今日は節分です!
節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節目を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回ありました。 ところが、日本では立春は1年の始まりとして特に尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
節分といえば、豆まきですよね。 これは中国の習俗が伝わったものとされており、1425(応永32)年の「看聞日記」によると、節分に豆で雑踏邪鬼を払う行事が初めて行われたのは、室町時代の京都だそうです。 豆は「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または、語呂合わせで「魔目(豆)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅ぼす「鬼滅」に通じ、鬼に豆を投げつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味があります。
豆まきは本来、一家の主人あるいは「年男」が豆をまくものとされていますが、家庭によっては家族全員で、というところも多いです。
また、豆をまき、まかれた豆を自分の年齢の数だけ食べる習わしが一般的ですが、自分の年の数よりも1つ多く食べると体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしがあるところもあるようです。
豆をまく時の「鬼は外、福は内」という定番の掛け声は、瑞溪周鳳という臨済宗の僧が1447(文安4)年に書いた日記に、立春前夜に家ごとに豆をまき「鬼は外、福は内」と唱えたと記されています。
そして主に関西では、節分の夜にその年の恵方(今年は西南西)に向かって、無言で願い事を思い浮かべながら「巻き寿司」を丸かぶりするのが習わしとされています。 この「巻き寿司」には7種類の具材を使うとされており、その数は商売繁盛や無病息災を願って七福神にちなんだもので、福を巻き込むという意味があります。 しかし、中には「巻き寿司」ではなく「中細巻」や「手巻き寿司」を食べる人もいるようです。
ちなみに、節分に巻き寿司(恵方巻)を食べる習慣にちなんで、1987(昭和62)年に全国海苔貝類漁業協同組合連合会が2月3日を「のり巻きの日」と制定したそうです。
ところで話題は変わりますが、きょうは6代目クラリオンガールだった烏丸せつこの誕生日(60歳)です!