早実(7回コールド)
試合開始前、練習中に早実の選手がグラウンド内で倒れ担架で運ばれるというアクシデント。筆者の席からは「1」に見えたので、鈴木がケガ?と心配したが「11」の深澤。最後代打でも出てきたので、大丈夫だったようで良かった。
だいたいこの両校の対戦は最近日大三有利という前評判だったが、不利の下馬評を覆しここのところ早実の3連勝中。2006年夏の死闘は今でも筆者の中でセカンドベストゲーム(1位は昨夏の塾高対相模)で、直接対決を見るのはそれ以来。今秋筆者は日大三の試合を見ていないが、今年に限っては早実有利のような気がしていた。
しかし、高校野球の強豪校同士の下馬評なんて当てにならない。結局は久々のワンサイド。
それにしても鈴木健介のデキが悪すぎた。ネット裏から見ていても全く球が来ていない。2番バッターにはストレートしか投げずにねらい打ちされるし、インコース攻めもあまりなし。相模戦での明の投球は遠いところからしか見ていないが、こんな感じだったのかもしれない。
今日の審判はストライクゾーン狭かったことも関係があるのかもしれないが、両チーム合わせて19点っていうのは、この対戦ではあまり記憶がない。
日大三もタイムリーエラーのトンネルはともかく、その前の内野安打なんか待って捕ろうとするなど、日大三にしてはまだ甘い部分もありそう(今年の夏に神宮球場のネット裏で話をした選手は多分吉澤だということに今日気づいた)。
早実の課題はまぁいろいろあるだろうけど、2005年夏ほどの力の差は感じていない。今日大差となったのは投手のデキがほとんどの部分を占めていたような気がする。日大三には普通の右投手はなかなか通用難しいかも。やはり、斎藤レベルの投手が出てくるか、ストライクゾーンが甘い審判で、そこを狙ってぎりぎりに投げられるようなピッチャーじゃないと。ということは左腕か・・・。そういえば、勝ち上がっているチームはサウスポー多いし。日本人の左利きの割合からすればすごい確率だ。
あと、接戦を想定した場合3塁コーチかな。途中から降板した鈴木がやっていたが、中途半端なアクションで、止めたにもかかわらずランナーが突っ込んだ場面なんかもあった(結局セーフになったが)。

試合終了後、早実が校歌斉唱。「えっ?」って思わず耳を疑った。六大学は負けても歌うけど、高校野球で負けたにもかかわらず歌っちゃうのは違和感を感じる。ルール的としては特に定めっていないんだろうけど。

第二試合
都日野7-6明大中野八王子(9回サヨナラ)

しかし、今日来てよかったぁ。当初メインは第一試合だったけど、第二試合にこんなドラマが待っていようとは・・・
第一試合で帰っちゃった方、途中で帰っちゃった方。残念でした。

観客は半分くらいになるんじゃないかと予想していたが、立ち見客は減ったものの、意外にも空席を探すのは難しいくらい観戦者は残る。
とはいえ、早実応援席の大部分は隣の球場に移っていったんだろうから、相当な人が外で待っていたんだろう。
隣の球場は慶明戦。通路で経過を覗いていたところ、明治のファンファーレが聞こえる。まさかここまで届くわけない。そうかぁ、この試合も明治だよなぁ。
試合前の校歌斉唱は「おぉ~メイジ~」。こりゃ、明治のチャンパが聞けるかも。なぁんだ、結局タッチ、サウスポー、ルパン、打ち上げ花火(曲のタイトルは知らない)かよ~。明治のチャンパも少しやってたからまぁいいか。
明大中野はご近所さんだから馴染みはあるのだが、明大中野八王子は初めて見るチーム。なにしろ地理的に離れた場所の2つの地名が学校名に入っているというのは他には知らない。
特にどちらに肩入れをするという事情は持ち合わせていないが、明治の付属に2試合とも(笑)勝たれるのは少し癪にさわるし、ましてや、隣の球場で本日明治にやられているだけに、いくら明治神宮だからといって1日に神宮3勝させちゃいかんだろうと日野を心の中で応援。

