ブラックホーク・ダウン（３）ナイトストーカーズ飛行ルート修正ww

アメリカ陸軍戦力

デルタフォース：アメリカ陸軍所属の対テロ対策のために創設された精鋭部隊。アメリカ政府はデルタフォースの存在を公式には認めていない。

第７５レンジャー連隊：通常戦闘と特殊作戦の両方を遂行できる３個大隊規模の精鋭部隊。米陸軍有数の柔軟性を誇り、常時１個大隊が短時間で世界中に展開できる緊急即応部隊でもある。

第１６０特殊作戦航空連隊：友軍特殊部隊をヘリコプターを用いた輸送・回収・救出等を主任務とした特殊部隊。夜間飛行下での能力は特に高く、ヘリコプターの操縦技術は世界屈指の実力を誇る。

Navy SEALs（ネイビーシールズ）：米海軍所属の特殊部隊。２つの特殊戦グループ、８つのチームに分かれて編成されている。水中作戦を得意とし、水際の作戦専門部隊に見られがちだが、実際にはイラクやアフガニスタン、ソマリアなど海や河川が存在しない地域でも活動している。モガディシュの戦闘には対テロ特殊部隊として独立している“チーム６”から４名が参加している。

アイディード派戦力

武装民兵数千人




１０月３日 １５：３２

強襲部隊が基地を出発。

この時、すでに民兵達は米軍の動きをキャッチし、タイヤを燃やして街中の民兵を集結させようとしていた。

１５：４２

●デルタ・フォースを乗せたリトルバードが目標建物正面・屋上にタッチダウン。
デルタが強襲を開始。リトルバードは離脱。

●続いてレンジャーのチョーク・４班がブラックホークから降下。
周辺の完全封鎖を開始。

この時、ブラックバーン上等兵(オーランド・ブルーム)がバランスを崩し約２０メートル落下。全身を強く打ち重傷。





●ハンヴィー隊がオリンピック・ホテル付近に到着。
合図があるまで待機。

１６：００

●モガディシオ中から標的区域へ武装ソマリ族民兵群が集中する。

１６：０２

●デルタが圧倒的なスピードと攻撃力で建物を制圧。
ターゲットほか２１人を拘束。
ハンヴィー隊に合図を送り、撤収作業にかかる。


●負傷したブラックバーンを早急に基地に移送するため、ストルッカー軍曹の先導で３台の車輌が移動を開始。
デルタ隊員のフート軍曹(エリック・バナ)が護衛として付き添う。

●３台の車輌、移動中に敵の激しい銃撃に遭う。


この銃撃戦で、５０口径で応戦していたピラ軍曹が死亡。最初の犠牲者となった。
＊実際はピラ軍曹はハンヴィーの後方に座っており、角を曲がる時に戸口から撃たれたようです。ピラ軍曹を撃った男もその場で射殺。ストルッカーがピラ軍曹の死亡を報告した瞬間、混乱していた無線通信が数十秒に渡ってストップしたらしい。兵士達は予想外の“死者”に動揺を隠せなかった。
戦闘でまずアメリカ兵達が驚いたことは、武装していない一般市民の多さだったそうです。彼らは米兵と民兵の銃撃戦が始まっても、建物などに逃げようとせずに興味津々で戦闘を見物していたといいます。民兵達は、米軍は武器を持たない一般市民を撃たないことを知っているので、彼らを盾に利用して背後から攻撃を加えました。中には盾ごと撃ち抜く民兵もいたそうです。
米兵達は戦闘が激しくなるにつれて、民兵の盾になっている一般市民もかまわず射殺していきました。

１６：１５

●戦闘と混乱により撤収作業が遅れる。


１６：２０

●ウォルコット准尉が操縦するブラックホーク(コードネーム・スーパー６１)のテールローターに敵の『ＲＰＧ－７Ｖ対戦車ロケット・ランチャー』が命中。



推力を失い標的建物の５ブロック北東に墜落。炎上は無し。死者、負傷者の数は不明。
強襲作戦は墜落ヘリ救出作戦へと移行していく。

アメリカ軍は完全に主導権を失った・・・。

＊【降下について】デルタとチョークが降下するシーンは実際の兵士が行っています。実際のソマリアでは、何度も降下作戦を実行したけど、１５～１８メートルからの降下はソマリア入りしてから最長高度だったらしいです。ブラックバーンが落下したチョーク４の場合は２０メートルほどだった。土ぼこりで高度が下げられなかったようです。目標建物の上空に１７機のヘリが旋回していて物々しい光景。実際に作戦に参加した兵士に「あの時の降下作戦そのもの」と言わしめるほどリアルなシーンです。
本編では降下中に凄まじい砂ぼこりが起こっていますが、これらのほとんどがＣＧで描かれました。実際のヘリが巻き上げる砂ぼこりは半端ではなく、視界ゼロで撮影どころではないため、地面に水をまいて砂ぼこりを抑え、そこにＣＧの砂ぼこりを追加したそうです。









みんなで『垂直落下式どうでもいい話』の２００８年映画ランキングをチェックしちゃおう！

映画インデックス