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金融資産の18%「金持ちのもの」/野村総研が世帯推計調査

2006-09-26 08:48:27 | 生活関連ニュース
  小泉政権下 5年で2%幅の増
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 預貯金や株式などの純金融資産を1億円以上保有する「金持ち世帯」が05年時点
86万5千世帯、資産総額213兆円になっていることが野村総合研究所の調べでわ
かった。世帯数は全世帯の2%にも満たないが、純金融資産のシェアは18.4%(00
年比2%幅アップ)を占めた。景気回復による株高効果もあって、小泉政権下の下
で「持てる層」への資産の集中がじわりと進んだようだ。

 「純金融資産」は、預貯金や株、投資信託、債券、年金保険などの金融総資産か
ら負債を差し引いたもの。日本全体では1153兆円と、112兆円増えた。遺産
相続の増加や株式市場の好況の効果があったと見られる。
 純資産5億円以上の「超富裕層」は5万2千世帯で総額46兆円、1億円以上5億
円未満の「富裕層」は81万3千世帯で総額167兆円だった。最近は新規株式公開
やストックオプション(株式購入券)の行使で一気に「金持ち」になるケースも多
い。

 一方、純資産3千万未満の「マス層」は3831万5千世帯で総額512兆円と
なり、資産全体にしめる比率は44.4%と5年間で3.9%幅ダウンした。
 調査結果は、各種統計やアンケートなどを基に野村総研が推計した。
                     (2006.09.25 朝日朝刊/総合)


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