Satoru's diary

日々の想いをつづります。
I write down daily thought. ^^

その他 自分へのメモです

2017-04-19 10:13:55 | 災害時のサバイバルライフ
19th Apr 2017 (Wed) その他 自分へのメモです

サバイバルライフの基本は、1.体温確保、2.水確保、3.火確保、4.食確保

災害被害は、1.液状化、2.斜面崩壊、3.津波

災害復旧時間の目明日は、固定電話は2週間、都市ガスは淡路震災で85日、東日本震災60日、上水道は淡路震災で42日、東日本震災で1.5ヶ月

避難袋に入れておいて役に立つ物として、1.ロープ(場所取り、洗濯干し、荷物纏めなど色々使えます) 2.大きいビニール袋2枚と風呂敷(ポリタンクがなくてもビニール袋2枚と風呂敷やバスタオルで水が運べます) 3.漏斗とペットボトル(水をペットボトルに入れるのに役立ちます) 4.マウスウォッシュと歯ブラシ(歯磨きのうがい水を節約できます) 5.蚊取り線香(夏の蚊から体を守ります)

我が家の危険を見直してみました

2017-04-19 10:11:44 | 災害時のサバイバルライフ
19th Apr 2017 (Wed) 我が家の危険を見直してみました

色々と震災のことを調べていて、我が家の危険を再確認してみました。

防犯でもそうですが、私のポリシーは「盗まれてから、お金をかけて対策する」のではなく、「盗まれないために、お金をかけて対策する」です。 実際に「盗難被害」にあってから対策しても、気持ち悪いですからね?

という事で、この私流のポリシーで言うと「震災が起きて、壊れた物をお金をかけて修理する」のではなく、「震災が起きても、壊れない(または被害を最小化)するためにお金をかけて対策する」です。 ちょっと、気を使うだけで、被害額が変わるかもしれません。 簡単にできるところから、見直して、対策していきたいと思います。

1.出窓に金属製の花瓶やロウソク立てが置いてあります。 いきなり大きな地震が来たら、窓に当たって、窓が割れてしまうかもしれません。 窓ガラスが割れると修理費も嵩むので、窓の近くに置く物は、地震で飛ばされても窓を割らない程度の物にしようと思います。

2.我が家の玄関の照明は、吊り下げタイプで、ガラスのシェードを沢山使っています。 いきなり大きな横揺れタイプの地震が来たら、壁に当たって、ガラスが割れ、玄関の靴の上にガラスが入るかもしれません。 玄関は大事な避難路なので、横揺れにあっても壁や天井に当たらないように、対策したいと思います。

3.我が家の階段の照明も玄関同様、吊り下げタイプで、ガラスのシードを使っています。 玄関同様、いきなり大きな横揺れタイプの地震が来たら、壁に当たって、ガラスが割れ、階段がガラスまみれになるかもしれません。 階段も大事な避難路なので、横揺れにあっても壁や天井に当たらないように、対策したいと思います。 夜中の震災に備えて、ベッド周りに(足の裏をガラスから守る)靴やスリッパを置いておきます。

4.1階と2階の洗面台が固定されていたか確認していません。 多分固定されていると思いますが、ちょっと動かしてみて、固定されているか確認したいと思います。 2階の洗面台は、私達の寝室から階段に行く途中にあるので、洗面台が倒れたら、鏡が割れて、2階の廊下がガラスだらけになって怪我をする可能性があります。

5.洗濯機が固定されていません。 洗濯機の固定方法を考えたいと思います。

7.ダイニングの照明が吊り下げタイプで、シェードの素材が不明です。 確認して対策したいと思います。

8.和室の照明が吊り下げタイプで、シェードがプラスチックでした。 割れる可能性がないのか、再確認したいと思います。

その他に、ブレーカーの上げ方と、ガスの元栓開け方を学んでおきたいと思います。


その他気になることは...

冷蔵庫が本当に倒れないように対策されているか確認。 冷蔵庫が倒れると、重たいので戻すのも大変ですし、我が家の場合、シンクを直撃してシンクを壊す可能性があります。 フローリングも傷つくでしょうし、肝心の冷蔵庫も壊れてしまうかもしれないので、被害額が大きくなります。 これらを買い直すお金があるならば、そこそこお金をかけても「冷蔵庫」が倒れないように対策してもいいと思います。

電子レンジが固定されていたか再確認です。 確か? 電子レンジの下にも耐震ジェルマットを敷いたと思いますが、突然の横揺れで、台に置いてある電子レンジが床に落ちる可能性があります。 そうすると、電子レンジは壊れ、フローリングも傷つきます。 電子レンジは頻繁に動かすものではないので、後ろの壁と紐で結ぶとか、飛び出て落ちないように対策をしようと思います。

明日大きな地震が起きたら、私なら何をする?

2017-04-19 10:07:36 | 災害時のサバイバルライフ
19th Apr 2017 (Wed) 明日大きな地震が起きたら、私なら何をする?

過去の地震を時系列で調べてみて分かった事を前提に、私なら、何をするか(何をすべきか?)考えてみました。 皆さんの参考になればと幸いです。 一回目の大きな地震(前震)から、さらに大きな本震まで、時間があることが分かりました。 大きな地震が連発した熊本地震でも、震度5強以上の強い地震に限定してデータを見ると、4/14の21:26に起きた最初の震度7の地震の次は、「約40分後」の22:7分 震度6弱、その次は、「約2時間後」の0:3分 震度6強、その次が本震となるのですが、更に「約1時間半後」の1:25分 震度7の本震が起きます。 次の地震は、「約20分後」の1:45分に震度6弱、その次は、「約1時間15分後」の3:3分に、阿蘇ですが、震度5強の地震が起きて、その「約50分後」に同じく阿蘇で、阿蘇で最大震度となる震度6強の地震が起きています。

これはあくまでも、熊本地震のケースなので、次の地震も同様か? というと、わかりませんが、過去から分かるのは、大きな地震のあと、次の大きな地震まで、少し時間があるという点です。 熊本地震の場合、「最短で約20分」で次の大きな地震が来ますが、この20分を「落ち着いて、大災害の準備の時間」とすれば、「実際の家や家財の被害」、「被災後の生活不便」も「少し改善できる」かもしれません。

実際に、大きな揺れの地震にあって、落ち着いて行動できるか、私の人間力が試されそうですが、「緊急時こそ」 できるだけ落ち着いて、的確に行動したいとおもいます。


0.強い揺れの地震が起きたら...

1.まず、身の安全を確保して、揺れが収まるのを待つ。 短くて数秒、長くても1分~数分です。 怖いかもしれませんが、机の下に入るとか、窓のないユニットバスに逃げる(でもドアは開けておく)とか、気を付けながら家の外に逃げるとか、まず、自分や家族の身の安全を最優先してください。 過去の地震で一階が潰れたりしていますし、押しつぶされて亡くなっている方もいるので、危険と思われる家に住んでいる方なら、揺れで飛ばされないように、地震で割れたガラスなどを踏まないように、「十分に」気をつけながら避難してもいいかもしれません。

2.地震が収まったら、まず、一旦深呼吸して「落ち着きましょう」。 これ、超大事です。 (その地震がどうなるかは誰も分りませんが)過去の大地震から言うと、次の大きな地震が来るまで数分(以上)あるかのしれません。 落ち着くのが難しい状態だと思いますが、これから先は、落ち着いて行動することが「何よりも」重要になります。 焦っても、ミスを誘発するだけですからね?

3.深呼吸して落ち着いたら、避難路の確保と(火を使っているなら火を消して)ガスの元栓を閉めましょう。 忘れがちですが、洗濯機に繋がれている水道の蛇口が出しっぱなし側に捻られているならば、蛇口を閉めて下さい。 この後の地震で洗濯機が倒れた時に、給水用に繋がっているホースが外れ、勢いよく水が出て、家が水浸しまたは、マンションならば下の階の天井や床が水浸しになり、階下の住民から損賠賠償を求められる可能性があります。 

4.しかし... 家がミシミシいっていたり、倒壊の危険を感じるようならば、靴底が厚めの歩きやすい靴を履いて、避難袋を持って(一旦?)家から離れましょう。 家から出る時も、上からの落下物に注意して逃げて下さい。 家から離れて、冷静な目で次の5つ確認しましょう。 1.家の基礎にヒビがないか? 2.家の基礎と家との接合部に異変がないか? 3.家の壁に異変がないか? 4.敷地の外壁に異変がないか? 5.隣家に異変がないか? 家が倒壊しそうにない場合は、家の中に戻り、長期避難生活に備えます。 @次の地震が、大震災の元になる「巨大な本震」かもしれません。 過去の震災の映像を見た人は分かると思いますが、屋根材が上から落ちてきたり、2階のガラスやビルやマンションの上層階のガラスが落ちてきたりします。 家から出る時は、落下物に注意して逃げて下さい。

