添乗員は女性で、慣れている人でしたから、不安はありませんでした。
ただね~、やっぱりアンネの家で言われた言葉は、私をへこませるに十分でした。体調がよくて元気ならこんなにへこまなかったかもしれないけれど、出発前に一度お見舞いされたパンチは、日をおいてしかも現地ガイドの前でお見舞いされた2度目のパンチで倒れます。
更に、ユトレヒトでの最初のプランの変更も私の頭と体が対応しきれませんでした。
また、自由行動になって「私はユトレヒトまで行けません」と言いました。彼女は
アムステルダム中央駅からユトレヒトに出かけるグループに付いていきました。私には4号線のトラムの乗り場を教えてくれたのですが、私が行きたい「Rai行き」の電車は来ませんでした。周りの人に中学英語で聞いたのですが、4はここだと言われました。
頭朦朧、小雨が降って寒い日曜日の夕方、アムステルダム中央駅前で困っていました。そのうち駅から戻ってくるかと思った添乗員は戻ってこないし、多少残っていた頭で、ここは「4」の乗り場で4号線の乗り場ではないのでは?と思いました。さて、見ているとお揃いのベストを着たおじちゃんたちが集まって話をしているのを発見。もしかしたらトラムの案内係の人かもと聞きに行きました。
「アイ ホープ トウ ゴウ ライステイション」(あ~英語の先生、ごめんなさい)。全然違う方向だったようで、反対側の乗り場を教えてもらいました。その時は、「マヘレの跳ね橋」に行くのを諦めていなかったので、乗り放題のチケット7.5ユーロを買ったのですが、無駄でした。
このトラム、相当揺れます。体調のせいもあるでしょうか?日本の電車を想像してはいけません。終点とはいえ、相当気にしていたつもりですが、結局「Rai駅」で女性の運転手に「どこまで行くつもりだ」(多分そういわれたのだと思う)と終点で下車を促され、ご親切にホテルの場所まで教えてもらい、部屋の戻りました。
ちょっと休んで跳ね橋まで行くつもりでしたが、一回休んでしまうと出かける体力気力ありません。ベッドで熱があると感じましたが、熱があるとはっきりしたらもっと具合が悪くなりそうで、荷物の中の体温計は使いませんでした。
うとうとしていたら、添乗員から電話がありました。「乗り場を間違えて教えてしまってすいません」って。そう言われると却って「わざとか」と思ってしまうんですが・・・。「お昼食べました?駅でお寿司を買ってきたのですが、食べませんか?」って。申し訳ないけど、オランダのお寿司なんて信用できません。値段は高いは、多分おいしくないのはパリで経験済み。自分で買ったなら仕方ないけど、人に買ってきてもらったら文句も言えませんからね。「ご飯やおかゆは持っているので大丈夫です」とお断りしました。
翌日、仕返しが待っていました。お寿司の代金を払おうとしたら、「自分で食べたのでいいですよ」と言われ、確かに私が払うのは不本意でしたが、彼女はバスの中でこんな風に言いました。「皆さん自由行動は楽しかったですか?私は、駅でまずいお寿司を買ってきて食べました」って。その「まずいお寿司」って私に勧めたお寿司ですよね。これはね、へこんでる場合じゃない。ただで済むと思うなよ。私も仕返ししなくっちゃと。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!