goo blog サービス終了のお知らせ 

ばあちゃんキモノ・マインド

迷える(元)仕立て屋の手探りな日々…

どこぞ遠くへ

2007-10-29 19:29:49 | Weblog
就職してから、連休が取りにくくなりまして、もう何ヶ月も泊りがけの
旅行をしていませんでした。
が、シフト休みをやりくりして、久々の2連休という、超大型連休を
取得できたので、ちょいとバリなんか行ってきました。


おフランス~な感じの、ワインと仔牛の串焼きも食べました。


物足りなかったので、クスクスも。


手前の串は、ただの焼き鳥なんかじゃございませんのよ、奥様。

白身がワニで、もう一方がダチョウ。
ワニのほうが好みだったな。

〆にアフリカの(めちゃくちゃ大づかみ。アフリカって広いと思うが)歌と踊り。

野外民族博物館リトルワールド
さすがは道路のほとんどが片側6車線で1車線は子供の遊び場になってる
とかいう、愛知県の施設です。
ひろびろのびのび楽しめます。
いかがっすか?



プチ復活の日

2007-10-18 18:11:51 | 着物
虎暦におきましては、すでに大晦日を過ぎて新年を迎えているわけですが…
早いですか?
年末休み、もっと欲しい?
では、大晦日は今週末ってことにしますか。

結局最後まで「クライマックス・シリーズ」がすっと出てこないままに
終ってしまいました(あ、終ってないんだけど)。
まず「クラシック・シリーズ」って頭に浮かぶんですよね。
で、「いや、違う。なんだっけなんだっけ」と焦りながら、
「いわゆるあのー、プレーオフだけどさ」などとごまかしてるうちに、
なんとか「クラ…クラ…そうだ、クライマックスだ」と辿り着くのでした。

まぁ、そんな百八つの鐘の音と共に置いていく、過去の話は
どうでもよろしい。

今朝は「やったるで!」と決意を持って目覚めた休日だったのです。
そう、もうすっかりご無沙汰の仕立物をしようと、久々に
仕事部屋に入ったのですが…
針が錆びてた…
どれだけご無沙汰やねん。

待ち針全滅。
和裁の待ち針は、縫い針の曲がったのを使ってますが、仕方なく
全部新しいのを下ろしました。
新品の針を待ち針にするなんて、学校に入学した時以来ですわ。
ああ、なんだかとってもバチ当たりな気分。

針を新しくして、ホコリがうっすらと積もった部屋を掃除して、
気合十分、今日はヘラ付けをしました。
それでって…そんだけですよ。
決意の朝を迎えたわりに、洗濯だの衣替えだのしてたら、実際に着手したのは
昼過ぎだったりしたわけで…。
千里の道も一歩から。
次の休みには表竪縫いくらい行くか~?


微妙な「ポ」

2007-10-13 19:47:05 | Weblog
私が初めて「スパゲティ・カルボナーラ」というものを食べたのは、
高校生の頃でした。
梅田の阪急三番街あたりの店だったと思います。
「さすが都会にはおいしいものがあるんだなぁ」と、クリームとベーコンの
こってりした味に、感動したものでした。

「カルボナーラ」は、材料も作り方もシンプルですが、加熱しすぎると
卵が固まってしまうので注意が必要、だそうです。
今は、レトルトや缶詰のソースがありますね。
当時はお店のメニューとしても、珍しい方だったのではないでしょうか。

しかし、まさに灯台下暗し。
まだ(確か)高校生だった私は、見つけたのです。
例の地元駅前、不二家のウィンドーに「スパゲティ・カルボナーラ」を!
やるじゃないか不二家!
えらいぞ不二家!
ランチはこれに決まりだ!
と、私はわくわくして注文しました。

ちょっとね。
気にはなったんですよ。
メニューに、大きな文字で「カルナーラ」と書いてあったから。

まぁ、デパートはデバートとも言うし…(違う)。
さて、私の前に供された、不二家のシェフ力作のカルナーラ。
まさしくそれは、スパゲティ・ベーコン・スクランブルエッグでございました。
…おっちゃん、強火でがんがん行ったね。

