花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

志の輔らくご in ACT

2014年10月28日 | 古典芸能
土曜月曜と2日間 赤坂ACTシアター「志の輔らくご」へでかけた。
土曜日が初日。
この日は母と一緒。
今回の赤坂ACTシアターは、「大忠臣蔵」に「中村仲蔵」
「中村仲蔵」はここで3回目となるそうだ。
そういえば、以前ここでやった新作落語。志の輔でもやらかしちゃうんだ。ってってくらい収集つかずって回にであいましたが、現在は「中村仲蔵」をきかせる赤坂ACTシアター「志の輔らくご」に定着したらしい。

「志の輔らくご」というと、1ヶ月やるPARCOのほかに銀座プラス1会場に出かけていたけれど、
今はPARCOにプラス1会場ってチケット入手が困難きわまりない。
今回もほぼ満席立ち見も出ていた。

「中村仲蔵」という落語。いろいろな人が高座にかけるわけだが、
最近では、志の輔できいたという印象が一番強いかもしれない。
でも確かほかにも聞いていることには間違いないのだけれど。。。。。

今回この噺に加えて私のなかで印象にのこったのは、「大忠臣蔵」と銘打った「仮名手本忠臣蔵 」のあらすじ10段目。
天河屋義平が、「天河屋の義平は男でござるぞ」という台詞があるそうで、実際にも
天野屋利兵衛は大阪の商人で、吉良邸討ち入りの際、赤穂義士を支援をしたとされる人物で「天野屋利兵衛は男でござる」というのだそうだ。、歴史の史実からすればフィクションの部分であるものの確かにいたとされてるそうな。
歌舞伎で通しでも観たことのなかった10段目。

母のはなしによれば、以前はこの場面よく聞いた、見たんだそうな。
映画やら講談やら、「そうじゃなければ、私が知っている訳ないでしょ!」と母。
そんな話をする母がうらやましかったりする。

そういえば以前は「遅かりし由良之助」って言い方、「遅い~~~~!」っていうところに祖父などが、なにげに使ったりしてたけど今だったら「それなに?由良之助」ってなるんだろうな。って思わず。

また、志の輔も話のなかで「20世紀には「忠臣蔵」をしらない日本人はいなかったけれど、今、渋谷のセンター街あたりじゃ『ただおみぞう?』ってよむ子がいる!」ってそうそう、時代は変わっております。

でもそんな笑いも交えながらの浴衣で登場し料金外の「大忠臣蔵」に
ここからが料金のうちという「中村仲蔵」。


2日間行って、ご本人もおしゃってましたが、「大忠臣蔵」と「中村仲蔵」アレンジの仕方がちがってました。ただそれは2回いかなければわからない。でもその日その日が面白い仕上げ方。
流石です。

予定表に時間は書かれていまししたが、両日ともに15分の休憩はさんで3時間。
「中村仲蔵」すごい役者だったんでしょうねえ。
最下級の稲荷町から名題にまで出世した役者さん。
その成功物語を、堪能した2日間でした。

帰り道「又聞きたいね」って声を聞き。
だからチケがとれなくなるんだってば!
思わず。
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志の輔らくご in PARCO

2014年01月29日 | 古典芸能
早、お正月の風物詩!?とはいかないけれど
渋谷PARCOでの立川志の輔師匠の1ヶ月落語会。
今年で9年目だそうである。
さらにその前の9年間は12月に落語会を開催して10年目の節目にお正月に落語会をすることになったと。
毎日というわけではないものの20回以上も予定を組まれているのにチケットGETするのが容易くないという人気なのです。
当代きってのの人気落語家と言えるのではないでしょうか?
先日もEXシアターのこけら落としの公演に唯一なぜか?落語があってよばれたのが志の輔師匠。
次にはよみうりが新たしくホールをつくりそこでも落語会が5日間予定されており、複数の噺家さんの登場の中志の輔師匠公演日程のトリ!!
なかには、いろいろ言う方もおりましょうが、すごいものです。

