花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

SWITCH 30th Anniversary「くるみ割り人形」

2014年11月19日 | 舞台いろいろ
SWITCH 30th Anniversary 文学への新しい冒険
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」

[構成・演出] 丸山和彰(CAVA)
[出演] 石丸幹二/首藤康之/若林顕

雑誌『SWITCH』の創刊30周年を記念して企画された舞台。
出演者は、3名 上映時間は、ほぼ1時間。

下手で若林さんによるピアノソでのチャイコフスキー「くるみ割り人形」
上手端テーブルを前に座っている片目に黒い眼帯の男。誰なのか?
そんな始まりで、舞台は、前奏後切り替えられる

石丸さんが、とあるカメラマンという設定で登場。
冬のロシアに写真取材で出かけた時のことというシチュエーション。
ホテルにいたものの忘れ物に気づき、その忘れ物を取りに行くため再び街へ。
忘れ物は戻ってきたものの街は大雪。ホテルに帰れず、とある不思議な店に。
ちょっと変わった眼帯をした店の主人は、お茶をすすめてくれるもの
なんともまずい茶。その後主人が1体のくるみ割り人形を持ち出して・・・
いづこかに消えてしまう。

店の棚には人形がいっぱい。その中にあった1冊の本。
「くるみ割り人形」のお話だ。
クリスマス・イブの夜・・・とバレエで有名な
シュタールバウム家の大広間でパーティが行われ、
少女クララはドロッセルマイヤーから1体のくるみ割り人形を渡されるという物語がスタートする

店の主人を演じるのは首藤さん。無言のマイム。
なんとなく小野寺修二さんの不思議な演出が、影響しているようなマイム。

店の主人はやがてドロッセルマイヤーであることがわかるのですが、ときにクララにもなっていました。

物語の始まりは、チャイコフスキー「くるみ割り人形」の葦笛の踊りの音楽がBGM
この物語お話が語られて、くるみ割り人形の世界への扉をあけるのが「くるみ割り人形」の後半というのかな
お菓子の国だったり、夢の国だったりと言われるクララが招待された不思議の国のメロディ。
そして魔法が解けて?ドロッセルマイヤーである主人の元に戻ってきた少年。
二人はよろこび棚の人形たちのデジスプレィを見つめながら幕って時には
雪の精たちの登場するメロディでした
一方シュタールバウム家の様子は、ネズミの登場までイメージできるかんじでバレエ音楽のまま使われていた。
でもわからなくてもチャイコフスキー「くるみ割り人形」場面に素敵な効果を出してくれました。

カメラマンによって語られていく「くるみ割り人形」は、くるみ割り人形がドロッセルマイヤーの息子であり、クララの勇気と愛情で魔法が解けるという英国ロイヤルバレエ団のバレエ作品の作りに近い。けれど
それを語りとパフォーマーそしてピアノで作り出す素敵な1時間でした。

なにげに買ったチケットでしたが、お得感のあった舞台でした。
どういうわけか、隣と前が空席で勝手に思いにふけるのにもラッキなー空間でした。

帰りには、ただいま石丸さん 御出演中のハウス食品 ウコンの力を2本いただいてきました。


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