Satoru's diary

日々の想いをつづります。
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英国紅茶つながりでハイティー?

2016-04-05 09:26:19 | バンコク駐在 現地ニュース
5th Apr 2016 (Tue) 英国紅茶つながりでハイティー?

来週の明日(水曜)から、妻とマレーシア、シンガポールに旅行に行きます。 シンガポールは地理的に良い場所なので、色々な国の植民地になってきました。 中でも英国の植民地だった事もあり、英国と深いつながりがあります。 今でこそ、シンガポール=マリーナベイサンズみたいに思う人がいるかもしれませんが、シンガポールにラッフルズホテルありです。

シンガポールと言えばラッフルズホテル。 ラッフルズホテルと言えば、全室スイートルームとか、ハイティーやカクテルのシンガポールスリングが有名です。 今でこそ、シンガポールでメジャーになったハイティー文化は、ラッフルズホテルが発祥と言われています。

たまに、ラッフルズホテルのハイティーに関して、残念なコメントを見かけることがあります。 好みの問題なので、満足しなかったことは事実かもしれませんが、なんとなく? ラッフルズホテルのハイティーに求めてる物が違うので、残念なコメントになっているのではないかと推察します。

そもそも、ハイティー文化もアフタヌーンティー文化も発祥は英国です。 ご存じのようにアフタヌーンティーは、本来? 英国の上流階級の人たちのお茶会でした。 言わば、上流階級の人たちの夕食前のおやつです。 従って、サンドイッチ、スコーン、ペストリー(ケーキ)以外の食べ物は、ありません。 @アフタヌーンティーと名乗り、ビュッフェなどしていたら、英国の伝統的なアフタヌーンティーではありません。

一方、ハイティーは、英国庶民の軽い食事(夕食)が発祥です。 アフタヌーンティー同様にサンドイッチ、スコーン、ペストリーが出ますが、軽い食事も出ます。 現在では、多くのお店が、この軽い食事部分をブッフェ形式で提供しています。 ラッフルズホテルの場合、中国との繋がりも昔からあり、シンガポールの伝統的なハイティーは、中国式の点心が出されていました。 これは、英国伝統のハイティーではなく、シンガポール伝統のハイティーです。 どんな状況であろうと、ラッフルズホテルのハイティーがシンガポールのハイティー発祥ですから...(笑

ラッフルズホテルは(色々な?)歴史があり、今でも、今までの伝統を守り続けようとしているホテルです。 ラッフルズホテルのハイティーもシンガポールの伝統を大事にしています。 従って、ラッフルズホテルのハイティーはシンガポールの伝統的なハイティーをシンガポールの伝統的な空間で体験できる貴重なハイティーです。

シンガポールにはいくつも5つ星ホテルがあり、各ホテルのカフェでも自前の(かつ自慢の)ハイティーを提供しており、値段もラッフルズより同等か安く、しかもブッフェの品数が多く、見た目も味付けも現代的で美味しいです。 シンガポールでの歴史がない分、自由に顧客満足度を上げることができます。 私は、どちらがお得とか、どちらが正しいとか、どちらが高級かなどという事は言いません。 ただ(地元シンガポールの)老舗には老舗の味と伝統があり、(海外から来た)新興には新興の良さがありますし、そもそもシンガポールに展開するホテルは名門ホテルが多いので、味、サービス、質に不満はない(少ない)と思います。

そういう事を知らずに、ラッフルズのハイティーが有名だから行き、それなりのお金を払ったけど、食べ物も質素というコメントが出ても、私は不思議ではありません。 また、ハイティーに出てくるスコーンは、上手くもなく、まずくもなくという評価を見かけますが、それが伝統の味です。 そもそも上質なスコーンとは上質な小麦粉を練って焼いたお菓子で、昔から英国で食べられているシンプルお菓子です。 そして、シンプルだからこそ、クロテッドクリームやジャムをつけて、色々な味を楽しめるますし、今まで英国で楽しまれてきました。 スーパーで売っている工場で作られたスコーンの方がよっぽど、程よいシーズニングが効いて? 現代人には美味しく感じるかもしれません。

また、ハイティーに出てくるクロテッドクリームも、英国では2000年も前からずっと作られている伝統的なクリームで、ラッフルズもラッフルズ秘伝のレシピで伝統のクロテッドクリームの濃度と味を守っています。 美味しさを求めるならば、新興物をお勧めします。

私が思うラッフルズのハイティーとは、シンガポール伝統のハイティーを現代でも味わえる貴重な場所を提供してくれる貴重な場所です。 もし、ラッフルズホテルのティフィンルームでハイティーを味わえる機会があれば、味の好みは(一時?)置いておいて 英国貴婦人たちが、目の前を行きかう貿易船を見ながらお茶をした、古き良き時代からあるシンガポールのハイティーを満喫しましょう。 これが、シンガポールにある名門ホテルのハイティーでは真似できないラッフルズホテルの歴史と伝統です。

因みに... さんざん、ラッフルズホテルの歴史とか伝統とか言いましたが、この歴史と伝統は、かなり紆余曲折あります。 色々な国の植民地になったり、オーナーが変わったり、とても名門と名乗れる美しい歴史でなないのですが、シンガポール国民、世界の著名人に支えられて? 今のラッフルズホテルの地位が作り上げられたと、私は感じます。 @あくまでも、私の所感ですよ(笑

という事で、シンガポールに行った時に、ラッフルズホテルでハイティーが楽しめるように、ラッフルズホテルのホームページから予約しました。 以前、予約せずに飛び込みで行こうとしたら、お店の前は、人だかりというか予約のお客さんでいっぱいで、入れなかったので、行くときは、HPからの予約をお勧めします。 @日付、名前、人数、メールアドレスを記すだけで、その場で空席があるか、満席か確認できますし、予約結果は、メールで送られてきます。 日本語で予約もできるようです。

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