須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のお料理(57)~特別注文・蟹のフルコース

2021-03-15 07:16:09 | 花月のお料理
正月明けに米寿を迎えた母を花月でお祝いしました。その時は日帰りプラン(お風呂入浴付き・和室)をアレンジしていただいたのですが、今回も無理をお願いしてしまいました。

蟹のフルコースです。3月に蟹・カニ??? もはやシーズンオフ直前なのに?

実はうちの母はフレイルのため足が弱くなっています。リハビリを重ね最近少しずつ良くなってきましたが、やはり長距離の旅行は難しいです。ましてこのコロナ禍で2年目の冬にあたる今年も、念願の蟹旅行は叶いませんでした。
 
花月の特徴の一つとして「お祝い事」が多いことあげられます。コロナ禍の今でも、結婚前の顔合わせや長寿祝いなど、ご家族の皆さまに集まって使っていただくこともしばしばです。加えて、コロナ前には退職祝いや歓送迎会、法要の集まりなど、ご家族さま以外でも、多人数でご利用いただける機会が多くありました。早くその頃に戻れるといいですね。

戻って・・・母は「これで2年間蟹を食べなかった。これで今年死んだらもう蟹が食べられないんやな~」と言ったのです。まだまだ元気、今年も元気に憎まれ口をきくでしょうが、すでに亡くなった猫達のことを思いだすと、自分も含めて誰にせよ寿命に絶対はありません・・・まして88歳、絶対はありません。私達、子供はそんな事後談を抱えて生きるのは嫌です。

なんで2月に言わなかったのか・・・というと、寒い中階段を上がる自信がなかったそうですが、先日「卒寿」のお客さまがいらっしゃったという話を聞いて、(たぶん負けん気で)気が変わったようです。

それでマネちゃんと料理長に無理を言い、津居山漁港等の蟹を調達していただきました。卵いっぱいのセコガニから始まり、華が咲いたような蟹のお刺身、焼蟹、甲羅焼、茹で蟹、蟹すき、蟹飯、デザート、コーヒーといただきました。蟹の味は説明しなくていいでしょう。料理長も「蟹は蟹で美味しいものだ」とおっしゃってました。

しかし特筆すべきは、セコガニのさっぱり薄く甘酸っぱい味付け、塩辛くないのに蟹の風味がいっぱいの甲羅焼、などなど・・・料理長ならではの味付けも随所に感じました。普通のフルコースで終わらないのがやはり料理長です!最後に食べた蟹飯、お出汁が軽く効いたご飯は蟹の風味を損ねず、絶品すぎて写真も忘れました。

では、特別注文・蟹のフルコース、写真だけですがご覧あれ!!










【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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