あまりにも劇的なゲームだったため、簡単に復習。
序盤は両チームエースが踏ん張り3回まで0-0。4回に明八エースの本塁打で先制。その後も明八の打球が伸びるのか、日野の外野が目測を誤り(というか、単に打球の追い方がまずいだけかも)頭を越される場面も多く、5回表終了時には4-0。
その後日野2番手投手の好投や主砲の本塁打などで2点を返し、また、判官びいきというか都立贔屓からか、途中からスタンドの日野への応援が大きくなってきたこともあり、反撃ムード。しかし9回に2ランを打たれ2-6と4点のビハインドとなり9回もあっという間に2アウトランナーなし。そこからドラマが始まった。
四球、死球のあと3番藤巻の当たりは平凡なショートゴロ。ショートが難なく捕球しだれもがゲームセットだと思ったが、二塁手のセカンドカバーが遅れ、一瞬逡巡したショートはセカンドを諦め1塁へ送球。ただ、全力疾走を怠っていなかった打者走者の足が一瞬早く、一塁セーフで満塁。
続く4番豊田にはストライクが入らず押し出しでまず1点。「ここでホームランが出れば逆転サヨナラだな」とみんな思っていたのだろうが、そんなマンガみたいな展開はあり得ないだろうという大人の考えからか、それを口に出す人は周りにはいなかった。
筆者はそのとき「日本文理みたいにあと3点くらい入れて惜敗かなぁ、そして「よくやった」って大きな拍手で称えられるんだろうなぁ。だけど文理は勝っても負けても最後の試合だったからさわやかに笑っていたけど、この試合は甲子園につながる試合だからなぁ」などと考えていた。
そんなことが頭をよぎっている中、5番菊池が右中間に大きな飛球。そしてギリギリフェンスを越える。
逆転サヨナラ満塁ホームラン!
ネット裏では努めて冷静にふるまっている筆者だが、思わず立ち上がる。ネット裏で興奮して立ち上がってしまったことって、初めてかもしれない。周りも全員立ち上がって拍手。日野選手、応援団は大騒ぎ。明八の応援団長は気丈にふるまっていたものの、さすがに落胆の表情が窺われた。
高校野球を何百試合と見ているが、さすがに逆転サヨナラ満塁ホームランを生で見るのは初めて。9回裏2アウトランナーなしから4点差ひっくり返しての逆転勝ちなんて絵空事だと思っていた。いろいろ自分に関係のない学校の試合も見ているが、その中で今まで一番大きな印象に残るだろう試合。いい冥土の土産がまたひとつ増えた。

つづく

21/10/17 帝京Vs.成立学園、東海大菅生Vs.日大二、明大Vs.慶大

2009-10-17 23:13:40 | 2009年秋季大会
ようやく怒涛の一週間が終了。今週って3連休があったんだということなどすっかり忘れていた。あと一週間しないと一段落しないが、とりあえず土日が丸々休めるので、神宮第二へ。
朝方ヤボ用があり出遅れたため、10時頃電車に乗っているときに「今日行きます?」というメール。信濃町駅に降りれば人の流れで本日六大学の決戦という状況は呑み込めたのだろうが、すっかり神宮本球場のことは忘れていた。正直言うと、今日着ていこうかなと最初に手にした服は紫色だったくらい。
塾高OBが活躍している大学野球を忘れ、すっかり個人的にはここのところ都大会で盛り上がっている。慶應義塾高校を応援するブログっていうタイトルなんだけど、そろそろどこからかお叱りを受けそうだ。
まぁ仕方がないところだが、やっぱり去年の秋があり得ない出来事だったんだと改めて実感。


