*HEAVENLY SHEEP/徒然記*

管理人・伽澄綾の不定期更新日記。ただいま子育て奮闘中のため、更新鈍亀です…^^;

偶然?それとも…

2006年12月26日 23時58分31秒 | 日常
今日は家族全員寝坊しました。
全員9時前まで寝てるなんて、お舅さんがいた頃には考えられなかったよ…。

今日は朝一番に、お客さんが来ました。チャイムの音でお姑さん起床。
最初郵便屋だと思って居留守使おうとしたらしいが、しつこいので出てみたら、
鍵を失くして家に入れなくなった、お隣のおじさんだった!!
おじさんはお散歩に出て、帰ってすぐ眼科に行くのだったのに、家に入れなくなって途方に暮れていた所、ウチのことを思い出して駆け込んだのだそう。
おじさんの来訪で、家族全員起床して大慌て!
何故かと言うと、このおじさんはもう殆ど何も見えないくらいに視力が無いのです。
鍵をどこかで落としたならば、探すのだって絶望的。病院に行くのだって、とても一人でなんて行かせられない!
そんな訳でお姑さんがウチの庭からお隣の庭へ侵入、確認したらどこかしら入り口が開いていて家には入れたんだけど、眼科の予約がすぐだと言うことで旦那さんが送っていくことになりました。
ウチから帰る時でさえ、玄関の段差に四苦八苦していたおじさん…。何事も無くて良かったよ…。
結局、後から鍵は玄関近くの鉢植えの下にあった事が判明。
すぐ見つかって良かったね、おじさん。

最近家族が口癖のように何かあると「お父さんが見てるかも?」って言うようになってたんですが、今日この隣のおじさんにも言われました。
おじさんは本当に困って混乱していたそうなんですけど、その時にはっとウチの家族のことが浮かんで、それで駆け込んだんですって。
で、それがウチのお父さんが導いてくれたような気がする、って言うんです。
あぁ、ウチの家族だけじゃなくて、生前から仲良くしてくれた方もそう思ってくれるんだ~ってちょっと不思議に思ったんだけど、
でもなんとなく、家で起きてる色んな事を、本当にお父さんが何かしているように感じることもあるんだよね。
それも、私だけじゃなくて家族全員が感じてる。
そういう、目に見えない、説明のつかない現象や出来事や感覚を全く信じない人だった旦那さんも、最近になってそれがなんとなく理解できる気がしてきたって言うようになった。
一番は、お父さんが亡くなったとき、沈んだ気持ちで退院作業をしていた時、ふと誰か…見えない何かが旦那さんの肩を叩いたのだそう。
私はそのとき何も言わずに不思議な顔でただキョロキョロしている旦那さんを見て、もしかしてお父さんかな?って思ったけど、多分「そんなことあるわけがない」って言われそうで黙ってたのだけど、旦那さん自身がそう思えたのだそう。

で、今日は夕飯食べながらその話で盛り上がりました。
こうやってるすぐ側で、笑ってるかもしれないねー、なんて。
今日は私が冷蔵庫を開けたら、しっかり仕舞っていたお豆腐が落ちてきてパックが割れてしまって、一丁丸々使わなくちゃいけなくなってブーブー言いながら、夕食にお豆腐ハンバーグを作りました。
で、ブーブー言ってたくせにすごく美味しく出来て。
で、ふと、お舅さん、このハンバーグ気に入ってくれてたよなぁなんて思い出して。
「もしかしてこのハンバーグ食べたくてお父さんがお豆腐落としたのかなぁ?」
なんて言ったら
「最近豆腐食ってないぞ、出せーっていうことかもねぇ」
なんて返答が返って来て。
こうやって何気ないことも、色々お父さんのせいにして、毎日笑顔と「ありがとう」の言葉が増えていってます。

例え、その話の元が気のせいだったとしても…すごく、私達の力になってる。
今日から3人だけで淋しくなるかなぁなんて言っていたけれど、暫くは…こうやって毎日、祭壇のお父さんに話しかけたり、みんなで噂しあったりしているうちは、淋しいなんて感じるのは少なそうです。
これもまた、お父さんが家族に遺してくれたものなのかなぁ?

前から好きだったご飯作りも、最近はお舅さんに出すお膳を何にしようかと迷う楽しみが増えました。
忙しいと一日一回しか変えられなかったりしてるのが申し訳ないけど…
でも、この役目を与えてもらえて良かった。

しんみりするよりも楽しい・嬉しいが増えてる我が家って、幸せだなぁと思う日々です。
暫くは喪に服して一切の祝い事は無しだけど、だからこそ、この静かな毎日と新しい生活を大事にしようと思います。

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