今年の演目
「こぶ取り爺さん」「モモリン」「井戸の茶碗」の3席

志の輔師匠PARCOでは新作を発表してくれます。

今年は、ゆるきゃらが登場しました。
「モモリン」笑いましたわ。
話し終わってから、落語のなかに出てくる人は、八っつあん、熊さん、大家さん、どこぞかの若旦那や人のいい甚兵衛さんで、あちらお役人さんや政治家(っていったかなあ?)というのは出てこないんです。国を動かしてる人はしっかりやってくれないとこまるんです。ってここは落語家也の政治家への皮肉か?とも思いながら
だらからこの話に出てくるのは、せいぜい市長なんです。ってここに登場してくる市長さん。
本人は市長なれどまわりからは、ぎりぎり当選で奥さんのほうが弁がたち、よらば大樹の陰の人ってだれからも言われてる市長さん。市の職員でもそう言われてる駄目市長さん(笑)
その市長さん、市のイベントで昨今人気のゆるきゃら「モモリン」との共演予定が....
市長さんゆるきゃらなんぞそんな金のかかるもんなにがいいのか?って共演も渋々、一方
市長さんですから、市長当選の暁にはって公約もしてたりするけど、それに対して、なやみもありつつ
さてさて..

落語だからこそありそうな話です。
人間の妙な心理もついてます。

だから笑えちゃうんです。爆笑しちゃいました。

でね、そのヒントになたかどうかわかりませんが、富山を愛してやまないってかんじの志の輔師匠。
富山県民というと立川志の輔、柴田理恵って思い浮かんでしまう私ですが、
今回富山県射水市のゆるきゃら「ムズムズ」くんが、まくらの噺でゲストで登場??
2013年「ゆるキャラグランプリ2013」
で全国72位 なんでそうで、元気に地元PR。




1ヶ月ここにはりこみ? いえそこは。。。
皇后様のあのほほえましい「くまモンは、お一人なの?」も出ておりました。

今を話題にマクラでも笑わせ話す噺はさらに爆笑でほっこりしてしまう。

そのモモリンだからってこともないとおもいますが、今回のカラーは、緑。
最初の2席は この緑で
最後の古典は脇が黒に変わっていました。
毎回舞台の作りも楽しみです。

帰りには、お知り合いのお客様に挨拶している談春師匠をPARCOの1階でお見受けしました。
一門だもんね。っと

久々談春師匠も聞きたくなってきたかも。
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万作・萬斎 狂言の会

2014年01月20日 | 古典芸能
今更ながら・・・ってこともありますが、
『万作・萬斎 狂言の会』
9日に大田区民プラザで見てきました。
3日前に落語を同じ会場でみたのですが、以前早々に売れ切れていたこの『狂言の会』
人気的には一時のブームが、おさまりチケットが落語よりも前方席のチケットを購入できておりました。
私自身もあっちこっち見に行って狂言に行くのは、久しぶりでした。
この会では最初にワークショップがついており、
高野和憲さんの指導により干支にちなんでの狂言に出てくる動物を演じてみようと舞台上にはワークショップ参加者数名。
動物を演じてくれるのは月崎晴夫さん。
みなさん楽しそうに参加!!そしてそのあとは、客席も一誌になってこれから観る狂言の中に登場する

「かさを差すなる春日山、これも神の誓ひとて、人がかさを差すなら、我もかさを差さうよ。げにもさあり、やようがりもさうよの」 を
を一緒に声に出して囃子事(?)を習いました。
これほんのちょっとで習うのはむずかしい(笑)
でも楽しいですよね。ただ観るだけでなく声を出すというのは・・・。