5.TVやラジオを点けて、情報収集を開始しましょう。 TVやラジオでは(特に)次の4つを気をつけて聞いてください。 1.震源地(自分が住んでいる場所から近いのか、遠いのか)。 2.地震の規模(マグニチュード8以上なら巨大地震です。 マグニチュード7でも震源が浅いと被害が大きくなり大災害になる可能性があります) 3.自分が住んでいる地域の津波や土砂崩れなどの二次災害の可能性。 4.自分の住んでいる地域の震度(震度5強など)。 場合によっては、離れた家族や、震源地近くの友達や親戚が心配だと思いますが、まずは、自分の(家族の)身を守る準備です。 ※ちなみに、1923年の関東大震災はマグニチュード7.9、1995年の阪神淡路大震災はマグニチュード7.3(震度7)、2011年の東日本大震災は(日本史上初の)マグニチュード9(震度7)、ただし、東日本大震災の揺れのパターンが木造建築に影響する地震波形が少なかったため、家の倒壊数は少なくなっています。

6.そして、携帯電話の充電を始めましょう。 携帯電話、携帯用バッテリーは停電が始まると充電できなくなってしまいます。

7.水道から水が出るようならば(かつ、震源地が近いようであれば、長期避難生活を踏まえて)、お風呂に水を張りましょう。 まず、風呂に栓をして、水を出しっぱなしにして、TVやラジオの情報を集めます。 @風呂場の水は、大災害時の断水後に、トイレを流すとか、体を拭くとか生活用水として大きく役立ちます。 その地震で大災害になったならば、1~2週間は、自力で生きていかなければなりませんし、給水車が来たとしても、長蛇の列で、給水車に並んで水をもらうのも、とても大変だそうです。

8.(長期避難生活用の水を持っている人はいいのですが、用意していない人は、水道が使えるうちに、飲料水用の水として(事前に用意しておいた?)空のペットボトルに水を汲みましょう。 水道水にはカルキ(消毒目的)が入っているので、3日間は持ちますし、暗冷所で保存すれば、3日以上保存できます。 水が傷まないための工夫としては、口元いっぱいまで水を入れ、ふたを閉めて、水が空気に触れないように、ペットボトル内を水で満たしておきましょう。 ※飲料水を家族の人数x1日2Lx7日分保管している家族はいいですが、多くの家庭では万が一の飲料水を確保していない可能性があります。 そんな時は、日頃から空のペットボトル(2Lのペットボトルや、焼酎などの4Lのペットボトルなど)を大量に準備しておきましょう。 最初の地震のあと、水道がまだ使えるようならば、飲料水を確保する時間があります。 夫婦2人ならば、2人x1日2Lx7日間で、28Lで、2Lのペットボトル14本分。 夫婦2人子供2人なら、その倍の56Lで、2Lのペットボトル28本分となります。 キャンプ用の折り畳み式ポリタンク10L分などを、何個か用意しておいて、ペットボトルと併用するというのもありです。 @我が家の場合は、10Lの折り畳み式ポリタンク2個と、2Lのペットボトル5本で、30Lは確保できます。 飲料水を汲んだら、避難に邪魔にならないかつ、玄関近くに置いておくと良いと思います。

9.ちょっとお風呂の水をチェックして、いっぱいならば、水を止めますし、まだなら、もう少し水を貯めましょう。 この後の地震の揺れでこぼれるかもしれないので、満タンにする必要ありません。 ほどほどのところで水を止めておきましょう。 飲料水や生活水を確保できたら、逃げる準備です。 色々な物を持って行きたくなりますが、財布などの貴重品、コンタクトレンズや今飲んでいる薬などを、避難袋に入れます。 子供が小さい家ならば、子供が好きなオモチャも1つ持ってもいいかもしれません。 忘れないでほしいのは、車の鍵や家の鍵も確実に出しておきましょう。

10.余裕があれば、玄関周りを整理してください。 玄関は、非常時の出入口でとても重要な場所です。 非常袋や備蓄品などを置いておきたいところです。 玄関にある花瓶が割れてガラスだらけになったり、小物が散らばったりして、避難時に足を怪我しないように、不要な物は、玄関から離れた部屋に持っていくと良いです。 ビニール袋などに入れて、一つにまとめておくと、転がって行かなくて良いと思います。

11.余裕があれば、普段コンセントに挿しっぱなしの電化製品があるならば、コンセントから抜きましょう。 特に、置き型照明などは、電球が割れて伝熱線がむき出しの状態で、電気が通り、かつ、近くに落下物などの可燃物があれば、すぐに火事になります。 電気ファンヒーターや扇風機でも、使わなそうな電化製品は、事前にコンセントを抜いておくと安心です。

12.余裕があれば、普段高い所に置いてある荷物を床に下しましょう。 倒れそうな物で、倒して良いものは、事前に倒しておきましょう。 窓ガラスを割りそうな物が窓の近くにあったら、遠ざけておきましょう。 今後の地震で物が壊れたり、散らかったりしない準備をしておきましょう。 @本来なら、普段からやっておくべきことですが... 実際は... なかなか... (笑

13.(避難する準備ができたならば) ここで、初めて、家族や被災地近くの友達や親戚の安否確認をします。 連絡がつかなくて、心配になり、上記3~12ができなくなると、困りますから、まず、自分(家族の為の)の準備をしてから、落ち着いて、家族の安否確認をします。 過去の経験から、地震直後から回線はパンクして、電話がかけれない、メールも送れない、届いたかもわからない状態になり、不安ばかり募ります。 (事前に家族で連絡の取り方を決めておいて)家族によっては、NTTなどの171災害伝言サービスを利用して、家族の安全を確かめたり、自分の安全を発信したり、するかもしれませんし、LINEやTwitterなどのソーシャルメディアで連絡を取るのも良いと思います。 離れた家族は、離れた家族で、その状況に応じて、身の確保をして安全最優先で動いていると信じ、再開した時の生活の準備をするのも、1つかもしれません。

ちなみに... 伝言ダイヤルの使い方とポイントです。 まず最初に聞きましょう。 そして、自分の伝言を入れましょう。 聞く方法は 171->2->自分の番号->登録されているメッセージ聞く。 伝言を残す方法は、1171->1->自分の番号->20秒録音です。 誰が無事で誰が無事か分からないことを伝えましょう。 そして自分たちがいる所を手短に録音します。

14.(避難する準備ができたならば) ガスの元栓、水道の蛇口、お風呂の蛇口などを確認し、充電していた携帯電話と充電器を持って、最後に「ブレーカー」を落としてください。

15.TVやラジオで、お住まいの地域が震源域ということが分かれば、次に「更に大きい」「本震」が来るかもしれません。 そして、一度目の地震に耐えた家も、次の「強い」「本震」で家具が倒れたり、ガラスが割れたり、家の倒壊の可能性が高まるかもしれません。 もし、心配がある古い家に住んでいる(または心配なデザインの家)にお住まいの方は、家の前の道に出るとか、庭に出るとか、避難所に向かっても良いですし、次に「巨大な」「本震」が来るかもしれない事態に備えて「身の安全」を確保しましょう。 東日本大震災では最初の大きな前震から2日と約3時間後に最大規模の本震が来て、熊本地震では最初の大きな前震から1日と約4時間後に最大規模の本震が来ています。 家が心配かもしれませんが、命はとても大切です。 家の倒壊が心配な方で、避難所側も受け入れてくれる場合は、3日位? 避難所で様子見しても良いのではないでしょうか?


ここららは、補足情報

16.車を持っていて、かつ、ガソリンが少ない場合は、避難所に行く前に、近所のガソリンスタンドに向かっても良いと思います。 車をお持ちの方は、車は重要なツールになります。 しかし、ガソリンがなければ効果も半減してしまうかもしれません。 また、私なら、家族全員でガソリンスタンドに向かいます。 携帯電話で連絡取りにくいかもしれません、道路も大渋滞しているかもしれません、ガソリンスタンドも長い列ができてるかもしれません、その間に大きな地震が起きるかもしれません。 とにかく、家族が(緊急時に)長い時間離ればなれで、連絡がつかないというのは、ストレスに繋がります。 私なら、家族が準備でき次第、家族全員でガソリンスタンドに向かいます。

17.車を持っていて、かつ、近くに震度の低い街があるならば、避難所に行く前に、震度が低かった地域のコンビニに買い物にでかけても良いと思います。 途中の道は土砂災害にあっているかもしれないし、一斉避難で、大渋滞が発生しているかもしれません。 状況を見ながら、諦める時は、早めに見極めて、自宅に戻るとか避難所に向かう「前に進まない勇気」も必要かもしれません。

熊本の地震を例にすると、4/14日の21:26分の最初の大きな地震から、4/15日の1:25分の本震まで約1日と4時間ありました。 この最初の地震時に、この後起こる連続巨大地震をどのくらいの人が想像できたでしょう? (この間に多くの余震がありましたが)この1日と4時間の間に、どの位の人が、この後に起こる長期避難生活に備えたでしょうか? あくまでも、私は「事後」を記しているのでズルいとは思いますが、私達は過去から学ぶ必要があります。 実際に自分が最初の地震に遭遇したら、冷静に動けるのか心配です。 私達は、熊本地震で避難生活を送っている方々の苦労、被災で失われた命を無駄にしないためにも、「何か」を学ばなければなりません。 学ぶ内容は人それぞれだと思いますが、できる事を、少しづつ、実施して、大事な家族を守りたいと思います。

東海、東南海、南海地震の可能性?

