アベノミクスで株価急上昇中の日本に向けてロールスロイスが史上最強の出力を誇るWraithを投入した。この巨大な2ドアクーペは、ドアハンドルが前方についていて、まるで観音開きの後部ドアが前部ドアに移動したようなもの。あくまで他車との違いにこだわるロールスロイスらしい。このようなドアは常人の考えの及ぶところではないだろう。また、その名も生霊と、物騒この上ない。
アベノミクス、株高を標的にした新商品の投入は数限りなくあるが、3000万円を超える新型車の日本投入は、何事にもExtremeがあることを教えてくれる。消費税引き上げのためのリフレ政策、アベノミクスがロールスロイス社の目に留まるとは、ある種皮肉でもある(尤も、こういう商機を逃さない動きはロールスロイスの得意なところであるが)。