The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

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降圧剤 千葉大でもデータ操作か 大学側、関与の可能性

2013-12-10 21:26:54 | 産官学癒着

産経新聞 12月10日(火)7時55分配信

 高血圧治療の降圧剤「ディオバン」(一般名・バルサルタン)の臨床研究データ操作問題で、研究を行った5大学のひとつ、千葉大が外部機関に依頼した解析調査で、多数のデータの相違が見つかっていることが9日、関係者への取材で分かった。人為的に操作された可能性があり、千葉大は月内に調査結果を公表する方針。

 研究には、ディオバンを販売する製薬会社「ノバルティスファーマ」の社員(退職)が所属を隠してかかわっていたが、千葉大側は「(元社員に)データは触らせていない」としており、大学の関係者が関与した可能性が高い。

 複数の関係者によると、解析調査は7月から、大学の依頼を受けた公益財団法人「先端医療振興財団臨床研究情報センター」(神戸市)で行われた。研究対象となった高血圧患者のカルテに記載されたデータと、実際の論文に使われたデータを照合。その結果、多数のデータに食い違いがあった。人為的な操作が行われた可能性があるという。

 臨床研究は、ディオバンに脳卒中予防など降圧作用以外の効果もあるかを確かめるため、当時、千葉大にいた小室一成東大大学院教授を責任者として、平成14~21年に実施された。研究チームは、当初の目的だった脳卒中や心筋梗塞などの予防効果については他の降圧剤に比べディオバンの有意性はないとする一方、「心臓や腎臓などを保護する効果が高い」とする結果が論文にまとめられた。

 ノ社の調査では、元社員は千葉大側の研究者との間に亀裂が生じたため、研究にはほとんど関与しなかった。元社員は研究用のデータベースにアクセスする権限は与えられていたが、実際にアクセスした証拠は見つかっていないという。


 千葉大は研究が行われた期間に、ノ社から約2億4600万円の寄付金を受けた。ノ社は千葉大の論文を自社の資料や広告に100回以上使用していた。

 研究責任者だった小室教授は取材に対し、「調査中のためコメントは差し控える」としている。

小室一成グループ 論文疑惑

komuroissei.blogspot.com/

小室一成(Issei KOMURO)東大医学部循環器内科教授らの研究不正 ...

blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/7f7dbf97fb7dbb21de558dab6767de83

KAKEN - 小室 一成(30260483)

kaken.nii.ac.jp/d/r/30260483.en.html

小室一成グループ 論文疑惑: 経歴

komuroissei.blogspot.com/2013/05/blog-post_7.html

 

 


無花粉ヒノキ

2013-12-10 20:34:34 | 日記

 神奈川県は10日、花粉が飛散しない無花粉ヒノキを全国で初めて秦野市内で発見したと発表した。11月の森林遺伝育種学会で専門家からも確認されたという。
 県自然環境保全センターによると、2011~12年度にヒノキ4074本を調査したところ、無花粉とみられる1本が見つかり、その後、電子顕微鏡などで詳しく調べ、花粉が飛散しないことが判明した。
 しかし、この1本は種子が正常に形成されないといい、同センターは枝などの一部を切り取って土に植える「挿し木」で増殖を図る。苗木として本格出荷するのは早くても6~7年後になるという。


アトピー性皮膚炎のメカニズム解明

2013-12-10 20:26:37 | 薬効

アトピー性皮膚炎

 

 皮膚で作られるたんぱく質「インターロイキン33(IL-33)」がアトピー性皮膚炎を引き起こすメカニズムを発見したと、兵庫医科大と三重大の共同研究グループが発表した。治療薬の開発につながると期待される。論文は5日付の米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。


〔写真特集〕ミクロの世界


 IL-33は皮膚表面の細胞内に存在する。かきむしったり花粉やダニなどで刺激が与えられたりすると、細胞から出て白血球などと結合し、アレルギーを引き起こす。アトピー性皮膚炎の患者にはIL-33が多いことが分かっているが、発症との関係は不明だった。
 研究グループは遺伝子を操作し、IL-33を野生型の約10倍作るマウスを作製。清潔な環境下で飼育したところ、生後6~8週で全てのマウスの顔や手、しっぽなどに、かゆみを伴い皮膚が厚くなるアトピー性皮膚炎の症状が出た。
 遺伝子操作マウスは、かゆみの元になるヒスタミンを分泌する肥満細胞が野生型の約3倍に増加。特殊な自然リンパ球も増え、炎症性たんぱく質IL-5を作り出していた。IL-5の作用を中和させる抗体を投与すると、皮膚炎の症状は緩和されたという。
 兵庫医科大の山西清文主任教授は「日本人の少なくとも約20%はアトピー性皮膚炎の患者と言われているが、対症療法しかない。IL-33などを標的にした薬の開発が期待される」と話している。

 

アトピー性皮膚炎 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/アトピー性皮膚炎