2016-06-30 10:02:53 | 災害時のサバイバルライフ
30th Jun 2016 (Thu) 東海、東南海、南海地震の可能性?

私は、地震学者でもありませんし、みんなの不安をあおりたい訳でもありません。 従って、いつ地震が来るとか、どんな震度になりそうだ とか言うつもりはありません。

ただ、私は、過去の歴史から「何か」を学びたいし、私達は過去の歴史から「何かを」学ばなければなりません。

という事で、ちょっと過去の震災時期を調べてみました。 Wikipediaや気象庁などのHPに記録が載っているので、自分の目で確かめてみて下さい。

そんな中、私が気になったポイントをちょっと記してみたいと思います。

1.南海地震は、コンスタントに起きているので、エネルギーが貯まりやすく、放出しやすいのかもしれません。

2.南海地震と東海地震は、400年や200年、150年位の周期で、連動し、マグニチュード8以上の巨大災害を起こしている。

3.東海地震は、ココ最近、ずっと起きていない。 → エネルギーが貯まっているかもしれない。 → 次の地震は、巨大災害を起こすかもしれない。

4.1707年の地震の49日後に、富士山が噴火している。 この時のマグニチュードは、8.4。

5.約100年周期の南海地震は、直近では1946年の南海大地震(M8.0)が最後である → ということは(単純に考えると?)2046年「頃」に、またM8.0クラスの地震が起きるかもしれない。

6.これらを総合すると、2046年「頃」に起きるかもしれない南海地震につられて、エネルギーが貯まっている東海地震も発生する「可能性」がある。


というようなことは、素人の私でも、年表を見ると、分ります。 みなさんも、Wikipediaや気象庁のHPで、過去の大災害の発生年月日を見てみて下さい。 なんとなく、地震の周期が見えてきますので、私と同じような予想ができるのではないかと思います。 私は素人ですが、地震学者や統計学者ならば、さらに分析した上で、万が一の可能性を報告しているのだと思います。

東海、東南海に住んでいる人の中は、そんなことは分かっているけど、いつ来るか? 来ないかもしれない? 災害に「毎日」怯えながら生活できない! という人もいるかもしれませんし、「可能性の話は分かっているけど」毎日の忙しさで忘れてしまう! という人もいるかもしれません。

しかし、私達は過去の歴史や、過去の災害で失われた多くの命から、「何か」を学ばなければなりません。

私が言いたいのは、東海、東南海に限らず、どこに住んでいても、巨大災害に合う可能性がある 地震大国「日本」に住んでいるので、自分でできる範囲で、防災に取り組んでおいたほうがいいと思います。 @そんなこと、言われなくても分かっていますね?(笑

耐震住宅に住んでいるから大丈夫とか、免震マンションだから平気とか、うちは活断層から離れているから大丈夫とか、そういう安心も必要だと思いますが、自然災害に対して私達人間は無力であり、日本に住んでいる限り「完璧な備え」はほぼないに等しいです。

時々、原発や大規模建物などで、この建物は、○○基準で建てている、検査しているから「大丈夫」とか言う、学者や専門家を目にしますが、そんな「大丈夫」は、学者や専門家が作った前提条件に対して「大丈夫」であって、自然災害は、学者や専門家が作った前提条件と一致していないことも多々あります。

私達一般人は、完璧を求めず、できる範囲で、出来る備えをしておきましょう。


最後に、地震や災害に巻き込まれる確率ですが、時間から言っても、1/2の確立で夕方から朝(夕方6時~朝6時jの12時間)の日中以外の暗い時間帯になりますし、1/3の確率で寝ている時間帯(夜10時~朝6時の8時間)に被災するかもしれませんし、大火事を引き起こす可能性も1/3(火を使うのは食事時で、朝食の朝5時~8時の3時間、昼食の11時~1時の2時間、夕食の17時~20時の3時間、合わせて8時間)あります。

大黒柱である旦那さんがサラリーマンなら、(朝7時に家を出て、夜7時に帰宅するなら)1/2の確率で、外出中に被災し、(家にいるであろう)家族と離ればなれになります。 東日本大震災時の東京では、多くの帰宅困難者が発生し、数時間かけて歩いて帰宅した人もいたそうですし、帰宅を諦めた人は、災害時に(電話での連絡が取りづらい状況で)家族離ればなれで一夜を過ごした人もいたと思います。

寝ている時の被災や、暗い時の被災、阪神淡路大震災のような大火事への備えなど、大事な家族を守るために、過去の歴史や、確率から学ばなければなりません。

明日大きな地震が起きたら、私なら何をする?

2016-06-23 10:16:32 | 災害時のサバイバルライフ
23rd Jun 2016 (Thu) 明日大きな地震が起きたら、私なら何をする?

過去の地震を時系列で調べてみて分かった事を前提に、私なら、何をするか(何をすべきか?)考えてみました。 皆さんの参考になればと幸いです。 一回目の大きな地震(前震)から、さらに大きな本震まで、時間があることが分かりました。 大きな地震が連発した熊本地震でも、震度5強以上の強い地震に限定してデータを見ると、4/14の21:26に起きた最初の震度7の地震の次は、「約40分後」の22:7分 震度6弱、その次は、「約2時間後」の0:3分 震度6強、その次が本震となるのですが、更に「約1時間半後」の1:25分 震度7の本震が起きます。 次の地震は、「約20分後」の1:45分に震度6弱、その次は、「約1時間15分後」の3:3分に、阿蘇ですが、震度5強の地震が起きて、その「約50分後」に同じく阿蘇で、阿蘇で最大震度となる震度6強の地震が起きています。

これはあくまでも、熊本地震のケースなので、次の地震も同様か? というと、わかりませんが、過去から分かるのは、大きな地震のあと、次の大きな地震まで、少し時間があるという点です。 熊本地震の場合、「最短で約20分」で次の大きな地震が来ますが、この20分を「落ち着いて、大災害の準備の時間」とすれば、「実際の家や家財の被害」、「被災後の生活不便」も「少し改善できる」かもしれません。

実際に、大きな揺れの地震にあって、落ち着いて行動できるか、私の人間力が試されそうですが、「緊急時こそ」 できるだけ落ち着いて、的確に行動したいとおもいます。


0.強い揺れの地震が起きたら...

1.まず、身の安全を確保して、揺れが収まるのを待つ。 短くて数秒、長くても1分~数分です。 怖いかもしれませんが、机の下に入るとか、窓のないユニットバスに逃げる(でもドアは開けておく)とか、気を付けながら家の外に逃げるとか、まず、自分や家族の身の安全を最優先してください。 過去の地震で一階が潰れたりしていますし、押しつぶされて亡くなっている方もいるので、危険と思われる家に住んでいる方なら、揺れで飛ばされないように、地震で割れたガラスなどを踏まないように、「十分に」気をつけながら避難してもいいかもしれません。

2.地震が収まったら、まず、一旦深呼吸して「落ち着きましょう」。 これ、超大事です。 (その地震がどうなるかは誰も分りませんが)過去の大地震から言うと、次の大きな地震が来るまで数分(以上)あるかのしれません。 落ち着くのが難しい状態だと思いますが、これから先は、落ち着いて行動することが「何よりも」重要になります。 焦っても、ミスを誘発するだけですからね?

3.深呼吸して落ち着いたら、避難路の確保と(火を使っているなら火を消して)ガスの元栓を閉めましょう。 忘れがちですが、洗濯機に繋がれている水道の蛇口が出しっぱなし側に捻られているならば、蛇口を閉めて下さい。 この後の地震で洗濯機が倒れた時に、給水用に繋がっているホースが外れ、勢いよく水が出て、家が水浸しまたは、マンションならば下の階の天井や床が水浸しになり、階下の住民から損賠賠償を求められる可能性があります。 

4.しかし... 家がミシミシいっていたり、倒壊の危険を感じるようならば、靴底が厚めの歩きやすい靴を履いて、避難袋を持って(一旦?)家から離れましょう。 家から出る時も、上からの落下物に注意して逃げて下さい。 家から離れて、冷静な目で次の5つ確認しましょう。 1.家の基礎にヒビがないか? 2.家の基礎と家との接合部に異変がないか? 3.家の壁に異変がないか? 4.敷地の外壁に異変がないか? 5.隣家に異変がないか? 家が倒壊しそうにない場合は、家の中に戻り、長期避難生活に備えます。 @次の地震が、大震災の元になる「巨大な本震」かもしれません。 過去の震災の映像を見た人は分かると思いますが、屋根材が上から落ちてきたり、2階のガラスやビルやマンションの上層階のガラスが落ちてきたりします。 家から出る時は、落下物に注意して逃げて下さい。

