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ネットで旅券 今年度で停止

2006-07-18 10:19:52 | IT関連ニュース
  『ムダ』1件の経費1600万円
  『低調』05年度の申請103件
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 インターネット経由で旅券(パスポート)を申請できる電子サービスが、利用が
低調なため07年3月末で停止される。05年度の旅券発給375万件のうち、電子申
請は103件だったことが財務省の調査で判明。大幅な利用増が見込めないため、
外務省07年度予算要求を見送る方針だ。

 電子申請システムは02年度から約20億円かけて開発し、03年度末に稼動。埼玉、
宮城、和歌山、岡山、福岡など12県が導入し、国は06年度の運営経費8億6200万円
を予算計上している。
 財務省が予算の無駄を毎年チェックする「予算執行調査」で、これまでの累計で
は電子申請1件の経費が約1600万円(通常の発給は3千~4千円)もかかって
いることがわかり、「廃止を含め見直しが必要」と外務省に指摘した。

 電子申請には、通常の手数料に加え、住民基本台帳カード(500円)、公的な
個人認証(500円)、ICカードの読み取り機(約3千円)や各種ソフトのダウ
ンロードが必要。5年か10年に1度の手続きなのに、手順が煩雑なことが敬遠され
る理由とみられる。

 人口の1%にも達していない住基カードの普及率の低さも背景にある。利用者側
の視点を欠いたまま、巨額の開発費や運営費を投じた見通しの甘さが問われそうだ。
 外務省は、住基カードの普及が高まるなど状況が変われば、再開も検討するとし
ている。                  (2006.07.17 朝日朝刊/総合)
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驚きましたね。
本システムを利用した人たちはどんな人々だったのでしょうか。
まさか、外務省の本システム開発関係者が含まれていたのではないでしょうね。

さらに驚いたのは02年度から06年度まで予算を垂れ流したことです。

外務省は状況をみて再開を考えているそうですが、断念してください。
この種のシステムは、5年も経てば「時代遅れのガラクタ」でしょう。
万が一、再開をするなら国民の利便性を最優先し、経費を無視しないシステムを
採用してください。


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