その後この日見た狂言は
「末広がり」に「千切木」
お正月ということもあっておめでたい「末広がり」ってことで「末広がり」というのは「扇』のことをさすのですが・・
主人である果報者に「末広がり」を買ってこい!っていわれて・・「末広がり」がなんだかわからない太郎冠者は、大声で探していると「これが末広がりだ!」と傘をかわされる。
それを喜んで主人に持っていくと・・・

歌舞伎でもに主人から頼まれて違う物を買い求めてしまう『高杯』がありますが、最後、主人にしかられるというよりも主人も巻き込んで
勘違いソング
「かさを差すなる春日山、これも神の誓ひとて、人がかさを差すなら、我もかさを差さうよ。げにもさあり、やようがりもさうよの」
を歌ってしまう・・でおわる楽しい狂言でした。

その後の「千切木」も
連歌の会に呼ばれなかった太郎が、なんで呼ばれなかったんだ!って乗り込んでいって嫌みをいうものの、
結局仲間達に打ちのめされて放り出されてしまう。
それを知った太郎の奥さんは、棒「千切木」をもって仕返しにいけ!!っと
そう「倍がえし!」にいけ!!って怒鳴るのですよ。
渋々出かけていった太郎ですがどの家もすべて居留守!結局仕返ししないですんでほっとした夫は態度がおおきくなると、それを喜んでる奥さんってことでおわるんですけどね。
現代にもいそうな
一見強そうだけど、結局は口だけの弱い旦那に、気が強いけどなにゃかんやでも夫が大好きな奥さん、狂言では「花子」歌舞伎では「身替座禅」ででてくるような奥様。
どこか憎めないお話。

久々の狂言楽しかったです。

でなにげに・・私、日本の能狂言といわれる狂言は楽しいんだけれど、まだ能はよくわからないんだけど
西洋(っていい方もレトロかもですが)オペラがまだまだ楽しいところまでいってないけどオペレッタは楽しいって思う私。
東西ともに軽くて楽しいことで浮き世を忘れてリフレッシュ!!
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新春プラザ寄席

2014年01月08日 | 古典芸能
大田区にある 区民プラザで開催された「新春プラザ寄席」
1月5日と6日と2日間あたのですが、でかけたのは6日
5日は早々にチケット完売だったようで、知ったときには6日しかなかったもので(笑)

でも聞きたい二人がいるんですよ。この6日には
柳亭市馬・春風亭昇太のご両人。
仕事始めのこの日
この二人がいてチケットがあるなんて私にとってはラッキー!!って

開口一番登場してきたのは
立川志らら 二つ目なんですね。
もらったプログラムに立川志ららのプロフィールがのっていなかったのはだからか・・って。
ここ数年 二つ目さんの噺きてないかも。
市馬師匠は、柳家さん好って二つ目のときに好きでよく聞きにいってたのに・・
いってないなあ・・ってつくづく。
立川志ららさんは「替わり目」
古今亭文菊師匠「権助提灯」
柳家さん喬師匠「抜け雀」
中入り
春風亭昇太師匠「短命」
柳亭市馬師匠「二番煎じ」

それぞれの面白さが巧み!!

立川志ららさん風貌は二つ目に思えない!! でも最初は師匠「志らく」の噺なんかがあって
「替わり目」を。最初の方カットで酔っぱらってかえってきた旦那さんが、奥さん目の前になんやかんやぽんぽんぽん・・
奥さんもまけてません・・あったかい落語で笑わせていただきました。

文菊師匠「権助提灯」これはよく聞くよね・・ってかんじで本妻と妾の間を行ったり来たりの旦那さん。
わかっちゃいるけど楽しいもんです。

さん喬師匠「抜け雀」このての落語ってありますよね・・って、落語でできるマジックイルージョン。
そして正直者で損をしたのかと思いきや・・って中入り前お話としても楽しく聞かせていただきました。

