カラスの目

物質世界や電脳世界からキラキラしてるモノを無節操に拾い集めて並べとくそんな場所。

リスペクトの欠落。

2013-07-30 18:35:22 | ニウス

土屋アンナ舞台中止 原案著者の濱田氏「舞台化許可していない」【スポニチアネックス/YAHOO!ニュース】

>29日、モデルで女優の土屋アンナ(29)が初主演を務める予定だった舞台「誓い~奇跡のシンガー~」の公演中止が発表された。同舞台の原案とされるノンフィクション「日本一ヘタな歌手」著者の濱田朝美氏が同日深夜、「重大なお話!」として、今回の件について急きょブログを更新した。
 舞台化について「どうしても納得がいかない事があり、この場を借りて事実をお話したいと思います」と書き出し、土屋アンナが稽古を欠席し、そのため公演中止になったことは事実無根であるとしている。
 そして「これから、お話する事が真実です」とし、著書の舞台化を許可した認識がなく、記者会見の1週間前にそのことを知り、ただただ驚いたとつづっている。
 その後、出版社の元担当と舞台の監督に会い事情説明を受けたが、路上ライブ時にあいさつし「自己紹介と今後何かありましたらよろしくお願いします」と言ったことが許可したことになっていたという。
 その後は連絡もなく、「舞台の成功をみんなで祝うパーティー」の案内状が来て憤慨、土屋本人とも会い事情を話すと土屋も共感し“原作者が納得し、許可した舞台でないのなら、出演出来ません”と監督に伝えていた。
 製作者側の公演中止の経緯について、デタラメと再度つづり「土屋アンナさんは、全くの無実」とし、「こんな発表の仕方はあり得ないし、大の大人が考えるような事では無いと思います」と怒りを込めて文章を終えている。
 同舞台は8月6日から9日まで東京・赤坂の草月ホールで、16日から18日まで兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホール・オクトで公演の予定だった。

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 普段は芸能とか全く興味ないのです。
 が、もう結構な騒ぎになってるぽいこのニウス。

 『正当な理由なく主演俳優が稽古をボイコットしたため公演中止に追い込まれた』とする制作側。
 『そもそも舞台化を許可して居ない』て云う原作者。
 芥川の『藪の中』ぽい感じになって居て部外者としては安易に論じられませんが、原作者のブログを読んでの個人的な印象としては、『許可を取った取ってない』は互いの理解に対する食い違いがひょとしたらあったかも知れないけど問題はそれ自体ではなく、根源にあるのは『制作サイドの原作に対するリスペクトの欠落』なのかも知れないなと。
 そしてそれは此の現場だけの問題ではない。とも思う。何となくだけど、多分。きっと。


月光のまどろみ。

2013-07-29 18:42:33 | 科学

満月の夜、ヒトは睡眠不足になる【ナショナルジオグラフィック】

>毎月同じ時期に寝つきが悪くなってはいないだろうか? もし当てはまるなら、それは夜空を巡る月の影響かもしれない。
 このほど発表された研究結果によると、人間の睡眠パターンは月の満ち欠けに呼応しており、満月の夜には平均20分間睡眠時間が短くなるという。
 研究チームを率いたスイス、バーゼル大学の時間生物学者クリスチャン・カヨチェン(Christian Cajochen)氏は、「特に意識していなくても、月の周期は人間の睡眠に影響を与えるようだ」と述べる。
 生物の生理現象は体内時計が周期性を司っているが、月齢が作り出すリズムにも適応している証拠になるという。
 人間や動物は体内の「概日時計」を利用して、身体や行動の変化を24時間の周期に合わせている。それと同様、概月時計もなんらかの方法で月の満ち欠けの変化に同期しているようだ。

