goo blog サービス終了のお知らせ 

回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

アベノミクスでロールスロイス

2013年04月19日 08時51分06秒 | 日記

アベノミクスで株価急上昇中の日本に向けてロールスロイスが史上最強の出力を誇るWraithを投入した。この巨大な2ドアクーペは、ドアハンドルが前方についていて、まるで観音開きの後部ドアが前部ドアに移動したようなもの。あくまで他車との違いにこだわるロールスロイスらしい。このようなドアは常人の考えの及ぶところではないだろう。また、その名も生霊と、物騒この上ない。

アベノミクス、株高を標的にした新商品の投入は数限りなくあるが、3000万円を超える新型車の日本投入は、何事にもExtremeがあることを教えてくれる。消費税引き上げのためのリフレ政策、アベノミクスがロールスロイス社の目に留まるとは、ある種皮肉でもある(尤も、こういう商機を逃さない動きはロールスロイスの得意なところであるが)。

http://www.rolls-roycemotorcars.com/wraith/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリアで化学兵器使用

2013年04月19日 07時00分16秒 | 日記

イギリスとフランスが国連に対して、シリア政府軍がサリンの一種とみられる化学兵器を使用したとする報告を行った。両国ともにシリア反政府軍への軍事支援を訴えていることもあり、その正当化のための動きではあるが、本当に化学兵器が使用されたのであれば、事態は憂慮すべきもの。完全に内戦状態にあるシリアでは、もはやだれが味方でだれが敵なのかも判然としない状況にある。化学兵器は人道上最も許されざる武器であり、その犠牲者は敵のみにとどまらず、味方にも強いるもので、使用はよくよくのこと(あるいは残虐な独裁者しか考え付かないもの)である。今回の英仏共同の報告は、そもそも反政府軍が化学兵器を使用した、とするシリア政府の主張に反証することを目的としたもので、たしかに政府軍側にも犠牲者はでているがそれはまさに自軍の使用によるもの、としている。

これほどまでに泥沼化したシリア内戦では、真実は容易には確認できない。事実、米国は、化学兵器の使用はもちろん強く非難しているが、それを政府軍側、とまでは明言していない。一方で、政府軍を依然強力に支持しているロシアは反政府軍説に立っている。アラブの春の一連の内戦の中でも、シリア内戦の異形さが一段と際立つ今回の報告。コンゴやビアフラなどと並んで目を覆いたくなるような汚い内戦になりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする