goo blog サービス終了のお知らせ 

近代日本文学レポ・その2

2007年04月11日 | 近代日本文学
私のレポ、書いてみたらすごく引用の部分が多くなってしまったんです。
5ページのうち、半分は引用の文章でした。
でも説明するには、どうしても引用をそれ以上少なくすることができず、
思い切って提出をしてみました。

すると先生の講評は
「具体的な例をあげながら考察されている良好なレポートと存じます」
と書かれていました。
ほっとしました。私のかき方でよかったんですね。

「ただし、もう一歩踏み込んで全体的な構図についての考察があればさらによくなったと思います」
とも書かれていました。
社会的な背景と文学との関係について、のことですね。

先生のニュアンスだと、近代日本文学(~自己の内面を告白する文学)と社会背景に関する学説は、まだ議論の最中ではっきりと結論が出ていないそうです。

これから提出する方は、そのあたりを自分なりの言及を加えてみると面白いものが出来上がるかもしれません。

近代日本文学レポ

2007年04月03日 | 近代日本文学
私の時の課題は
「写実主義的傾向の文学(自然主義を含む)と、浪漫主義的傾向の文学との本質的な違いについて、具体的な作家や作品に触れながら論じなさい」
というものでした。

課題は今は変わっていると思います。これからもいろいろ変わるでしょう。

課題は変わっても、この科目のレポを書く上で大切なことは、
・時代背景を適切に押さえること
・作品そのものをきちんと読んで理解し、かつそのことが伝わるように記述してあること。具体的には引用などをする。
・その作品が、時代背景とどのようにリンクしているか、位置づけを的確にする。

といったことだと思います。

私は国木田独歩と徳田秋声を取り上げ、写実主義、浪漫主義の違いを比較しました。

参考文献は、2人の小説『運命論者』『忘れえぬ人々』『あらくれ』のみです。
近代文学の論説書等は使いませんでした。
時代潮流については、テキストに載っていますので。
近代の日本の小説は、どこの図書館にも「日本文学全集」の形で所蔵されています。
だから入手もしやすいですね。

つづく・・・

近代日本文学

2007年03月29日 | 近代日本文学
近代日本文学、私は思い出深い、とても楽しめた科目です。

文学部の方なら類は違っても、
やはり日本の近代文学の中にはいくつかのお気に入りがありますよね!

この科目を学べば、小説を読む楽しみだけではなく、
何故、その文学が誕生したのか、どんな時代背景だったのか、
など、深い視点から文芸を楽しむことが出来るようになります。

そしてテキストには、最近ではあまりメジャーでなくなったけれど、
素晴らしい作家、作品群の紹介がたくさんあります。

私はこの科目を履修して、徳田秋声という作家を知り、
今では一番好きな作家になりました。

何だかこの科目に関しては「単位を取るコツ」なんて語りたくないなぁ。
そんな薄っぺらなことは語りたくないっ!

なんて言ってたら、このブログの趣旨に反しますので、
ちゃんと書かねばなりませんね。
でもこの続きはまた後日ということで・・・