◆満月の夜に睡眠不足
 カヨチェン氏のチームは33人のボランティアを募り、睡眠中の脳のパターン、目の動き、ホルモンの分泌を観察した。
 分析の結果、満月の時期には睡眠時間が少なくなり、深い眠りをもたらす前脳基部の活性化度が30%低下していることがわかった。
 また、眠りに落ちるまで5分ほど長くかかり、メラトニン(睡眠と覚醒のサイクルを調節するホルモン)のレベルが減少していた。「睡眠不足」と感じる被験者も多かったという。
 もともとは別の研究プロジェクトのために実施した調査で、月の影響を分析したのはかなり後になってからだった。「思いついたのは、ある満月の晩に近所のバーで一杯飲んだ時。当初の実験から数年は後の話だ」。

◆ルーツは恐竜時代?
「人間の概月リズムは、祖先が生殖などの目的で行動を月に合わせていた時代の名残かもしれない」とカヨチェン氏は話す。
 例えば初期の人類は、満月の夜には浅い眠りを心がけていた可能性がある。「明るいと捕食動物に襲われる危険が高まるからだ」。
 イギリス、サリー大学で睡眠と概日リズムについて研究するマルコム・フォン・シャンツ(Malcom von Schantz)氏は、人間の概月時計の起源はかなり古く、哺乳類の黎明期までさかのぼる可能性があると推測している。「哺乳類は夜行性の時代を経て進化してきた。恐竜が日中に歩き回っていた頃、新しいグループの脊椎動物にとって進化のチャンスは夜にあった」。
 人間が概月時計を備えているとすれば、リズムを合わせるための外的な刺激はどこから受けているのだろうか。
「概日時計と同様に、外部の時間的な手掛かりに基づいて時計をリセットし、月と同期する必要がある。その手掛かりとは一体何だろう?」とフォン・シャンツ氏は思案する。
「現代はさまざまな光に囲まれているから、体内の光の受容体が満月とそれ以外の光のシグナルを区別できるとは思えない。潮の干満を身体で感じることもないし、月の引力は極めて弱い。寝ても覚めても疑問は尽きないものだね」。

 今回の研究結果は、「Current Biology」誌の7月25日号で発表された。

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 狼憑きの例や『ルナティック』なんてステキなコトバを持ち出すまでもなく、古来より月の満ち欠けの周期は人間のバイオリズムに様々な影響を与えて居るとも云われますがその具体的な一例、らしいです。
 まぁ正直「……単純に夜が明るいからじゃ?」とも思わないでもないのですが確かに昔に比べて月の光は人工の光に埋もれつつありますしね。
 未だに判明して居ない何かが月には在るのかも知れませんよ?ないかも知れませんが。
 まぁ『ある』て思っといた方が世界は楽しいよね。


ハードデイズの効用。

2013-07-25 12:30:00 | 科学

恐竜絶滅期、淡水種の多くは生き延びた【ナショナルジオグラフィック】

>6550万年前に地球に衝突した巨大小惑星は、恐竜を絶滅させたことでよく知られている。だがこのときの衝突は、海洋生物の大量絶滅も引き起こした。しかし不思議なことに、内陸の川や湖に生息していた生物では、絶滅した種が比較的少なかった。
 最近、海生生物と淡水生物のこの違いに、ある程度の説明がつけられるとする研究論文が発表された。この研究によると、淡水環境で生息する困難さに対処するよう進化した一部の種の生物学的適応力が、小惑星の衝突後に何カ月も続いた暗く凍えるような環境から生体を守るのに役立ったのではないかという。
 たとえば、淡水に生息する多くの生物は、毎年繰り返される凍結と解凍のサイクルや、低酸素の時期に適応している。そのため、多くの種は泥の中に自ら潜り込んだり卵を埋めたりして、休眠する能力を持っている。このおかげで、衝突による最悪の影響をやりすごせたと考えられる。

◆細かい説明が大切
 この研究結果は、長く一般論でしか語られなかったこの分野に、必要とされてきた具体性をもたらしたと、専門家は評価する。
 カナダ、アルバータ大学の古生物学者アリソン・マレー(Alison Murray)氏は、「この論文は、食物連鎖の崩壊のシナリオを、これまで以上に詳細に展開し、それぞれの生物群を詳しく吟味したうえで、光が不足し、その結果光合成を行う生物が失われた中で、どの生物群が長期的に生き延びることができたのかを判断している」と話す。マレー氏は今回の研究には参加していない。

