須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のお料理(27)~敦盛そば

2020-08-29 16:35:21 | 花月のお料理
『平家物語』一の谷の戦い、諸説ありますが、ここ須磨浦公園は一の谷という地名もあり、「逆落とし」の候補地の一つとして有力です。「鹿も四足、馬も四足」で有名な義経の「逆落とし」です。ともによく知られているのは教科書に出てくる「熊谷直実と平敦盛」の逸話ですね。ちなみに敦盛の「青葉の笛」は近所の須磨寺にあります。

この地にちなんだ「敦盛そば」は長年、老舗として有名でしたが、しばらく廃業していました。マネちゃんは、江戸時代からそばを商う店があったという須磨の地で「敦盛そば」復活をアピールするため 営業を引き継がれました。

神戸新聞NEXT(2020/3/7)

マネちゃんのおじ様にあたる方が、板宿で鰻の老舗「加奈井」を営業していらっしゃったので、その腕をお借りしたそうで、新生敦盛そばの出汁の味は鰻屋仕込みの本物です。マネちゃんとしては「敦盛そば」という地域の名物を守り、新たな観光資源として須磨浦公園を盛り上げたい思いで引き継がれたそうです。そうですね、愛すべきは須磨浦公園、そして須磨観光ハウスです。

本日8月29日の花月はマルシェ・イベントで貸切でした。イベントの昼食には「お弁当」、「敦盛そば」、「牛丼」が用意されていましたので、まず「敦盛そば」をいただきました。今まで新生「敦盛そば」を食べたくても、いつも花月でお腹いっぱいになってしまうので、なかなかチャンスがなかったのです。

蕎麦は細目、少し白みがかった更科蕎麦、喉越しがいいお蕎麦です。大根おろしや半熟卵、ネギ、鰹節などをのせ、お出汁をかけていただきます。以前紹介した須磨海苔も使われています。何よりお蕎麦自体が美味しいと思いました。トッピングも上品な色合いで「敦盛」にふさわしい仕上がりだと思います。

牛丼も少しいただきました。器も美しく美味しかったのですが、私はお味噌汁にビックリしました。お伺いすると鰹や昆布などを使って普通に出汁をとったらしいのですが、具材の影響か、たくさん作るからか、一風変わった「アゴ出汁」のようなパンチを感じとても美味しかったです。ランチの味噌汁にも手を抜かない、やはり「花月」ですね。

猫ちゃん達は、うだる残暑と多くのお客様の来訪などで四散、数匹しか会えませんでしたが元気そうです。そのうち涼しくなるので、もうちょっとの我慢ですね。





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