花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

『大和三銃士 虹の獅子たち』

2013年10月15日 | 舞台いろいろ
新橋演舞場  『大和三銃士 虹の獅子たち』
この舞台、実のところ松竹歌舞伎会ポイント増やしが最大の目的。
といっても最近は、せっせせっせとこの歌舞伎会を利用していないため
特典として一般発売よりも多少早くかえる状態なんですけどね。
それと郵送してもらうのに送料のかからないのもうれしいかな。

ということでさほど熱の入らぬ観劇でしたが、思っていた以上に
脚本がおもしろかったですわ。
演出もわるくない。

演舞場で前回みた舞台で、脚本&ストーリーのつまらなさに1幕見て劇場からでてしまいまして、その二の舞じゃなきゃいいな。って気分だったんです。

脚本:齋藤雅文
演出:きだつよし
出演:中村獅童 早乙女太一 濱田崇裕 藤井隆 真琴つばさ 榎木孝明 ほか

ってことで
あのアレクサンドル・デュマの小説『三銃士』を、日本の豊臣から徳川へと変わりゆく時代に移し変えた作品。ってことでさらにノンストップ・アクション活劇。ってねえ。

『三銃士』ここ数年いろいろ舞台やら映画やらなってますけどねえ。
期待なしに3階席B席。2,600円

齋藤雅文さんの脚本がけっこう面白かったなというのが、第一の感想。
演出もそれなりと思ってみてみるときだつよしさんって仮面ライダー手がけてるのね。
そんなかんじよ。って思わず。

出演者については、藤井隆の蓬莱というポルトスにあたるようなあたらないような芝居が
けっこう一番の驚きだったかも。
藤井隆ってデビュー当時は和田アキ子さんの物まねでお笑いでおわるのかな?って程度でしたけどこのところけっこういい舞台に出てますよね。
役者として主役ではないのでしょいけどいいポジションのいい役でドンドン活躍していきそう。

そしてダルタニアン役にあたる達磨という青年の役が早乙女太一。
最近新幹線の舞台とかに出てるようだけど、大衆演劇の色なく昨今の若者ですねえ。
でも立回りでの刀さばきは座頭一のようで流石!!これはなかなか出来ませんぞ!!

三銃士のアラミスにあたるちょいキザながら笑いをとっているのは小劇団あがりなのか?
濱田崇裕 って??立回りうまいし笑いもこころえちゃって。
って思って休憩時、見ていたファン之女の子達の会話からジャニーズJrと知って、
そうっか!!彼のファンが一番おおいいのかもね。
と思わず。
演舞場に入る前、原宿や渋谷で多くみかけそうなキャリバッグ引っさげての女の子が多くて誰のファンなんだろ?と
中村獅童?早乙女太一?真琴つばさ?と不思議に思っていたのですが、ジャニーズJRそれも関西のと知って妙に納得できてしまった私です。

主役については、歌舞伎以外だとこんな感じなのね。って
ここまで主役してると歌舞伎の舞台では、自分の場所つくりむずかしくなるかもね。と思わず。
親方や親がいないし、常に歌舞伎舞台にでてないし、歌舞伎の舞台でのポジションとれなくなるだろうなあ。って。

また別にちょっと驚いたのが、宝塚出身である真琴つばささんのポジション。
東宝あたりとの立ち位置がちがう?脇を絡める榎木孝明 さんと同じ存在。
いい役だけどトップでキャーキャーじゃない。東宝での舞台とは違うかなっと。

そんなこんなで楽しんだ「大和三銃士」ですが、

唯一なにか言葉なかったか?って思たのは
三銃士だからでしょうけど
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」!!

このセリフが出てくるたびに
なにか言いかえられないか? 江戸言葉と思ってしまう私なのでした。


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