シニアの一人たび

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異常たんぱく質 食べちゃいます/「自食作用」に新たな働き(その2)

2006-05-28 08:31:57 | 医学
  神経難病の治療に道?/細胞内 いつもきれいに
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 また、同研究所の田中啓二所長代行らが、自食作用に欠かせない酵素の遺伝子
Atg7をマウスの神経系で働かなくしたら、うまく運動できないなどの症状を
みせた。大脳皮質や海馬、小脳で細胞がなくなるといった、神経変性疾患にみら
れる変化が起きていた。

 従来、自食作用は細胞が「飢餓」になると活発化することが知られていた。今
回、それが日常的に働いていることがわかった。うまく働かないと、神経変性疾
患になるというメカニズムも示唆された。

 細胞内の浄化システムには、ユビキチン-プロテアソーム系もある。ユビキチン
がごみにくっつき、それを認識してプロテアソームが分解する。特定のごみをよ
り分け、除去する仕組みだ。
 自食作用との違いを、水島さんは温泉に例えて説明する。「お湯をきれいに保
つのは、ごみを一つひとつ取ればいいが、労力がいる。それをお湯ごと流すのが
自食作用。おおざっぱでも、お湯を戻せば効率がいい」
            (2006.05.26 朝日夕刊/科学(その3に続く))


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