中入り後
待っていました昇太師匠ってかんじで、年末の紅白のいじりからぽんぽんぽん!!
このままで最後まで行っちゃうのか??ってくらい突っ走る面白さ、
でもそこから美人の奥様にところに来た旦那つぎつぎなくなってそれはどうしてか?って勢いある昇太師匠ならではの「短命」

そのあと市馬師匠!!
でも驚いたのが昇太師匠のほうが年上だったこと!
ええっつ!市馬師匠のほうが若いの??
うっそ~~~~~!!って今回初めて知りました。

でもその年齢はあってないようなもの。まずは市馬師匠といえば唄!
自慢ののどを聞かせてきただき。・。噺は「二番煎じ」
このさむ~~い季節夜回りする組のトンでもお話。
たのしいのなんの。

あれ終演時間予定8時40分くらいのように思ったけど
腕時計9時!!たっぷりきかせていただきました。
やっぱり落語は、コストパフォーマンスいいよね
これで3,800円。
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志の輔らくご in EXシアター

2013年12月18日 | 古典芸能
六本木に新しく出来た劇場「EX THEATER ROPPONGI(イーエックスシアター六本木)」
六本木ヒルズの向かいにできたプレミアムなエンターテイメント空間ってことで、建物の地上2階から地下3階部分がこの「EX THEATER ROPPONGI」
演劇、ミュージカル、映画、ライブビューイング、ファッションショー、企業式典、スポーツイベントまで、幅広く対応できる劇場。
そのオープニングイベントの中の一つに落語がきたっていうわけ。
他には、B’zとか、奥田民生とかElvis Costelloとかってあるんですよね。

赤坂にあるTBSの赤坂ACTシアター/赤坂BLITZを一緒にしてみました。ってかんじでテレビ朝日の劇場なんですよね。

造りも似てます。舞台や楽屋はわかりませんけど客席の雰囲気は似ています。
赤坂ACTシアターを一回りちいさくした感じです。
でこのシアター客席1階が地下3階、1階後方が地下2階、2階席が地下1階なんです。
ここ入る時はエスカレーターやエレベーターも完備でいいんですけどね、公演終って劇場をでるとなると
これが、大変!!
エスカレーター上り1台下り1台をそのままにしてあるゆえ上りはあくまで1機で人は溢れてました。
片方は、なんとスタッフが1人のうのう利用してるのに。今後流れを改定されるとおもいますが、劇場そしての現状は使い勝手悪しです。
階段やエレベーターもありますが、最初係が誘導してませんでしたから、入りは、それなりでしたけど帰りも工夫してほしいところです。

さて、そんなオープニング!というよりやはりらくごでは、こけら落とし!ですよね。
こけら落とし公演。。。でも、こけらを落とすってことそのものは、新築のビルじゃなさそうですけどね。

志の輔さんの登場は『梅は咲いたか』。舞台中央にすこし高くなった高座。そしてバックは、屏風代わりの桃色の折り紙を台形に折ったかのような装置。中入り後は、真ん中がより左右に移動。しかし今回運が良過ぎの前方3列目。
この会場ライブではスタンでイングになるようで、床がフラット。ゆえに前に座高の高い方が来たら見えないかもダッタのですが、なんと前方の方が来ず、高座に座った志の輔さんが、よく見える席となりました。

そう最初から志の輔さんの登場で前座がなく三席。
「ハナコ」、「新版 しじみ売り」、「ディア・ファミリー」
新作、古典 中入 新作。

最初のは、「ハナコ」じゃななくて「あらかじめ」かと思ったくらい、
日本人のおもてなしの心に「あらかじめ」言っておくことがあるという習慣。
飛行機でも飛ぶ前にあらかじめ万が一予定空港につかないかもしれないなんて言うのは日本しかないという枕からはじまって、温泉に行った3人がその温泉での噺。

「しじみ売り」は落語に出てくる鼠小僧次郎吉の噺。
とある事件を助けたつもりがそれがもとで、とんでもないことになってしまったことを知る鼠小僧次郎吉。それからどうなるか?って最後が新版ってことになるんでしょうか。

