カラスの目

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フライングカー。

2014-11-18 12:35:57 | ニウス
「空飛ぶ車」2年後にも実用化 試作機の飛行成功、政府も全面協力【SankeiBiz/Yahoo!ニュース】

>スパイ映画「007」シリーズに空飛ぶ自動車が登場したのは米ソ冷戦真っただ中の1974年のことだった。あれから40年-。欧米メディアの報道によると、スロバキアの民間企業、エアロモービル社が空飛ぶ自動車の試作機による飛行に成功し、動画をこのほど公開した。2人乗りだが、飛行時の最高時速は200キロ。飛行モードを使えば東京-大阪間を約2時間50分で移動できる。2~3年後の納品が可能といい、何より実用化によって自動車通勤につきものの道路渋滞から解放されるメリットは小さくない。
 試作機の名称は「エアロモービル3.0」。自動車としての最高時速は160キロ、給油なしで875キロ走行できる。翼を折りたたむと全幅は1.6メートル。通常の駐車場に納まるサイズだ。
 燃料には自動車用のレギュラーガソリンを使用しているが、翼を広げることで飛行が可能になる。飛行時の航続距離は700キロ。日本なら東京から岡山まで飛べる計算になる。
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、航空機のエンジンも手がけるオーストリアのエンジン専門メーカー、ロータックス社の4気筒エンジンを搭載し、パワーは100馬力。ボディーは軽量のカーボン・ファイバーを使って重量を450キログラムに抑えており、飛行時には高度2940メートルまで上昇が可能だ。

 ◆政府が全面協力
 空飛ぶ自動車をめぐっては、米テレフージア社が2012年に試作機「トランジション」の飛行実験に成功。最高時速は飛行時185キロ、走行時105キロで、この分野のトップランナーと目されていた。ところが、13年に一般向けにテスト飛行を公開したものの、次回発表を15年以降に先送った。米国での高速道路の通行や、米連邦航空局(FAA)が管理する航空法規を満たすための設計変更に苦労しているためとみられ、ワシントン・ポストはエアロモービル3.0が開発で一歩先に出た形だと報じている。
 スロバキア政府もエアロモービル3.0に事前認可を出し、飛行実験に全面協力する予定。エアロモービル社の共同経営者であるステファン・クライン氏は実用化について「われわれの楽観的な計画では、16~17年に最初の製品を顧客に届けられる」と強気だ。

 ◆価格は数千万円
 ただ、価格は数千万円と高価で、需要が伸びるかは未知数だ。離陸に必要な200メートルの直線道路を都市部で見つけることも困難で、現実にはいったん空港などに立ち寄った上で飛び立つしかない。そしてもちろん、空を飛ぶ際には、飛行機の操縦免許が必要になる。
 エアロモービル社のもう一人の共同経営者、ユライ・ワツリーク氏は「機体にはGPS(衛星利用測位システム)や自動操縦装置、緊急脱出用パラシュートを装備する予定で、当局によるどんな設計変更の要求にも対応できる」と語るが、米国製のトランジションと同様、現実の交通法規に則した改良に手間取る可能性は否定できない。
 1974年の映画「黄金銃を持つ男」以降、007シリーズに空飛ぶ自動車が出てこない点を考えると、少なくともMI6(英秘密情報部)は、この手の車を配備するより、ジェームズ・ボンドにファーストクラスの空の旅を続けさせた方がリーズナブルとの結論を下しているようだ。


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 あの。ですね。
 コントロールを失った車が『頭上から降って来る』なんて避けようがないんで止めて頂いてもよろしいでしょうかしら?

メタンの海に浮かぶのは。

2014-11-13 19:42:22 | 科学
タイタンに“魔法の島”が出現【ナショナルジオグラフィック】

>土星探査機カッシーニが10日、土星最大の衛星タイタンに2つの新たな“島”を発見した。きっかけは2013年の6月。氷に覆われたタイタンの湖に浮かぶ小島のような物体が観測されたが、数日後には跡形もなく消えるという不可解な現象が確認されている。
 2004年の土星軌道投入からカッシーニが撮りためたタイタンの画像には、凍った地表と無数の海や湖、川がとらえられている。そして今夏は、2013年に発見された最初の島が、水面で光ったと思ったら突然消える魔法のような現象を繰り返した。
 この「マジックアイランド(魔法の島)」の発見は憶測を呼んだ。鏡のように滑らかな液体メタンの海に、波しぶきが上がっただけではないのか? いずれにせよ偶然の出来事にすぎないと思われた。
 ところが、8月21日のフライバイ(接近通過)で、不思議な光がさらに2つ確認される。過去のフライバイでは見つからなかった魔法の島だ。アメリカ、コーネル大学のアレキサンダー・ヘイズ(Alexander Hayes)氏は、「不意に現れた」と振り返る。ヘイズ氏はアメリカ天文学会惑星科学分科会(DPS)の会合でこの調査結果を発表した。
 チームの一員でマサチューセッツ工科大学(MIT)のジェイソン・セーデルブロム(Jason Soderblom)氏は、「波とも思えるし、氷山のような硬い物質かもしれない」と話す。「水面で何かが光を反射していることは間違いない」。
 太陽系の天体で、雨に浸食された地形は地球とタイタン以外にはない。波立つ湖が存在する可能性は、継続的な調査を行う十分な動機となる。
「観測を始めて10年になるが、タイタンから目を離すには早すぎる」とヘイズ氏。「砂丘や湖、海、川の存在は、原始の地球と比べても興味深い。研究者の理想郷だね」。
 8月21日のフライバイでは、最大の海、クラーケン海を約960キロ上空から幅200キロにわたってレーダーで観測。
 その結果、深さは200メートルを超える事実が判明した。満たすメタンの量も膨大になる。アメリカの五大湖で最も大きいのはスペリオル湖だが、2番目に大きいリゲイア海の容積はその3倍に達するという。

◆フライバイの成果
 海や湖の存在は地球とタイタンだけの特徴だが、両者の様相はまったく異なる。タイタンの表面温度は摂氏マイナス180度ほどで、湖はメタンやエタンなどの液体のガスで満たされているからだ。
 湖の深さを周回軌道から測定する方法は、ローマ・ラ・サピエンツァ大学の惑星科学者マルコ・マストロジュゼッペ(Marco Mastrogiuseppe)氏が去年確立したばかりだ。NASAジェット推進研究所(JPL)のカッシーニ・チームが早速応用し、8月のフライバイが実現したという。
 一方、分光器による観測では、魔法の島が水面下の氷山、または水上の霧である可能性が排除されたと、MITのセーデルブロム氏は説明する。
 クラーケン海が広がる北半球には、間もなく春が訪れる。かつて穏やかだった海面をかき乱す、不思議な事象がさらに確認できるのではないかと、前出のヘイズ氏らは期待している。
「新たな島が出現する可能性が高い。タイタンの湖や海の季節変化には、まったく圧倒されるよ」。


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 惑星ソラリスの海は(以下略)。

 まぁでもメタンの海に棲む巨大生物である可能性はないですかね?クジラみたいな。
 クラーケン海なんてのがあるくらいですし。わはは。