第一試合
帝京11ー1成立学園(6回コールド)
球場到着が10:20。階段を上がっているときに大歓声が上がる。スコアボードの帝京の1回裏には既に3が表示されていた。この時間にもかかわらず、記者席のすぐ横に着席。1回はそのまま終了し、2回表に伊藤が四球を連発し成立が1点を返したので、こりゃ勝負の行方は分からんなと一瞬思ったのだが、2回裏の帝京の攻撃と成立の守備を見て帝京の勝利を確信。何しろ打球の速さが違う。
成立学園の西潟は好投手と聞いていたが、やはり帝京の打線にかかると厳しいものがある。逆に1回戦都江戸川、2回戦都足立西、3回戦二松学舎とそれほど大量点を取ってこなかったという方が不思議。きっちりと10月中旬に合わせピークを持ってきているのかもしれない。
帝京先発は夏の甲子園で1年生ながら150キロを連発した伊藤。スピードもそれほどあるとは思えなかったが、成立の各バッターは振り負けていた。まぁ、3回以降は、変化球もいいところに決まっていたかも。
成立の外野が深い深い。先日行われた早実対足立学園もそうだったが、あれだけ後ろに守ると、浅い外野フライもすぐヒットになる。まぁ、それが功を奏することもありがちだが。
帝京は左打者ずらり。神奈川でいえば相模といい桐蔭といい、左を並べるのが最近のトレンドなのだろうか。確かに野球ってシンメトリーじゃない珍しいスポーツなので、基本的に左が有利というのは否定しないが、右の大砲っていうのも見たいなぁ。もっとも帝京の各バッターはどっしり構えていたが。
早実ももし日大三に勝って対戦するようならばエースナンバーに拘らずに左腕の長坂で行った方がいいかもしれない。
最後はあっけなくエラーでサヨナラコールド。少なくとも筆者が観戦した2回以降、成立はヒットゼロだった。

第二試合
東海大菅生3ー1日大二
東海大菅生を見るのは一昨年塾高と対戦した春季大会以来。その年の夏は第一シードだったにもかかわらず、初戦で野球では無名なカミさんの母校に負け。以来都立にコールド負けなど惨敗が結構続いていたため、もう進学一本に絞ったのかとも思っていた。違っているかもしれないが、たぶん久々のベスト8だろう。
ユニホームの色が若干濃くなったようなイメージだが、相変わらず吹奏楽はいい音を出している。まぁ、神宮第二で100人近くで演奏すれば当然すごいボリュームになるので、いい演奏ではあるもののさすがにうるさい。しかも、試合途中から筆者の前に不必要に座高の高いおじさんが座ってしまい、ますます筆者のイライラが増幅。なにしろ筆者が席を外したとき、筆者の後ろの席の人を見たら、2列先にもかかわらず、体を捻らせて観戦していた。

最近ノッている日大二が有利かなとイメージしていたが、菅生の佐藤はたぶんストレートのMAXは130に届かないものの緩急をつけ、コントロール絶妙なサウスポー。これまでの試合ではそこそこ点数を取られていたみたいだけど、1回裏いきなり3人ともセカンドフライに仕留めるという立ち上がり。その後もスクリューボールかシンカーのようなボールを左右に散らし、久々に「うまい」とうならせる投球を見た。キャッチャーのリードも見事だったねぇ。筆者の読みもほとんど当たらなかった。エラー絡みで1点失ったものの、被安打2(外野へのヒットは1)死四球0、内野フライ10(うちセカンドフライ6)と完璧な内容。日大二のバッターは全くタイミングが合っていなかった。決勝は帝京か日大三か早実かどこが出てくるか分からないが、打撃力がこの3校からは少し劣りそうなものの、佐藤が今日みたいな内容だったら、どこが出てきても勝負になる。左右は違うものの去年の国士舘の荷川取と少しだけイメージがダブるかも。まぁ、今日のような投球がいつも、どこの学校相手でもできるとは限らないけどねぇ。
そういえば、菅生得点時の応援曲のとき、何でみんなで中腰になって肩を組むんだろう。東海大系列ってみんなこうだったっけ?