「ディア・ファミリー」これは、まさにウェルメイド??
わらってわらって、最後にほろり。心温まる家族の噺。
「ロスト・イン・ヨンカーズ」をみたゆえに三谷幸喜演出でショートドラマにしたらどんなもんでしょ。って。

7時開幕、15分の休憩 終演は9時46分 一人でみっちり。
聞かせていただきました。休憩時には、鶴瓶さんが来ていたそうな。

随分とときは経ってしまいましたが、20年程前なら、落語と言えば「小朝」が活躍してましたが、
あの離婚騒動から、目立つイベントには、一人では出てこないですね。
今や「立川志の輔」引っ張りだこ?チケットもますますとれなくなってきましたね。
もちろん歌舞伎好きには、もっと面白い噺家さん、もっと味のある噺家さんがいるでしょうけど
やっぱり最初のつかみはこの人??

今回なんとラッキーだったか。
今年最後の大笑いだったかな?
毎年恒例志の輔らくご in PARCOもなんとかチケ入手!!
笑福来門!!笑う門には福来たる。来年いいとしでありますように。
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日本舞踊×オーケストラ

2012年12月07日 | 古典芸能
日本舞踊×オーケストラ ─伝統の競演─」という
日本舞踊の花柳壽輔さんが総合演出を担当した東京文化会館主催公演に行ってきました。

『日本舞踊×オーケストラ』ということで、
オーケストラの演奏で踊られる、バレエの名作「牧神の午後」「ボレロ」や、
「レ・シルフィード」「ロミオとジュリエット」「ペトルーシュカ」
の5演目をなんと日本舞踊で上演と言うものでした。

オーケストラボックスには東京フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラ。
と贅沢な演奏でした。指揮は大井剛史さん。

でもプログラム始まってまず・・「レ・シルフィード」

レ・シルフィード(ショパン作曲)
振付:藤蔭静枝
出演:吾妻徳彌 ほか女性群舞20名
という作品は・・なんだかなあ。
洋風の着物で和風バレエ。ってかんじで日舞の良さがでてるとは思えませんでした。
森の妖精ということですが・・思わず『パゴダの王子』で和を取りいれたビントレー作品のほうが面白かったって。
バレエに和をいれることは、コンテンポなどでも多くなってきていますが、
和がバレエを取りこむってこういうことなのか?って
つまんない!!ッて思わず。

まだ「ロミオとジュリエット」も第二幕のバルコニーのシーンでを先日吉田都さんのジュリエットのパド・ドゥを見たあとに・・これは妹背山 道行恋苧環 じゃん。ロミオが階段らしきものを登ってるようですけど・・って。
これなら道行恋苧環のままで・・って

意気込みはわかるけど・・面白くないや・・。せっかくのフルオケっていうのに・・
って思っていたら・・違いました!!
ニジンスキーの『牧神の午後』を持ってきた花柳壽輔さんと五代目井上八千代さん。
これは、日本舞踊のための音楽だったのか!!ってくらいに・・これはやはり経験が違うのでしょうか?
人生の厚みなのでしょうか?

素踊りで踊られたお二人の舞踊は美しく、息をのむののがありました。
それまでは舞台が前の人の頭で見えなくてもいいや・・だったのですが、
お二人の舞踊は、見逃さないよう思わずからだを動かしてみてしまいました。

『牧神の午後』(ドビュッシー作曲)
振付:花柳壽輔、井上八千代
出演:花柳壽輔、井上八千代
美術:千住博

そして最後のボレロ
これは

ボレロ(ラヴェル作曲)
振付:野村萬斎、花柳輔太朗、花柳壽輔
出演:野村萬斎 ほか男性群舞40名

ってことで登場早々舞台はモーリス・ベジャール!!
以前よりベジャールとは交流があったという壽輔さん、
ジャベールだけどジャベールじゃない!!日舞の群舞が輝いてました。かっこよかったです。
また今回その中心に野村萬斎さん。翁の雰囲気で踊られてました。
これはご本人が踊るにはちょいっと無理もあるということで萬斎さんにお願いしたとかと。