海原雄山なら、テーブルを星一徹返しだったかもしれませんが、
私はおとなしく食べましたとも。

なんというか…美味しかったんです。
妙に。
と言っちゃ悪いけど。
いつのまにか店のメニューから姿を消しましたが、それまで何度か
注文しました。
ええ、常にホットなハートでスクランブルエッグでしたわ。








スイーツメモリー

2007-10-11 19:16:06 | スイーツ
漢方の先生がおっしゃるには、冷え性に甘いものは良くないんだそうです。
しかし、甘いものやめて冷え性治したって、なんの人生楽しいことが
ありましょうや。
…酒を止められたオヤジのような往生際の悪さです。

というわけで、先日久々に心斎橋へ行った際、一人で昼食をどうするか
考えていたところで、目の前にあった「不二家」に入ってしまいました。
今はもう閉店していますが、私の地元の駅前にも不二家レストランがあり、
子供の頃、よく祖父に連れていってもらったものです。
祖父が私のために注文するのは、問答無用でこれ↓。
              

「おまえん家はビンボーだから、ステーキなんて食えんじゃろ。
これでナイフとフォークの使い方を身につけるべし!」という、
あたたかーい祖父の愛。とほほほ…。
                
しかし祖父は、私がちまちまと端から食べようとすると、
「こうするのだ!」とナイフを取り上げ、2枚重ねのまま放射状に
八等分にしてくれるのでした。

思い出に浸りつつ、何十年かぶりの不二家のホットケーキ。

………あんま旨くない。
思い出って美化されるのでしょうか。
もっとしっとりと、じゅわーっと心に染み入る甘さがあったような…。

って違うわ。
じいちゃん確か、「ケチケチするでない!」っつって、あの頃は
茶色と白と2種類付いてきたシロップ、全部かけてくれたんだわ。
ああ、これぞ溺愛ってやつ?

極甘で育った、へなちょこな私がホットケーキと共に注文したのは
コーヒーでなくて、これ↓。
      
             だって100円だったんだもん。

漢方、焼け石に水です。

私の頭の中のハイター

2007-10-03 00:26:55 | 仕事
今朝、いつものように出勤し、いつものように鍵を開けて警備を解除して…
と…おおおお?
誰もいないというのに…誰もいないというのに、館内音楽がぴろぴろり~♪
と流れてる…。
まさか…昨日お見送りした、生前音楽好きだったというお客様がお戻りに…

きゃーーーーーーー!!!!!!

…んなわけあるかい。
事実は怪談よりもっとコワい。
昨日音源止めるの忘れて帰ったーーーーーー!!!!!
ですよ。
まったく。
      

いやもう、一日中ぴろぴろとオルゴール曲聴いてると、それが空気のように
なってしまうのですね。
「警備を開始します」の音声を背に会館を出て鍵をかけた時、「音楽が
流れている」ことに、完全に無感覚になっていたようです。

…などと、この件に関しては、一応言い訳が成り立ちます。
成り立たないのは、再就職して再認識した、私の物忘れの激しさについてです。

ファイルを手に取り、何か言われて返事をした時に一旦置き、さて、と
どこに置いたか思い出せない。
通帳をコピーしている間に電話に出て、通帳をコピー機に挟んだまま
数時間放置する。
金庫を開けて現金をとりだし、金庫の扉を開けたまま銀行へ行く。
(ご丁寧に鍵をさしっぱなし)
ま、この場合、金庫の中はカラだから実害は無いといえば無いんだけど、
帰ってきて、すかーっと思い切り良く開いた金庫を見てびっくりするんです。
財布を忘れた愉快なサザエさんじゃあるまいし。

ほんの一瞬。
ほんの一瞬なんだけど、ぴしっと鋭い記憶の断絶が、一日の間に
数回ありましてですね、その間の私は、私であって私ではない。
だーからね~、領収書の金額が、なんで2と6の順番が入れ替わってるのか、
私に聞かれても答えられないのさ~。
                  
ごめーんね。