入院日記2017年5月17日の11:206病室。三四郎は、明治41年、1908年、109年前の小説だが、日本語がほとんど分からなくなっている。今日で、入院して20日目だが、20日より前、3月、1か月前くらいから、日本語が忘れ去られてきているような気がする。SEIKO20:50。206病室。「半分は解決したようなものだ」は、古いドイツ語。私が子どもの頃のドイツ語だ。halb gebessert。206病室。自宅に帰ったら、CASIOの電子辞書、1万2,000円くらい?を買う。薬はLilly4116×2錠+ロピフノール。SEIKO21;09。「統合失調症」。日本では、ハンディを持つ人は、家族と住むのが当たり前と考えられているという。「自分は自分、人は人」によると、コツコツやっている人が結局うまく行っているという。CASIO9:19、SEIKO21:20。(2024年5月18日の感想)私がいた206病室は、壁に大きなくぼみが出来ていた。たぶん、以前いた患者さんが作ったのだろう。あるとき、工事のおじさんが部屋に来て、写真を撮っていった。私は、「この穴は、私が開けたんじゃないですよ」と言った。これで、2017年5月17日の日記は終わりである。