この2作品は本当に素敵でした。

これぞ日本舞踊が、そとでも輝ける作品ですぞ!!って思わず。
ブラボーの声も上がりましたが・・思わずまたやっちゃいました。
「ヒュー!!ヒュー!!」って
そしたらなんと終了後となりのおばあちゃま。に声かけられて・・
「よかったわよね。ジャベール以上よね!!」
「彼ジャベールとも交流があって仲がよかったのよ!若い時は岩本(だったかな)に似てたのよ!!」
なんて思わず盛り上がってしまいまいました。終了時でした。

妙な盛り上がりのなかバレエの真似をするのでななくやはり日本舞踊ならでは!!
これをぜひ大事にして作品作って欲しいなと。

でね・・帰り道首藤康之さんに似てるひとをみて・・本人かどうか?確かめられなかったのがなにげにざねん。
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薫風すぺしゃる落語会

2012年05月12日 | 古典芸能
今日は落語聴きたさに府中へ
会場は、府中の森芸術劇場:ふるさとホール

五代目小さん没十年
東西人間国宝ジュニアが共演 「薫風すぺしゃる落語会」という落語会

落語…柳家小さん
落語…柳亭市馬
上方落語…桂米團治
落語…柳家花緑
随談…小山觀翁

私が好きな噺家が3人も登場する落語会。それに小山觀翁さんっておまけつき。
今回『五代目小さんと桂米朝』という出演者全員の座談会も落語の前にあったりして
いろいろな場で小さんのエピソードを聞くものの
桂米朝さんが東京を一度はめざし、東京ありきで関西を盛り上げているといったエピソードや
文化勲章を受ける時になんで来てくれない?って勲章を意識していないエピソード
息子の小米朝の名前を米朝にとざこばさんが持ち出したところ自分は米朝のままでといいうことで息子が米團治になったなど
座談会で先ず楽しく話をきかせてもらって・・
その後花緑、米團治が続いて噺を聞かせて笑わせてくれて、仲入り後市馬、小さんってなったんだけど・・
最初の3人は楽しくって笑って聞いていたんだけど・・ごめんなさい小さんさんねちゃいました。
花緑「試し酒」、米團治「稽古屋」、市馬「お化け長屋」それぞれに楽しくて・・足を運んだだけあって、楽しさ万点だったのだけど
六代目小さんさん「ちりとてちん」・・始まって早々に眠くなっちゃっいました。前から2列目でしたのに・・。
あの有名な「噺家殺すにゃ刃物はいらぬ あくびひとつで即死する.」に近かったんではなかろうかと。
テンポ的なことが原因だと思うのです・・「ちりとてちん」ほかの方で聞いたときは面白かったのですから・・。
終わる数分前に起きました。ごめんなさい。です。

ちなみに今回の花緑さんの「試し酒」は、6月30日から東劇上演されるシネマ落語で5代目小さん師匠で聞ける噺です。

ついでですが、今日はTV『ROCK YOU』で噺家2人、志の輔、昇太が出てる。今日はMY落語dayかも。

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またまた 志の輔らくご

2012年01月31日 | 古典芸能
日曜日は、2度目の
『志の輔らくご in PARCO 2012』へ
今回は、母が一緒となるパルコ。
母と一緒だと、遠回りをしてもごちゃごちゃしていない渋谷パルコへのルートを選んでしまう。
それでも母・・『なんだか新宿みたいね。もうちょっと渋谷はちがったのにね』』・・と数十年前に渋谷は今の銀座通りの雰囲気で、
銀座は、今の丸の内側の高級なウインドショッピングといった雰囲気なわけで・・
昭和の時代から平成は・・ほんと変わったものですね。