◆2段階の絶滅
 今回発表された論文の中心的な著者であるコロラド大学の地球物理学者ダグラス・ロバートソン(Douglas Robertson)氏は、以前の研究で、問題の小惑星が現在のメキシコ、チクシュルーブに衝突したとき、全世界が火の海になり、大量の岩石が蒸発して大気圏の上層まで巻き上げられた可能性が高いことを示した。
「放射線と火災により、地下や水中で守られていなかったすべての生物は、恐竜も含め、衝突から数時間以内に死滅したと考えられる」とロバートソン氏は言う。
 続いて、大気中に残った塵と灰が空を覆い、地球は数カ月から数年に及ぶ「衝突の冬」に突入した。太陽光からエネルギーを得ていた植物やその他の生物も、あまり長くは生き延びられなかった。
 このモデルによると、海洋は全体として最初の爆発的な熱と炎から守られていた。しかし、海中の食物連鎖が崩壊すると、生物群全体が死滅していった。海生の巨大爬虫類プレシオサウルスや、殻を持つイカのようなアンモナイトもこのとき絶滅した。
 しかし20年ほど前に、科学者は、淡水の生物の絶滅率が比較的低いことに気づいた。海洋環境では約半分の生物種が絶滅したのに対して、淡水では絶滅率がわずか10~20%程度だった。
 当時、一部の科学者は、淡水の生物が、デトリタスと呼ばれる死んだ有機体の堆積物を食物として生きることに、より慣れていたことを指摘し、この奇妙なパターンを説明した。
 衝突の冬の間、淡水環境では、地上で死んだ動植物から、分解した有機物が継続的に川に流れ込んでいたと考えられる。また、この水の流れにより、淡水の生態系では酸素が十分に保たれていた。
 ロバートソン氏らの研究チームも、デトリタスが食物になったという要素が、淡水生物が衝突後の暗い冬を生き延びる役に立ったという説明に同意する。しかし、淡水の生物に休眠に入る能力があったことと、避難場所が得やすかったことの方が「おそらく重要だった」とロバートソン氏は主張する。

◆検証は困難
 古生物学者の今後の課題は、この論文に概説された仮説がどうすれば検証できるかを考えることだ。
 たとえば、ロバートソン氏の研究チームのモデルでは、海洋の食物連鎖の崩壊は淡水環境よりも速く進んだとされる。
「その点は、このモデルから論理的に導かれる。しかし、それは検証できない」と、ロードアイランド大学の古生物学者デイビッド・ファストフスキー(David Fastovsky)氏は指摘する。検証できない理由の1つは、現在の科学的技法では、化石記録から数カ月ないし数年程度の時間の違いを識別できないからだと、ファストフスキー氏は話す。
 ロバートソン氏も、検証が困難なほかの理由を挙げる。「淡水の生態系の方が生存率が高いという証拠は、すべてモンタナ州のある狭い地域の化石記録から得られたものだ。同様の証拠を世界のほかの場所で見つけることが大切だが、それは難しい」。

 この研究は、「Journal of Geophysical Research-Biogeosciences」の電子版に7月11日付けで掲載された。

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 海よりは淡水の方が日頃の環境変化が著しく、故に環境の激変に対する耐性があったから生き延びれた……みたいな解釈でオッケ?
 まぁまだ証拠が少なく推測の域を出て居ない話のようではありますがなるほどとは思います。ふーん。

 ちょと話がズレますが僕は恐竜が滅びて鳥が生き残ったのが不思議でしょうがないのです。コレもこんな具合に説明が付けられる日が来たりするのでしょうか?
 (て、そもそも既にどっかで説明が付いてるかも知れないけど。僕が知らないだけで。わはは)


