垂直落下式どうでもいい話

基本的に凡人以下なので期待しないでよね-=≡Σ(((⊃゜∀゜)つ

ブラックホーク・ダウン(6)“スーパー64の悲劇”*実際の動画あり、閲覧注意

2009年06月18日 20時43分32秒 | ブラックホーク・ダウン
(1~5過去の記事はこちらから)

16:40

●マイク・デュラント准尉が操縦するブラックホーク(コードネーム・スーパー64)が敵RPGの砲撃により墜落。炎上はなし。クルーの安否は不明。

16:42

●マイク・ゴフェーナ准尉のブラックホーク(コードネーム・スーパー62)に搭乗しているデルタの狙撃手、ランディ・シュガート一等軍曹とゲイリー・ゴードン曹長の二名が墜落したスーパー64の防御に志願。危険すぎるという事で一度は却下されるが、再度の要求で許可がおりる。機長のゴフェーナ准尉は機体を墜落現場付近に着陸させて二名を降ろした。シュガートとゴードンは徒歩で第2墜落地点に向かい、スーパー64の防御につく。




【シュガートとゴードンが地上に降りるまでの経緯】
スーパー64が墜落した直後、怒った群集は数分も立たない間に墜落地点に殺到。スーパー64からその群集を遠ざけていたのは、2機のリトルバードとスーパー62でした。
しかし、群集の包囲がだんだん狭まってきたため、航空支援だけでは群集を抑える事が出来ないと判断。デルタのシュガート、ゴードン、それからブラッド・ホーリングス一等軍曹の三名が救援・防御に志願しますが、マシューズ中佐は“墜落したスーパー64から無線連絡がない、全員死亡している可能性がある”という理由でこれを却下。
スーパー62のゴフェーナは低空で墜落機体を目視すると、64の機長、マイク・デュラントの動く姿を確認。副機長のジム・ヤーコンも64の副機長レイ・フランクの動く姿を確認。マシューズ中佐に生存者確認の連絡を入れますが、降下は認められず、継続してリトルバードとブラックホークのみでの航空支援を行います。
救援のため、ストルッカーの小規模車輌部隊が第2墜落地点に向けて基地から出発するも、多数のバリケードと群集の壁により、到着のめどがまったく立たずにいた。
状況を重く見たスーパー62のクルーは、再度デルタ隊員降下の許可を求めます。この時、62の機付長の一人が負傷し、デルタのブラッド・ホーリングス一等軍曹がミニガンの射撃手を務めていたため、地上に降下できるのはシュガートとゴードンの二名だけになっていたようです。
デルタ隊員の指揮官であるC2ヘリのハレル中佐は、この自殺行為とも言える危険な賭けを許可するべきかどうか決断を迫られますが、究極に鍛え上げられたエリート兵士の能力を信じて、降下させる決断を下したのです。
これが本当に墜落からたった2分の間に起きた出来事なのか…想像ができません。


【スーパー62も墜落寸前だった】
デルタ隊員のシュガートとゴードンを地上に降ろしたあと、スーパー62とリトルバードは空からの掩護を続けていました。しかし、時間が立つにつれ群集の数は膨れ上がり、彼らに向かって何発ものRPGが発射されました。C2からはその場から離れるように指示されますが、彼らは航空支援を続けます。
機長のゴフェーナや他のナイトストーカーズのパイロット達は、早く日が暮れて、自分達の実力が最も発揮できる夜間での飛行ができる事を、強く望んでいました。もはや長期戦は確実で、日暮れ前の完全撤収は到底不可能。しかし夜間であれば、高性能な暗視装置が装備されているブラックホークやリトルバードの航空支援で、暗闇で視力を失うソマリ族民兵の動きを抑えることは十分可能。地上部隊の生存確率もそれだけ高くなるのです。それを信じて、ゴフェーナのブラックホークは必死に地上部隊を掩護していました。
しかし、まもなく62もRPGを被弾。墜落寸前になるほどの損傷を受けますが、奇跡的に基地まで飛行を続け無事に着陸に成功したようです。


16:54

●兵士の半数が負傷または死亡している“迷える車輌部隊”は第一墜落現場に向かうことを断念。基地に戻り人員を入れ替えて再度出撃を試みる。


※僕の記憶が正しければ、この車輌部隊は二度と出撃することはなかったと思います。この後の救援はマレーシア軍とパキスタン軍の車輌とアメリカ陸軍第10山岳師団で編成された超巨大な救出部隊が行い、マクナイト中佐も負傷していた為、戦闘地域には戻らなかったと思いましたが…。

17:03

●ストルッカーの救援車輌部隊は依然、障害物に阻まれ第二墜落地点に近づけずにいた。

【この車輌部隊も結局基地に戻ることに】
ストルッカーの車輌部隊はバリケードに阻まれながら、第二墜落地点への道を探していました。その時、撤退してきた“迷える車輌部隊”マクナイト中佐のユニフォーム64と合流。満杯になった負傷者をストルッカー側の車輌に移し、行動不能になった車輌はその場で爆破し、共に基地に帰還しました。
その途中で第10山岳師団とも合流、帰還し、完璧な救出部隊を編成するべく準備を整えます。


