花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

バレエ『アンナ・カレーニナ』

2012年03月18日 | 舞台いろいろ
ロシアの作家レフ・トルストイの長編小説をロシア・バレエ界の鬼才といわれる、ボリス・エイフマンがバレエ化したものを新国立バレエ団が2年振りに再演するという『アンナ・カレーニナ』。
この『アンナ・カレーニナ』も・・あんまり好きな小説じゃないんだよなあ・・って。
10代から20代時代はトルストイも読んだものの・・重くって。
東宝でもミュージカルにしていたけれど、1度はみたものの再演には足を運びませんでした。

今回もパスと思ったものの、
アンナに長田佳世さん、カレーニンに福岡雄大さんってことで、見てみようかな?とチケットを購入。
しかし、今回福岡雄大さん怪我のためマイレン・トレウバエフさんに変更になっていました。
ほかにヴロンスキーに厚地康雄さんと3人ともに初役の方々。

2階席B席での鑑賞。
アンナ役の長田佳世さん。けっこうアクロバティックなリフトがあったりするけど、ピタっときまって思わずすごい。って。感心しきり。
このバレエはほぼ3人で構成されていて、あとは群舞ってものなのですね。
そのあたりは、昨今ダンス教室等で見せるコンテンポラリー系のダンスにも近いような。綺麗さで見せてくれるかたもいましたが、荒くなってしまうような方もちらり。新国立のダンスって綺麗にそろってレベル高いって思うゆえであれっ?って思ってしまったのかもです。
個々に誰がいるってことが判断できかねますが・・この群舞もすごい迫力のあるものだなあ・・・と、今までみたバレエ作品とはこれまた一味も双味も違う現代バレエってものでしょうか。
衣装や照明がみごとです・・ってそこに感心してしまっていいのでしょうか。

アンナの長田佳世さんの踊りには魅入ったのですが、マイレン・トレウバエフさんは思ったほどカレーニンの堅物というのか、強さのようなものが感じられなかったかなっと。
いままでマイレン・トレウバエフさんというと、脇でがっちりって役で踊られていましたが、今回は、ピンチヒッターってこともあるのでしょうか?
ヴロンスキーの厚地康雄さん・・あってるような、でももうちょっととおもうような・・
タッパもあって足が長くて甘く優しそうな魅力あるけど。。って
男性2人がちょっとだったかも。
ただカレーニンが福岡雄大さんでもちょっと若すぎ?なんて勝手に思ってしまったりして・・

原作は、強烈な感じですが、そこまで心理描写が個々のダンスでは、されてる感じはありませんでした。
お芝居する役者さんなどにもありますが、ダンサーさん達のそのへんは力量になってしまうのでしょうか?
昨日、みた首藤さんあたりだったらどんな表現になるのかな?と思ってもしまいまいました。

だからよかったのかも・・なのですが、このバレエに小学生くらいのお子さんが見に来ていたのにちょっとびくり。

踊りとしてはありだけど・・話はまだ早いでしょ・・ってついつい思ってしまう私です。
どんなふうにみたのでしょう?ワザとしてみていたのかな?すごいって。
バレエ教室あたりで先生として教えてっらしゃる方が出てるからってことできてるのかなあ?ともおもいつつ
もでもさあ・・って一言いいたくなってしまった私です。



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