花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

2011年 『ダンス オブ ヴァンパイア』つれづれなるままに

2011年12月27日 | ミュージカル
2011年もあと1週間もないのですね。
23日からの3連休にプラス1日つけて4日間休んでしまった私。
思いっきり今日は、師走の世界でございました(苦笑)



12月帝国劇場100周年ラストを飾った『ダンス オブ ヴァンパイア』も閉幕してしまいました。
思えば初日の午前中に転んで肋骨負傷・・。いやはや記念に残りそうな日が、ヴァンパイアの初日。
山口祐一郎伯爵に石川禅教授、そして高橋愛サラに山崎育三郎アルフでの初日。
予定せずだったもののやっぱリ行きたくなってチケットをGETしたものの・・・転んで痛い体のままよくぞ行ったものです。
またここから数日は、骨折の自覚もなくて・・でもなにか肋骨やっちゃったかもとは思いながら。
3連チャンした『ダンス オブ ヴァンパイア』
今回は・・東宝や帝劇の関係者はこう言う事をのぞんでいるのか?と高橋愛ちゃんというアイドルをサラに抜擢して・・
帝劇ではめずらしい男性客が、やってきた。もちろん高橋愛ちゃんの女性客もいるわけだけど・・。
高橋愛ちゃん起用が、今後のミュージカル上演に効果をもたらすのかどうか?解らないけれど、この公演においては当たったのかな?っと。
このあと愛ちゃんのでないミュージカルにくるとは・・あまり思えないけど。

なあんていってる私も・・もしもし・・ヴァンパイアダンサーの伯爵の化身役に新上裕也さんと森山開次さんでてこなかったら・・今回までのような見方はしなくなるでしょうねえ。きっと。
『ダンス オブ ヴァンパイア』大好きだけどね。

ウィーンミュージカルと言われるシルヴェスター・リーヴァイやフランク・ワイルドホーンのミュージカル音楽も好きだけどジム・スタインマン の音楽のロックでありオペラ的でもある作りが、ここちいいのかも・・と。
今回初演、再演ときて再々演で一番よかったのが・・シャウトシンガー!!いっや~麻田キョウヤさんのシャウトは、思わずダンサー見ずに舞台上部を時々みてしまいました。初回からしばらく誰だ?あのシャウト??ってかんじで。
解ってからも何度か見上げていましたねえ。

またその次には・・マグダのJennifer(ジェニファー)よかったです。
彼女のサラもありかな?って思うほどに・・可愛さ、色気&歌の安定さ彼女ならではのキャスト表現。
色気もほどほどで女中ゆえ・・みたいでちょいっと強気。じゃなきゃ奥さんと一緒にいられないわって。
芝居それに歌が安定がやっぱり・・かな。

しかし、ミュージカルって、芝居でキャラをみせて、あえて音やリズムすらして唄ってもそれが効果になるっていうのを今回ついに?再々演まで出演の浦井アルフやりましたねえ・・って。
石川禅教授が、「この人がほんと自由にやってる!」とかってトークでおっしゃっていたいたようですが・・ほんとやってました(笑)
こんなに崩れてませんでしたもの。
初演時なんて大丈夫かあ?って思うこともあったのに・・。

この物語・・ロマン・ポランスキー監督映画「ロマン・ポランスキーの吸血鬼」ヴァンパイア映画のパロディってかんじで
面白い娯楽作品ってことで、意図するところあるのかないのか?って原作をミュージカルにして・・
日本では、初演時、なんなの?この作品感動も意図するものもなにもない!!って面白さすら感じられず不人気でしたねえ。
しかしそんななか、伯爵である山口祐一郎さんの歌う『抑えがたい欲望~Die unstillbare Gier』が、ヴァンパイアとしての悲しみ、孤独がドラマを大きくしているようにかかれていましたが・・

再々演になった今・・この物語の意図たるものを考える方も多いけれど・・やっぱりある種パロディとして楽しむ。
そのほかにも音楽、ダンスを楽しんで元気をもらって笑顔になって帰れる・・そんな作品じゃあ。。なんて思って。

その面白さ・・それを自然に見せていてくれたのが浦井アルフ。
でもふと楽でそんなのびのびながら、やり過ぎないアルフにちょと感心しておりました。
最後だからって乗ってしまうそうなところ彼は走ってませんでした。
(別にそんなこともおもっていなかったかも・・ですが)
やりすぎないサジ加減。って必要じゃないかな?って。
実は今回ちょっとお腹いっぱいになりそうだったのが・・コング桑田さんのシャガール。回数を重ねてるごとに・・
私どうも初演の歌は唄えてなかったけど、佐藤正宏さんのシャガール好きでした。

閑話休題?!・・やっぱりなんといっても私は、このミュージカルのダンス場面が一番好き。
日本ならではの?
このミュージカル初演で新上裕也さんというダンサーにおどろき、その廻りにいるヴァンパイアダンサーさんがかっこよく、再演からは、それまで別の形でダンスをみていた森山開次さんも参加!!
その場面みたさに・・再演、再々演の今回通いました!!
ただ今回は・・新上裕也さん、森山開次さんでなく、そのほかの男性ダンサーの方・・
踊れて綺麗なんですけど・・
あくまでもアンサンブル化?コーラスライン化?トートダンサー?のよう。
それまでの個々の個性のぶつかりのようなものが薄くなってしまったのが残念でした。
前回までが個性的過ぎた??
ひょっとして博多でダンサーさんがオケに落ちたから?なんてことまで考えてしまうのですが・・。
今回ブログ等でもあまりダンサーさん達のUPはになかったのでそうでないと思いますが・・。
一方女性のダンサーさんの数人が、かっこよかったです。切れもあって絶妙な間もあって・・
でも男性ほどに女性ダンサーさんが誰が誰だかわからなかったのが残念!!
ブログでダンサーさん紹介されていたかなあ?
  
そして今回・・新上裕也さん、森山開次さんの踊りが個々に違って面白かった~。
ここが私のメイン場面になっていました。
お二人の作り出した伯爵の化身が違っていました。

『抑えがたい欲望』は、登場のしかたから違い・・その後もダンスパフォーマンスが、違っていました。
驚いたのは森山さんでした。前回とまったく違い、彼のしなやかで神秘的な動きでなく
なにも知らずこの世に生まれてきた野獣、ヴァンパイアが、自分の生にもがき苦しんでいるかのようでした。
新上裕也さんは、ヴァンパイアの孤独、悲しみを、新上裕也さんの強靭な動きで表現されていたように感じました。

それは、アルフの悪夢場面シーンに登場して来たお二人のほぼ同じ動きであっても違って見えるものでした。
そうそう、みた目お二人の爪&シューズも違っていましたが・・あれは個々のご希望だったのかなあ・・と。

それぞれ伯爵の化身のパフォーマンス『抑えがたい欲望』後は。しばし舞台を見ながら休息してました(苦笑)
いろいろなDVDがでる昨今ですが・・私この二人のパフォーマンスシーンだけでDVD出してくれたら・・
ケチな私でも5000円ぐらいなら出しますよ~って(7000円でもありえないっか・・笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京 千穐楽 『ダンス オ... | トップ | 今さらですが...日生 千穐楽... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミュージカル」カテゴリの最新記事