ニューヨークとアンティーク

アメリカンアンティークを勉強するブログ
ビンテージアイテムから知るNYスタイル・歴史・フリマ点景

キャンドルウィック

2006-04-04 09:08:07 | ガラスウェアいろいろ
参加中♪→


灰皿特集最終回。皆様お付き合いありがとうございました。
今日は、、ようやく女性的(笑)なアイテムのご紹介!と思ったら、
気がつくと、、これまた写真が渋くなっちゃいましたーーー!?(笑)
でも、、これは、いわゆるエレガントガラスというジャンルに入るもので、
れっきとしたシガレットケース4つの小さな灰皿なセットなのであります。

このアイテム、デザインのシリーズ名は有名な「キャンドルウィック」。
このブログをご覧の皆様の中にも、既にファンの方も沢山いらっしゃることだと思います。
このシリーズについて簡単に説明いたしますと、、
製造会社はオハイオ州にあったインペリアル・グラス・カンパニー
このシリーズの製造は1930年代に始まり(シリーズ名としては1936年~)その後、
会社が倒産する1984年まで造られていました。

CANDLE-WICKを辞書で引いてみると、ロウソクの芯のこととあります。
でも直接的な由来は、ヨーロッパからのアメリカへの入植者時代、貴重な布の端の
ほつれを防止
する為、丈夫なロウソクの芯のように施した刺繍に似ていたことから、
この名前で呼ばれるようになったとされているようです。
残念ながらその刺繍に関する写真を見つけられなかったのですが、
イメージ的には、、マフラーの端に施す手法のような感じもしますよね。



このキャンドウィックというシリーズはかなり人気のあったラインのようで、
様々なデザインのアイテムがあり、会社が倒産後もその型が売買されたことによって、
酷似品がたくさん出回っているアイテムでもあります。
(近年では中国製の類似品もあるようです。)

こうなるとインペリアル社製かどうかを確認する一番の方法は、勉強あるのみ。(笑)
キャンドルウィックやインペリアルグラスに関する書籍は、アメリカでは
複数出版されていますので、真剣にご興味のある方は、是非手に入れられることを
お勧めいたします。

私自身は、FKやHA界隈でうろうろしていますので、
まだまだキャンドルウィックの真髄に辿り着けズじまい。(笑)
そのため、なかなか手を出さないアイテムだったのですが、、今回は特別!
というのも、オリジナルのラベルがついていたからなんですねー。(笑)



コチラのインペリアルガラスに関するサイトによれば、
このシールのデザインが使われていたのは1940年代
実際にその当時の商品がどうかは、まだまだ勉強不足で確証出来ずにいるのですが、
(デザインそのものはもっと後期まで製造されているようです)
とりあえず、、自信をもってインペリアル社製と断言することは出来そうです。(笑)

更に、シールにはHand Craftedの文字。
他にHand MadeHand Finishedのラベルがあるそうなのですが、
このキャンドルウィック全部が到底手作りには思えない・・けれど、一般的には
エレガントガラス全体がハンドメイドと呼ばれることも多く、
その辺りの基準については明確でない部分とされているようです。



ちなみに、このビーズ玉のようなデザインに、アンカーホッキングのBOOPIE
呼ばれるグラスのシリーズがありますが、先日お伺いしたディーラーさんによると、
その違いは玉の部分がくっついているか、離れているかなのだとか。
離れているのはキャンドルウィック。くっついているのはブーピー、、。
その真偽の程は定かではありませんが、、一応、ご参考までに。

ということで、6回に渡ってお届けした灰皿特集は終了です。
本当はプラスチック製も幾つかあったのですが、それはまた別の機会に。
明日はNYのショップ情報をお届け予定です。

*最近、、色々とご質問のメールをいただくようになりました。
 可能な限りご返信させていただきたいと思ってはおりますが、本業との兼合いもございますので、
 送り主等の情報が明確なメールを優先させていただいておりますこと、御了承いただければ幸甚です。
 尚、なるべくなら、、コメント欄にお寄せいただければ助かります♪
 勝手な言い分で申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

+++
ブログランキングに参加しています。→
みなさんの応援のおかげでTOP10内にランクイン中です。(感涙)
今日もワンクリック応援していただけると嬉しいです!
本日のNY: 最高6℃・最低1℃予想・湿度46%(1:00pm)
写真の無断転載禁止The ban on reproduction of a photograph in this blog.

