<新テロ法案>衆院特別委で可決 13日衆院通過の見通し【毎日新聞/Infoseek ニュース】
>海上自衛隊のインド洋での給油活動を再開させるための新テロ対策特別措置法案が、12日午後の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決した。与党は13日の衆院本会議で可決させて参院に送付、15日の福田康夫首相の訪米までに参院での審議入りを目指す。これに対し、民主党は議員立法で提出したイラク復興特措法廃止法案を先に審議する考えで、参院審議の見通しは立っていない。
衆院特別委は12日午前、一般質疑を継続。午後からは福田首相も出席する締めくくりの質疑と討論の後、採決した。
政府・与党は11月2日以降中断している給油活動再開に向け、新法案を今臨時国会の最重要法案と位置づけている。特別委の審議では、防衛省の給油量取り違えなどの問題が取り上げられ、防衛専門商社「山田洋行」からゴルフ接待を受けた守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問も行われた。
参院で否決された際には、衆院の3分の2以上の賛成での再議決や、民主党による首相の問責決議案提出などの可能性があり、衆院通過後は新法案をめぐる与野党攻防の激化が予想されている。
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野党の抵抗が続く中の強行採決です。自民党の傲慢体質は基本的に変わってないですね。
てか。この法案の成立が最重要課題で、コレが決まらない限り他の審議に入れない、て辺り、何処が「国民の暮らしに目を向け」何だか教えて欲しいですよ。
確かに現実問題として、メリケンの存在なくして国際的な安全が図れない以上、ある程度はメリケンの活動に協力するのはまぁ、スジちゃスジかも知れません。
でも。実際問題、僕たちの国が補給した燃料によって他国が爆撃され、(恐らくは)テロリストと何の関係も無い人々も死傷してる、て事実は無視出来ません。
この補給活動に従事する限り、日本も「他国へのテロ行為」を行ってるも同様です。それが示す事実を、それが招き得る危険を真剣に検討するコトなく、「テロとの闘いに対し、積極的な国際貢献を」て云う謳い文句を判で押したように繰り返し、思考停止状態のまま強行するコトに、強い危惧を感じます。僕は。
(更に云えば、この危機的な原油高の中、補給活動を行い続ける経済的負担も無視出来ません。そんな危険なボランティアをしてる余裕は今のこの国にはないと思う。その分を国民生活支援に回して欲しい。小さいようで大きな問題)
そして何よりも、メリケンの中東軍事活動に何の正当性も見出せない(て云うのは、以前にも申し上げたように『武力によってテロを撲滅するのは不可能』だからであり、あの軍事活動は、まぁアリテイに云えば『9・11で発動したメリケンの八つ当たりが拳の落としドコロをなくしてる』だけだと思うからです)僕としては、この法案には賛成しかねます。