たしかに・・渋谷のスペイン坂は、あやしき不倫カップルをみかけたような大人の裏道みたいだったよなあ・・なんておもったりもしつつ・・
パルコ劇場でのらくごは・・
今年はじめに聞いた
『タイムトラブル』『メルシーひな祭り』『紺屋高尾』とかかれていた演目にかわりなし・・だったけど、話の内容最初の『タイムトラブル』はちょっと運びが違っていました。
話の登場人物は変わっていなかったし、タイムトラベルしちゃったがために、戦いにその人が遅れたという事実も。
あらすじだけならかわりいけど・・話をきけば違うのです。
話しぶりはすっきりとして聴きやすくなっていました。パルコが一ヶ月らくごになるという中日も過ぎて、この日のために師匠は、日々落語を話してきたのですね・・って。

『タイムトラブル』『メルシーひな祭り』を聞いたあと、腰の骨がちょい変形してしまっている母には、パルコの椅子がきつかったらしく、
腰の不調と足の不調がでてしまった。それゆえ、話がチャンと聞けていなかった様子。
うんたしかに、パルコの椅子は、けっして腰や足に優しくないな・・と。

仲入リ後、腰から背中に来ていたダウンのコートをあてて・・背骨が椅子にじかにあたらないようにしてすわってみた。
これがよかったようだ。『紺屋高尾』楽しかった様子。
この話は、ほんとほっこりできる話です。

楽しく話をききました。
でも、母をつれては志の輔らくごは、ルテアトル銀座と赤坂ACTかな・・っておもわず。
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志の輔らくご in PARCO 2012

2012年01月07日 | 古典芸能
歌舞伎を見てそしてもう一つ毎年でかけるお正月イベント。
志の輔らくご in PARCO 2012。 パルコ劇場
今年の私!笑顔がいっぱい!!
『笑う門には福来る』そうありたい!!わけで、まさに笑える場所。
笑顔になるには、こってこいのパルコ劇場『志の輔らくご』

月末に母をつれて再度でかけますが、先ずは、お気楽に笑ってきました。
今回のぱるこ劇場の高座は、なんと背景が、カラフルな縞々。
壁床が、縞々。その中央に木目の高座そして座布団。
その縞々模様のタオルもグッズとして発売されていました。
師匠登場時・・・どんな着物を着ようか悩む。ってくらいに、着物が背景に混ざってしまうかのよう。

今回も噺は3つ。前座と二つ目と真打・・を一人でやってるようなもの・・って。
そのうち最初の二席は、新作
『タイムトラブル』
『メルシーひな祭り』
仲入り後に
『紺屋高尾』

『タイムトラブル』は・・光りよりも速いニュートリノという話。
そうなるときっとまもなくできるかもしれないという「タイムマシン」。
そんな時間を越えて今にやってきてしまった宮本武蔵。
宮本武蔵が、佐々木小次郎と決闘する前に今にやってきてしまい・・って
まだまだ初日から2日目。細かい事は追って又・・だけど、噺のなとに切絵が登場。
ここがまた、見せどころでもあるわけで・・。
どこかCMの織田信長や利休が現代に現れちゃって・・みたいな感覚。

『メルシーひな祭り』・・これは何度となくはなされていて・・特使というフランス人の奥様とお子さん。雛人形をみたいと突然さびれた商店街にやってくることになって、日本人の形式重視のお役人とどこかぬけてるけど人情味あふれる商店街の人達そが引き起こすちょっとした騒動。爆笑させられながら、ほっこりできる人情噺。
どこか「めぐろのさんま」にも似ている噺。

仲入り後は、ハッピーエンドで有名な古典落語『紺屋高尾』
昨年はいろいろ悲しい事がありましたからこそ・・きっとこの話だったのかな。って。
ありえないような夢が、叶ってしまう。すっごい噺。
聴き終わっても幸せ感につつまれるようなかんじで・・。

