須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

ビビビ・・・ビックリ!ビクトリアの子供達~これってドッキリ?

2021-09-07 23:25:52 | 猫の物語
ビクトリアとゾロは2020年秋頃、ビビから生れた姉妹です。まだ1歳に満たない仔猫なのに2021年春先の同時期に妊娠し、一緒にふっくら大きなお腹を抱えていました。ゾロが猫小屋で4匹の子供を産んだのに対し、ビクトリアはある日、お腹をペッタンコにして帰ってきたんです。私達はビクトリアがどこかで産気づいて出産した後、初産に驚き子育てを放棄したか、残念ながらその仔猫達は野生動物に食べられてしまったのかと話しました。マネちゃんご夫妻も料理長も私も、ゾロと比べてビクトリアの薄幸を哀しく思い、美味しいものを優先的に食べさせて産後の肥立ちを助けていました。みんなで心を寄せて、ビクトリアの心身の回復を願っていたんです。

ところが!!それから4ケ月近く経った8月末のある日、猫小屋の奥にビクトリアと似たベージュの縞模様の仔猫2匹があらわれたんですよ!!!もう何と言っていいか、こんなドッキリを「ビックリ」では表現できません。ビクトリアはゾロの子供達が巣立った後に、自分の子供を連れて帰ってきたんです。あまりの事態に、みんな目が点になりました。なんとまあ、猫の世界には不思議なことが起きるもんですね。

そういえば初産のハナ・・・花月建物周辺の分かりやすい場所で出産せず、「びび&ちび」がある程度育った時点で「どこからか庭を横切って、初めて産んだ子供達を、人のいるところまで見せに来たそうです」と書いたばかりでした。そんな不思議体験が私にもやってきたんですね。




離れて育てられたので今まで母乳だけだったのでしょうか、2匹は栄養不足気味で、巣立ったゾロの子に比べて身体もかなりも小さいのですが、ありがたいことに目の病気には罹っていませんでした。ここの猫ちゃん達のほぼ全員が目と鼻の感染症に罹るので、あくまで時間の問題でしょうが、それでも離れて育てられることで病気のリスクが減る事実を目の当たりにしました。

ビクトリアのお腹はけっこう大きかったので、4匹ぐらいは出産したんだと思います。花月の猫小屋まで来られたのは2匹だけ・・・自然は厳しく淘汰するんですね。

生き残こることができて、晴れて花月猫に仲間入りしたビクトリアの仔猫達、どうにかやっと、ここまで来たんです!これからも頑張ろうね!!

里親さん希望の方がいらっしゃったら、今からでもどうぞよろしくお願いしますね~。

 この形ってポケモンみたいだよね~