5.TVやラジオを点けて、情報収集を開始しましょう。 そして、携帯電話の充電を始めましょう。 TVやラジオでは(特に)次の4つを気をつけて聞いてください。 1.震源地(自分が住んでいる場所から近いのか、遠いのか)。 2.地震の規模(マグニチュード8以上なら巨大地震です。 マグニチュード7でも震源が浅いと被害が大きくなり大災害になる可能性があります) 3.自分が住んでいる地域の津波や土砂崩れなどの二次災害の可能性。 4.自分の住んでいる地域の震度(震度5強など)。 場合によっては、離れた家族や、震源地近くの友達や親戚が心配だと思いますが、まずは、自分の(家族の)身を守る準備です。 ※ちなみに、1923年の関東大震災はマグニチュード7.9、1995年の阪神淡路大震災はマグニチュード7.3(震度7)、2011年の東日本大震災は(日本史上初の)マグニチュード9(震度7)、ただし、東日本大震災の揺れのパターンが木造建築に影響する地震波形が少なかったため、家の倒壊数は少なくなっています。

6.水道から水が出るようならば(かつ、震源地が近いようであれば、長期避難生活を踏まえて)、お風呂に水を張りましょう。 まず、風呂に栓をして、水を出しっぱなしにして、TVやラジオの情報を集めます。 @風呂場の水は、大災害時の断水後に、トイレを流すとか、体を拭くとか生活用水として大きく役立ちます。 その地震で大災害になったならば、1~2週間は、自力で生きていかなければなりませんし、給水車が来たとしても、長蛇の列で、給水車に並んで水をもらうのも、とても大変だそうです。

7.(長期避難生活用の水を持っている人はいいのですが、用意していない人は、水道が使えるうちに、飲料水用の水として(事前に用意しておいた?)空のペットボトルに水を汲みましょう。 水道水にはカルキ(消毒目的)が入っているので、3日間は持ちますし、暗冷所で保存すれば、3日以上保存できます。 水が傷まないための工夫としては、口元いっぱいまで水を入れ、ふたを閉めて、水が空気に触れないように、ペットボトル内を水で満たしておきましょう。 ※飲料水を家族の人数x1日2Lx7日分保管している家族はいいですが、多くの家庭では万が一の飲料水を確保していない可能性があります。 そんな時は、日頃から空のペットボトル(2Lのペットボトルや、焼酎などの4Lのペットボトルなど)を大量に準備しておきましょう。 最初の地震のあと、水道がまだ使えるようならば、飲料水を確保する時間があります。 夫婦2人ならば、2人x1日2Lx7日間で、28Lで、2Lのペットボトル14本分。 夫婦2人子供2人なら、その倍の56Lで、2Lのペットボトル28本分となります。 キャンプ用の折り畳み式ポリタンク10L分などを、何個か用意しておいて、ペットボトルと併用するというのもありです。 @我が家の場合は、10Lの折り畳み式ポリタンク2個と、2Lのペットボトル5本で、30Lは確保できます。 飲料水を汲んだら、避難に邪魔にならないかつ、玄関近くに置いておくと良いと思います。

8.ちょっとお風呂の水をチェックして、いっぱいならば、水を止めますし、まだなら、もう少し水を貯めましょう。 この後の地震の揺れでこぼれるかもしれないので、満タンにする必要ありません。 ほどほどのところで水を止めておきましょう。 飲料水や生活水を確保できたら、逃げる準備です。 色々な物を持って行きたくなりますが、財布などの貴重品、コンタクトレンズや今飲んでいる薬などを、避難袋に入れます。 子供が小さい家ならば、子供が好きなオモチャも1つ持ってもいいかもしれません。 忘れないでほしいのは、車の鍵や家の鍵も確実に出しておきましょう。

9.余裕があれば、玄関周りを整理してください。 玄関は、非常時の出入口でとても重要な場所です。 非常袋や備蓄品などを置いておきたいところです。 玄関にある花瓶が割れてガラスだらけになったり、小物が散らばったりして、避難時に足を怪我しないように、不要な物は、玄関から離れた部屋に持っていくと良いです。 ビニール袋などに入れて、一つにまとめておくと、転がって行かなくて良いと思います。

10.余裕があれば、普段コンセントに挿しっぱなしの電化製品があるならば、コンセントから抜きましょう。 特に、置き型照明などは、電球が割れて伝熱線がむき出しの状態で、電気が通り、かつ、近くに落下物などの可燃物があれば、すぐに火事になります。 電気ファンヒーターや扇風機でも、使わなそうな電化製品は、事前にコンセントを抜いておくと安心です。

11.余裕があれば、普段高い所に置いてある荷物を床に下しましょう。 倒れそうな物で、倒して良いものは、事前に倒しておきましょう。 窓ガラスを割りそうな物が窓の近くにあったら、遠ざけておきましょう。 今後の地震で物が壊れたり、散らかったりしない準備をしておきましょう。 @本来なら、普段からやっておくべきことですが... 実際は... なかなか... (笑

12.(避難する準備ができたならば) ここで、初めて、家族や被災地近くの友達や親戚の安否確認をします。 連絡がつかなくて、心配になり、上記3~11ができなくなると、困りますから、まず、自分(家族の為の)の準備をしてから、落ち着いて、家族の安否確認をします。 過去の経験から、地震直後から回線はパンクして、電話がかけれない、メールも送れない、届いたかもわからない状態になり、不安ばかり募ります。 (事前に家族で連絡の取り方を決めておいて)家族によっては、NTTなどの171災害伝言サービスを利用して、家族の安全を確かめたり、自分の安全を発信したり、するかもしれませんし、LINEやTwitterなどのソーシャルメディアで連絡を取るのも良いと思います。 離れた家族は、離れた家族で、その状況に応じて、身の確保をして安全最優先で動いていると信じ、再開した時の生活の準備をするのも、1つかもしれません。

13.(避難する準備ができたならば) ガスの元栓、水道の蛇口、お風呂の蛇口などを確認し、充電していた携帯電話と充電器を持って、最後に「ブレーカー」を落としてください。

14.TVやラジオで、お住まいの地域が震源域ということが分かれば、次に「更に大きい」「本震」が来るかもしれません。 そして、一度目の地震に耐えた家も、次の「強い」「本震」で家具が倒れたり、ガラスが割れたり、家の倒壊の可能性が高まるかもしれません。 もし、心配がある古い家に住んでいる(または心配なデザインの家)にお住まいの方は、家の前の道に出るとか、庭に出るとか、避難所に向かっても良いですし、次に「巨大な」「本震」が来るかもしれない事態に備えて「身の安全」を確保しましょう。 東日本大震災では最初の大きな前震から2日と約3時間後に最大規模の本震が来て、熊本地震では最初の大きな前震から1日と約4時間後に最大規模の本震が来ています。 家が心配かもしれませんが、命はとても大切です。 家の倒壊が心配な方で、避難所側も受け入れてくれる場合は、3日位? 避難所で様子見しても良いのではないでしょうか?


ここららは、補足情報

15.車を持っていて、かつ、ガソリンが少ない場合は、避難所に行く前に、近所のガソリンスタンドに向かっても良いと思います。 車をお持ちの方は、車は重要なツールになります。 しかし、ガソリンがなければ効果も半減してしまうかもしれません。 また、私なら、家族全員でガソリンスタンドに向かいます。 携帯電話で連絡取りにくいかもしれません、道路も大渋滞しているかもしれません、ガソリンスタンドも長い列ができてるかもしれません、その間に大きな地震が起きるかもしれません。 とにかく、家族が(緊急時に)長い時間離ればなれで、連絡がつかないというのは、ストレスに繋がります。 私なら、家族が準備でき次第、家族全員でガソリンスタンドに向かいます。

16.車を持っていて、かつ、近くに震度の低い街があるならば、避難所に行く前に、震度が低かった地域のコンビニに買い物にでかけても良いと思います。 途中の道は土砂災害にあっているかもしれないし、一斉避難で、大渋滞が発生しているかもしれません。 状況を見ながら、諦める時は、早めに見極めて、自宅に戻るとか避難所に向かう「前に進まない勇気」も必要かもしれません。

熊本の地震を例にすると、4/14日の21:26分の最初の大きな地震から、4/15日の1:25分の本震まで約1日と4時間ありました。 この最初の地震時に、この後起こる連続巨大地震をどのくらいの人が想像できたでしょう? (この間に多くの余震がありましたが)この1日と4時間の間に、どの位の人が、この後に起こる長期避難生活に備えたでしょうか? あくまでも、私は「事後」を記しているのでズルいとは思いますが、私達は過去から学ぶ必要があります。 実際に自分が最初の地震に遭遇したら、冷静に動けるのか心配です。 私達は、熊本地震で避難生活を送っている方々の苦労、被災で失われた命を無駄にしないためにも、「何か」を学ばなければなりません。 学ぶ内容は人それぞれだと思いますが、できる事を、少しづつ、実施して、大事な家族を守りたいと思います。

過去から学ぼう 地震には3タイプある?

