僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

人生初の性的興味を抱いたアイドル

2023-03-14 10:17:29 | 日記
 僕の人生において、初めて性的興味を抱いたアイドルタレントは、確か伊藤美紀だったと思う。一九八六年に大手芸能プロダクションのオーディションでグランプリを受賞した伊藤は、翌年歌手としてデビュー。僕はその頃中学生になったばかりで、折を見て枕にペニスをこすりつける行為を繰り返していたが、それが自慰だという自覚はまだなかった。

 伊藤の存在を知ったのは、当時定期購読していた雑誌「ファミコン通信」(現・ファミ通)のインタビュー記事だ。伊藤の二作目のシングル「哀愁ピュセル」がゲームソフト「奇々怪々―怒涛編―」のCMソングに採用され、その宣伝を兼ねての記事だったはずだが、水着姿でもない伊藤の全身グラビアを見て、初めて年上の女性に対して性的興味を持ってしまった。これまでのアイドル歌手は、僕が小学生だったこともあってか純粋に歌を聞かせてくれる存在にすぎなかった。

 水着姿ではなかったものの、僕は伊藤のまだ不慣れなカメラ目線の表情とスカートからの下肢を交互に見比べながら射精に導いたはずだ。伊藤は松田聖子や中森明菜、小泉今日子のようなメジャーアイドル特有のオーラがなく、そこらへんにいそうなまだ擦れていない少女の佇まいだったが、それが三歳年下の僕にはたまらなく、溢れ出る性欲を発散しないわけにはいかなかった。

 しかし、実際に伊藤を自慰素材に用いたのはファミコン通信のグラビアだけで、水着姿が収録された写真集や雑誌を買う機会もないまま時間が過ぎ去った。伊藤は高校生世代のわりには立派なプロポーションで、四作品もの写真集を発表しているが、中学生の僕にとって写真集の購入は敷居が高すぎた。高校生になると、自分と同年代の少女が水着姿を披露してくれる「すッぴん」を自慰用素材に用いるようになったので、三歳年上の伊藤への性的興味も失っていった。

 高校二年の時、長渕剛主演のドラマ「しゃぼん玉」に、当時二十歳の伊藤が看護師役で出演していたが、そのときはもう彼女に対して何の性的感情も持たなくなっていた。高校生世代でなくなったのと、「すッぴん」を通じて僕の自慰対象が同学年か年下、または一学年上の少女に限定されてしまったからだ。また、少女だった頃の伊藤の水着姿を堪能するよりも、同年代の少女のほうが性的想像力が高められた。

 もし伊藤が僕と同学年か一学年上だったら、性的興味の対象として長く繋ぎ止められていたかもしれない。写真集を四作品も発表するほど、水着の仕事への拒否感はなかったようで、当時の高校生世代としては珍しくビキニ姿を惜しみなく披露しているが、いかんせん中学生の僕はそれらが掲載されたアイドル雑誌を買う金も勇気もなかった。リアルタイムでの伊藤の水着姿を自慰用素材に用いることができなかったのは、つくづく残念でならない。