花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

初春歌舞伎公演 「歌舞伎十八番の内 象引」

2009年01月29日 | 歌舞伎
本日29日 国立劇場「初春歌舞伎公演」は、27日に千穐楽。
すでに公演は終わってますが・・・
2009年、私の初春歌舞伎観劇は、25日日曜日に国立劇場で〆。
海老蔵、團十郎と成田屋ファンの母に、昨年末
「ねえ、国立はいつ行くんだっけ?」ってこちらが切符を買っていないのに
すでに買ったことになっていたらしく・・留守電が入っていた。
そのため急慮取った席は2等 2,500円席。
2階で見やすい席だったが、並んでは取れなかった。
この2等席は、お得そのもの・・3等席の1500円席などは、一般的な映画より安い!って思わず。
毎日リアルで上演されてこの値段!! 
見なくっちゃ!・・だけれど。
実は今回、『象引』以外・・眠いのなんのって・・・。

『十返りの松』天皇陛下御即位二十年記念の舞踊で振付は、中村芝翫。
淡い優しいイメージの舞台は、単調でついつい居眠り。
『競艶仲町(いきじくらべはでななかちょう)』
これもまた・・幕が開いて・・しばしば??
よくわかんないわ~でこれまた睡魔が登場してくる。
三津五郎、最近はそう思わなかったのだけれど、
この人、上手でハズレはないのだけど、『華』っていう魅力がなくて、玄人好みだよなあ・・って
久々に感じてしまった。
思わず、四世鶴屋南北が関わった作品というものの、南北だったからなのか、
うわべだけだと、つまらない?
これが、席を離れていた母においては、もっと酷かったらしい。
連日の歌舞伎公演観劇・・ってことゆえ?
「首が下がっちゃて、寝てるのがバレバレ。
恥ずかしかったわア・・」と私以上の睡魔に襲われてしまったらしい。

そんな、2作があったものの 最初の『象引』
これは、やはり見てよかったなあ。と、團十郎の存在の大きさ&華を思いっきり感じ取れた演目だった。
過去に復活狂言ということで、2世尾上松緑が『象引』を復活させている。
その時の舞台を以前、NHKが、放送してくれたのを見たことがある。
ほのぼのとした大らかな江戸歌舞伎・・という感じのものだったが、今回は
時代の流れもあり、華やかさが更に増していた。
團十郎はもちろん、このとき敵役で登場していた三津五郎。
團十郎の大きさ、明るさは太陽のごとくであり、
そして月のごとく輝いたのが、三津五郎だった。
そして・・そこに・・登場した巳之助が、ずいぶん大きくなったなあ・・と。
お父さんより、今は、お母様にあたる寿ひづるさんに似てるかな?と
これから、期待大みたい!!
『象引』たわいもない大らかなお芝居、『暫』によく似てるお芝居だけど・・見ごたえあった。
最後幕引後。
象を引きつれ帰る箕田源二猛(團十郎)が、かっこよく、六法を踏んで帰る象さんの可愛いこと。

楽しかったね!やっぱりいいねえ・・なんて言いながら、母と昼食した後が、先の2つの状態に(苦笑)


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2 コメント

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二世松緑 (harumichin)
2009-01-30 10:30:33
私は、今回復活狂言が共に、昭和の時代に試みているという、二世松緑に惹かれてます。
今回の云々もあるんですけど、兄の團十郎がなくなってから、歌舞伎十八番をけしてはいけない..と努力し、現、團十郎の襲名時にも一人苦言を雑誌に残してる二世松緑..好きなんだなあ。
きっと今の團十郎の活躍をうれしく思い、我が子辰之助が今活躍できない悔しさ寂しさを空の上から眺めてるのかなあ?
なんて、国立劇場に行って時間があるとついつい二世松緑の映像見ちゃいます。
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祝・團十郎復活! (ぴかちゅう)
2009-01-30 00:48:59
国立劇場と演舞場で成田屋親子がそれぞれ「歌舞伎十八番」を復活という意欲的な取り組みも意気に感じて両方をちゃんと観に行きました。
團十郎丈、こういう荒唐無稽でふんわりとした愛嬌が生きるお役はいいですねぇ。
ひさびさにイヤホンガイドを使ったので「十返りの松」「競艶仲町」も楽しめました。使わなかったら私もやっぱり寝ちゃったかもしれないです(^^ゞ
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