17:34

●市内に残っている強襲部隊は多くの負傷者、死者を抱えながら第一墜落地点に集まる。

17:40

●ソマリ族の大群がスーパー64の墜落地点に集中攻撃。デルタのシュガートとゴードンが機体を死守するも、群集の壁を抑える事ができず……。ソマリ族民兵はシュガート、ゴードンほか残りのスーパー64のクルーを殺害。墜落で負傷した機長のマイク・デュラントを捕虜として拉致した。



【シュガート、ゴードン、デュラントの死闘】
デルタの2名はスーパー62から降りた後、直ちに墜落現場に急行。無事にたどり着き、防御円陣を築いて戦いながら救援部隊の到着を待つことに。
負傷者を運んで着陸地点にもどり、スーパー62が全員を回収するという選択肢もあったのですが、負傷者の数と状態を見て留まることを決断したものと思われます。
デュラントは背骨が折れていた為に地力で動くことができず、デルタにコックピットから引き出されて、壁にもたれながら敵に向かって応戦。
シュガートとゴードンはたった二名で限りのある武器を使いながら、迫ってくる敵を一人一人確実に射殺していきます。しかし、怒れる暴徒達はジワジワと機体に迫ってくる。
最初に倒れたのはゲイリー・ゴードン曹長。敵の銃弾が命中し絶命。シュガートは「これで自分の身を守れ」とゴードンのライフルをデュラントに渡し、またソマリ族の群集に立ち向かいます。
約2分間ソマリ族を食い止めましたが、ランディ・シュガート一等軍曹も敵の銃弾に倒れソマリ族は一気に機内になだれ込み、中にいたスーパー64のクルー全員を殺害。殺害された遺体は衣服を剥ぎ取られ、刃物で切り刻まれ、切断され、市内を引きずり回され、乱暴に燃やされました。
この映像はアメリカのニュース番組で大々的に放映され、全米に衝撃を走らせた。


●(1/10) The True Story Of Black Hawk Down


実際の死体映像あり、閲覧注意。冒頭のメガネの人は原作者のマーク・ボウデンです。

閲覧注意
閲覧注意
閲覧注意
閲覧注意

マイク・デュラントは暴徒に発見されるとリンチに遭いましたが、ユースフ・ダヒール・モリアム(実名かは不明)という地域民兵の指導者に助けられ保護されました。その後、アイディード派の宣伝部長のアブデゥラヒ・ハッサン通称“フィリンビ”という世話役と出会うことになります

拉致されたマイク・デュラント本人


17:45

●99名のレンジャー、デルタの地上主力部隊は第一墜落地点付近に集結。敵民兵に包囲され釘付けになる。今後の主戦場になっていく…。



(7)に続く。







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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ネルソン)
2010-03-08 20:50:55
このサイトを見たんですけれど、すごいですよね。シュガートとゴードンはスーパー64(デュラント機)がRPG?によって撃墜されてデュラントにソマリ族が襲いかかってきてMP5A3を所持していたデュラントが反撃をした?けれど運良くシュガート、ゴードンが来てくれました。でも2人とも死んでしまって(撃たれた)、ソマリ族に死体を切り刻まれたり焼かれたり市内を引きずりまわされたりしましたね…でもあぼ2人は、貨物輸送船の艦名という事になりました。でもあの映画はすごいですよね。感動してしまって…。(一番映画で好きな登場人物を名前にしています。)
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ありがとうございます (ハンガー拳法)
2010-03-09 23:42:39
ネルソンさん

コメントありがとうございます。ブラックホークダウンは僕の人生の中で断トツ1位の映画です。
ブログを通じてあの名作を共有できることを嬉しく思います!!
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管理人さんへ (ネルソン)
2010-03-21 20:51:26
僕も戦争映画の中では一番最高級です。一番大好きです。…で
この映画では、スーパー61(ウォルコット機)がRPG-7?で撃ち落とされて、チョーク4(エヴァ-ズマンの班)が到着して(他んチョークも来て)少しで「リトルバード」が来ましたよね?。その時パイロットが「パイロット2名死亡、機付長2名死亡!!」と言いましたよね。それで、リトルバードのパイロットはホントに1993年に起きたモガディシュ(モガディシオ)の戦闘でホントに現実でパイロットをやっていた、『キース』っていう人なんでしょうか?。
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ありがとうございます (ハンガー拳法)
2010-03-22 18:29:07
ネルソンさん

あのシーンでヘリを操縦しているのは、実際に『モガディシュの戦闘』で61の救助に向かったキース・ジョーンズ准尉です。「パイロット2名死亡、機付長2名死亡!!」というセリフの人物もキース本人ですね。
この映画の特長は実際に作戦に参加した兵士達の全面的な協力を得ている所だと思います!!
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ホントの人?! (ネルソン)
2010-04-11 08:53:59
キース准尉…ホントの人…すごいカッコいい自分はパイロットでは一番好きでして最高っすネ。
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ありがとうございます (ハンガー拳法)
2010-04-13 23:18:42
ネルソンさん

ヘリや飛行機のパイロットは憧れの存在です。しかも、超精鋭のナイトストーカーズのパイロットですのでカッコイイですよね!
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ほんと悲しい・・・ (ゆうたん)
2014-02-02 17:56:25
もうこんなにいい映画始めてみました・・・
  戦争のこわさなどをすごくわかりやすくやっていました・・
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ありがとうございます (ハンガー拳法)
2014-02-12 23:25:33
ゆうたんさん

僕もすごく良い映画だと思います!仲間、いや戦友ですね!!
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