itiniam

ココロのトビラ
ななしゃんはお星さまになったけど、ココロは一緒。

I am Sam

2005-01-17 04:45:20 | 映画・テレビ
I am sam『 I am sam 』
公開当時、予告を観て絶対観たいと思っていた作品のひとつ。
気づけばいつの間にか上映も終了しちゃって。
そのうちすっかりコレの存在を忘れていたんですけどね。

障がい者と呼ばれる人たちは軽度のものから重度のものまでその症状は様々ですが、ワタシも今まで何人かの障がい者と接する機会があって。
学生時代の障害学級に通う生徒、社会人になってからは会社の同僚とか、
職場に来るお客さんとか。
学生の頃は彼らに対して正直、どこか一線引いて見ていたと思う。
けど社会人になって一緒に仕事をする機会があって、仕事の話はもちろん、
一緒に過ごす為にコミュニケーションを図るべくいろんな話をしました。
普通の世間話から趣味の話、恋愛の話も。
そこで思ったのは彼、彼女らはとても前向きで、自分の等身大で出来る事に
すごく一生懸命だということ。
趣味の話とか好きなことはすごく楽しそうに話してくれるし、
健常者のワタシなんかよりずっと充実した生き方をしている感じに見えた。
ワタシなんかはすぐに気持ちが表情に出ちゃうんだけど、
彼らはいつも笑顔を絶やさなくて。それがすごく印象的だった。

だからサム(ショーン・ペン)の等身大の一生懸命さとか純粋さとが
よく伝わってきたし、感じるものが大きかった。
欲とか変な知恵も無く、純粋にルーシーが大好き。それだけ。
ルーシーが落ちてきた紙飛行機を拾うシーンがワタシのお気に入りで。
あのシーンにサムとルーシーの親子の愛が凝縮されている感じがしてね。
こうゆー画の撮り方とか結構好きかも。
サムの心境を表す色の使い方とかね。
ルーシーの居ない空間、不安な心境をブルーで現し、
愛に満ちたサムの心境には赤とかの温かい色で現していたり、
サムがパニックになっていく感じの画の撮り方とかも絶妙。

あと、ルーシー(ダコタ・ファニング)のかわいさったらっ!!!
すっごいかわいい!!!
いつしか父親の違いに気づくんだけど幼いながらも大好きな父親を気遣う
心情とか姿とか、すごく上手く演じてるなーって。
夜な夜なパジャマ姿で里家を抜け出しサムに会いに行くシーンは、
「パパに会いたい」それしか考えてない大胆な子供らしさがよく伝わってくる。
で、彼女を見て、幼き頃の安達夕実に似てることに気づいたよ。
『家なき子』の安達夕実(笑)
すごくかわいいんだけど、大人びた表情を見せるあたり。

弁護士のリオ(ミッシェル・ファイファー)のスタイルはあまり他人事には思えず、、、。
完璧でありたい。で、完璧を求めるあまり自分で自分の首を締めたり、
わざと忙しく振舞うことで自分を保つというか。
どこか片意地張って、他人からすればただの余裕の無い女なんだけど。
けど、サムと会話を重ねる度に変わっていくリオの心情も分かるなぁー。
たぶんワタシが彼らと接して感じたことをリオも感じ、
ナチュラルに生きる事を知ったっていうか。

もうね、すっごく温かくて、親子愛っていいなーって思える作品。
サムとルーシーが一緒にいるだけでこっちまで幸せな気分になるし、
シーンの至る所で流れるビートルズの曲は原曲ではなくカバーなんですが、
これがまたえらいマッチしてさらに盛り上げてくれる。
温かい感動の涙が溢れること間違いなしの作品。
そんなワタシの2005年初泣き作品でした。


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2 コメント

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Unknown (hinaka)
2005-01-23 04:51:40
はじめまして^^

私もアイアムサム公開後すぐ見ました。

小説を読んでから映画館へ向かって上映1分で

泣いてしまいました。

親子の絆って素晴らしいですね
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コメントありがとうございます。 (ゆり)
2005-01-25 01:18:32
はじめまして~hinakaさん。

劇場で観たんですねー。つか、1分でノックアウトですか!?

そうゆーワタシもかなり泣きまくりでグショグショになって観たんですけど(笑)

やっぱ親子愛に勝るものは無いなぁーと、実感。

ちなみにコレって小説があるんですか?今度探してみますねー。



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