青を細かく。

2013-07-25 12:19:19 | 科学

“青色視覚”を進化させたクロマグロ【ナショナルジオグラフィック】

>太平洋の長距離を時速70キロ以上のスピードで泳ぎ回るクロマグロが、青っぽい海中にいる魚などの餌を見つけやすいように、青色の視覚を特別に進化させてきたことが、クロマグロのゲノム(全遺伝情報)を解析した水産総合研究センターや東京大学、国立遺伝学研究所などの共同研究で分かった。
 研究チームは、クロマグロのゲノム(約8億塩基対)の9割以上にあたる約7億4000万塩基対の配列を解明し、2万6433個の遺伝子を特定した。そのうち網膜で赤色・青色・緑色の可視光と紫外光、および光の明暗のそれぞれの感知に関わる遺伝子について調べ、他の魚類と比較した。
 その結果、光の明暗に関わる遺伝子が作るタンパク質では、より短波長側(青色寄り)の光を吸収できるようにアミノ酸の配列が変化していた。また緑色の知覚に関する遺伝子は、1億年ほど前に2つから5つに増えたと考えられ、そのうち4つの遺伝子のタンパク質で青色寄りの光を吸収するようにアミノ酸の置換が起きていた。これらにより、クロマグロは微妙な青-緑色の違いが認識できるようになったとみられる。
 さらに“緑色遺伝子”と“青色遺伝子”では数千年前に一部の変換が起きた形跡があり、これに伴いタンパク質のアミノ酸配列が急速に変化したとみられる。こうした進化が起きた時期は、マグロと同じサバ科の魚類が出現した時期と重なっており、クロマグロとその仲間が青色に富んだ海洋の表層に適応するために起きた「分子レベルでの適応戦略の一つ」とも考えられる。
 今回の研究成果は、クロマグロの養殖生産における生けすの壁や網での衝突死の予防や、効率的な餌のやり方などといった飼育の改善、さらには視覚以外の生物学的特性の把握や育種技術への活用なども期待されるという。

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 北の国の人々には『雪』を表すコトバがたくさんあるそうです。
 それと同じように、生きてゆく上で大切な情報ほど細分化するモノなのですね。


4番目?

2013-07-22 19:02:51 | 科学

パンドラウイルス、第4のドメインに?【ナショナルジオグラフィック】

>これまで知られている中で最大のウイルスが発見された。パンドラウイルスと呼ばれるこれらの生物は、科学の世界にまったく新しい疑問を突きつける存在で、発見した研究チームによれば、既存の生物とは完全に異なる第4のドメインに属している可能性もあるという。
 新たに見つかったパンドラウイルス属のウイルスの大きさは約1ミクロン(1000分の1ミリ)で、50~100ナノメートルほどしかない他のウイルスと比較すると格段に大きい。属とは分類学上、種と科の間に位置するカテゴリーだ。
 物理的な大きさだけでなく、パンドラウイルスはDNAも巨大だ。大部分のウイルスの遺伝子の数は10程度だが、パンドラウイルスは2500の遺伝子を持っている。
 約10年前にも、ミミウイルス属の発見により、微生物学の既成概念が打ち破られたことがあった。このウイルスは0.7ミクロンの大きさを持ち、初めて存在が確認された巨大ウイルスだった。
 ミミウイルスの発見に続き、さらに大きな巨大ウイルス、メガウイルス・キレンシス(Megavirus chilensis)も見つかったことで、「どこまでがウイルスなのかという境界について、深く考えをめぐらせることになった」と話すのは、エクス・マルセイユ大学に所属する微生物学者のジャン・ミシェル・クラブリー(Jean-Michel Claverie)氏だ。同氏は同じく微生物学者のシャンタル・アベルジェル(Chantal Abergel)氏らとともに巨大ウイルスの研究を行っている。「深く考えているからこそ、我々は他の研究室と比べても先入観にとらわれず、これまでになかった生物を見つけることができている。ここまではあり得るだろうという、既成概念の枠を押し広げているのだ」(クラブリー氏)。
 両氏をはじめとする研究チームは、より巨大なウイルスを求め、水中の堆積物の調査を始めた。こうした場所にはエサとなるアメーバが豊富に存在するため、これまでも大きなウイルスが見つかっている。
 そして今回の調査でも、2種の巨大ウイルスが見つかった。1つはチリのトゥンケン川河口で発見されたパンドラウイルス・サリヌス(Pandoravirus salinus)、そしてもう1つはオーストラリア、メルボルン近郊の淡水湖から見つかったパンドラウイルス・ドゥルキス(Pandoravirus dulcis)だ。この2つのウイルスは、どちらもアメーバ内に寄生していた。
「これほど異質な新しい種類のウイルスが発見されることは、50年に一度ほどしかない。重要な発見と言える」と、研究チームでは述べている。