最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Candle-Wick (May)
2006-04-04 11:19:32
こんにちは。コメントさせていただくのは、2回目ですが、いつも楽しく拝見しています。

この週末に行ったAntique Centerで、初めて見たCandle-Wickに魅せられたばかりだったので、あまりにもタイムリーな話題に思わずコメントしてしまいました。

おままごとサイズのシュガー&クリーマーが忘れられず・・。お値段が高めなのでぐっとガマンしたのですが、買えばよかったと後悔中。。

でも、まがいものが多いものなんですね。手に入れるのは、少し勉強してからにしようと思います。
返信する
驚き (ladyinnj)
2006-04-04 12:43:00
トップの写真にびっくりしてしまいました。私のお気に入りの一つ、キャンドルウイックがど~~んとでているではありませんか。このシガレットケースと灰皿は持っていませんが、少しずついろんなものを集めています。デザインもいろいろでこれも?というものもありますが、偽物でも良いんです。かわいいんですから。
返信する
キャンドル ウィック (ラッセル)
2006-04-04 12:45:25
可愛いって言うか、私好み、ストライクゾーンです♪

シュガレットケースと灰皿とは!

私は宝石箱(笑)にしたいですね☆

ドレッサーにこれらを並べたら素敵ですよね♪♪
返信する
Unknown (y_and_r_d)
2006-04-04 13:40:24
久しぶりにコメントさせていただきます。

あまりアンティークに詳しくない私ですが

このデザインはちょっと気になります。

特に灰皿はいいですね。

タバコを吸わないので必要ないのですが

部屋にあるといいですね。

でも我が家の素っ気ない部屋には

あわないかな・・・。
返信する
シガレットケース (ひまわり)
2006-04-04 15:48:21
始めて見ました、シガレットケース。とっても素敵ですね。シガレットじゃなくても、アクセサリー入れてもいいですね。丸玉がついているかいないかでずいぶん印象が変わるのですね!今日はお上品なお品です。
返信する
Unknown (ブライトアース)
2006-04-04 20:28:53
シガレットケース



・・・イーベイであとちょっとの差で買えなかったくやしい思い出がぁ~~~



やっぱステキだわ!! しかし写真が渋い。かっこよすぎます。
返信する
Unknown (いちか)
2006-04-04 21:32:20
すっごくステキですねぇ

こんなキレイなシガレットケースと灰皿があったら、お部屋がぐ~~~~~んとキラキラしますねぇ
返信する
Unknown (ヨッシー)
2006-04-05 01:47:45
こんばんは!  これ、灰皿に見えませんね! 特に右側は、花瓶かペン立てにしか見えませんね。 





返信する
いい!いい!いい!!! (FortLee のかつこ)
2006-04-05 02:17:19
わたしは管理人さんに近いのか・?

男っぽいのであります。

でもキャンドルウィックはかわいいなと目にすれば手にしていました。

でも、この二品、みたことがありませんでした!



それにしても管理人さんの手にかかるとかわいい

キャンドルウィックも、かっこよくなる!



いい!いい!

いいわー!
返信する
Mayさま> (J@管理人)
2006-04-05 07:51:08
お久しぶりです!足跡ありがとうございます!

キャンドルウィックは、、アメリカらしからぬ日本人好みのなんともいえない可愛さがありますよね!

高いものだからこそ、、それに見合う価値があるのかどうかは、やっぱり知るに越したことはないと思うんです。類似品でも、、安ければ問題ないんですけどね。(笑)

是非、一緒に勉強しましょう~!!
返信する