垂直落下式どうでもいい話

基本的に凡人以下なので期待しないでよね-=≡Σ(((⊃゜∀゜)つ

ブラックホーク・ダウン(2)“作戦コード:アイリーン”

2009年04月06日 00時15分17秒 | ブラックホーク・ダウン
*地図を色々追加したり加工したりさせて頂きました。

過去の奴は分かりにくかったのでwwww





『ブラックホーク・ダウン』2001年製作

監督:リドリー・スコット
原作:マーク・ボーデン

キャスト
エヴァーズマン:ジョシュ・ハートネット
グライムズ:ユアン・マクレガー
マクナイト:トム・サイズモア
フート:エリック・バナ
サンダーソン:ウィリアム・フィシュナー
ガリソン:サム・シェパード
スティール:ジェイソン・アイザックス
ブラックバーン:オーランド・ブルーム



↑クリックで外務省のホームページに飛びます。

1992年 東アフリカ・ソマリア
部族間の長年の抗争により全土に飢餓が生じ、30万もの民間人が餓死した。
同年、国連が救済活動を開始。
最強の部族を率いるアイディード将軍は、首都モガディシュを武力制圧。国際救助の食料を奪い飢餓を敵対部族への武器に利用した。
事態を重く見たアメリカが同年12月に国連の活動に介入。治安回復のため2万人の海兵隊をソマリアに派遣。食料は配られ一旦は秩序が回復した。
1993年6月5日、国連軍がアイディード派のラジオ局に抜き打ちの立ち入り調査。これがきっかけでソマリ族民兵がパトロール中の国連パキスタン兵24人を殺害。アメリカ兵も標的にされた。
アメリカ主導の国連軍はソマリ族の幹部が集会を開いていた建物に攻撃ヘリでの報復攻撃を敢行。50~70名が死亡した。幹部達が平和的解決を思索している最中の攻撃だった。
アイディード将軍は国連とアメリカ軍に宣戦布告。
8月 クリントン大統領はアイディード拉致と治安回復のため『デルタ・フォースC中隊』『第75レンジャー連隊第3大隊B中隊』『第160特殊作戦航空連隊第1大隊(通称ナイトストーカーズ)』『SEALチーム6』からなるタスクフォースをソマリアに派遣。本格的な軍事介入を始めた。
3週間の任務のはずだったが6週間経っても事態は進展せずアメリカ政府は焦り始めた。

1993年10月3日 この状況下で運命の襲撃作戦の内容が特殊部隊員に告げられる事となる…。




1993年10月3日 14:49
統合作戦センターにババルギディル族の指導者達の集会が開かれるとの情報が入り、要人捕獲作戦の決行が決まる。司令官ガリソン少将(サム・シェパード)からタスクフォースに奇襲作戦の内容が告げられる。

10月3日15:00からアイディード派幹部の会議が行われるという情報を三つのソースからキャッチした。この会議に2人の大物の出席が見込まれる。
アイディードの首席政治顧問のオマール・サラド
内務大臣のハッサン・アワレ
ターゲットはこの2人。

15:45
ナイトストーカーズは海岸を東に飛行、その後ホールワディック・ロードを直進する形で南側からターゲット上空に進入。デルタ・フォースを載せたリトルバード数機が目標建物 正面及び屋上に着陸。直ちにデルタが強襲し内部にいる全員を拘束。
15:46
スティール大尉(ジェイソン・アイザックス)の指揮でレンジャーのチョーク(10人編成ほどの班・分隊)4班がブラックホークから降下。目標周辺の四隅を制圧し完全封鎖。
15:47
マクナイト中佐(トム・サイズモア)の“撤収班”ハンヴィー隊はK4ロータリーを北に直進、その後東に折れてナショナル・ストリートに入り、ホールワディック・ロードの手前、オリンピック・ホテルの影にて待機。
デルタの合図で目標建物前に移動し捕虜をトラックに収容する。

収容作業が終了次第、レンジャーの全班も建物の前に集結。
全員がハンヴィーに乗り込み基地に戻る。

装甲車とAC-130スペクターガンシップを要請したがワシントンから「目立ちすぎる」という理由で却下された。

空の掩護はリトルバードとブラックホークの第160 SOAR(ナイトストーカーズ)のみで行う。




強襲から撤収まで30分の予定。

作戦の進発コードは“アイリーン

*実際の作戦会議では特殊部隊のデルタが主導権を握り、幹部はそれをだまって聞いている形で進められていたようです。映画ではあえて司令官のガリソンから作戦を伝えることで物語を明確にさせました。

目的地の首都モガディシオの中心部“バカラマーケット”はアフリカでも有数の武器市場であり、町中に武器が溢れていた。
敵の中心地で一万人以上の武装した民兵が町を支配していた。


民兵達はカートという覚醒作用のある緑色の葉をドラッグ代わりに噛んでおり、非常に好戦的である。
かなり危険な作戦内容だったが、アメリカ兵達は長年の戦争で鍛えられたソマリ族民兵の戦闘力を楽観視していた。


10月3日 15:32
目的建物を確認。
C2(指揮統制ヘリコプター)から“アイリーン”が告げられる。
ヘリ19機、車輌12台、特殊部隊160名からなる強襲部隊がバカラマーケットへ向け、出発する…。



*【ガリソン少将について】サム・シェパード演じるガリソン少将は、本編では作戦中、色々と指示を出し指揮を執っているのですが、実際の少将は任務の主導権を兵士に任せて静かに見守る人だったらしいです。作戦中は一度も無線交信をしなかって言ってましたね。何してたんだろ?
*【登場するヘリについて】本編に登場する軍用ヘリはSOARが使用している本物です。パイロットもSOARの隊員らしい。海岸沿いを8機の軍用ヘリが飛行するシーンは非常に美しく、強烈な威圧感があります。印象的なシーンです。実際は倍の16機での飛行でした。残りの3機は別行動。

ブラックホーク・ダウン(1)







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