今回で7回目というパルコ劇場での1ヶ月26公演のお正月落語。
毎度チケット取は、必死です(笑)
人気で売りきれるのが、速いのです。

でもきっと誰もが、リピートしたくなる公演なのですよね。
(1公演で数回というのでなく・・今年よかったから来年も!!というリピート)
すごいものだなって思ワズ。


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狂言劇場その七

2011年12月12日 | 古典芸能
12月5&7日世田谷パブリックシアターでの狂言劇場へ行った。
シリーズ化している今回の狂言劇場は、“舞” と “語リ”。を取り上げ
Aプロ 小舞『七つ子』『暁』『鮒』/『棒縛』/『MANSAI ボレロ』
Bプロ 『柑子(こうじ)』/『奈須与市語(なすのよいちのかたり)』/中島敦『悟浄出世(ごじょうしゅっせ)』
という二つのプログラムになっていた。
Aプロが、『舞』、Bプロが『語り』
最初チケットを購入時点ではあまり意識していなかった。
そして最初に購入したのはAプロ。
江戸の青空を見に行った時、チケットセンターで尋ねるとBプロチケットがあるってことでBも購入。

さて・・Aプロは、狂言の代表作『棒縛』で、太郎・次郎冠者が縛られたまま舞う『暁』『七つ子』を最初に聞かせていただけたわけだが、演者の登場から終わって舞台からはけるまでの所作の整った美しさが、印象にのこった。
『七つ子』は、竹山悠樹、『暁』は高野和憲だったが、最後の 『鮒』は野村萬斎によるものだったのだけれど、やはりなのか萬斎さんの声は実によく通る。さらに動きも機敏で・・最後の『MANSAI ボレロ』とは違った古典美の美しさといったところなのかと。
そして『棒縛』は太郎冠者・野村万作、次郎冠者・石田幸雄主・深田博治によって演じられて・・歌舞伎のような派手さはないものの主人に遣えながらもしたたかな太郎冠者と次郎冠者に笑ってしまう楽しさをベテランに見せてもらい休憩。
その後、「ボレロ」
これもまさかあのラヴェル作曲の「ボレロ」だとは思ってもいなかった私。
ちゃんとチラシやサイトみろよ!!ってところだけれど・・。
ちょいっと前には、バレエダンサーのシルヴィ・ギエム「ボレロ」が話題になっていたけれど、
まさか、まさかモードだった私。
狂言師が振りつけたボレロ。素晴らしかった。
舞はもちろんだが、衣装・照明・演出効果が、すべてボレロのなかに融和。
いっや~すごいもので・・1階席ながら持っていたオペラグラスを利用していた私だった。

そんな感動のAプロに対して・・Bプロ『柑子(こうじ)』は面白く『奈須与市語(なすのよいちのかたり)』は万作さんの素晴らしい語りだったのだけけど・・中島敦『悟浄出世(ごじょうしゅっせ)』は・・・。
なにかイマイチ。先の二つは狂言と能の間狂言であるものの『悟浄出世』は、狂言要素をいれた?朗読というもの。
しかし解りづらい自我の葛藤?話。語られていく物語を頭の中で描けない。妖怪悟浄は、いつも「自己存在」やら「真実の意義」やらについて悶々と悩んでいる。そんな悟浄をとりまく者達。むずかしく話も長い。ってこの話、短編だと言うもの「もうすこし短編はなかったの?」の思わず。
昨今朗読という舞台は多くなっているものの・・この作品はダメ~。と.

言葉が美しいのかもだが・・その言葉が、理解できなすぎた自分だったのかもしれない。

わからない舞台だったものの、ここで流れた尺八・藤原道山、小鼓に田中傳次郎の演奏は素敵でした。
最後には藤原さんボレロを尺八で演奏してくれたのがこの舞台の印象になってしまった。
コメント
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