◆これまでパンドラウイルスが見つからなかったのはなぜか?
 理由はいくつかあるが、非常に単純な問題として、多くの科学者がウイルスは小さいものという固定概念にとらわれていたという点が挙げられる。
「細胞内を観察していても、目にした物体のサイズが違っていたり、通常考えられる性質や形状ではなかったりすると、科学者はそれがウイルスである可能性に思い至らないものだ。何らかの細菌なのだろうと考えてしまう」と、クラブリー氏とアベルジェル氏は指摘する。
 また、このような細菌と推定される生物を実験室の環境で培養しようとして失敗しても、科学者が自らの思い込みに疑いを抱くことはないだろう。というのも、海中に生息する細菌の約60%は、実験室では培養できないからだ。
 今回の研究の共著者たちも、パンドラウイルスが13年前に既に見つかっていた可能性を指摘している。しかし当時、科学者はその正体を突き止めることができなかった。
 研究チームがアメーバ型微生物の一種であるアカントアメーバに寄生する生物について科学文献を調査したところ、パンドラウイルスに似た小片に関する記述が見つかったという。

◆パンドラウイルスと他のウイルスの違いは?
 簡単に言うと、パンドラウイルスはほかのウイルスとほとんど共通点がない。「これには我々も驚いた」と研究チームも述べている。
 一例を挙げると、パンドラウイルスは非常に珍しい増殖方法をとる。大多数のウイルスでは、まず空の「入れ物」を作り、その中を徐々にDNAで満たしていく。だが興味深いことに、パンドラウイルスではこの2つのプロセスが同時に行われる。研究チームではこの過程を「ニッティング」と呼んでいる。
 最も顕著な違いは、2500あるパンドラウイルスの遺伝子のうち、実に93%が自然界に存在する既知の遺伝子と何のつながりも持っていないという点だろう。言い換えれば、パンドラウイルスはまったく異質の存在なのだ。
 遺伝子がここまで異なることは、「議論の余地はあるものの、生物における第4のドメインの存在」を裏付ける証拠ではないかと研究チームでは示唆している。これは真正細菌、古細菌、そして我々人類のような複雑な生命体を含む真核生物という既存の3ドメイン(生物分類学における最上位の分類群)に、新たに追加すべき存在ということだ。
 既存の3ドメイン説は「おそらく実態にそぐわないのではないか? パズルのピースが一部欠けている状態にある」と研究チームでは述べている。

◆巨大ウイルスについて知っておくべきことは?
 第一に、これらのウイルスは人に害を及ぼすものではない点を、研究チームは強調している。多くのウイルスは他の微生物を宿主としている。
 実際、多くのパンドラウイルスやこれに似た海生ウイルスは、確認されていないものの自然の中で有益な役割を担っている可能性がある。
 例えば、ウイルスは海に住む植物性プランクトンをエサとしており、捕食によりこうしたプランクトンを一定数に抑える役割を果たしているとも考えられる。植物性プラントンは海の食物連鎖の基礎をなす生物で、地球の酸素の半分を供給している。
 さらに大きな視点で見ると、パンドラウイルスの発見は「地球上の微生物に関する我々の知識がいかに浅薄なものであるかを示している」と、研究チームでは述べている。

 今回の研究は科学誌「Science」の7月17日号に掲載された。

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 真正細菌、古細菌、真核生物に告ぐ4番目の存在。
 てのは正直ブチ上げ過ぎのような気もしなくもないですけれど(細かい情報を知らずに感覚だけでテキトー云ってますスミマセン)、でも遺伝子の9割以上が既知のモノと繋がりを持たない、てのはアレだ、ゾクゾクします。
 それが確かなら『4番目』て云ってもいいのかも。よく判んないけどさ。