花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

秋の平家 『平家物語の美男子』

2009年10月28日 | 舞台いろいろ
サントリーホールブルーローズサロンコンサート
『春の源氏、秋の平家』

今年5月の春の源氏に引き続き、今回は平家。
『平家物語の美男子』をとりあげて
平敦盛と那須与一の二人を能と狂言で見せてくれる趣向だ。

最初に狂言『那須之語』能「屋島」より 茂山逸平、
後半能楽舞囃子『敦盛』狩野了一
地謡:金子敬一郎、内田成信、佐々木多門、大島輝久
笛:松田弘之、小鼓:森澤勇司、大鼓:亀井広忠
そして、それぞれの前に金子敬一郎さんによる解説があった。

那須之語は、以前見たこともあり、話も聴いたことのある能『屋島』の間狂言であり、屋島の合戦の源平両家が賞賛した与一について聞いたり読んだりしたものだったけれど、後半の『敦盛』についての話や、能の装束付け実演が、おもろかった。
敦盛・・というと無官の敦盛で歌舞伎では『熊谷陣屋』で姿は出てこないが、敦盛を生かすために熊谷直実が、自分の子供を身代わりにする・というものだけれど
能は実話?熊谷は、逃げ遅れた敦盛を見つけ、余りの若さに殺すのを迷ったものの、敦盛自身名を名乗らぬものの潔さに彼を他のものに討たれるならばと、自らが討ち、それをきっかけに出家し、彼を弔う。というのが実話?そしてその後が、能としての見せ所。
能というのは、今で言うそんな二人は再び出会うこととなる。
それは、直実が僧侶となり、敦盛が霊となって・・ってという本編から独立して生まれた物語なんだそうな。・・っておもわず「へえ、そうなんだ!」って。
さらに装束。
源氏と平家だと衣装が違う・・ここもへぇだった。
袴というのは、本来足の先のほうまで長いもの・・でも
平家は半切で、源氏は大口・・ほう。
この半切りというのは、長い袴の半分の長さ
大口というのは、実は下着にあたるから、白や無地だったんだそうな。
そして着物の上に鎧の変わりに
着る物も違い、烏帽子も左右逆なんだそうな。
源氏は、体育系で平家は文系・・なんて説明が面白く、
太刀と刀の違いも面白かった。
もちろん、既にこんなこと知ってるよ!って人も多いのだろうなあ。って思いつつ私は知らないことばかりゆえ面白かった。

「那須之語」は、見ごたえあったけれど、後半は休憩でもたっらハイボールで思いっきり睡魔に襲われた~。
このサントリーのサロンコンサート 休憩時にアルコールサービスがある。
前回は、ソフトドリンクだったものの、今回ちょとだけ・・口をつけたものの、だめだった。眠くなっちゃった。
お土産にはこのウイスキーヨーロッパで先行発売され今年秋に発売されたという『HIBIKI12』のミニボトル。



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