2016-06-23 10:15:57 | 災害時のサバイバルライフ
23rd Jun 2016 (Thu) 過去から学ぼう 地震には3タイプある?

気象庁のHPから以下の事が分かるので、ちょっと共有したいと思います。

まず地震は、大きく3つのタイプに分かれるそうです。

1.「本震、余震」型 これは、予防できない? 一番危険な? 地震です。 いきなり、一番危険な「本震」がやってきて、その後「余震」が続きます。 大地震の予兆も徐々に掴みつつありますが、完全な予測はありません。 日ごろから防災意識を高めておくことが重要です。

2.「前震、本震、余震」型 これは、予防できるかもしれない? 地震です。 まず、本震の前触れとなる「前震」があります。 そして、しばらくすると強い「本震」がやってきます。 本震の後は、余震が続き、上記の「本震、余震」型と同じ道をたどります。 ポイントは、前震から本震までの間の時間の有効活用です。 過去の大震災を調べると、東日本大震災は、大きな前震が3/9の11:45分にあり、本震が3/11の14:46分なので、2日と3時間の間隔があり、最近起きた熊本地震では、最初の前震が4/14の21:26分にあり、その後も何度も強い地震が続きますが、本震は4/16の1:25分で、約1日と4時間の間隔があります。 この前震のあと、しっかり本震による大災害に備えておけば、大災害時に家族を守れるかもしれません。

3.「群発地震」型 これは、地震発生当時は、2と見分けがつかない? けど予防ができる可能性がある? 地震です。 特別大きな地震がある訳でなく、比較的? 小、中規模の地震が連発する地震です。 大災害になりやすいのは、この群発地震タイプではなく、「本震、余震」型や「前震、本震、余震」型の地震と言われています。 でも、心配は心配ですよね?

地震学者でも正確に予想するのは難しいのですから、私の様な一般人は、もっと分りません。 1回目の強い地震が起きたら、その後にもっと大きな地震が来ることを想定して、大震災の準備を(できる範囲)で実施したいと思います。 もし次に大きな地震が来なければ、ラッキー位の感覚で臨みたいところです。

過去から学ぼう そもそも、マグニチュードと震度とは?

2016-06-21 10:44:10 | 災害時のサバイバルライフ
21st Jun 2016 (Tue) 過去から学ぼう そもそも、マグニチュードと震度とは?

地震が発生すると、Newsで「マグニチュードxx」とか、「震度xx」などを耳にします。

既にご存じかも知れませんが、「マグニチュード」とは、地震のエネルギーの大きさで、地震の強さです。 震源地でどのくらいの強さの地震が発生したかを示します。

一方、「震度」とは、地震で起きた揺れの強さで、住んでいる場所によって変わります。 例えば、○○県○○市でマグニチュード6の地震が起きると、震源地の○○県○○市は、揺れが強く、震度5強などになりますが、○○市から離れていくに従って、震度5弱、震度4、震度3などと地震による揺れが小さくなります。 「震度」は震源地からの距離や、地盤によって変わります。 揺れにくい土地(地盤)もあれば、揺れやすい土地(地盤)もあります。 従って、「マグニチュード」は1つの地震で1つですが、「震度」は、地震で揺れた地域によって色々変わります。

そして、地震のエネルギーの強さを表す「マグニチュードは、1増えることに32倍のエネルギーが増えます」。 マグニチュード6とマグニチュード7は「1」しか違いませんが、実際は、マグニチュード7の地震は、マグニチュード6の地震の32倍のエネルギーを持った、とても強い地震になります。 マグニチュード8クラスの「超巨大地震」は、マグニチュード6の地震の1024倍(32x32=1024)のエネルギーを持ち、そんな超巨大地震の震源地から離れていれば、いつも通りの震度5とか震度6位でやり過ごせますが、超巨大地震の震源地は、震度10(実際には震度9までしかない?)とか「今まで経験したことがない揺れ」に襲われ、現在の建築基準では耐えられない可能性が「小さく」ありません。

そして、たとえが良くありませんが、広島の原爆はマグニチュード6.1位のエネルギーをもっていたと計算されているそうです。 阪神淡路大震災は、マグニチュード9.3、東日本大震災もマグニチュード9です。 マグニチュード9の地震には二度と来てほしくありませんが、マグニチュード9クラスの地震が来る可能性はZEROではありません。 少しづつ、できることから、災害に備え、家族が生き残る為の準備をしておきましょう。

過去から学ぼう ちょっと、東日本大震災を調べてみました

2016-06-10 11:07:01 | 災害時のサバイバルライフ
10th Jun 2016 (Fri) 過去から学ぼう ちょっと、東日本大震災を調べてみました

過去の地震から、何かを見出したいところです。 近年? 阪神淡路大震災、東日本大震災、直近では熊本地震など、大きな災害が日本を襲いました。 それぞれの地震をしっかり「私の視点」で分析したいところですが、まずは、東京に住む私としては、東日本大震災を調べてみました。

まず、ネットで東日本大震災の「地震」に特化して、前震、本震、余震の頻度、エリア、強さ、発生時間、発生間隔などを調べてみました。 分かったことを(専門家でも何でもない)私の視点で共有したいと思います。 @東日本大震災では、地震被害、津波被害、原子力発電所の被害など、被害が多岐にわたりますが、まずは「地震に特化」して調べてみました。

1つ目の疑問、前震から本震を予想できたか? 予想できるようになるのか?

東日本大震災の場合、2日前の3/9 11:45に 三陸沖で、マグニチュード(以降、Mと記す)7.3、最大震度6弱の地震が起きています。 これが、後に、東日本大震災の「前震」と認定されます。 この3/9の時点で、2日後の3/11に起こるM9.0の大地震を予測できたでしょうか? また、3/11の大地震で、大津波が発生し、海沿いの街が壊滅とか、原発の放射能事故に結び付けることができたでしょうか? 素人の私としては、多分?「無理」だったのではないか? と思います。

その後も、小さな地震が続きますが、本震当日(しかも、本震の約13時間前)に、最後のM5を超える、M5.4の地震が、1:54分に発生しています。 この時も、この13時間後に、M9.0の大地震が来ると予測できたでしょうか? 予測できなかったかったかもしれませんが、「感」のいい人ならば、「また? 次は? 大きな地震が来るかもしれない?」と「危険レベルを上げた」かもしれません。 @私達も、学ばなければなりません。 1回目の地震は、突然やってきて防ぐことはできませんが、その大きな地震から約1週間位は「大災害 警戒モード」に切り替える必要があるかもしれません。

いつもは、予備の食料や、水、薬なんて、「いつ来るか分からない地震に備える」なんて、「ムリムリ!」と思っていても構いませんが、仮に、一回目の地震を無事にやり過ごせた場合、その後の1週間は「警戒モード」にしようと思います。 水が足りなければ、ペットボトルの水を買おうと思いますし、お米が少なければ、早めに買っておこうと思いますし、トイレットペーパーが少なければ、買い足しますし、乾電池も買い足しますし、ガソリンが少なければ、満タンにしておこうと思います。 @ただし、1回目の地震が起きると、すぐに買占め騒動が発生するので、思うように欲しい物が買えないかもしれません。 従って(本来ならば)日頃からの備えが最も安心です。


しかし、私達に「できる事」もあります。 もし、空のペットボトルを10本分位、用意してあったなら、毎日、ペットボトルに水を汲んで、(面倒だけど)そのペットボトルの水を洗濯や料理に使う「準 大災害警戒モード」に入ってもいいですし、普段は、お風呂の水を水垢が付くからという理由ですぐに抜いていても、「準 大災害警戒モード」になった時は、お風呂の水を張ったままにして、断水時のトイレの水を確保しても良いと思います。

いつもは、タンスの上に段ボールを置いてあっても「警戒モード」に入ったら、段ボールを床に下して落下物による怪我を防げます。 いつもは(準備した)避難袋がすぐ出せない所にあっても、持ってすぐ逃げれるように玄関に出しておきます。 いつもは、履きなれた靴を下駄箱の奥にしまってあるならば、すぐに履いて逃げれるように出しておきます。 サラリーマンなら、いつもは歩きづらくてもカッコいい革靴を履いているかもしれませんが、帰宅困難に備えて、歩きやすい革靴で出社するとか、会社のロッカーに靴や非常食を入れておくとか、携帯電話充電用の予備バッテリーを持ち歩くとか、家にいる奥さんがやること、職場に出ていく旦那さんがやること、それぞれ「警戒モード」を設定するだけでも、家族を守れる確率が上がるかもしれません。

地震の前触れを予想することは、専門家でも難しいことなので、私達は「いつ来るか分からない大地震」に備えるだけです。


さて、次に起こる地震が「本震」です。 2011年3月11日 14:46 三陸沖で M9.0 最大深度7の地震が発生します。 「警戒モード」になっていた家族はどれくらいいたのでしょうか? どれくらいの家族がスムーズに避難できたのでしょうか? 私達は、過去から学ぶ必要があります。

そして、その「三陸沖の本震」の5分後に 福島沖で、M6.8 最大深度5弱の地震が発生します。 三陸の方から見れば、震源から離れているので、福島沖の地震は中程度の揺れだったかもしれません。 私が着目したいのは、福島側の対応です。 数年前から、三陸や宮城沖で地震が起きていました。 過去の三陸や宮城沖の地震から、今回の東日本大震災の様な被害が福島で起きると想像できたでしょうか? 恐らく?「想像できなかった」と思いますし、こんな大災害が福島に起きると予想できた人は「皆無」ではないでしょうか?

