花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

平成18年のはじまり

2006-01-05 18:08:25 | Weblog
あけましておめでとうございます。
「花師のここだけの話し」
本日1月5日よりスタートいたします。

通常のお花屋さんにとって、今日はまだまだお休みの所も多いかと思います。
我ショップも、例外ではないんですが・・・観葉植物レンタルhttp://www.hana-shi.com/green/index.htmlの交換があったので、新年のあいさつに出かけてきました。
交換先のお店は、花師の昔からの同級生で、昨年から観葉植物のレンタルをしてくれてまして、自分で書くのも恥ずかしいんやけど、ここ「花師のここだけの」を毎日愛読してくれてる、堺の外れで、外車の部品専門店のオーナー。
毎日毎日読んでくれてるから、あらためて書くのはちょっと抵抗があるんやけども、帰り際に素敵な言葉をくれたんで、新年1回目の「ここだけの」は、その言葉を元にお届けします。

彼も同じ年ということで、顔を見合わせれば会話は「仕事」の話しに、自然となっていきます。
彼はこの会社のオーナー。
良くも悪くも、すべては己の体ひとつで背負っている。
去年までは、お互いの立場は微妙に違っていたが、今年からは同じ立場になってくる。

40年続いた我ショップに、大きな動きが・・・
おやじとの世代交代。
今年から・・・正しくは明日から、花師が責任者としてスタートするのです。
おやじから受け継ぐことのプレッシャーや、正直やっていけるのかという不安で、昨日の夜から気分が悪く、気持ちもぜんぜん乗ってこない。
今までほんまに・・・甘かった自分にただただ後悔するだけ。
でも・・・堺の端まで交換に行って、その気持ちが不思議なくらいになくなった。

「なぁ68年69年会って作ろうや」
多分こんな言葉やったと思う。
『6869会かいな?ええよ!って、またすること増えるがな。』
気心知れた同級生の、極々当たり前な会話。
「そんなん好きやろ?やって~な」
こんなことにはいつもポジティブな自分として、いつものように軽くポジティブに受け止めた。

ここからは回想・・・
『またかいな~・・・でもおれしかいてへんわな。』
『6869会?689会?名前は後からでもええか・・・』
回想の段階ですでに脳の中でGOサイン。

少なからずとも、何かを求められてる。
誰もそんなことを求めていなくても、自分自身の中でそれが大きく広がっていく。
いつでもそう。
自分のことよりも、家族の事よりも、店のことよりも・・・頼まれたら断らない。
お人よしもここまでくれば馬鹿の極地。
でも不思議な事実もある。
振り返る3年間に、そんな事実は一切なかった。
去年の夏くらいから、徐々に安請け合いが増えてきた。
これは自分自身に余裕や、ゆとり、そして元気が出てきた証拠やないかって・・・

平成維新会の稲盛和夫氏が、京セラを立ち上げた時に、どこのメーカーも手を挙げた商品をかき集め、お金にならないことに全力を尽くし、お客さんや困った人を受け止めた。
大きな敵に立ち向かい、一石を投じて作った第二電電や、関西テレメッセージに、関西セルラー(後のau)、短い期間ではあったけど、花屋をする前に務めていた会社で、稲盛イズムを受け、その思想に共感した20代中盤。

有名な精神家の先生に受けたカウンセリングの中の言葉で、「誠意を持って接していても、それをいいように利用する人間がいるんです。だから誠意が届かない人間もいることを認識してください。」と言われても、愚かなぼくは、それでも誠意を持ってすれば、誰にでも伝わると信じた。
そして・・・どんな仕打ちでも、どんな言葉でも、どんな態度でも、「すべて受け止める」と誓った30代中盤。

「6869会作ろうや」の一言・・・
彼はなぜかすごく評価してくれてる。
こちらが申し訳ないほどに・・・あちこちで評価してくれてる。
それに応える為やないけど、こんなにもボロボロになりながらでも、(全部自分で蒔いた種やけど)応援してくれる人がいる。
自惚れと囁かれてもいい。
自信過剰と罵られてもいい。
今年は胸を張って、背負い込みたい。

背負い込むとは、自惚れと辞書の最後に記されている。
自惚れや、勘違いがなければ、物事を進めていく事はできなということだろう。

「たったひとつの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる!」

新造人間キャシャーンの台詞である。
誰に何を言われようと、自分の進めべき道を進む。
ダンテ・アルギエールもこう言っている。
「お前の道を進め。人には勝手なことを言わせておけ」と・・・

何気ない一言が、気持ちを湧き立ててくれた。
そんな言葉を投げかけてくれた彼に、心から感謝したい。
そして、68年69年生まれの同級生達を一緒に、笑って今年は酒を飲みたい。

40代を前にして、どうやら決意は固まりました。

決意表明で始まった「花師のここだけの話し」ですが、本年もどうかヨロシクお願いいたします。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう阪口っちゃん (T)
2006-01-06 09:35:04
ブログみて、びっくりしました。まさか、冗談ともとれる頼みを、真剣に考えてくれて。私が何故新年早々あんなことをいったのか、それは、貴殿のブログで、以前に野茂選手のことをかいてて、それが、心に残ってたからです。私も一緒にでっかい花を咲かせたいと思ったのです。とりあえず、前回私が、参加できなかった会合があったよね?そんな小さな会から、少しずつ広げていきませんか?今年もブログ楽しみにしてます。

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おめでとうございます。 (花師)
2006-01-06 16:36:37
>かさぶらんかさん

新年明けましておめでとうございます。



『他是不有吾 (典座教訓) 他は是れ吾にあらず』

素敵な言葉を頂戴致しましたが、残念ながら知りませんでした。ごめんなさい。



いよいよなのか、どうなのか、正直不安でいっぱいです。

いい年になるかならないかは、全て自分自身にかかっていることですから・・・

ぜひ来てくださいね。お待ちしております。



>Tさん

野茂選手の・・・あったあった。

あれを読んでのことやったんか・・・

一緒にでっかい花って・・・足引っ張るだけやと思うけど、出来る限りの事は、全力でするんで、また力貸してください。

とにかく1月中には「6869会(仮)」を発足致します。(きっぱり)





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