途中、一応気になるのが神宮球場の経過。第二試合から見ることにしても、5回あたりに入って丸々金払うのはしゃくにさわる。通路から覗くと延長に入った模様。よしよし。
ただ、延長12回引き分けはやりすぎだろう。ゴルフ場での試合終了時にはまだ早法戦が終わっていなかった。

明大Vs.慶大
慶應も久々に優勝のチャンスがあるせいか、かなり応援席も埋まっていた。開始前の中林の投球練習を見ていて、今日はよくないなと思っていたら、案の定不安定な立ち上がり(当たらないときの方が多いのだが)。それでもよく3回以降立ち直ったよ。
なにしろ相手スタメンは全員が甲子園常連校。しかも春日部共栄以外は平成に入って甲子園で優勝したことあるんじゃないかというところ出身。高校野球中心の筆者はそれだけで名前負けしてしまいそう。それに比べこっちの守備の要は高志高校だぜ~。今年入った高志高校出身の社員が「うちは絶対甲子園なんて行けませんから~」って言っている。今春までは守備の人だったけど、ここのところ本当によく打つようにもなってきた。よし、逆転優勝しちゃおう。
ただ、今秋は長野高校も新潟高校も北信越大会出てるんだよなぁ。両校とも今日負けちゃったみたいだけど・・・。

それにしても、神宮球場に掲げている「CHINTAIは六大学野球を応援しています。」っていう横断幕。色使いからすると、明治を応援していないか?

(相変わらず大学のコラムは薄っぺらいなぁ・・・)
影のツッコミ(このブログって全体として「薄っぺらい」のがウリじゃなかったのかい)

21/10/12 日大二Vs.成蹊、都小平Vs.都日野、早実Vs.足立学園

2009-10-12 22:24:00 | 2009年秋季大会
昨日は一応一日中仕事。決算の数字見ていると憂鬱。本当に景気悪いねぇ。法人税払って貢献したいけど、それすら払えそうもない。まぁ、政権替わってそれほど日は経っていないが、先が見えない。私怨と公憤をはき違えている大臣とかいるし、金融機関なんてかなりヤバイんじゃない?早いところ辞めておいてよかったかも。

第一試合
日大二4―0成蹊
柴崎体育館到着が10:00。意外にモノレールの駅で降りる客が少ない。もう少しいてもいいのかなと思いながら歩いていると、前を歩いていた2組が途中で曲がってしまった。立川球場で試合がある場合は、人の後をついていくことが多かったため、一人で行くには少し不安。それでも「この道だったよな」と後ろを振り返ると、筆者の後ろにも2~3人いたのでホッとする。もっとも彼らも筆者の後をついてきただけかもしれないが・・・
球場に着きスコアボードを見ると、すでに5回。何時から始まっていたんだ?日程変更は把握していたものの第一試合の開始時間までチェックしていなかった。
移動しにくい球場のため、一塁ベースが見えない席であったが、仕方なく空いていた席で一時的に観戦。
本当によく見えなかったので、というか、テンションが低かったため、ネタも感想も考えつかないまま、いつのまにか試合終了。成蹊の投手、サウスポーでなかなかいいピッチャーだったんだけどな。

第二試合
都日野8-1都小平(7回コールド)
第一試合終了と同時にネット裏に移動。といってもネット裏だってまともに見られる席はない。太い鉄柱が10本もあり、どんな席でもどこかが死角になる。
いつも立川球場のグチになってしまうが、本当にここの球場は劣悪。外野から見るのが好きな人間だったら、いいグラウンドかもしれないけど、もしここで腹痛なんかおこったら死にたくなりそう。もし、「立川市営球場を改修します」っていうマニュフェストを掲げて選挙に立候補したら、絶対入れるね。もっとも筆者は立川市民じゃないが・・・
両チームともブラバンが控える。
都日野の試合を見るのも昨夏以来。そのときは早実に惜敗したけど、今夏も準決勝で日大三に6-7だったし、最近は本当に安定した成績を収めている。卒業生である忌野効果があるのかどうかわからないが、「こんなとこでヒットを打っちゃうなんて~♪」「甲子園にこの春行っちゃうなんて~♪」(歌詞は微妙に違うかもしれないが)っていうのもナイス。去年見たときは、この応援パターンをやっていたのかどうか記憶にない。得点が入ったときなど肩を組みながら「いいぞ、いいぞ、ヒノー♪」(ボクの好きなセンセー)とかどうだ?(正直筆者は同世代だが、それほど忌野清志郎って好きじゃないけど)。
都小平の試合は一昨日見たが、それほど打撃力があるチームではなさそう。中盤まで接戦だったため、延長にでもなったら、照明設備がない球場で第三試合がサスペンデッドになってしまうのではないかと少し心配。しかし、そんな心配をよそに日野が5回裏に一挙に8点を奪い超効率のいいペースでコールド。都小平のバント処理のミスが大量失点になってしまった。
ただ、日野はエースナンバーが出て来なかったが、今日投げた投手はコントロールこそいいものの、手投げでボールを置きにいっている感じ。強打の打線と当たったときは厳しいかも。


途中、各地に散らばって野球観戦をしている連中から各試合速報のメール。塾高は今年全国制覇した学校と練習試合をやっていたらしい。
びっくりしたのがN氏からの青森市営球場からの速報。いくら好きでも東北大会、しかも青森とはねぇ。
そうそう、中川西中学校、おめでとうございました(って、どこにあるの?)。

第三試合
早実17-0足立学園(5回コールド)
足立学園の正確な所在地は知らないが、立川までかなり時間かかっただろう。
足立学園は初めて見る学校だが、異様に礼儀正しい。そしてエースのボールもそこそこのスピードでコントロールは良く、よく真中に集まってしまっていた。こういう上品な礼儀正しいタイプのピッチャーって、早実とか日大三とか帝京あたりは大好きなんだよねぇ。スピード遅くてももっとボール散らすとか、もっと荒れ球にするとかじゃないと厳しいわぁ。
早実1番バッターの松井。2回も走塁ミスして・・・って隣のOBらしきおじいさんが怒っていたが、筆者は好きだなぁ。あの落ち着きの無さ。塾高も結構あぁいう打者に痛い目に遭っているから、かなり相手へのプレッシャーになるはず。
次は宿敵三高。三高の試合は今秋見ていないけど、勝てるチャンスは十分にあるだろう。
それにしても右ブロックってパラマスみたいな組合せだ・・・
ベスト8は東2西6、ベスト4は東1西3で確定。

21/10/10 佼成学園Vs.早実、正則学園Vs.都小平

2009-10-10 21:20:53 | 2009年秋季大会
昨日はここの隣でヤクルト対阪神をやっていた。国鉄時代からのスワローズファンである筆者としては嬉しい限り。
見に行きたかったのだが、決算で悪戦苦闘。どうしても税務申告書が5,830円決算書と合わない。犯人の目途はついていたのだが、この「預金利息2,915円」がなかなか口の固い手強い奴。物的確証もなく、ようやく自白したのが10時過ぎ。税引後当期利益から減算しなくてはいけないところを加算していたというつまらないオチで決着。
3連休でチンタラやる手もあったが、パズルと格闘するのも嫌いじゃないし、何から何までひとりきりでやるのも中小企業の醍醐味ということで、仕事しながら、冷蔵庫のビールを飲みながら、ヤフーの速報を見ながら、ブツブツワーワーひとりで言いながらドキドキしていた。高校野球もそうだが、速報っていうのは結構心臓に悪い。
夏場は3位をぶっちぎりで独走していたため、まさか今の時期の大一番は予想しなかった。ヤクルトファンである筆者がいうのもなんだが、やっぱり勝率5割以下でCSシリーズ出場って違和感ありあり。最低5割っていう足切りくらいあってもいいかなと感じている。まぁルールを最大限に利用してペナントレース最低勝率での日本一を期待。
とはいえ、WBCの優勝といい、巨人の強さといい、東海大相模の神奈川優勝といい、今年は原辰徳の年かなという気もするのだが・・・
そういえば古くは金田に始まって広沢・ペタジーニ・ラミレス・ゴンザレス・グライシンガーか・・・
(長嶋一茂っていうのもいたっけ。直接じゃないとはいえ木田はもらったんだけど)


自転車から降りるとVIVAワセダの練習が聞こえる。2回戦で早くもチアが登場?と思いながら中に入る。中から外を覗くと大学チアの練習。そっかー、今日は六大学もあるんだねぇ。
試合前、選手名簿を購入。パラパラめくっていたら麻布高校のベンチ入りは10人。ちょっと何かアクシデントがあったら即放棄試合じゃん。しかも出身中学が全員付属。くじ運もあっただろうが、よく本大会まで進んだもんだ。

近くの人が話していたのだが、先日の台風により日程がズダズダになったらしい。秋に平日に試合があるということは認識していなかったので、最初に組合せ表をダウンロードしただけで、日程変更というのは全く考えていなかった。もしこの試合の日程が変わっていたとしても、同じ時間同じ場所に来ていただろう。なにしろ、晴れ男の筆者はさすがに電車が止まって午後から出勤ということになったものの、雨には当たらなかったから、災難に遭われた方には申し訳ないが、あまりすごい台風だったという実感はなかったもので・・・


第一試合
早実9-1佼成学園(7回コールド)
少しだけ寝過ごしたため、球場到着が9:15。こりゃ、ネット裏から3塁側まで埋まってしまい、佼成寄りに座らなくちゃいけないかも。別に佼成側でもいいのだが、なにしろ自分の家が何宗かも知らず、無宗教であるということにある意味の誇りを持っている人間。個別の宗教がどうのこうのではなく、知り合いも別にいるはずもないのだが、なんとなく色眼鏡で見られたくないため、できることなら避けたかった。思ったより観客は少なく、いつもの記者席のすぐ前に陣取る。

さて、早実の試合を見るのも今年の4月以来。
筆者が小さかった頃、佼成は強かったし、宗教系の学校は強いというイメージ。最近はコウセイという響きだけで強さを感じてしまうものの、シートノックと投手の投球練習を見てまぁ大丈夫だと予感。佼成の先発はエースナンバーじゃなかったが、一応甲子園を懸けた大事な試合にどうしちゃったんだろう。昨日のヤクルトの石川の好投を見て小柄な左腕に賭けたのかもしれない。結局エースは1回裏4点ビハインド、ノーアウトから出てきたのだが・・・
ホームベース真裏から見ていたが、審判の判定のバラツキには周りからも笑いが漏れる。それ以上に佼成の先発投手のコントロールがバラバラだったため、判定で左右される試合内容ではなかったが、自信を持って見送った明らかなボール球がストライクなんて言われると、いろいろ影響は大きい。打者が完全にストライクゾーンを見失ったなっていう場面もあった。
早実もいいチームになっていたねぇ。1番松井も足が速そうだし、実際に走らなかったもののスチールをやるぞやるぞと見せかけながら相手にプレッシャーをかけ続けていた。ピッチャー鈴木も派手さはないものの相変わらずかなりの安定感。
2年連続甲子園っていうのも不思議じゃない。まぁ、当然今後も厳しい相手が続くので、いつ負けても不思議じゃないが。

第二試合
都小平7-1正則学園
観客は数えようと思えば数えられるくらいにぐっと減る。ざっと400人くらいか。
この試合は正則学園対正則になる可能性もあったわけだが、都小平が正則に勝ちこのカード。
正則学園の秋といえばこのところずっと南大沢の早実グラウンドでしかやっていなかったけど、今年は2つにブロックが分かれたため、久しぶりに大海に出たという気持ちだろう。
都小平といえば昔の中国にこんな人がいたっけなというささやかなイメージしかないが、よく考えてみると、今夏はベスト4と本日登場の中では一番成績の良かったチーム。ブラスバンド20人くらいも繰り出して応援。ブラスバンドの中にピアニカ(今はそういう名称は使わないのか?)がいるのは初めて見た。
正則は走られ放題だし、小平は中盤までのチャンスにあと一本が出ずに突き放せずにいるし、互いに無駄なランナーを進塁させるし、第三者にとってはだらだらとした試合。6点ビハインド8回1アウト1塁からの送りバントは唖然。
一番気合が入っていたのがファールボールが飛んだときの係員のホイッスル。いい仕事してたけど、これだけ人が少なければ大丈夫だよ。もっともこの試合展開だと観客も集中力ないから眠気覚ましにはこのくらいの音量は必要だったかも。

左ブロックは昨年優勝の国士舘が敗退。とはいえ勝った堀越も台風の影響で3連戦になっている。意外なところがくるかも・・・