冷静に考えれば、宮城も福島も近いですし、陸続きで地層も繋がっています。 海も繋がっています。 三陸沖や宮城沖で、地震が発生し、宮城側のエネルギーが解放されれば、福島などの周辺のエネルギーもそのうち、限界に達し、解放されるようになるはずです。 理屈上では、素人の私でも、この福島沖の地震は、予想できます。 さて、この教訓が東京に住んでいる私に何を伝えたいかと言うと...

東京周辺にも、大震災の震源となりえる原因が複数あります。 東京都の災害予測資料でも4つの震源を想定しており、直下型地震として、東京湾北部地震(M7.3を想定)、多摩直下地震(M7.3を想定)、海溝型地震として、元禄型関東大地震(M8.2を想定)、活断層型地震として、立川断層帯地震(M7.4を想定)の4つの地震を想定しています。 私が気になっているのは、この三陸沖で始まった東日本大震災は、周辺の色んな所に影響し、色んなところで誘発地震を発生させています。 3/11の当日中に、岩手沖、翌3/12に長野県北部で最大震度6強という地震が起きています。 5日後には、静岡県東部でこれまた最大震度6強という強い地震が起きていますし、22日後には秋田県北部でも最大震度5強の地震を発生させています。 もっと言えば、長野北部、長野南部、静岡県東部、伊豆沖、新潟県中越、秋田北部、秋田南部、宮城沖、三陸沖、福島沖、千葉東方沖、茨城北部、栃木北部、など、東京周辺以外に誘発地震を発生させています。 私個人的に問題視したい所は、東京でエネルギーが解放されていない点です。 東京を通り越して、長野や静岡で地震を発生させ、長野や静岡では歪みを取り除いているのに、東京の震源と言われているところは、びくともせずに、エネルギー(歪み?)を(未だに)溜め込んでいます。

過去の関東周辺の地震の周期からいうと、そろそろ溜め込んだエネルギーを解放する時期にきているそうです。 そして、東日本大震災の歪みも、今回は解放せずに溜め込みました。 (不安をあおりたくはありませんが)次に来る、東京を震源とする地震は、東京都が想定しているマグニチュード(地震のエネルギー)よりも大きいかもしれません。 @もちろん、小さいかもしれません。


話を戻します。 三陸沖で始まった地震が、三陸沖の本震の5分後に、福島沖でM6.9の地震を起こしています。 これから学ばなければならないのは、隣の県や、近くで地震があった場合は、震源地は、大きな地震により溜め込んだエネルギーを解放したならば、近隣地域の地盤に歪みが発生し、近隣地域にも本震と同等の地震がくるかもしれない? という予想をしなければなりません。 過去が大丈夫だから、今も大丈夫という理屈もあるかもしれませんが、近隣の県で地震があった場合は、自分の所にも地震が来るかもしれないという前提に立ち、(個人的に?)「警戒モード」を発令する必要があると思います。

もし、三陸沖の地震をTVで見て、これは陸続きかつ海続きの福島にも大地震が来るぞ! と予想し「警戒」していた人は、スムーズに避難できたかもしれませんし、過去の宮城沖地震などで、あまり被害なかったから、今回も大丈夫だろう? と思った方は、今回の地震で避難するのに手間取ったかもしれません。 @こればかりは、本当の所はわかりません。


話を戻し、時系列の地震情報に戻ります。 その福島沖の1回目の地震のあと、3分後の14:54分に、同じ福島沖を震源として、M6.1 最大震度5弱 の地震が起きています。 同じ時間に茨城県北部でも、M5.7 最大深度5弱の地震が起き、更に4分後に、岩手沖でM6.5、更に8分後に福島沖でM6.6、更に2分後に、静岡県伊豆沖で、M4.6など、周辺のねじれを徐々に開放しながら、安定していこうとしています。 この時系列からも分かるように、どこかで地震が発生して、地中に貯まっていたエネルギーを解放すると、周辺地域の地盤も、耐えきれなくなり? 地震を発生させながら、周辺地域全体を合わせていこうとしていく のではないか? と素人の私は思います。

とにかく、ちょっと調べてみて、私が学んだことは、周辺地域で大きな地震が発生したら、(地続きでもあるので)自分の所にも同規模の地震が来る可能性がある。 単発地震で終わる可能性もあるし、この後、地震が多発し、大災害になっていく可能性もあるので、自分の中で? 最初の近隣の地震から1週間程度は、「警戒モード」として、いつでも避難生活がおくれる準備をした方がよいと感じました。

私は、地震の専門家ではありませんし、不安をあおりたい訳ではありません。 ただ、過去の事例から、何か学べるかな? 過去の事例から、家族を守る方法はあるかな? という視点で、ちょっと調べてみただけなので、当たっているかもしれませんし、大外れしているかもしれません。

私なりの結論としては...

1.常日頃から大災害を想定して準備するに越したことはありませんが...
2.もし1回目の大きな地震が、陸続きである近隣の県に発生したら、そこから2週間は「大災害警戒モード」とし、水は食料、トイレットペーパー、ガソリンなど災害時に困りそうな物の備蓄を始める。 ちなみに、東日本大震災の地震を時系列に見ると、本震から2週間(正確には13日間)に、最大震度5強以上の地震が多発しています。 2011/3/11の本震から、現在まで(数え方によるかもしれませんが)最大震度5強以上の地震が28回起きています。 実に半数の14回は本震から32日間に発生していますし、本震直後の2週間では、11回(全体の半数近く)の強い地震が発生してます。
3.近隣地域で大きな地震が発生したら、自分の住んでいる所のエネルギーにも歪みができて、開放するための地震が起きるかもしれない というマインドを持つ。 @三陸沖の地震から、福島の地震、(ちょっと遠いけど)長野の地震、静岡の地震、茨城、千葉東方沖など、どんどん周辺地域も地震を発生させながら、歪んだ?エネルギーを解放していっています。

日頃から備えられれば、それが一番ですが、それが何かの事情で難しいならば、近隣都道府県で大きな地震があったら「そこから」「大災害警戒モード」として生活しては如何ですか?

過去から学ぼう 大災害に備えて、今すぐやるべきこと

2016-06-10 10:54:32 | 災害時のサバイバルライフ
10th Jun 2016 (Fri) 過去から学ぼう 大災害に備えて、今すぐやるべきこと

いつ起きるか分からない災害に備えることは、簡単なようで、とても大変なことです。

例えば、明日の14:30に震度6の地震が来ますよ! と分かっていれば、それなりに備えもできますが、「いつ来るか分からない」そして「被害規模も歴史史上最大の被害かもしれない」とか言われても、いまいち「パッ」と来ないのではないでしょうか?

私達は過去から学ばなければいけません。 実際に被災し、苦労を味わってから、準備するのでは「手遅れ」になるかもしれません。

色々な記事を読んでいると、阪神淡路大震災の死亡原因の80%(88%という記事もある)は、家や家具の転倒、落下、移動などによる「圧迫死」だそうです。 そして、一般的な地震の負傷者の30~50%は、家具の転倒、落下、移動によるものだそうです。

これを知っても、家具の転倒対策や、寝室の家具の配置、リビングの家具の配置などを変えない人がいるかもしれません。 でも、地震で開いたひび割れに落ちて亡くなるとかではなく、普段の生活の中に危険が沢山があるという事実を「私達は学ばなければ」なりません。 @という、我が家でもまだまだ危険が残っているので、少しづつ対策していきたいと思います。(笑

色々な事情で、分かっているけど、実際に家具の転倒対策や落下対策をしていない家もあるとおもいます。 しかし、以下に上げる3点は、すぐにできますので、実施しましょう。 避難袋の準備や、非常食の準備も大事ですが、「まず」次の3つを実践してください。 お金もそんなにかからなくて、命が助かる確率が上がるものです。

1.寝室(寝ている場所の近く)に、底が厚い(底がペラペラでなければOK)スリッパや、靴を用意しましょう。 大震災、「大災害時に手足が完全に機能すること」は、とても重要です。 足を怪我したり、手を怪我をすると、だだでさえ不自由な避難生活が、更に不自由になります。 寝ている時に、いきなり大きな地震が来て、玄関などの避難口までに、ガラスが散乱するかもしれません。 玄関や廊下の電球が割れたり、窓ガラスが割れたり、廊下や玄関にある鏡が割れたり、寝室から玄関までの通路に物が散らかったり、素足で歩けないかもしれません。 古くなって履かなくなった靴でも良いです。 ベッドの近くに置いておきましょう(しかも、夜中の暗い状態でも取り易い場所に) この靴やスリッパがあなたの足と(もしかしたら)命を守ってくれるかもしれません。 @うちの場合、玄関の照明は、吊り下げタイプで、ガラスを使った照明ですし、階段の照明も同様にガラスを使った照明です。 過去の大地震で、吊り下げ型照明が揺れて、壁や天井に穴が開いたり、壁に当たってガラスや電球が割れた事例もあるので、靴やスリッパは重要です。

