ケンタと肝っ玉ママとそのゆかいな仲間たち

パート勤務する母と、小学校へ通うケンタ。
働くママの日々起こる出来事を、いろんな仲間を交えて書いて行こうと思います。

落し物・・・

2008年09月28日 08時57分43秒 | ゆかいな仲間

京都へ帰る少し前・・・

仕事中(弁当配達)に私は、何とも不思議な「落し物」を拾った。
そして、その落し物を交番へ届ける事無く持ち帰ったのだ

その「落し物」とは・・・
        
            見ての通り「カメ~なんやけど~

この写真でご判断して頂けると思いますが・・・
我が家の一員として生活しております

普通に考えると、何で拾ったと思われるでしょう。
ホント!コントちゃうで?と言いたくなる出会い。

お弁当配達終了12時近く、最終配達先へ到着直後・・・
前方の車が何かを避けるように運転。
道路には大きな石?私も避けて通りすがりに見ると~
 車の行きかう道路を横断中!!
ちょうど真ん中辺りで、頭と足を引っ込めており石に見えただけだった。

はぁ~と思いながらもお客さん所へ配達。
そして車へ戻ると、もうカメは見当たらず車に乗り込もうとしたら~
私の車の下に居るし~~~~っ
歩くのメチャメチャ速いやんっ!
車の下を覗き込むと、ノロノロ歩いており・・・私は触ることも出来ず
通行人のおばあちゃんが、話しかけてくれて事情を説明。
子連れの親子も加わりカメを救出 と、ここまでは良かった。

さーて、このカメは何処からやってきた?という話しになった。
周りには川なんてない!飼い主が逃がした?逃げてきた?
お弁当を配達した会社の人も何事かと見に来て、「 落し物」事件に笑いと驚きだった。
子連れのママは、
 「これ、ミドリガメですね~うちにも小さいのが居ますよ~
    これだけ大きいと長年買ってたんでしょうね。人馴れしてますよ~
     うちは今飼ってるので持って帰れないし・・・可哀想ですね・・・」と。
そのお子さんも可哀想!と言い出すし、おばあちゃんも車にひかれても可哀想
って事は・・・

そう何となく私が持ち帰る雰囲気になったんやけどーーーー
いやいや、どないすんねんって心の中では叫んでいた私。

これから休憩・午後から回収があるし~
子連れのママが、ビニール袋に入れて私の「助手席」に
通行人の方へ世話の仕方を聞き、って見送られ・・・

休憩中、助手席ではカメがゴソゴソ元気に動いてるし、もう私はドキドキしてお昼ご飯も食べる気がしなかった。
午後からと一緒に回収
何でカメと一緒やねんとブツブツ言いながら、さっきのお客さん所へ。

やはりカメ情報は無く、拾った私へ「今、助手席に居るの?カメとランチ?」と
大笑いされるし
でも、何か情報があったら聞いておくね~と・・・もう何日経ってる?
時々、思い出したかの様に「カメ元気?」って聞かれる。

パパへ急遽連絡したら、「カメ~!?」って驚き
そりゃーそうだろう パパは飼ったことが無かったらしくケンタに見せてから川に逃がそうって事になった。
回収が終わり会社へ戻ると、パートさん達は大笑い
仲良しパートSさんが、
  「うちも子供が小さいときにカメ飼い始めて、もう大きいよ~
    十数年生きてるんだよっ!鶴は千年、亀は万年って言うじゃん!
          絶対良い事あるし、何かの縁だよ大事にしてやりなっ」と。
Sさんのお子さんは、もう中学3年生。
メチャメチャ長生きしてるしっ

そう簡単にケンタが逃がすわけ無い
結局、ザリガニを逃がしてやり「カメ」を飼うことになった。
もう、ケンタ大興奮!
パパが帰宅してから、歯ブラシでの甲羅をゴシゴシ洗ってあげてカメの餌を買い行き生活環境が整ったわけである。

これが、結構観察していると面白い
テレビの前へ置くと、ジーーッと画面を見ており消すとプイッと後ろを向く。
餌をあげる素振りをすると、ジーーッと視線を合わせて早くくれと言っている感じ。

ゴロンゴロンと石をひっくり返し、時々自分も一緒にひっくり返り慌てている様子がメチャメチャ笑える。
ただ、石遊びは・・・うるさ~い

で、京都へ帰る時はどうする?となり、カメとの生活が長いパートSさんへ預ける事になり安心して京都へ行けた
Sさんも、「人馴れしてて可愛いよー」と愛着が湧いたようだった。

時々、日光浴もさせてあげたりしてケンタもお世話に忙しい。
我が家夫婦は、「カメ吉」って呼んでいる。
ケンタは・・・天空の城 ラピュタ 主人公 「パズー」と呼んでいる。

ちなみにカメ吉 男の子で~す

でも、やっぱり 「珍 落し物」でしょ~