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なめるだけで疲労度を検査/慈恵医大教授ら発表

2006-07-24 11:53:01 | 生活習慣病
  唾液のウイルス量で判定
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ぺろりとなめるだけで疲れの程度がわかる。そんな簡単な疲労検査が数年で実現
しそうだ。残業時間に比例して、体内に住み着いているウイルスが唾液中に増える
ことを慈恵医大の近藤一博教授(ウイルス学)らが突き止め、22日、大阪市であっ
日本疲労学会で発表した。ウイルス量が疲労度の目安になるので、なめるだけでだ
れでも簡単に疲労を測れる方法の開発につながり、過労死を防ぐ有力な手がかりに
なるという。

 このウイルスはヘルペスウイルスの一種のHHV6とHHV7という。乳幼児の
病気である突発性発疹の原因ウイルス。ほとんどすべての日本人が幼い頃から体内
に持っていて、成人なら病気をことはない。
 近藤教授らは、残業がない定時の仕事をしている事務職の20人と、1日5時間以
上残業をしている研究職や営業職の40人の唾液で、これらのウイルス量を測った。

 その結果、残業のない人では、唾液1㍉リットル中のHHV6が平均500個、
HHV7は平均5千個だった。これに対し、残業が多では、どみらも10倍以上検出
され、残業時間が多い人ほど多かった。当直を繰り返している外科医ら、不規則な
生活リズムで厳しい長時間労働をしている人は、1週間休んでもウイルスは減らな
かった。近藤教授「なめるだけで疲労のたまり具合が分かる簡易キットを2、3年
のうちに開発できると思う」と話す。
                    (2006.07.23 朝日朝刊/第2社会)


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