2.寝室(寝ている場所の近く)に、懐中電灯と(視力が落ちている人はメガネ)を置いておきましょう。 寝ている時にいきなり来る地震で、停電しているかもしれませんし、床に何が落ちているか分かりません。 災害が起きた時に「視力の確保」は最優先にすべきことです。 揺れが収まったら、安全な所に避難するときに、足元を照らす懐中電灯は重要です。 可能ならば、地震で転がってどこかに行かない様に、壁やベッドに吊り下げておきたいところです。

3.寝室、特に頭上に、倒れてきそうな家具があるならば、寝る向きを替えましょう。 足や腕などが家具で潰されるのも痛々しいですが、頭や顔をつぶされるより「まし」です。 寝ている時だけが無防備なので、突然の大地震に備えて、頭や顔を「最優先」に守りましょう。 @毎日ヘルメットをして寝る訳にいかないので、寝ている場所(だけでも)家具などが倒れてこないようにしておきたい所です。 @確率論的にも、1日24時間のうち8時間ベッドの上にいるならば、1/3の確率でベッドの上で地震に遭遇します。


なぜ、今すぐやることが、寝室周りかといいますと、やはり寝ている時は、無防備です。 過去の大地震も、この確率に従って、夜や夜中に起きています。 大地震をたまたま? 玄関で遭遇できれば、すぐに靴を履いて逃げれますが、パジャマなどの薄着(かつ多くの人が裸足)の状態で、災害に合うかもしれません。 東日本大震災の翌日3/12に起きた長野県北部の地震は震度6強の強い地震で、夜中の3:59に発生しています。 次の地震も震度6弱の強い地震で、32分後の夜中の4:31分に起きています。 どちらもまだ暗い時間帯です。 5日後に起きた、静岡県東部の地震も震度6強の強い地震が突然来ました。 時間は22:31分。 起きている人はいいですが、寝ていた人もいます。 宮城沖でも震度6強の地震が4/7の23:32分に起きていますし、記憶に新しい、熊本地震も4/14の夜21:26に震度7(後に分かるのですが、これが前震)、22:7分に震度6弱、翌日の4/15の夜中の0:3分に震度6強の地震、翌日の4/16の夜中の1:25分に震度7(後に分かるのですが、これが本震)、1:45分に震度6弱、夜中の3:55分に震度6強と、夜に強い地震が多く発生した地震でした。

現に、熊本地震では、前震(本震の前の地震)で、避難所に一旦は逃げましたが、帰宅し、28時間後に起こる本震(これも夜中の1:25に発生)で、家の倒壊や家具の下敷きになって亡くなった人がいます。 @予測が難しいので、次の地震が大きいのか、いつ来るのか? こないのか? もしくは来ても小さいのか? 私達には分かりません。 寝ている時に、起きる地震の確率は、1/4~1/3で、ジャンボ宝くじの1/1000万の確率と違い、まぁまぁ大きな確率です。 起きている時は、それなりにすぐに対策できますが、寝ている時は、暗いし対策が取りにくいです。 従って「まず最初に」強化するならば、寝室周りとさせて頂きました。

もし、寝室よりも危険な場所が家になるならば、そちらを「今すぐやるべき事」としましょう。 @これを、実践したおかげで、長生きできるかもしれませんよ。 @マジで... 避難袋の準備や、非常食の準備も大事ですが、まず上記の「今すぐやる事」を「必ず実践」しましょう。

私達は、過去の災害から学んで、より「賢く」なっていかなければなりません。 多くの人を救いたいところですが、私の影響力はとても小さいです。 私は私の家族を守りたいし、少なくとも、このブログを読んだ人のご家族が(いつか)災害に合われた時に、元気な姿でまた、このブログに戻ってきてほしいと強く願います。

避難袋や、非常食、財産を持ち出すことよりも、自分の命、家族の命を最優先にして、できるだけ無傷で逃げましょう! @揺れている間は、危ないのでできるだけ動かないように! というのが鉄則だそうです。 揺れは、数秒から長くても数分以内に収まりますから、揺れが収まってから、落ち着いて、安全に避難しましょう。

災害時のサバイバルライフ 衣食住の「食」番外編

2016-06-09 14:27:06 | 災害時のサバイバルライフ
9th Jun 2016 (Thu) 災害時のサバイバルライフ 衣食住の「食」番外編

前回、夫婦二人の2週間の避難生活で必要なのは、ガスボンベ5本と、16Lの水というのが分かりました。 しかし、これは最低限のガスと水であり、冬であれば、ガスを暖を取るために使うかもしれませんし、夏ならば、喉が渇いて? もっと水を飲みたくなるかもしれません。

地震の時の食料ストック状況によりますが、たまたま、米を買った直後であれば、水とガスさえあれば、毎日炊き立てのご飯が食べられるかもしれませんし、コーヒーや紅茶が沢山あるならば、朝晩1杯ずつでなく、朝昼晩と3回飲めるかもしれません。 これは、その時の「運」次第ですが、幸運にも「食料」がいっぱいあった時用のサバイバル術を紹介します。

サラダオイルやオリーブオイルが家にある前提のプランであれば、サラダオイルランプの応用で、サラダオイルコンロを作成して、火を使った調理をする方法ですし、(想像したくありませんが)家が崩壊して、木材があるならば、庭や空き地でたき火しながら生き延びることも可能です。

サバイバル術を紹介する前に、大事なことを3点お知らせします。

1.避難生活時の自家製コンロは、すぐに火を消せる準備が必要です。 河原でBBQしているならば、地震が来ても、他に燃え移る心配はありませんし、水も豊富になあるし、砂などをかけて火を消すこともできます。 今は、災害で避難生活を送っていることを忘れてはいけません。 いつ地震が来て、鍋が倒れたり、コンロが倒れたり、火の上に、可燃物が落ちてくるかもしれません。 必ず、自家製コンロで調理するときは(万が一の次の大地震に備えて)火を消せる準備をしておいてください。 土があるならば、土をビニール袋に入れて、何袋か用意しておけば、万が一、火が倒れた時に、すぐに土をかけて、火を消せる(かも?)しれません。

2.屋内でも、屋外でも、火床というか、調理場所の選定、コンロや鍋の設置法を良く考えて、調理場所を決めましょう。 河原のBBQなら、石を積み上げて、その上に(不安定ですが)鍋を置いたりしています。 河原のBBQなら、地震で石が崩れて、鍋の具材がこぼれても、広いのですぐに逃げれるので、火傷のリスクも低いし、火が倒れても、燃え移るものが少ないので? 火事などの二次災害を引き起こすリスクは低いです。 しかし、避難先で調理場を設営するときは、地震で崩れにくい調理場を作らなければなりませんし、最悪、火が倒れたり、鍋が倒れても、火事を起こさない、火傷などの被害を最小限にできる環境に設営しなければなりません。 河原のBBQと同じ感覚ではなく、避難中で、次に大きな地震が来るかもしれないという危機感を持って、調理場の設営場所を選びましょう。 理想は、避難者や家族のいる場所から少し離れた広い場所に設営できると良いですね? @もっと贅沢を言うならば、雨でも調理でき、風にも耐えられる調理場所が理想です。 しかし、火事や火傷を防ぐことが最優先です。

3.(やむを得ず?)屋内に調理場所を設置する場合は、「火事」や「火傷」だけでなく「換気」にも気をつけてください。 密封性なんてほとんどない? キャンプ用のテント内で、炭を起して暖を取った家族が「一酸化炭素中毒」で亡くなっています。 キャンプ用のテントなんて、ペラペラのビニールですし、上に換気口があったり、密封性なんてないんじゃないか? と思うところでも、酸欠になって死亡しています。 一酸化炭素の重さは、ほぼ空気と同じで、下に溜まるとか、上に上がっていくほどの重さの違いがありません。 一酸化炭素が発生した状態で普通に生活していると、いつの間にか、酸欠になって意識不明になり、そのまま死亡していしまうのです。 調理や冬に「暖」を取ろうとする場合は、換気に注意してください。 せっかく、地震や火事などの災害から救われた命が、調理や暖を取る過程で奪われたら、元も子もありません。

以上、3点の注意点を理解した上で、緊急時の自家製コンロを運用していこうと思います。


まず、自家製コンロの作り方です。 作り方は、色々なHPで紹介されているので、サラダオイルコンロ などのキーワードで調べて下さい。 空き缶とアルミホイルを使い、空き缶内に沢山「芯」を設置し、火力を稼ぐタイプで、サラダオイルランプの応用編です。

ただし、自家製コンロを作る前に、注意点にも上げた通り、調理場所、設置方法をまず検討しましょう。 私が考える最大の課題は、鍋を何の上に置くかという点です。 家に安定した足を持って、ある程度の高さがある「五徳」があるならば、それを使えば良いのですが、五徳があるお宅は少ないのではないでしょうか? 少なくとも私の家にはありません。 キッチンのガスコンロの五徳は、背が低く、五徳の下に自家製コンロを入れれるほどの高さがありません。

という事で、庭や家の中にある物で、五徳の代わりになりそうな物を想像してみました。 インターネットでは、空き缶などの上に鍋を置くなどの方法が紹介されていますが(いつ起きるか分からない余震の事を考えると)危ないので、お勧めしません。

我が家には、小さな花壇の境目に、赤レンガ(ブロック煉瓦)を使っているので、その赤レンガで、鍋を置く五徳を作りたいと思います。 また、調理場所の設置場所は、雨風をしのげる地下車庫内に作りたい所ですが、次の余震が大きかった場合、五徳や鍋が崩れ、自家製コンロも倒れ、辺りが水浸しや汚れてしまうことです。 自家製コンロも転がって、可燃物に燃え広がるかもしれません。 このリスクを考えると、便利な地下車庫内よりも、不便ですが、ちょっと離れた空きスペースや庭に設置すれば、万が一の大きな余震で、五徳や鍋、自家製コンロが倒れても、火事になりにくいし、被害も小さくて済みそうです。 @次の余震が大きいかもしれません。 自分が調理している火で、自分の家や近所の家を燃やしてしまう「リスク」をしっかり理解して、設置しましょう。 あくまでも、二次災害を防ぐための「安全第一」で考えましょう。

五徳は赤レンガを使うので、赤レンガを普通のコンクリートの上やタイルの上に置いたら、地震で滑ります。(赤レンガが動いたり、倒れて、上に乗っている鍋が落ちてしまいます) 理想は、やっぱり土の上に? というか、土に挿して?(少し埋めて?)使えば、コンクリートの上に置くよりも、崩れにくい(はず)です。 という事で、庭の花壇に、臨時調理場所を設置したいと思います。 @万が一の時に、火を消すための土もいっぱいあるので、安心です。

庭なので、雨の日は、ちょっと大変ですが、まずは、風対策です。 風は(基本的に?)花壇の後ろから吹いてきます。 従って、花壇の後ろ側に(万が一の時に)燃えない素材で壁を作る必要があります。 私の家の場合は、やはり赤レンガになります。 花壇の後ろ側(風上)に、赤レンガを立てて、(自家製コンロの火が揺れない程度の)風よけの壁を作ります。 風で火が消えてしまったり、風で火の粉が可燃物に飛んで行ったら、火事になるかもしれません。 @特に冬の乾燥した時などは...

更に、後ろの壁だけでは鍋が置けないので、左右にも煉瓦を2個位ずつ立てて、コの字型の壁を作り、このコの字型の煉瓦の上に鍋を置いて、お湯を沸かしたり、調理したいと思います。


という事で、設置場所? 調理場所の準備が整ったので、自家製コンロの作成に入ります。 大事なのは、缶の大きさです。 シーチキンや焼き鳥などの薄い缶詰の空き缶では、サラダオイルが沢山入らないので、ちょくちょくオイルを継ぎ足さなければなりません。 私的に理想なのは、ちょっと背が高い? ミカンの缶詰や桃の缶詰など、高さが10cm位ありそうな缶詰の缶が理想です。 そして、私の調理場所は、下が土なので、掘れば、自家製コンロの設置場所を調整できます。 ポイントは、あくまでも五徳の高さと五徳の安定性です。 仮に桃の缶詰などの背の高い空き缶で自家製コンロを作ると、鍋を乗せる五徳も高くしなければなりません。 五徳が高くなると、安定性が悪くなり、次の地震で倒れるリスクが上がります。 従って、安定した五徳の高さに合わせた自家製コンロを作りましょう。 もし、コンクリート上に設置するならば、地震で倒れるリスクが上がるので、高い五徳を作るのは難しくなります。 その場合は、油を何回か継ぎ足さなければいけませんが、シーチキンや焼き鳥の背の低い缶詰の空き缶で、自家製コンロを作ることをお勧めします。 @あくまでも、いつ来るか分からない次の地震で、五徳や貴重な鍋(食料)が倒れない(倒れにくい)調理環境を作ることを最優先としましょう。 @やっぱり、土の上に作れるならば、土の上がベストポジションですね?(笑

最後に、自家製コンロの作り方を簡単に文字で記します。 材料は(私の場合は、土に埋めれるので背の高い缶が使えるので)桃やミカンなどの背の高い缶詰めの空き缶、アルミホイル、爪楊枝1本、タコ糸(チャーシューやハムを買った時に、タコ糸が付いていたら洗ってとっておきましょう)、もしあるならば、針金(なければ、アルミホイルで代用可)。

缶を上から見ると、缶の中に、正三角形が隣接する位の長さの帯を作ります。 帯の幅は1cm位でOKです。 帯の長さは空き缶の直径に依存しますが、缶の中に隣接する正三角形なので、30cm以上必要かもしれません。 最低4回は折り曲げて、ペラペラの帯ではなく、ちょっと強い帯を作りましょう。 完成すると、幅1cm位、長さ30cm位? 厚さ1mm位?(4回折った位の厚さ)のアルミホイルの帯ができあがります。

その帯を、缶の中にあてがって、缶の中で(上から見て)正三角形になるように折り曲げましょう。 帯が少し余裕がある長さならば、最後に帯と帯の端をくっつけて、完全に三角形の形にしましょう。 くっつけ方は、片方の帯の端を、もう片方の帯の端の中に、入れるだけです。

帯が三角形になったら、芯を入れる穴を爪楊枝で開けます。 完の大きさによりますが、三角形の一辺に、2つか3つの芯を埋め込めると思います。 @注意すべき点は、隣の芯と近すぎると、火がくっついて、大きな火柱になります。 芯と芯の間は、ほどほどの距離を保ちましょう。 また芯を沢山作ると、オイルの消費も激しくなり、連続調理時間が短くなりますし、芯を沢山作らないと、火力がないので、オイルの消費時間は長くなりますが、なかなかお湯が沸かなくなります。 @一回、紙に缶の大きさの円を書き、中に適当に三角形を書き、芯を入れる幅をシミュレーションしてみましょう。 もしかしたら、一辺に3個(合計で9個の芯)行けるかもしれないし、安全を見て? 時間がかかるけど、一辺に2個ずつ(合計6個の芯)にした方がいいかもしれません。

爪楊枝で、アルミホイルの三角形に穴を開け、その中にタコ糸を通します。 アルミホイルより上は、ロウソクの芯と同じなので、5mm位出して、アルミホイルの下は、ビンの底に余裕で付くくらい(3cmは余らせたい)にしておきましょう。 芯が燃えてしまった時に、芯を上に引っ張って、芯の長さを調整しますが、ビンの底にギリギリ付くくらいの長さだと、ビンの底にオイルがあっても、吸い上げられなくなります。

最後に、この芯が付いたアルミホイルの三角形を空き缶に固定します。 火の高さが2cm位として、さらに(芯の部分の火を横風から守るために?)缶の上から1cmの余裕を持たせると、缶の上から3cm位の所にアルミホイルの三角形が来るように、固定します。 固定法は、三角形の頂点(缶に接触する場所)に、爪楊枝で穴を開け、針金を通して、缶の淵に引っ掛けます。 これで、三角形のアルミホイルが、缶の上から3cm位の所で浮いているような状態になります。 火をつけた時に(横風の影響は受けてしまいますが)炎が缶の上に出るようにしてください。

あとは、(アルミホイルに付かない程度に)サラダオイルを入れ、火をつけてみて、火が小さければ、芯の上の部分を少し長くして、火が大きすぎれば、芯の下を引っ張って、芯の上の部分を短くして、火の大きさを調整します。 三角形の設置場所は、缶の中に入り過ぎると、風の影響は受けにくくなりますが、入るオイルの量が減るのと、炎で缶が熱くなります。 サラダオイルは360度で発火すると言われているので、あまり下にせず、できるだけ缶の上に炎が出るように調整すると、缶も熱くならず、油が自然発火するするのも防げます。 あくまでも風邪対策は、自作コンロ外で、対策するのが良いです。 また、沢山オイルを入れたい所ですが、アルミホイルにオイルが付くと、火の熱さが、アルミホイルに伝わり、アルミホイルから下の油に伝わり、油が熱くなってしまいます。 熱くて、缶も持てなくなりますし、油の自然発火の危険があるので、あくまでもアルミホイルに付かない程度に油を入れましょう。 @そういう意味でも、シーチキンなどの薄い缶より、トマト缶やフルーツ缶などの高さがある缶の方がいいですよね? @ただし、調理場所の五徳の高さを安定させることが最優先です。 いつ、大きな地震が来るかわかりませんからね? 火傷と火事に注意して、避難先の調理をしましょう。