MY HOUSE

おっとりなビーグル犬”ビーチ”と2代目”凪くん”ののほほん日記♪

我が家のリビングは、畳敷き

2006年03月19日 | 建築日記
最近、家ネタがなく困っていたら、ダンナが設計思想をまとめてくれました!
我が家は、詳細設計はsturdy styleさんにお願いしましたが、基本設計はダンナが
案を出して進めていきました(建築設計の仕事をしているので、たくさん案が
浮かびすぎて大変でした)。
これから数回に分けて、少しずつUPしていこうと思います。

今日は第1回目。
「我が家のリビングは、畳敷き」

我が家のくつろぎ形は、床に転がりながら、ごろ寝。いわゆる座床スタイル。
LDK+畳敷きスペースが理想でしたが、スペースと予算の関係で全てを
取り入れるのは無理でした。

家でのリビングの役割を考えたとき思い浮かぶのは、いわゆる、日本語での居間であり、
茶の間である。
一日の大半をここで過ごし、家族が集い、くつろぎと共に、テレビや音楽の娯楽や、時に勉強。
お茶したり、たまに食事もするような多目的に過ごせる空間。

そこでリビングを、ソファーの憧れもありましたが、あえて畳敷きにしました。

もともと、マンションによく見られるLDK一体空間では、キッチンやダイニングの人間が立って
作業する同一空間内に座床スタイルを持ち込むと、とても落ち着かないし、違和感があるのです。
そこで、座床空間とDKスペースの立ち空間を調和させるため工夫が必要となります。

1.床の高さを変える。
座床スペースの床をDKスペースよりも上げると、立ちスペースに目線が近づき、
違和感が無くなると共に、他とは、空間の性質が違うと無意識に認識できる。

2.目線を低くする。
座床スペースに低い棚や、高さが低い開口部を取り付けると目線が低くなり、
人が床に座った時に落ち着ける空間となります。
目線を下げると、より空間が広く感じることが出来る利点もあります。
また、低い棚はテレビ台の他、ちょっとした机ともなり、多目的に利用できるので便利です。

LDKを広く見せるためには、ひとつの一体感のあるスペースとしたいところですが、
座の空間を取り入れるため、あえて空間に変化をつけています。
その代わり、壁や、天井の仕上げや、ディテールを統一して、連続した空間を
デザインしています。

畳敷きの良さは、その多様性。
座卓を出せば、食事ができ(大勢の来客がある時も、もうひとつ座卓を出せば、対応できます。)
布団を引けば、あっと言う間に寝室。
洗濯物をたたむ作業スペースになったり、赤ちゃんが居る家庭ならばオムツも換えるのに便利
などなど、色々な使い方が出来ます。

そんな理由で、我が家はリビングが畳敷きになりました。
いつも、家族でゴロゴロ。
大きな掃出し窓から見える庭には、姫シャラや南天たちの緑。
暖かい日が差す午後に昼寝。なかなか居心地良いです。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがはプロ! (kousei)
2006-03-25 06:49:16
ウッキー旦那サンはさすがにプロっすね!

我が家の間取りも、ある程度は自分達で考えたけど、こんなに深くは考えられてないなぁ~!!

ビバ設計士!!!
ゴメンナサイ! (RODY)
2006-04-04 22:01:40
kouseiさん、お返事が遅くなってしまってごめんなさい~m(__)m



うちは二人とも、それぞれの実家は畳だったので、やっぱり座敷ってゆうのが落ち着くみたいです。

今でもオシャレ~なソファとか憧れるんですけどね。。置く場所ないし~(汗)

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