闇の帝王登場？ ダンス オブ ヴァンパイア

20日から伯爵の化身が新上裕也さんにバトンタッチ。
そして3連チャンで帝劇へ。

まず・・浦井アルフだった本日。若さでしょうか？
前回のあのお疲れモードから、回復した模様。
世渡り上手、甘えん坊のアルフ復活！！といったところでしょうか。

一方、クロロック伯爵は無理せず声を張らず、無難といえば無難にこなす。
その分迫力は欠ける。ゆえに音響さんの技術の見せ所となる。

とプラス面がある反面、教授がちょいっとお疲れモードか？
なにか妙に芝居で見せるのでなく、言葉で見せてしまっているような。
やはりお疲れモードになってきているかのよう？？

芝居よりもお遊びでごまかすなよ～って。
もう千穐楽まで休演日なしのみなさん。
体調万全でいていただきたいと願うばかり。

そんな中、さすがこのらストに向けて登場してきた新上裕也さん。
最初サラを誘惑すべきダンスでの登場からすごい気迫！！
クロロック伯爵を操る闇の帝王のよう。
エネルギッシュで、周りに分身を引き連れてやってきたかのよう。

2幕の悪夢はさらに衝撃的。
エネルギッシュ、ハード、闇の世界で鋭敏なダンスを見せてくれます。
森山伯爵の化身は、伯爵の影であり、欲望の神になろうとしていたけれど
新上伯爵の化身は、伯爵を操る欲望の神！その神が、見せる悪夢。
怖いです。
同じ場面ながらこうも違って見えるものなのですね。

そして、そして墓場のシーン。
初演とはまったく違った表情。初演のダンスに近かったのはむしろ森山さんかも知れません。前回はエロス的な雰囲気を感じたのですが、今回はまったく違います。
森山さんとは、まったく違う表現をしています。強さと弱さ。男！！を感じる世界かな。
すごいです。驚きます。迫力あります。

見ているほうも力が入ります。思いっきり疲れました。

ちなみに、ロビーの写真も森山さんよりサイズが大きく・・さすが新上さん！！
って感じの怪しさいっぱい。
でも・・一つの不満は・・カツラがな～にかイマイチ。
見慣れるかなあ？？
ロン毛じゃなくてもいいように思うんだけどなあ。