ミス・サイゴン ５

9時に終演したものの、都心は、大雨。
終演後帝劇アナウンスでも、「雨が降っております。地下から地下鉄、JRへ・・」と。
劇場から外の、雷のドーンとどこかに落ちたような音が聞こえ、ロビーも大混雑。

だけど・・あれ？アンサンブルの方々が出口でお見送りしてくれている。
これっていつから？

今日の特別？思わず持っていたデジカメを取り出した・・って
こんな特別バージョン後、JR京浜東北利用の私。
「落雷で運転見込みは10時半予定。振替輸送を行っています。」
粘ったものの、振替で自宅に帰ってきた。

舞台のトラブルではないが、これまた記念にのこりそうな観劇日となった。

ミスサイゴン。チケットを買う時は、キャスト検討するのだが、
見に行く時はすっかり忘れて・・
帝劇では、キャスト表も見ず、席に着いて、
えーと、今日誰だったかなあ？とヘリコプターのプロペラの音、そして
爆撃、その後・・と舞台を見てキャスト確認状態。
あっ・・そうそう市村エンジニアだった。
キムは新妻さんね。
この客席からするとクリスは井上君？
なあんて思いながら、あっそうそう坂元ジョンに井上クリスだ。
とこんなかんじで、見てゆく私。

今日の席は2階M列最後列。
ここって音がこもるのかなあ？思わず頭上の出っ張りに眉をひそめてしまう。
センターのL列とは、音の聞こえ方が違う。
音響スタッフはこのM列なんて考慮しないのかな？
いや出来ないだろうなあ・・と思ってしまうほうが諦めがつく。
音響を考えてここの会場は作られたのかなあ？
昔、東宝の歌舞伎をここで演じていたそうだが、まったく歌舞伎向きではなかったようなことが、歌右衛門のことを書いた山川静夫の本にあった。
といってミュージカル向きでもないような・・。
今回PAは、PAルームから客席にせりだしていた。
それで・・少しは、改善されてるのかなと思うところだろうが・・う～ん。

先日見た歌舞伎。マイクなしだが、音が自然だ。三味線の音がここちいい。
浄瑠璃の歌が響いてくる。
また、どうしてもブロードウエイの音とも比較してしまうが・・。
なんだかなあ。　生音ではない分、音響に苦労する帝劇であれば、あるほど
音響さんの技術が、肝心ではないだろうか・・・とつい思ってしまう。

出演者に行く前に・・ミュージカル。やっぱり音が大事でしょ・・って思わず。
M列席じゃ文句もいえないのかな？

舞台は・・市村さんというのは、2階後列でも雰囲気がでてるんだな・・すごい。
と改めて感じた。
そして、。アメリカンドリームでは同じエンジニアの橋本エンジニア、筧エンジニアよりはるかに若い！と。アンサンブルよりダンスが粋に見える。
これはやっぱり芸暦の長さであろうし、芸の磨きによるのかな？
キムとトゥイの再会シーンでも「お邪魔しました」だったか、ひょこっと会釈しその場を去る姿がけっこう気にいている。
そして、キムの死を見るラスト・・・このエンジニアは何を思っているのか？
わからない。したたかなのか？哀れんでいるのか？ショックなのか？
最後一番気になって終わる男だったりする。

井上クリス・・3回目でよくなってる・・けどやっぱり井上くんなんだな。
クリスなんだけど、クリスという青年？の姿がまだ良く見えない。
クリスって？と尋ねられると思わず井上君。て性格でなく演じ手を言ってしまう。
そんなクリスとサカケンジョン。1幕目登場して、コンビとしてはどうなのかなあ？
サカケンと声質にてる藤岡クリスとのほうがコンビとしてはいいような。
今回は、潜入感なんだろうけれど、井上クリスと坂元クリス。
タイプの違うクリスが2人だ・・と見えてしまう。

サカケンジョンって岡ジョンの冷静さに比べて熱さがあるのだけれど
井上クリスって熱さ的には、けっこうほんわか優しいプリンス。
この熱さの違いからか、
休暇が欲しいと頼むクリスとダメだ！というジョンどこかしっくりこなかった。
うまく絡んでないように見えてしまった。

と芝居もみつつ・・実は、ダメだ。ちゃんと舞台見てない。
かなりサカケンぼれ状態。

ここからは・・今まで言っていたコメント。
「なに言ってるの。いい加減な奴だな。」といわれるだろうけれど・・
ジョンがメインになりすぎて、
ジョンにあってるとか、ジョンにあっていないとか
ジョンメインに芝居も歌も回っているわけ

すいません。ミス・サイゴン・・じゃなくてミスター・ジョンです。
ジョンちゃ～んカーテンコールで可愛い
これ以上言っても呆れられるとおもうゆえ・・

おしまい。またみにゆくぞぉ～
だれからも頑張れ！なんていわれてないけどね