花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

團菊祭五月大歌舞伎 昼の部

2015年05月08日 | 歌舞伎
5月2日初日に行ってきました。昼の部 
母と一緒です。
團菊祭。言わずと知れた江戸を代表する團十郎と菊五郎(九代目團十郎、五代目菊五郎)の二人の役者の功績から始まった公演で、ここ数年は五月興行恒となって
昼夜いずれかを七代目菊五郎と亡くなった十二代目團十郎が受け持っていた感じで、昨年は海老蔵、菊之助とバランスよく演目が並んでいたような気がしますが、
今年は、演目と出演者の並びを見ると菊之助の登場そして活躍が多いようにかんじ、その他には、今後の若手出演ならびが多いかなと團菊祭と言いながら、
團を感じるのは「蛇柳」?
さらに「丸橋忠弥」って??
め組の喧嘩は、菊五郎と梅玉の見せ所に若手が華を添えてる??のかなあ?っと勝手なるなる想像のまま初日の歌舞伎座3階へ。

摂州合邦辻
後妻に入った玉手御前が、息子にあたる俊徳丸を恋愛相手にしてしまい、恋に狂い、ついには俊徳丸に毒酒を飲ませ、醜い顔にさせてしまうものの、
実は、玉手御前の起こした出来事が、俊徳丸に毒入りの酒を飲ませたのは側室の子、次郎丸の陰謀から彼を守るためであったと・・・わかるのですが、
彼女の死そして彼女の血をもって醜い顔が治るという、お家騒動の一幕とでもいう場面で歌舞伎では、度々上演されてますが、あまり好きでない演目です。

ただこの玉手御前は、七代目尾上梅幸の当たり役だったと聞きます。菊之助綺麗に演じていたのではないでしょうか?
それゆえ継承というものはすごいものです。女性が己をかけての強さというものが出ている作品と思います。
また娘の本性を見ずけず、間違ったことをしてしまった娘に刃を向けてしまた父親合邦を演じていた歌六もよかったなあ。。と
一方ちょっとばがり俊徳丸と許婚浅香姫は、薄味だったかなあとも。
そうそう、そのなかで奴入平の巳之助の決め姿がかっこよかったことが目に残りました。

その後お昼をはさんで
天一坊大岡政談
この天一坊も菊之助。あっちゃ~昼の部は、まるまる菊之助の舞台でした。
天一坊のことが主になりすぎて、話の筋のつながりが???となるところも。
大岡越前守と天一坊の対決も今ひとつしまらない。最後の結末があっさりしたもの。
中間の切腹するといってる男は大岡越前守なのか?ってくらいに、なんで切腹なの?ってくらいそれまでの
話から飛躍しすぎ!!感も。
中間の切腹場面に出てきた時蔵ももったいないし、池田大助もカコイイけどなんだかなあ。と
バランスの悪さを感じてしまったのですが、面白いくらい、今は海老蔵人気すごいのかな?と
海老蔵登場時の拍手の多いこと。海老蔵めあてのお客さんが多いかんじでした。

休憩時「海老蔵やっと出てきたわね」と母もだけれど、
ほかにもそんな話を耳にして、こりゃ海老蔵好きな母には悪かったな・・っと。

夜の部は1週間あけてまた土曜日に観劇です。母と


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