踏み出せば、その一足が道となる。

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ　行けばわかるさ。

一休禅師和尚のお言葉だそうです。
アントニオ猪木さんの、引退試合に朗読されたことで、一気に有名になったものですので、皆さんもすでにご存知かと・・・

今日から藤井寺の小山墓地前で、お墓参りの出張販売。
予想を上回り、まずまずの滑り出し。
諦めずに、期待せずに、売りに行ってよかった～。
店に戻ってから、明日配達の竹のアレンジ（写真参照）の用意やら、活けこみの用意やらで、こちょこちょしている最中。
お客さんがひとり、またひとりと、メインストリートから外れた店に、わざわざ足を運んでくれる。
大昔、競合店や、スーパーなんかがなかった時代に比べると、数は恐ろしいほどに減ったんやけど、そのときとは比べ物にならないくらいに、ひとつひとつのお金が重い。
どん底に・・・ほんまにどん底かどうかは測定不可能やけど、自分なりに、店なりに、底を知ってからのお金は、ほんまに重たくありがたい。
それを知る事だけでも、ええ経験をさせてもらったと思える。

先日、違うチームに移籍が決まった、ママさんバレーの元キャプテンが、お花を買いに来店。
「先日（忘年会＆送別会）頂いた花が、すごく綺麗やったから」と、わざわざ来てくれた。
それだけでもうれしいのに、新キャプテンに持って行きたいからと、アレンジの注文まで・・・
「お正月をイメージして、赤と白でまとめてください」とのご注文。
和風＋洋風＝花師スタイルで、心を込めて、トークを絡めてアレンジさせてもらいました。（残念ながら写真はなし）
一緒に練習させてもらったのは、わずかな期間やったけど、また楽しいバレーをするきっかけを作ってくれたことに感謝。
ここでも一期一会です。
キャプテンありがとう・・・いや！前キャプテン。
今度は敵同士！負けへんで～。
あっ！そそっかしい元キャプテン。渡した名刺・・・落として行ったよ。

写真の竹の器のアレンジは、以前書いた「行き詰ったら、空を見ろ」http://blog.goo.ne.jp/hanashi19/e/7823871f8a74313ddb88b6f748319fbdの竹で作ったもの。
そこにお正月用のお花を入れて、正月商品としてアレンジ。
これは毎年毎年作ってて、すでに１０年以上も作り続けてる商品で、まぁこの時期の定番商品ですが・・・ここ数年、売上は減ってきてるのは否めないんやけど、この竹アレンジを楽しみにしてくれてる、お客さんがいるんで、絶対に止められへん商品です。
この竹も、お客さんのお姉さんに、無理を言って切らせて頂いたもので、ここでもまた、一期一会を感じてなりません。

商売って・・・自分ひとりで成り立ってるもんやなく、お客さんあっての商い。
こんな単純で簡単な事が、なんでわからんかってんやろって・・・今更ながら恥ずかしい限りです。
暇な日が続けいて、腐ってた時間を振り返ると、「あの時なんで、踏み出されへんかってんやろ？」って・・・
それはすべて、今この瞬間にわかるように仕向けられた「修行」の一環やったんかな？
色んなことって、過ぎ去ってから知る事の方が多く、「転ばぬ先の杖」やと、実感する事も、転んでからの方が深く知る事になるんやね。

人の暖かさに触れたこの１年。
その１年がもうあと少しで、過ぎて行こうとしています。
踏み出した一足が、信じられないような奇蹟を産み落とした。

振り返ればそこに道がある。
その道こそが、これまでの人生の礎をなることは・・・間違いない。



ブログランキングエントリー中！こちらをクリックお願いします。

ブログランキングranQ

週刊ブログランキング

人気blogランキングへ