goo blog サービス終了のお知らせ 

須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

パワースポット&エネルギースポット(1)

2020-06-21 22:17:25 | 日記
須磨観光ハウス「花月」がある高台の場所に、初めて訪れた若いころからずっと、強く惹かれてきました。その謎が少し解けました。
実はここ、凄いパワースポット&エネルギースポットだそうです。

マネちゃんから聞いた話ですが、以前、ある気功の先生が「花月」の近くにお住いだったそうです。転居なさったのですが、やはりこの場所のパワーやエネルギーに魅かれて、今では「もう一度戻って来たい」とおっしゃっているそうです。その先生曰く「パワースポット&エネルギースポットとして有名な仙酔島より強いものを感じる」そうです。

私も「爽やかな晴れやかな気」をいつも感じます。その力こそが花月70年を越える歴史の証であり、猫ちゃんたちが好んで住みつく理由でもあるのでしょう。私の「花月びいき」も「自然の力に引き寄せられている」のかもしれませんね。


瀬戸内海 仙酔島~五色の岩に宿る島

新しい生活を楽しむ

2020-06-21 08:00:11 | 日記
日曜日の朝、梅雨の合い間の眩しい青空です。昨日2020年6月20日(土)「花月」に行ってきました。今年の桜花は大変長持ちした様子をお伺いしましたが、緑の木々も色濃く成長していました。今年は植物の成長にとって、良い年回りのようです。

「花月」は桜だけではなく紅葉の時期も素晴らしいので、半年後の秋も楽しみです。これからの新しい生活、どんな楽しみを見つければいいのでしょうね。須磨観光ハウスは三密とは程遠い自然の中にあり、その上料理が絶品です!休日にはゆったりと山や海を見ながら散歩、目にする自然を楽しみ、料理を堪能する‥‥‥猫ちゃんたちも元気です。恋の季節、青年たちの顔つきも変化し、須磨観光ハウスのお庭を離れ、旅に出ています。女の子たちは相変わらず、お庭で楽しそうにやっています。

「花月」のレストランは大変広く、ゆったりしており、お客さま同士は離れています。また丁寧な料理は熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、一品ずつサービスされます。

「新しい生活」を楽しむためのキーワードは「ゆとり」だと思います。「須磨観光ハウス花月」でぜひお会いしましょう!!






花月の箸置き

2020-05-17 17:29:39 | 日記
世の中には、小さいくて可愛いものが好きな人が結構いらっしゃいます。言ってしまえば、猫も小さくて可愛いものに入るといえば入るのでしょう。
また、人があまり興味がないものを見るのが好きな人もいます。例えば、マンホールの蓋の絵、狛犬の顔の違い等が挙げられるでしょう。

花月では、「箸置き」がそれに当たります。見る人がいる限り、手を抜かないのが「花月」の信条のようです。花月の箸置きも、食器と同じく、季節に応じて料理に応じて、吟味して選ばれています。箸置きは仲居さんセレクトだそうです。箸置きは、まず季節感、料理の雰囲気、そして、その会食の特性(お祝いなのか、家族や友人同士の会食なのか、フォーマルかカジュアルか等)などで選ばれます。

華やかな料理とそれを引き立てる食器の隅で、小さくひっそりと雰囲気を盛り上げる箸置き・・・しかし考えてみれば、最初から最後まで、お客様の眼前にあって、その日のお料理を全て美味しくいただけるよう、サポートをしているのも箸置きなのです。

人もこうありたいものですね!!

==============================
【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

花月と人(1)~藤田男爵

2020-05-17 12:45:49 | 日記
藤田男爵、気品ある響ですね。大阪では知らない人がいないほどの有名人です。実は神戸にもゆかりある男爵さまで、山陽電鉄設立や湊川の付替え事業など、神戸の生活に直結するようなインフラ整備をしてくださった方です。実業家でありながら風流人としての人生を送られた方です。

大阪で一番の人気者といえばもちろん太閤・豊臣秀吉です。なんせ『プリンセス・トヨトミ』なんて映画もできるぐらいですから、太閤さんは大阪人の永遠のヒーローでしょう。初代・藤田傳三郎男爵の別邸「太閤園」に太閤という言葉を使ってよし!大阪人から一言も出ないところをみても、藤田男爵がいかに大阪人に愛されているか分かりますね。男爵は茶人・数奇者として名品を収集していたことでも有名な方でした。

藤田男爵の子孫も男爵を踏襲し、風雅を好み、名品を収集した結果、太閤園に美術館があるほどです。

大阪造幣局桜の通り抜けの対岸、淀川に面し桜並木の背後に青々と芝生をいただく庭園とクラッシックな建物があります。藤田男爵邸跡公園に隣接したの貴志邸、ついこの間まで大阪市公館として使われ、今は結婚式場になっている瀟洒な建物です。
私はタイ王国大阪総領事館主催の行事で、夜の大阪市公館に行ったことがありますが、このあたりの洗練された落ち着いた雰囲気に魅せられました。桜の頃は一面の桜並木、桜風吹、川面に漂う桜花など、「須磨観光ハウス花月」と同じく、春の景観が見事なことは筆舌に尽くし難い場所で、「須磨観光ハウス花月」に通じるコンセプトを感じます。

そして、「藤田ガーデン」、今はマンションになっていますが、神戸の名所として残してほしい場所でした。男爵一族は「花月」のお料理が好きでよく来られたそうです。
そんな関係で、藤田ガーデンがあったころ、そこから「花月」へきた名品がけっこうあるそうです。マネちゃんはとても忙しいので、数ある名品の整理はできていないようですが、「花月」の食器やしつらえが素晴らしいのは、日本屈指の数奇者、風流人の審美眼にかない、舌を唸らせたお店だったからなのでしょう。

==============================
【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

「花月」70年を越える歴史~昭和22年(1947年)から令和2年(2020年)に渡る三代

2020-05-09 22:22:44 | 日記
戦争を経て、昭和22年にマネちゃんのお祖父さま・一代目は創業者として「須磨観光ハウス花月」の経営に漕ぎ出しました。終戦後わずか2年のことです。

今では当たり前に感じる官民一体型の経営事業ですが、当時ではかなり珍しい気がします。須磨観光ハウスという神戸市の建物を借りるかたちで、マネちゃん一族は70年以上、事業を展開しながら歴史的文化財を保護し、見守ってきました。その過程に以前紹介した創業者の架橋などの土木工事もあって、一族は地域のインフラ整備にも貢献しているんです。

お話によるとマネちゃんは子供の頃、近くの沢で魚を飼い、海まで降りて釣りをする行動範囲のかなり広いワイルドな子供だったようで、「じゃ、今の花月猫ちゃんたちと生活範囲や行動範囲がけっこう重なるな」と思ったことがあります。現代っ子ではとても真似できない生活や遊びをしていたマネちゃんのエネルギッシュな明るさは、その頃からのものなんでしょう。

昔の花月レストランにはバルコニーがあり、「月光仮面」や「月形半平太」もかな?撮影に訪れることもしばしばだったとか・・・古き良き時代ですね。

近くに「南洋植物園」や「藤田ガーデン」など、言葉の響きだけでも美しい名所があり、須磨浦はかなり情緒ある場所だったようです。ステキ・・・。


==============================
【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura